本物のマーチン・ショウ / わろてんか 第116話

2018年2月19日(月)第21週「ちっちゃな恋のものがたり」

あらすじ

昭和10年(1935年)春。『マーチン・ショウ』をアメリカから呼び寄せ、日本公演を行なってみないか。ある日、伊能はてんに提案しました。伊能は『マーチン・ショウ』を日本で公演しても十分に採算が取れると読んでいたのです。

そして、伊能は隼也の先見の明を高く評価していました。しかし、隼也が詐欺師にだまされた直後のことだけに、てんは隼也にだけは『マーチン・ショウ』に関わらせないとかたく心に決めていました。

そんな中、下働きにはげむ隼也の耳にも伊能の動きが伝わってきました。伊能が、伊能商会と北村笑店の共同出資による『マーチン・ショウ』の日本公演を提案していることを、亀井がうっかりしゃべってしまったのです。

そんな中、つばきが隼也を訪問。二人は『マーチン・ショウ』の話題で盛り上がります。『マーチン・ショウ』に隼也は再び心を動かされるものの、てんは隼也に対しては下働きを真剣にこなすよう厳しく言い渡すのでした。

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予習レビュー

今週のサブタイトル「ちっちゃな恋のものがたり」にある「恋」とは、もちろん隼也くんの「恋」です。そして相手はつばきちゃん。

前週のドラマの中で描かれた『マーチン・ショウ』騒動。

そのエピソードを通じて『マーチン・ショウ』を日本に招きたいと焦る隼也くんと、代理人を詐欺師と知らず通訳をつとめていたつばきちゃん。

二人は急速に距離を縮めてゆきました。

『マーチン・ショウ』の詐欺騒動は前週のうちで回収されましたが、未回収だった隼也くんとつばきちゃんの関係が、今週、引き続き描かれるようです。

さて、ニセの『マーチン・ショウ』がきっかけで知り合った隼也くんとつばきちゃんが、二人の距離を決定的に縮めることになるのは本物の『マーチン・ショウ』です。

今回、北村笑店の役員会で、伊能さまが本物の『マーチン・ショウ』の日本公園を提案したことで、隼也くんとつばきちゃんの恋の物語の舞台が動きはじめました。

しかし・・・以下、ネタバレが含まれます。ご注意ください。

しかし、隼也くんとつばきちゃんの「ちっちゃな恋のものがたり」には、これからの展開の中で高い壁が立ちはだかることになるようです。

そして、その高い壁を強引にでも乗り越えようとする隼也くんが、若い頃の両親にも似た行動に出る見通しです。

若い頃の両親にも似た行動とは何か?

もちろん、てんちゃんと藤吉くんが駆け落ちに踏み切った行動のことです。

感想

隼也くんのご乱心再び?

第21週「ちっちゃな恋のものがたり」の主役は隼也くんとつばきちゃん。二人が揃う場面はあったものの、ちょっとだけ言葉を交わす程度。

いつもなら、その週のメインテーマの大きなフラグが月曜日に立ちますが、今回はめずらしくそれがなし。

「ちっちゃな恋のものがたり」の、もうひと組の主役であるリリコちゃんと四郎さんのお二人も今回のドラマの中での登場場面はまったくなし。

今週のお題は何曜日から始まるのかな?

・・・などと思ったその反面、隼也くんのことが気になりました。

前週の大失敗の直後には心からこりたような表情を見せてはいました。しかし、良い意味でも悪い意味でも隼也くんは若い。

前週のご乱心のなごりはまだまだ色濃く顔に出ています。

何らかの刺激をちょっとでも加えれば、すぐに爆発しそうな勢い。その刺激が加わってしまいました。

亀さん、やってしまいましたね(笑)

うっかり口をすべらせた亀さんのひとことで、再びご乱心の表情がみるみるうちに顔に戻ってくる隼也くん。

その直後、てんちゃんに厳しい態度によって、ご乱心はしずまったものの、今週の隼也くんはどこに行ってしまうのか。

前週同様、彼から目が離せません。

こういう暴走気味の男の子、面白くてなりません。

追伸:隼也くんのご乱心が再び爆発しかねないタイミングでのつばきちゃんの訪問。

この絶妙なタイミングでの隼也くんとつばきちゃんの再会。これがもしかすると「ちっちゃな恋のものがたり」のフラグだったのでしょうか。

「藤吉くんに負けたくない」

大失敗に終わってしまったとはいえ、早くから『マーチン・ショウ』に注目していた隼也くんの目の付け所を高く評価する伊能さま。

「藤吉くんなら隼也でかした!と飛びつくかもしれない」

と、藤吉くんの名前まで出して、隼也くんの将来性を激賞するのには驚かされました。伊能さまはそこまで隼也くんを高く買っているのかと。

その一方で伊能さまといえども人の子です。私心を完全に捨て去った聖人というわけでもありません。

「そんな藤吉くんに負けたくないのかもしれない」

隼也くんを高く評価するのは、藤吉くんに負けたいくないというライバル心がなかったわけではない。

そんな伊能さまの本音がポロリと口からこぼれたこのセリフ。

一歩間違えたら伊能さまの男前ぶりを損ねかねないセリフでしたが、男前ぶりを損ねないどころから、伊能さまの正直さを際立たせる結果になったかと思います。

そして、この藤吉くんを強く意識している伊能さまのセリフを聞いて思ったもう一つのこと。

それは伊能さまは藤吉くんに対して、どのような点で負けたくないと思っていたのかということです。

ジャンルは異なりながらも、ほぼほぼ同業者として負けたくなかったのか。

それとも、てんちゃんに尊敬される男として負けたくなかったのか。

さりげない一言ではありましたが、いろいろな解釈の余地がある深くて微妙なセリフだなと思いました。

アサリの芝居

アサリの隼也くんへの偉そうな態度は芝居だった!

いつになくデカい態度をとるアサリに、ものすごい違和感を感じずにはいられませんでしたが、あれは風太くんに頼まれた芝居だったんですね。

アサリはやっぱり気持ちの優しいいい男でした(安心)

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コメント

  1. こひた より:

    亀さんのさりげない優しさに一票!

    ガンバレ 若ボン!!

  2. clara* より:

    みんな隼也くんに優しいですね。
    ボンは周りの大人たちから、本当に愛されてるんだなーと感じました。
    これも藤吉くんの人徳なのかな?

    たった一人厳しいてんちゃんも、その背後には強い愛が。。。
    でも、今のてんちゃんは、ちょっと厳しさに捕らわれているようにも見えたのです。
    てんちゃんもまた、「啄子さんに負けたくない」
    そう考えているのかしら?(*^^*)

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      血のつながった親は自分一人。そんな気持ちがてんちゃんを必要以上に力ませているのかもしれませんね。

  3. ひるたま より:

    ドラマとは関係ない上に、些か唐突ですが…。
    現在開催中の冬季オリンピック平昌大会の関連番組を見ていた中で、現在ジャンプ解説を担当されている原田雅彦さんの若い頃の姿が映し出されていました。
    リレハンメル大会のラージヒル団体で「大失速」ジャンプを跳んでしまった時…うつむいて顔を覆った原田選手が、チームメイトに慰められてようやく顔を上げた時の笑顔が何とも印象的でした。(当時の状況を考慮すると無理に作った笑顔だったのかもしれません…)
    若き日の原田選手の姿を見ながらふと、「辛い時こそ笑うんや」という新一お兄さんのセリフを思い出した次第です。

    ドラマと関係ない内容で失礼致しました。

  4. ちーぼー より:

    亀さん、隼也くんを励まそうとわざと言ったのかと。
    亀さんは寄席を譲るだけの役なのかと思っていましたが、ずっと重要人物でした。彼が出てくると、とっても大阪らしい気分が出ますよね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      亀さんの発言。僕もはじめはわざとかな?と思いました。亀さん、本当にいい味出してます。大好きです。