つばきと別れて半年経過 / わろてんか 第122話

2018年2月26日(月)第22週「夢を継ぐ者」

あらすじ

昭和10年(1935年)秋。隼也はつばきへの恋心を断ち北村笑店の仕事に励んでいました。子育てを終え職場復帰したトキの指導を受けながら、隼也は経理の仕事に夢中になって取り組んでいました。

その頃、風太は伊能とともに、東京で『マーチン・ショウ』日本公演を実現。連日、劇場は満員となる大盛況。そんな中、北村笑店は創立25周年を記念するパーティーを盛大に行うことになりました。

隼也は、日頃の下働きの働きぶりが認められ、パーティーの企画に携わることをてんからようやく認めてもらいます。そして、隼也の仕事を補佐するため万丈目が隼也のお目付役として指名されました。

一方、四郎とリリコの交際は順調すぎるほど順調に進み、漫才師としての人気もますます集まっていました。そんな中、新世紀芸能の社員を名乗る男がリリコと四郎に近づき、北村笑店からの移籍を持ちかけるのでした。

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予習レビュー

隼也がつばきちゃんとの切なすぎる別れを経験してから半年が経過した頃から、第22週「夢を継ぐ者」はスタートです。

つばきちゃんへの恋心を断ち切る直前には、仕事の上で大失敗をしでかした隼也くんでしたが、心から反省して黙々と下働きを続け、その姿がてんちゃんに認められるまでに。

ご乱心と失恋を経て、大人になったのでしょうか。

そんな中で、北村笑店の創立25周年のパーティーの企画が浮上。

日々下働きに精を出す隼也くんの働きぶりを見ていた北村笑店の面々に推され、パーティーの準備という華やかな仕事を手伝うチャンスがようやく隼也くんのもとへ。

隼也くん、良かったね。

さて隼也くんの恋は、はかなくも破れてしまいましたが、リリコちゃんと四郎さんの恋は実りました。

ミスリリコ・アンド・シローの大ファンであるブログ主としては、この二人の熱愛ぶりの描写が楽しみでなりません。

そして、天涯孤独で若い頃はいつもどこかくらい表情を浮かべていたリリコちゃんの幸せいっぱいの顔を見るのも楽しみです。

しかし、そんな二人に近寄ってくる見慣れぬ怪しい男の影・・・

以下、ネタバレが含まれます。

ミスリリコ・アンド・シローに近寄ってくるのはスカウトマンです。引き抜きです。

史実でも実際にあった売れっ子芸人の引き抜き合戦。リアルでは刃傷沙汰にまで発展する熾烈な戦いが繰り広げられたそうですが、ドラマの中ではどこまで再現されるのでしょうか。

感想

隼也くん週の始まり

つばきちゃんとの涙のお別れから半年あまり。

つばきちゃんのことを吹っ切れたようにも見える隼也くん。

いまの気持ちの半分は吹っ切れているけれど、残りの半分は吹っ切れようと必死になって、仕事に没頭しているのかな?

そんな、やや不安定な心をてんちゃんは察しているみたいです。さすが母親です。

しかし、朝ドラの一週間のエピソードの前置きとなるのが月曜日です。週の後半には月曜日に描かれた状況とは正反対の方向に向かっているのが定番のストーリー展開です。

つばきちゃんの婚約を報じる新聞の記事。その新聞の記事を食い入るように見つめる隼也くんの表情。

この場面、週の後半は月曜日とは正反対の状況におちいる定番の展開へのフラグでしょう。間違いありません。

さて、経理の帳簿をつけながら寄席の売れ行きを想像するなど、仕事の面白さに目覚めはじめている隼也くん。

下働きもこなせるようになったと風太くんからも認められ、創立25周年のお祝いを機にお披露目しようとまで言われるようになった隼也くん。

いよいよ北村笑店の後継ぎとして、隼也くんは本格的に期待されはじめてきました。

今週のサブタイトル「夢を継ぐ者」は、今回のドラマの中で描かれた隼也くんの様子をあらわしたものなのでしょうか。

以下、ちょっとだけネタバレです。

明るい未来がかなりはっきりと見えてきた隼也くんですが、この明るさは間もなく一転し出口の見えないトンネルに入ってしまうはず。

「夢を継ぐ者」は幻に終わるかもしれません。

今週一週間の、明から暗に急展開するハードなストーリーテリングを暗示するような、みごとな月曜日回でした。

幸せを噛みしめるリリコちゃん

「幸せってこういうことなんやな」

いつも、どこか暗い目をしていたリリコちゃんの、これほどまでに幸せいっぱいの表情をドラマの中で見ることができる日が来るとは夢に思いませんでした。

終始おだやかな笑みをたたえ、かつての毒気をふくんだちょっときつい口調も完全に消え去ってしまいました。

歴史にもドラマの展開にも「もしも」はありませんが、それを承知で「もしも」の状況を想像をしてみました。

その「もしも」の状況とは、若き日のリリコちゃんの願いがかなって、リリコちゃんが藤吉くんと一緒になれた場合の「もしも」です。

もしもリリコちゃんが藤吉くんと結婚していたとしたら。

風鳥亭を創業して間もない頃、妻をかえりみず寄席の拡大に奔走する藤吉くんに対して、リリコちゃんは大きな不満を抱えることになったかと思います。

天涯孤独の身の上で育ったリリコちゃんは、全身を愛情で包まれるような状態になるのがあこがれのはずです。

もしもリリコちゃんが藤吉くんと結婚していたら、結婚当初は願いがかなって幸せいっぱいだったかと思います。

しかし、その幸福が幻滅に変わるのにはそれほどの時間はかからなかったかもしれません。

そして、順風満帆の風鳥亭の仕事に藤吉くんが没頭すればするほど、リリコちゃんの孤独は深くなる。

幸せなのは結婚したての頃だけ。その後は泥沼が続いていたことも予想されます。

その点、四郎さんは何年経ってもリリコちゃんに全身全霊で愛情を注いでくれそうです。

リリコちゃんの天涯孤独だった半生を、四郎さんならきっと取り返してくれるでしょう。リリコちゃん、いい人とめぐり会うことができました。

いつまでもこの熱々の姿が続きますように。

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コメント

  1. 夕顔 より:

    栞さんが風太くんに発した言葉、『隼也くんをウチにくれないか?』
    私は良いお話だと思うな(#^.^#)

    栞さんのモデルが小林一三翁なら、確か実子が夢を継いでいたと思う。
    でも、栞さんには子供がいないし、伊能商会にも本当に栞さんの理念を継いでくれる人物も居なさそうだ。

    北村笑店には飛鳥ちゃんもいる。

    いや、その前に、、、
    今日の朝蔵さんのブログを読んでいると、隼也くんが近い将来、楽園から追放されてしまう予感が
    してきた(|| ゜Д゜)

  2. きゅうぽん より:

    リリコと四郎の仲が笑える位の仲になっていましたね。アサリがやきもきしているのがまたおかしい(笑)
    しかし、予習のところで、2人の決断は嬉しいものですが、戦争の時代へと入っていくことになっていくので、その辺大丈夫か、今から戦後の安否が知りたいです。

    個人的には、風太が亀さんを選ばなかった時に、内場さんお得意の「え〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ」を
    入れてほしかったです。ないんかい!って突っ込みたかったですが、風太と栞のかけあい、あれば完全アドリブだったようで、素の一生さんが見れました♪

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      戦後の、胸を引き裂かれるような悲劇・・・というのだけは回避されそうです。

  3. リリコと四郎のイチャイチャする場面、微笑ましくもあり、リリコがほんまに幸せそうなのが、救われましたm(__)m末長くお幸せにm(__)m