息が合わぬリリコと四郎 / わろてんか 第104話

2018年2月5日(月)第19週「最高のコンビ」

あらすじ

寄席の経営に対して強い意欲を見せる隼也は、北村笑店で働かせてほしいと懇願。てんと風太は「丁稚奉公」のように下積みの仕事から始めることを条件に隼也の頼みを聞き入れ、早速、厳しい下働きの日々がはじまりました。

一方、「ミスリリコ・アンド・シロー」の漫才の出来栄えを、北村笑店の面々は高く評価したものの、翌日の新聞は新コンビを酷評。二人の漫才をもっと面白くするアイディアが、てんにとっての大きな課題でした。

ところが風太は「ミスリリコ・アンド・シロー」の漫才をやめるべきだと主張。伊能もてんに言いました。やり遂げる覚悟がなければ風太の言うとおりにすべきだと。覚悟を問われたてんは奮起し、リリコと四郎を再び高座にあげようと決意。

てんの決意を聞かされた四郎は、次の高座ではセリフを言えるように稽古を積むと宣言し、リリコを喜ばせます。「ミスリリコ・アンド・シロー」を再び高座に上げることを風太も認め、新コンビを売り出す気持ちをてんは固めるのでした。

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予習レビュー

今週のサブタイトルにある「最高のコンビ」とは、言うまでもなくリリコちゃんと四郎さんの新コンビのことです。

ただし「最高の」という形容詞がついている二人の芸は今のところ最低です。

最低のコンビという残念な現実と最高のコンビという理想。この現実と理想の間にある大きすぎるギャップが埋められてゆく過程が今週のお題のようです。

今回のドラマの中で描かれる最低のコンビが、誰の目にも最高のコンビに見える日が来るのはいつ頃なのか。確かなことはわかりません。

ただし、サブタイトルにある「コンビ」には二つの意味が含まれていると僕は考えています。

一つは芸人としての「コンビ」。

キーちゃんとアサリのような、芸人として最高のコンビになるという意味。

もう一つの「コンビ」は、男性と女性としてのコンビです。ひらたく言えば恋バナです。

後者の意味としての「最高のコンビ」。今週はまだそこまで描かれないようですが、先々の展開の中で、そんなコンビのゴールも用意されているようです。

天涯孤独だったリリコちゃん、ようやく人生のパートナーと巡り会えるのでしょうか。

一方、丁稚修行みたいな下働きを隼也くんが開始。

アメリカで、日本よりずっと進んでいるショービジネスを見聞してきた隼也くんに果たされたのは、ひと昔もふた昔も前の働き方でした。

このギャップも、先々で大きな摩擦を生じることになるようです。

というわけで、これから展開する物語のフラグが満載の今回。注意深く観察すると、後々の回収場面がより楽しくなりそうです。

感想

てんちゃんのいい表情

藤吉くんの仏壇に手を合わせ、思い出の鈴を鳴らしては後ろを振り返る、鳴らしては後ろを振り返る。

このてんちゃんの仕草。もう一度、藤吉くんの幻に会いたかったのでしょうか。

藤吉くんの姿がもう一度あらわれてくれることを期待するてんちゃんの表情がかわいらしくもあり、切なくもある。

仏壇の場面のてんちゃんの表情。名演だったと思います。

最近、これまでにも増して、てんちゃんがいい表情を見せてくれますね。

よお言うた!

リリコちゃんと四郎さん。妙に息が合ってきましたね。

前週の土曜日の最後。初めて高座に上がった緊張から、セリフを噛みつづけた四郎さん。

リリコちゃんの巧みなフォローにより笑いはとれたものの、リリコちゃんはそのことをずっと怒っているのではないかと、それだけが心配な週末でした。

週明け早々、四郎さんに対して以前にもましてリリコちゃんが厳しくあたるのではないか。それが心配だったのです。

しかし、リリコちゃんはやっぱり大きい!

四郎さんの失敗への腹立たしい気持ちをちょっとだけは見せたものの、そんな気持ちを見せたのは本当にごくわずかだけ。

それどころか、セリフをかまないように稽古をすると宣言した四郎さんをリリコちゃんは激励しました。

「よお言うた!」って。

前週のリリコちゃん。口では毒舌をはきまくってましたが、やっぱり四郎さんのことを一目置いていたんだなと実感する瞬間でした。

一方で、稽古をする宣言した四郎さんの心意気も実に気持ちいい。

リリコちゃんが自分の失敗をフォローしてくれたことを四郎さんは心から感謝していたのでしょう。

だから、四郎さんとしてはリリコちゃんにこれ以上恩を仇で返すようなマネはできない、と考えた。

そして、自分を助けてくれたリリコちゃんへの何よりの恩返しは自分の「しゃべくり」がもっと上手になることだ、とも考えたのでしょう。

四郎さんのリリコちゃんへの感謝の気持ち。リリコちゃんの才能に払われた敬意。

豊かな才能のある者どうしの、心と心のふれあいがとっても素敵な、リリコちゃんと四郎さんの二人の場面でした。

以上、前週からリリコちゃんと四郎さんの二人にもう夢中です。

ボンのご乱心

今朝、次週の予習レビューを書いたのですが、次週のお題は今回の風太くんが口にした言葉を借りるなら「アホボン」がテーマです。

「アホボン」とは隼也くん。そして次週のサブタイトルは「ボンのご乱心」です。

北村笑店の仕事に意欲を見せるボンが今回から本格的に仕事を手伝いはじめました。お茶汲みや電灯の掃除など、下働きばかりではありますが。

でも、今回のところはボンはそれらの仕事をおとなしく受け入れていました。

風太くんに散々怒鳴られて「アメリカは禁止や!」とまで言われながらも、文句一つ言わずに黙々と下働きをこなしていました。

ボン、若いのに偉い!

しかし、ボンの忍耐はいつまで持ちこたえるのでしょうか。

このボンの忍耐が限界に達し、ついにブチ切れてしまう。それが次週のサブタイトル「ボンのご乱心」なのだそうです。

というわけで、今回のところは風太くんの怒鳴り声をぐっとこらえていたボンですが、忍耐がブチ切れるフラグがこれから立ち始めるものと思われます。

今週のボンの忍耐。しっかり観察していようと思います。

追伸:ボンがまだとっても小さかった頃のこと。亀井さんがボンのことを「招きボン」と呼んで可愛がってましたが、あの呼び名、愛情がたっぷり含まれていて大好きでした。

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