藤吉が意識を取りもどす / わろてんか 第88話

2018年1月17日(水)第16週「笑いの新時代」

あらすじ

脳卒中で倒れてから三日目。昏睡状態にあった藤吉が意識を取り戻しました。藤吉につきっきりで看病を続けていたてんは、早速、北村笑店の面々にそのことを報告。藤吉の意識の回復を聞かされた風太とトキは安堵に胸をなでおろします。

そんな中、ラジオ局の社員が北村笑店にやってきました。団吾のラジオ番組出演を頼みに来たのです。しかし風太はラジオ局からの頼みを一蹴しました。ところが、ラジオ局側も諦めようとはせず、団吾を直接、口説きにかかってきます。

高額の出演料を提示され、団吾がラジオ番組への出演に関心を示すその一方で、風太も団吾のラジオ番組出演の阻止に動き出しました。北村笑店に対して多額の借金を抱えている団吾の家財道具の一切を、風太は差し押さえたのです。

一方、意識を取り戻した藤吉の左半身には麻痺が残ってしまいました。仕事への復帰を望むものの体が自由に動かせないことに焦りを募らせる藤吉に対して、見舞いにやってきた伊能が告げました。必ず歩け。てんを悲しませるなと。

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予習レビュー

脳卒中に倒れた藤吉くんが意識を取り戻し、史実と同じ展開=早逝という最悪の事態は免れることができました。

しかし、昏睡状態から回復はしたものの藤吉くんの体には麻痺が残る・・・。

ところで史実では「藤吉くん」が早逝することで、「てんちゃん」が「北村笑店」の経営の中心となりました。

「北村笑店」の中心人物となった「てんちゃん」はその絶頂期で、ついに当時の大阪のシンボル・通天閣まで手中に収める・・・というのが史実の展開です。

一方、ドラマの中では藤吉くんが回復することで、てんちゃんが北村笑店の経営者になる機会が遠のいてしまう。

てんちゃんはいつから北村笑店の主役に?と、この先の展開を案じるコメントを当ブログにちょうだいしていました。

その点、僕も気になっていました。

藤吉くんは無事でしたが、体の自由がきかなくなってしまう。

そんな藤吉くんに代わって、てんちゃんが北村笑店のすべてを取り仕切ることを余儀なくされてしまう。

これからそんな展開になるのかなとも思います。

感想

風太くんの手際の良さは寺ギンのオッチャンゆずり?

「アホなことを言いな!お引き取りください」

団吾師匠をラジオ番組に出演させほしい。ラジオ局からの依頼をきっぱりとはねつける風太くんの姿にしびれました。

本年の放送がはじまってから丸くなってきた藤吉くんだったら、ここまでは言わなかったかも。紳士的に遠回りの表現でラジオ局の依頼をしりぞけていたかと。

しかし、ラジオ局からやって来たオッチャンを風太くんは追い返したものの、ラジオ局のオッチャンもなかなかしぶとい。

団吾師匠を直接口説き落としに来ました。

ところが、ラジオ局のオッチャンが団吾師匠を口説いた場所が悪かった。よりによって万丈目夫妻のお店とは(笑)

ところで、ラジオ局のオッチャンと団吾師匠の密談を盗み聞きするキーちゃんとアサリ。

この二人は偶然この場に居合わせたのか。それとも風太くんの指示によって団吾師匠を尾行していたのか。

キーちゃんとアサリがあの場所に居合わせた理由が気になります。

お友達の店なので普段から入り浸っているところに、偶然に団吾師匠が来店。そんなところでしょうか。

それはさておき、団吾師匠がラジオ番組に出演することをどうしても阻止したい風太くん。団吾師匠が口説き落とされたのを知らされて動き出しました。

そして、団吾師匠からの予想される反応に対して先手を打つ風太くんの手際の良さが見事!

団吾師匠はきっと自分の説得には応じないだろう。説得に応じなかった場合、借金返済を迫ったらどうなるか。団吾師匠なら間違いなく開き直る。

ならば・・・

風太くんの手際の良さはおみごと!

寺ギンのオッチャンのもとで働いていた頃、風太くんはこんな場面には幾たびも遭遇していたものと思われます。

そして寺ギンのオッチャンなら今回のような荒っぽいやり方を辞さない人です。

風太くんの今回の手際の良い行動。寺ギンのオッチャン仕込みかなと思いました。

藤吉くんと伊能さまの会話

最後にちょっとだけネタバレがあります。ちょっとだけですが、今後の展開に関するとっても重要なことがらについて触れていますのでご注意ください。

藤吉くんと伊能さま、病室での二人の男の濃密すぎる場面。前回の最後に描かれた北村家でのてんちゃんと伊能さまの二人きりの場面と対をなしているかのようでした。

前回、てんちゃんの肩に手をかけそうになってギリギリのところで手を引っ込める伊能さまの微妙な仕草に、ちょっとばかりドキドキさせられました。

てんちゃんの結婚前は特に、伊能さまはてんちゃんを守るポジションに立っていましたが、伊能さまの前回のあの場面での仕草はそのポジションを思い出させるものでした。

そして今回。

伊能さまの「おてんさんを悲しませるな」という一言が、かつての伊能さまのポジションを再確定するような言葉に聞こえてきたのは気のせいでしょうか。

そして、ここからがネタバレです。

今回も藤吉くんは弱気になっていましたが、次週にはさらに弱気な発言をします。一度は体調も回復し退院するものの、病気が再発するからです。

再発した上に病状が悪化しますます弱気になる藤吉が、てんちゃんの将来を伊能さまに託すような場面が次週のどこかで用意されています。

今回の最後に描かれた藤吉くんと伊能さまの濃密な場面。これはもしかすると次週、または次週以降の展開へのとても重要なフラグなのかもしれません。

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コメント

  1. ひるたま より:

    続きです。
    今日の、ベッドから起き上がって歩こうとするものの麻痺が残って思うように動けない藤吉くんの姿を見ながら感じた事。
    入院していて病院のベッドで朝ドラを御覧になっている方達も少なくないと思われます。実際問題私も、一昨年夏に緊急手術を受けて1週間ほど入院生活を送りました。その時数年ぶりに朝ドラを見、以来退院してからも視聴しています。
    今週月曜日からの放送分は、病院のベッドで見るにはかなり重い内容且つ、人によってはリアリティを感じてしまわれた方も少なくなかったのでは…?

    なお余談ですが…私が入院中に見た『とと姉ちゃん』の主題歌=宇多田ヒカルさんの『花束を君に』を最初に聴いた時、「良い曲なのだけれど、何だか物悲しい&重たいような…?」と直感。退院後にいろいろ調べ、宇多田さんのお母様=藤圭子さんを送る‘鎮魂の’歌だと知った時には「なるほど」納得出来ました。
    『花束を君に』今でも印象深く残っています。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      『花束を君に』は鎮魂の歌だったんですか!?僕もこの曲、大好きでした。

  2. ひるたま より:

    今日は風太くんのやり方を見ながら既視感が…「風太よ、これって…やってる事が寺ギンのおっちゃんと同じだっぺよ!」私もTVの前で突っ込んじゃいました1人でしたが…朝蔵さんの感想を拝読して腑に落ちました。まぁ、団吾師匠は誰の手にも負えなさそうですが。(^^;)

    「僕も、冒険したいんねん」
    隼也くんのセリフを聞きながら既視感が…前々作『べっぴんさん』の龍一くんを思い出してしまいました。龍ちゃんは大学を中退して冒険旅行の旅に出て行きましたね。
    ところで、今週分で隼也くんがいきなり成長…あら?ついに成田凌さんに代わったのかな?と思ったら…違っていました(^^;)。演じているのは大八木凱斗さん…これまた『べっぴんさん』で高良健吾さんが演じた潔くんの少年時代を演じた俳優さん(もはや子役ではない?)でいらっしゃるのですね。
    (子役といえば…これまた『べっぴんさん』でリトルすみれちゃん&藍ちゃん(すみれの孫娘)の二役を演じた渡邉このみさんが今年の大河ドラマ『西郷どん』に出演中、そして加えて現在テレビ朝日系で放送中の『越路吹雪物語』にも出演されていて…正にご活躍中でいらっしゃいますね)

    些か話が逸れましたが、成田凌さんの出演が1/29からとの事…つまり第18週から登場という事で…「藤吉くん」=松坂桃李さんと入れ違いになる可能性が大いにある(おそらく十中八九そうなる)のかな?と感じました。同一場面での共演は……些か残念ですが。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      寺ギンのオッチャン仕込みの風太くんの劇薬も、団吾師匠にはまったく通じませんでしたね(笑)

  3. 病室で隼也君とてんちゃんの会話でリンドバーグが出てきました。確かに、この当時世界中の脚光を浴びた冒険家だった様ですが、この先の隼也君の何かのフラグなんでしょうか?藤吉さんが目覚める直前の重要な場面でわざわざ尺取ってたので、とても気になりました!

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      いつからの登場になるのかわかりませんが、隼也くんはこの先で啄子さんのもとに身を寄せてアメリカ遊学をすることになるそうです。また啄子さんが来週には再登場するはずなので、その先々の展開のフラグかなと思います。

  4. たいとうみほ より:

    寺ギン氏の場合借金返済を拘束の手段とした為に
    最後には芸人さんの心が離れ離反されてしまった。
    風太も落とし所をうまくつけないと
    団吾師匠が北村笑店から逃げてしまうのでは…と
    余計な心配もしてしまいます。
    今回の場合は寺ギン氏と違い
    相手が団吾師匠1人なのでまだいいのですが
    大看板を失ったのではラジオの影響どころではないのかも?

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      図太い団吾師匠だったらこれくらいのことをしても大丈夫だろうくらいの読みがあったのかも知れませんね。