リリコと四郎を売り出す / わろてんか 第105話

2018年2月6日(火)第19週「最高のコンビ」

あらすじ

てんはリリコと四郎のコンビを売り出すために、様々な試みに挑んでいました。北村笑店に入った楓の提案により『月刊キタムラ』を創刊。新コンビの知名度を高めるために創刊号ではリリコと四郎を特集。

また、映画の業界での女優の売り出し方にヒントを得たブロマイド。女性客が喜びそうな見た目も華やかな弁当の販売などなど。てんは持ち前の才覚によって、それまで誰も思いつかなかったようなアイディアを次々と実行していきました。

しかし、その一方でてんは思いつめていました。ミスリリコ・アンド・シローの漫才が、一向に面白くならないのです。思いつめていたのは四郎も同じでした。四郎は、どれほど稽古を積んでも自分の芸が上達しないことに焦りを募らせていました。

そんな中、ミスリリコ・アンド・シローのことをてんは伊能に相談しました。稽古を積むほどコンビの面白さが失われてゆくと打ち明けるてんに、伊能は助言します。コンビが面白かった時の理由を突き止めるのも社長の仕事の一つだと。

<<前回104話 | 次回106話>>

Sponsored Link

予習レビュー

その昔、自分の夢を叶えるために北村屋を去って行った楓ちゃんが、かつての許嫁が創業した北村笑店に戻ってくる展開になるとは・・・

てんちゃんと楓ちゃんが北村屋のごりょんさんの座をめぐって競い合っていたあの頃には想像もできませんでした。

しかし、納得できる展開と言えないこともありません。北村屋を去る理由となった楓ちゃんが叶えたかった夢のことを考えると。

楓ちゃんが叶えたかった夢とは歌人になることでした。

そして、歌人=文筆家になるための第一歩として楓ちゃんは新聞記者になりました。

新聞記者から文筆家へ。あるあるのキャリアアップですが、新聞記者から歌人へというキャリアアップにちょっとばかり違和感を感じていました。

しかし、北村笑店に入ることで、楓ちゃんは新聞記者よりもさらにクリエイティブな能力が求められそうな月刊紙を刊行。

着実に歌人に近づいているような気がします。

しかも北村笑店の社員になることでドラマの中での出番も増え、歌人に一歩一歩近く様子がこれから丁寧に描かれるのかなと期待しています。

・・・すみません、楓ちゃんのことばかりになって。ブログ主のお気に入りキャラなのでついつい熱が入ってしまいました。

ところで楓ちゃんの提案により刊行される運びとなった『月刊キタムラ』。

てんちゃんの実家・藤岡家から広告を取り、その広告収入で雑誌の印刷費をまかなうとか。てんちゃん、啄子さんに仕込まれてすっかり始末屋のごりょんさんになりました。

感想

ミスリリコ・アンド・シロー「最高のコンビ」への道

自信を失いかけている四郎さんを応援するリリコちゃんの姿に泣かされました。

四郎さんの芸が上手か下手かということよりも、四郎さんが一所懸命に芸の稽古に励むその姿勢を高く評価しているリリコちゃんが素晴らしい。

はじめての高座のときにはリリコちゃんの持ち前のキッツい性格が、焦る四郎さんをますます焦らせる結果につながっていました。

しかし、今回のリリコちゃんはただひたすらに優しい。

自分の芸が上達しなかった時を考えると怖いと打ち明ける四郎さんに対して、「(自分も)怖いわ。だから相方のあんたも怖いんやったらちょうどええ」とフォロー。

四郎さんと同じ立場に立つことで四郎さんのプレッシャーをやわらげる。

二人して稽古する中、どうしてもセリフを噛んでしまう四郎さんを一切責め立てるようなことはせず「かまへん、かまへん」と言って、気持ちを楽にさせる。

そしてリリコちゃんの口から出た究極の一言。

「二人して死ぬ気で頑張るだけや」

このリリコちゃんの言葉に、四郎さんは心をわしづかみにされたに違いありません。

四郎さんのことを自分は決して見捨てるつもりはない。そう言っているに等しい言葉ですからね。リリコちゃん「男前」すぎます。

さて、リリコちゃんは、毒舌家の見た目とは違って心根は優しい女性に違いないとは思っていましたが、ここまで優しい女性だとは・・・

ちょっとネタバレになりますが、この先で四郎さんはリリコちゃんに恋心をいだくという展開が準備されています。

四郎さんがそんな気持ちになる理由が深く理解できるリリコちゃんと四郎さんの二人の場面でした。

ミスリリコ・アンド・シローが、今週のサブタイトルでもある「最高のコンビ」になる瞬間が待ち遠しくてなりません。

追伸:リリコちゃんと四郎さんが稽古に励む姿を見守るキーちゃんとアサリの表情もまた素敵でした。

新コンビにライバル心をむき出しにするキーちゃんとアサリですが、ライバルが努力する姿に敬意を払うかのような顔を見せるこの二人。

売れない下積みの時期が長かったキーちゃんとアサリです。目の前にいるリリコちゃんと四郎さんの気持ちがよくわかるのでしょう。

さすが下積みを経て一流になった芸人さんだけのことはあります。

隼也くんがちょっと気の毒かも

芸人さんたちの顔を名前と、そして食べ物・飲み物の好みをすべて把握しておけと厳命されてしまった隼也くん。

母親も若い頃に同じことをしたのだから、それくらい出来て当然見たいなことを言われる隼也くんがちょっとばかり気の毒になってきました。

たしかに若い頃のてんちゃんは気配りの達人でした。

しかし、てんちゃんの若い頃の風鳥亭には今ほど大勢の芸人さんはいませんでした。

しかも場末の端席の高座にあがる芸人さんといえば、それほど売れていない人ばかり。キーちゃんとアサリもその頃は残念な芸人さんの中の一人。

万丈目はんが「先生」と呼ばれるようになることなど、夢に思えませんでした。

そんな駆け出しの芸人さんばかりを相手にしていたてんちゃんと、扱いが難しそうな師匠ばかりをいきなり相手にすることになった隼也くんでは状況が違います。

隼也くん、今週中にはキレてしまうのでしょうか。次週のサブタイトル「ボンのご乱心」に刻一刻と近づいてきました。

<<前回104話 | 次回106話>>

Sponsored Link
Sponsored Link

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする