リリコが北村笑店に移籍 / わろてんか 第100話

2018年1月31日(水)第18週「女興行師てん」

あらすじ

女流芸人を女性たちだけで発掘し売り出そう。そう決意を固めたてんが目をつけたのは伊能の会社で女優を続けていたリリコでした。てんは伊能の会社に繰り返し足を運び、リリコの北村笑店への移籍を願い出ました。

しかし、リリコ本人が北村笑店への移籍に前向きなその一方で、リリコの移籍に難色を示していた伊能もようやくてんの頼みを聞き入れました。そして伊能はてんを激励しました。男社会の万歳に女興行師として風穴を開けよと。

移籍が決まったリリコのために、てんは女流万歳作家の募集を開始。小説家をめざしている女性たちが集まる中、思いがけない人物が応募してきました。新聞記者の楓です。リリコをスター漫才師にするための万歳作家として、てんは楓を採用します。

楓の採用に合わせて北村笑店は多くの作家を採用し文芸部を創設。同じ頃キースとアサリ、そして若手芸人たちは、万歳大会の王座を狙って懸命になっていました。そんな中、漫才師としてデビューする準備を進めるリリコは、四郎という名の人物と遭遇するのでした。

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予習レビュー

キーちゃんとアサリの実在モデルと言われる「横山エンタツ・花菱アチャコ」と同時期に活躍し、夫婦漫才で一斉を風靡した「ミスワカナ・玉松一郎」。

この「ミスワカナ・玉松一郎」をモチーフとした漫才コンビが間もなく誕生します。

ミスワカナをモチーフにしたキャラクターはリリコちゃん。今回のドラマの中で描かれるリリコちゃんを女流芸人として売り出すプロジェクトがそのはじまりです。

そして、ミスワカナとコンビを組むことになる玉松一郎。活動写真の楽士(伴奏者)から転身したこの人物も今週中には登場します。

玉松一郎をモチーフにしたキャラクターは新登場です。

その名は四郎。一郎でなく四郎だそうです。

この四郎さんを演じるのは松尾諭さん。そうです。『ひよっこ』で、奥茨城村を走る路線バスの車掌さん・次郎さんを演じたあの方です。

『ひよっこ』の次郎さんが『わろてんか』では名前に濁点が取れて四郎さんに。

また『ひよっこ』の次郎さんは、バスのワンマン化という時代の流れの中でバスの車掌さんという職業を失いました。

同様に『わろてんか』の四郎さんも、活動写真のトーキー化という時代の流れの中で楽士という職業を失ったという設定。これって『ひよっこ』へのオマージュでしょうか?

さて、リリコちゃんと四郎さんはこれから紆余曲折を経て漫才コンビを結成します。そのコンビの名前はすでに発表されています。

リリコちゃんと四郎さんのコンビの呼び名は【ミスリリコ・アンドシロー】です。

感想

『わろてんか』はじめって以来と言っても差し支えないレベルの情報量の多さと疾走感でいっぱいのストーリー。とっても朝ドラらしい会でした。

リリコちゃんの移籍決まる

伊能商会の専務が「またかい」とため息をつく。てんちゃんがどれほどしつこく足を運びリリコちゃんの移籍を懇願し続けたが、専務氏の表情によくあらわれていました。

てんちゃん、よくねばりましたね。一方で、ねばりにねばられても簡単にはてんちゃんの頼みに耳を貸そうとしなかったと思われる伊能さま。

てんちゃんと伊能さまの間で繰り返されたハードな交渉劇も見てみたかったです。

てんちゃんと伊能さまがハードな交渉をする横で、控えめにしながらも時おり口を出すリリコちゃんの一言ひとことがいちいち心に刺さりました。

「芸人に戻ると考えたら心が震える」

いよいよリリコちゃんが本当の自分の居場所に戻ってきます。『わろてんか』の第2週で娘義太夫として高座に上がるリリコちゃんが大好きでした。嬉しく過ぎます。

「笑いが好き」と語るリリコちゃんに対して伊能さまは「失敗したら笑い者だ」と挑発。その挑発に対してリリコちゃんが反撃する。

「わろてもろてなんぼの世界。笑われて本望や」

リリコちゃんの覚悟が朝からすがすがしい。娘義太夫の頃からリリコちゃんファンだった者として、リリコちゃんの天職の新しいスタートにワクワクが止まりません。

追伸:てんちゃんの願いを断り続けたらしい伊能さまが、てんちゃんの願いを受け入れるやてんちゃんの行動を絶賛した上で、力強い激励の言葉まで贈りました。

「頼もしいな。女興行師としてしっかり道を歩き始めている。これからドンドン攻めてゆくんだ。僕も応援する」

今回も伊能さまが男前です。

そして伊能さまの激励を受けたてんちゃんが、伊能さまからの電話を切った直後のリアクションがあまりにも可愛い。

「ドンドン攻めてゆく、へえ!」

今日は一日中、このてんちゃんのあまりにも可愛い過ぎるリアクションが頭の中で繰り返されそうです(笑)

キーちゃん、アサリ、万丈目はん

人気の絶頂の中でも決して慢心せず、若手に追い抜かれる危機感すら持っているキーちゃんの芸人根性に感激しました。

「あのギラギラした目、俺たちの王座を奪い取ろうとする目」

アサリが「憧れの眼差し」と受け取った同じ目をキーちゃんはまったく異なる受け取り方をしていました。

さすが、最新のショービジネスの見聞のためにアメリカに渡るほどの人物です。キーちゃんが只者ではないと思い知らされる場面でした。

そして若手芸人たちの「ギラギラした目」に危機感を覚え「日本一だということを思いしらしたろ!」と決起する。

キーちゃんにハートをわしづかみにされた瞬間でした。

一方の万丈目はんは文芸部長。仲間たちの中でたった一人売れずに悩みに悩んでいた頃の万丈目はんとは別人のよう。重鎮としての風格も備わりはじめてきました。

かつては残念だったキャラたちが輝く姿って何度見てもいいですね。

追伸:岩さんはどうしたのでしょうか。たった一人、ブレイクしないままでいる岩さんが心配です。

藤吉くんが亡くなった直後の岩さんの流した涙をしっかりと回収してほしいものです。

まさかの四郎さん

前作朝ドラ『ひよっこ』で、自分の職業を心から愛していたバスの車掌さん、あの次郎さんが『わろてんか』で四郎さんになって戻ってきました!

『ひよっこ』の次郎さんが好きで好きで、『わろてんか』の四郎さんが登場する日を心待ちにしていた僕には、まさかの四郎さんの初登場は嬉しい誤算でした。

さて、次郎さんあらため四郎さん。シャイでいかにも人の良さそうな男性のようです。こういう男性キャラ、大好物なので楽しみがまた一つ増えました。

最後にちょっとだけネタバレです。

今回のリリコちゃんと四郎さんの、街角激突場面。これは運命の出会いの瞬間です。とてもとても大切な場面です。

今日のこの瞬間、しっかりと記憶に刻みつけておきたいと思います。

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コメント

  1. こひた より:

    祝100回!

    ジローさーん、いや、シローさーん おかえりなさい!
    私も朝蔵さん同様これからの展開すごく楽しみで仕方ありません。
    なんかワクワクしてきますね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      ジローさんとシローさん。カタカナで書くと『ひよっこ』へのオマージュ感がすごいですね。名前だけでなく、別のところでも『ひよっこ』ネタを入れて欲しいなと期待しています。

  2. さぁ~ より:

    ご無沙汰いたしております。
    【ひよっこ】のときに少しだけコメントさせていただいておりました。

    【わろてんか】も毎日観ております。

    感想の中にあった岩さんの件ですが、29日放送にて藤吉君の遺影に手を合わせた後、
    「これからは孫と一緒に・・・」とのセリフがありましたので、私は引退するのだと思っていました。

    【わろてんか】NHKオンライン⇒公式SNS・インスタグラムの中に、
    キース&アサリの【しゃべくり漫才】シーン後に撮影されたと思われる集合写真があります。
    その最前列中央に岩さんが小さな花束を持って写っています。

    出演者の方々のクランクアップでは必ず花束を持って記念撮影をしているようなので、
    岩さんは引退されたものと推測いたします。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      「孫と一緒に」発言をすっかり忘れていました。その発言から四年。もうご隠居さまですね。

  3. もんばび より:

    岩さん、仏前で「これからは孫たちとのんびり過ごす」と引退を表明したと思いますよ。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      そう言えば、そんなことを言ってましたね。ありがとうございます。

  4. おてんちゃんの髪型とメイク、着物の柄が年齢を重ねた感じが出てて昨日からなかなかええなーって思ってました!そして、心なしか表情も時折、キリッと厳しい表情を見せたりして女興行師の風格 が出てきましたね!

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      てんちゃんのこれまでの仕事を高く評価する伊能さまの言葉が、てんちゃんの自信をさらに深めてくれそうですね。