リリコと四郎が結婚する / わろてんか 第126話

2018年3月2日(金)第22週「夢を継ぐ者」

あらすじ

リリコは、四郎とともに日本を離れ上海に行くことになりました。そして迎えたミスリリコ・アンド・シローの最後の高座の日。リリコと四郎は、寄席に詰めかけた観客たちに向かって、二人は結婚すること。そして結婚を機に引退することを報告しました。

その数日後、リリコと四郎が二人揃って旅立つ日。てんは、二人がいつでも戻って来れるようにと、リリコと四郎の籍を北村笑店に置いたままにし、上海に行っても二人は北村笑店の社員だと告げました。

同じ頃、隼也はつばきに出した手紙のことを深く悔やんでいました。つばきのばあやに請われて、自分は間もなく結婚すると嘘の手紙を書き、つばきに自分のことを忘れさせようとしたことを隼也は悔やんでいたのです。

そんな中、つばきが隼也のもとを訪ねてきました。つばきは家出をする前に隼也に別れを告げるつもりでいたのです。てんと風太は、隼也がつばきと会うこと許さず、つばきの父を北村家に呼びました。しかしつばきは、家に戻ることを拒むのでした。

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予習レビュー

上海の楽団に入る誘いに乗れば、音楽家になる夢をかなえられるチャンスをあきらめる決断を下し、リリコちゃんと芸を続ける道を選んだ四郎さん。

その四郎さんに、夢をあきらめないで欲しい、上海に渡って夢をかなえてほしいと言って、四郎さんとの別れを覚悟したリリコちゃん。

我が身を犠牲にしてでもお互いのことを思いあった二人は、揃って引退し結婚。そして、一緒に上海に渡るという道を選びました。

大好きなリリコちゃんと四郎さんの二人の姿を、ドラマの中で見れなくなってしまうのは寂しいかぎりです。

けれども、二人が幸せにゴールインできたことはこの上ない喜びでもあります。

さて、これからドラマは困難な時代を迎えます。大陸に渡ったリリコちゃんと四郎さんも、様々な試練に遭うことが予想されます。

二人の仲の良い姿を、もう一度、ドラマの中で観ることができますように。リリコちゃんと四郎さんに、ドラマの中で再会できることを願うばかりです。

以下、今回以降のネタバレが含まれます。

リリコちゃんと四郎さんのカップルに続いて、もうひと組のカップルも間もなく北村笑店を去って行きます。

おそらく、そのカップルはドラマの中ではこれからも描かれ続けるものと思われますが、北村笑店を去ってゆくことは確定です。

藤吉くんとの結婚を望んだてんちゃんが、両親との涙の別れを経て藤岡屋を去って行ったように、隼也くんもまたつばきちゃんと歩む人生を選んで、北村笑店を去って行きます。

寂しくなりますね。

感想

リリコちゃんと四郎さんの恋の物語が終わり、これまで少しづつくすぶり続けていた隼也くんとつばきちゃんの恋の物語が、かなり強烈に始まりました。

リリコちゃんと四郎さん

リリコちゃんと四郎さん、結婚おめでとう!

ところで、先日このブログに頂戴したコメントではじめて知ったことがあります。

茶柱というのは高級茶には立たない。お茶の葉のもっとも良いところを選りすぐっている高級茶には茶葉の茎は混入しないので、茶柱は立たない。

つまり、茶柱が立つのは庶民向けの廉価なお茶の証。そんな茶柱は、ささやかなことに喜びを見出す庶民の暮らしの幸せのシンボルなのだそうです。

さて、リリコちゃんはその幸せを知らずにこの年まできました。

今、何歳なのか定かではありませんが、四郎さんに恋をし始めた頃のこと。てんちゃんからオナゴは幾つになってもオナゴみたいなことを言われてました。

そんなことを言われてしまう年齢になっていることだけは確かです。

つまり、その年齢までささやかな幸せの味を知らなかったわけです。それをようやく手に入れることが出来ました。

今回、最後の高座でリリコちゃんは四郎さんとの結婚をお客さんに報告しました。

泣いてしまった言葉にならない四郎さんの分まで、うれし涙をこらえながらリリコちゃんは四郎さんとの結婚を発表しました。

きっと、今回の最後の高座の場面は、リリコちゃんの人生の中で幸せの絶頂期の一コマだったに違いありません。

そんなことを考えながら、ミスリリコ・アンド・シローの北村笑店の高座での最後の姿を脳裏に焼き付けておきました。

・・・

今回までのリリコちゃんと四郎さんの恋の物語。素敵なおはなしでした。

追伸:ちょっとだけネタバレです。リリコちゃんと四郎さんはドラマからの完全引退ではありません。まだ登場場面がたくさん用意されています。

リリコちゃんと四郎さんファンの方、ご安心ください。

そして、隼也くんとつばきちゃん

てんちゃんがまだ京都にいる頃のこと。

藤吉くんと会っていたことが儀兵衛お父はんの逆鱗にふれ、蔵に閉じ込められたてんちゃんは笑いを忘れ、食事もとらなくなってしまいました。

あの時とそっくりな場面、ふたたび。

失意の中、食事にも手をつけないつばきちゃん。京都の実家にいた頃の、娘時代のてんちゃんにそっくりです。

そして好きになった女性をここまで思い詰めさせてしまうところ。隼也くん、こんなところもお父ちゃんの藤吉くんにそっくりです。

そして、藤吉くんと一緒に人生を歩む道を選んだかつてのてんちゃんが、実家を飛び出したように、つばきちゃんもまた実家を飛び出してきました。

好きになった女性を、実家から家出させてしまうところまで、隼也くんは藤吉くんにそっくりです。

仕事に前のめり過ぎて詐欺に遭ったり、好きになった女性と波乱の恋を体験したり。

藤吉くんは亡くなってしまいましたが、隼也くんが藤吉くんにあまりにもそっくりなことが、北村笑店の未来への安心感を与えてくれます。

しかし、北村笑店の跡継ぎとして申し分ない資質を見せはじめた隼也くんは、おそらく次回あたりで・・・

これ以上はやめておきます。

さて、明日は土曜日。藤吉くんの幽霊は再びてんちゃんの目の前にあらわれるでしょうか。

追伸

「静かに見守る愛」

伊能さまがさりげなく口にした意味ありげなこの言葉。伊能さまの静かに見守る対象はやっぱりてんちゃんなのでしょうか。

そして、そんな愛もいいもんだと伊能さまが言い切ったことで、伊能さまとてんちゃんの関係は、最終回まで「静かに見守る」で確定ですね。

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コメント

  1. 夕顔 より:

    「静かに見守る愛」
    栞さんのこの一言で、てんちゃんへの愛がここまで昇華されていたのだと受け止めた。

    親の反対を押し切って、自分達の思いを貫いた藤吉くんとてんちゃん。
    全てを捨てて、四郎さんの夢を支える道を選んだリリコちゃん。

    どの愛が一番しあわせなのだろうと考えてみた。
    考えている内に、それぞれに共通点があることに気付いた。
    それは、他からの強制ではなく、自分の頭でしっかり考えて、最終的には自分の気持ちに正直に生きていること。

    しあわせは外の形ではなく、自分自身の気持ちがどれだけ満たされているかなんだ・・。
    そんなに当たり前の事を再認識させられた。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      つばきちゃんのとった行動も「共通点」を共有して、最後には幸せをつかんでほしいですね。

  2. たいとうみほ より:

    つばきさんの髪の長さなら十分に
    文金高島田が結えるでしょうから
    それを切るというのは結婚忌避の強烈な意思表示になりますね。
    言葉を使わずとも、自分の親にも相手方にも伝わりますから。
    もちろんこの時代とてカツラはあるでしょうから
    親同士が腹を括れば式の強行はできますが。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      つばきちゃんが髪を切ろうとしたのは、やっぱり親の決めた縁談への意思表示でしたか。確信を持てずにいたのでスッキリしました。ありがとうございます。