隼也とつばきの恋に暗雲 / わろてんか 第119話

2018年2月22日(木)第21週「ちっちゃな恋のものがたり」

あらすじ

てんと伊能は、『マーチン・ショウ』日本公演を実現するのに必要となる莫大な資金を集めるため、方々に出資を求めました。しかし、前例のない試みへのリスクに尻込みし、出資の求めに応じる者はいません。

伊能は、自分の会社で資金を調達することを決意しました。その決意を聞かされたてんも、北村商店も出資することを決意。てんと伊能は、必要な資金を自分たちだけで調達することになりました。

一方、つばきへの恋心を抱きはじめていた隼也は、つばきと繰り返し会うようになっていました。そんな中、つばきは隼也に告げました。自分には許嫁がいること。そして、結納する日取りが決まってしまったことを。

つばきの父は中之島銀行の頭取でした。そして、父の決めた政略結婚を長女のつばきは受け入れざるを得ない立場に置かれていました。そんなつばきの意外な事実を、てんと隼也は聞かされるのでした。

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予習レビュー

『マーチン・ショウ』がきっかけとなって出会い、『マーチン・ショウ』の詐欺騒動などを経て急速に距離を縮めてきた隼也くんとつばきちゃん。

二人の恋が今週からいよいよ本格的に描かれはじめてきたところで、恋路の行く手には大きなハードルが立ちふさがっていました。

しかも二人の恋のハードルは『マーチン・ショウ』の日本公演という隼也くんの夢の企画という皮肉な展開となりそうです。

『マーチン・ショウ』がどうして恋のハードルになりそうなのか。その理由をこれから解説しますね。

以下は予想ですが、一部ネタバレが含まれますのでご注意ください。

今回、てんちゃんと伊能さまは『マーチン・ショウ』の日本公演を行うことを決断。

しかし、日本公演の実現には莫大な資金が必要となるため出資を募ることにしました。しかし、ギャンブルにも近い日本初の試みになど出資する人はいません。

そこで、てんちゃんと伊能さまは必要な資金のほぼ全額を半分づつ出すことにします。

半分とは言っても決して小さくない金額です。北村笑店が日頃から取引のある銀行に融資を受ける必要があるかもしれません。

ところが・・・

その「北村笑店が日頃から取引のある銀行」の頭取は、つばきちゃんのお父上でした。しかも、つばきちゃんには親が決めた許嫁がいる。

つばきちゃんとの恋をとれば『マーチン・ショウ』の実現は難しくなる。しかし『マーチン・ショウ』をとるなら、つばきちゃんとの恋はあきらめなければならない。

そして、隼也くんは厳しすぎる選択を迫られる。

そんな展開をブログ主は予想しています。

感想

リリコちゃんと四郎さん

リリコちゃんと四郎さんの気持ちの微妙なすれ違いの描写が絶妙です。

四郎さんからもらったスカーフをリリコちゃんが首に巻いていたのは、他でもない、その贈り物が嬉しくならなかったんでしょう。

四郎さん、きっと一所懸命にリリコちゃんに似合うスカーフを選んだに違いありません。

その四郎さんの気持ちをリリコちゃんがわからないわけがない。そして、自分にこのスカーフは似合っていると、嬉しく思っていたはずです。

ところが、リリコちゃんがスカーフを首に巻く姿が嬉しすぎた四郎さんが、思わずリリコちゃんに声をかけてしまった。

この時、四郎さんが黙って喜んでいれば、リリコちゃんも首がスースーするからスカーフを巻いたなどと照れ隠しの毒舌をはかったものと思われます。

さらに「飯食いに行こうか」というデートの誘いも、もう少し素直に受け入れていたような気がします。

しかし、リリコちゃんが照れ隠ししているタイミング。心をヨロイで固めている最悪のタイミングで四郎さんはデートに誘ってしまいました。

四郎さん、空気読めなさすぎ。

デートの誘いをボケと言われ、しかもそれを漫才のネタにまでされてしまった四郎さん、お気の毒でした。

しかし、こんなやりとりもいずれ懐かしい場面の一つになるのかもしれませんね。

つばきちゃんと隼也くん

今回、つばきちゃんが衝撃の告白をするまでの、これまでのつばきちゃんの描写を振り返ってみました。

つばきちゃんと隼也くんが出会ったのは、つばきちゃんが「マーチン・ショウの代理人」の通訳として隼也くんのもとを訪れたときのこと。

ほどなくして「マーチン・ショウの代理人」は詐欺師であることが発覚。

何も知らなかったつばきちゃんに責任はありませんが、結果として詐欺師の片棒を担ぐことになってしまったつばきちゃんは自責の念にかられて、再び隼也くんのもとに。

この時の再会が、つばきちゃんと隼也くんがその後に繰り返し会うきっかけになったと思います。

詐欺被害に遭った隼也くんは気の毒でしたが、詐欺被害に遭ったからこそのつばきちゃんとの出会い。

もし仮に「マーチン・ショウの代理人」が詐欺師ではなく本物であれば、その後、日本公演の準備が始まり、隼也くんはその仕事に没頭していたかもしれません。

だとすれば、つばきちゃんに想いを寄せているヒマなどなかったかもです。

というわけで、つばきちゃんとの恋が成就してさえいれば、詐欺被害に遭った体験にもわずかながら明るい側面が見えていたはず。

しかし、その恋も破れる寸前です。詐欺被害を経て手に入れた出会い。その出会いもまた、手の中から離れようとしている・・・

ところで、隼也くんが用意していたつばきちゃんへの贈り物。

あれはきっと、四郎さんから好きな女性に何を贈ったらいいのか相談されたときに、ひらめいたものに違いありません。

自分もつばきちゃんに贈り物をしようと。

その贈り物を、喫茶マンハッタンであとちょっとのところで手渡しそこね、お店を出た街角で今度こそと差し出したものの、またしても手渡しそこねる。

しかも、つばきちゃんはいまにも泣きそうな表情を浮かべている。そしてその表情を浮かべたまま、ひとこと「さようなら」。「またね」ではなく「さようなら」。

切なすぎるけれど、その切なさが美しい場面でした。

さて・・・、

その後、再び隼也くんの目の前に姿をあらわしたつばきちゃんが衝撃の告白。

中之島銀行の頭取の長女。親の決めた縁談は政略結婚。まるで隼也くんのお母ちゃんの若い頃に置かれた状況がそっくりです。

てんちゃんも長女です。藤吉くんと出会った頃、持ち上がっていた伊能さまとの結婚は、藤岡屋の窮地を救うための政略結婚でした。

そして、そんな状況に置かれたてんちゃんに恋をした若き日の藤吉くん。あの頃の姿に今の隼也くんの姿が重なります。

この点でも、隼也くん、藤吉くんによく似てきました。

朝ドラ再放送情報

毎朝、午前7時15分からBSプレミアムで行われている朝ドラの再放送。今、再放送中の『花子とアン』の次の作品が発表されました。

2018年4月2日(月)から再放送が始まるのは『マッサン』です。

なお、4月2日(月)から、NHK総合でも朝ドラが再放送されます。午後4時20分から午後4時50分までの30分間。

毎週月曜から金曜まで、1日に2回ずつ放送するのだそうです。

ちなみに、夕方に再放送される作品は『カーネーション』です。

▼『マッサン
・2018年4月2日(月)から
・午前7時15分から午前7時30分(月曜日から土曜日)
・NHK BSプレミアム

▼『カーネーション
・2018年4月2日(月)から
・午後4時20分から午後4時50分(月曜日から金曜日まで1日に2回ずつ放送)
・NHK総合

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コメント

  1. clara* より:

    恋の初めは、切なくもあるものです。
    でも、高い高いハードルを乗り越えて手に入れるからこそ幸福感も大きいし、より大切に出来るのだと思う。

    「恋の物語」から少し逸れるけれど、、、
    今日の楓さんの、マスコミの仕事に対する姿勢が凛々しかった。
    『信じる力が、成功を生むんやと思います!!』
    この言葉が、マーチン・ショーや、2カップルの恋の未来への暗示であれば良いですね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      そういえば楓ちゃんには春到来の気配が感じられませんね。
      職業婦人の道を貫きとおすのかな?