隼也がてんと再会はたす / わろてんか 第143話

2018年3月22日(木)第25週「さらば北村笑店」

あらすじ

てんに勘当されたまま、つばきと長男の藤一郎とともに川崎で暮らしていた隼也に召集令状がきました。出征前に、てんと隼也をもう一度だけ会わせてあげたい。そう考えた風太は、隼也を連れ戻すために川崎まで足を運びます。

川崎で隼也と再会した風太は、隼也に実家に帰ることをすすめました。てんと藤吉に挨拶をしてから入隊しろと。同じ頃、てんは隼也の出征に不安を募らせていました。そのてんの前に藤吉の幻が姿をあらわし、隼也は大丈夫だとてんを安心させました。

数日後、隼也は数年ぶりに大阪に帰ってきました。玄関で頭を下げて詫びる隼也を、てんは家の中に招き入れました。ようやく再会することができたてんと隼也は、出征を祝う夕食を親子で囲みます。

その夕食の席で隼也は、てんに懇願しました。自分が出征している間、つばきと藤一郎を北村家で預かってほしい。面倒を見てやって欲しいと。隼也の頼みを聞き入れたてんは、初めて会う孫の顔を見る瞬間を心待ちにするのでした。

<<前回142話 | 次回144話>>

Sponsored Link

予習レビュー

てんちゃんと隼也くんがついに再会します。

いつだったか藤吉くんの幽霊が言ったような、笑いながらの再会、にはなりませんでした。しかし、母と子の間には確執はありません。

かつての別れ方が別れ方だっただけに、再会できた二人は気まずさが簡単には解消できません。しかし、裏を返せば、母と子の間には気まずさくらいしかないわけです。

だから、てんちゃんと隼也くんの仲直りは時間の問題です・・・

時間の問題ですが、この親子にはその時間がわずかしかありません。隼也くんは間もなく出征してしまうわけですから。

なんとも切なすぎる再会です。

そんな中、せめてもの救いなのは、てんちゃんがようやく孫の藤一郎くんと会えることです。

今回のうちにつばきちゃんと藤一郎くんが大阪までやってこれるのかどうか、今のところ不明です。

しかし、てんちゃんが隼也くんの頼みを聞いて、つばきちゃんと藤一郎くんの二人を北村家で預かることになることだけは確かです。

さて、『わろてんか』も残り8回。

この8回のうちに、てんちゃんは再び隼也くんと会うことができるのか。てんちゃんと隼也くん一家が顔を揃えることができるのか。

クライマックスが刻一刻と近づいています。

感想

【祝】てんちゃんと隼也くんの再会

てんちゃんと隼也くんが二人きりで再会できたことで、隼也くんはお母ちゃんに頭を下げて非を詫び、てんちゃんも人目を気にせず息子を家に招き入れることができました。

もし、あの瞬間につばきちゃんと藤一郎くんがいたら、隼也くんに詫びる気持ちがあったとしても頭を下げにくかったに違いありません。

また、つばきちゃんと藤一郎くんが一緒だったら、隼也くん一家見たさに北村笑店の面々が駆けつけ、てんちゃんは頑なな態度を崩せなかったかもしれません。

てんちゃんと隼也くんの再会。二人だけでよかった。

隼也くんだけ一足先に大阪に帰らせたのは、やっぱり風太くんのはからいなのでしょうか。だとしたら風太くん、さすがです。

現実的に考えたら、入隊まで一刻の猶予もない隼也くんを一日も早くてんちゃんと再会させるために一足早く帰した。

そして、川崎を発つ準備に時間のかかるはずのつばきちゃんは、川崎の家を引き払ってからの出発なので少しだけ時間がかかった。

そんなところでしょうか。

隼也くんが一足先に北村家に戻ってきた理由はどうあれ、てんちゃんと隼也くんが再会を果たし、仲直りできたことが何よりも嬉しい。

しかし、隼也くんはこれから出征します。

そして、これはちょっとネタバレになりますが一週間後の木曜日の放送回。『わろてんか』最終回まで残りわずか2回のタイミングで隼也くんは戻ってきていません。

隼也くんが無事に戻ってこれるかどうか。ここが最終回までの物語の中でもっとも気になるポイントになりそうですね。

ところで、川崎で隼也くんと再会した風太くんが言いました。

隼也くんは英語ができる。だから前線に送られることはないだろうと。この風太くんの言葉を信じたいものです。

追記1:英語などができたらむしろ非国民扱いされて前線の中でもとりわけ過酷な戦地に送られるのではないかと懸念される方もいるかもしれません。

英語を敵性外国語とされたのは、独善におちいっていた庶民が勝ってに言っていただけのようです。

実際、戦時中の汽車の中で英語を熱心に勉強していた軍人さんが、乗り合わせた乗客から非国民とののしられ殴打されることなどもあったそうです。

戦時中のことはすべて国や軍が悪いというのが、映画やドラマの中での描かれ方ですが、一般庶民の多くもかなり暴走していたようです。

追記2:川崎の家までやって来た風太くんに、隼也くんがあるお願いをしました。

あのお願いはなんだったのでしょうか。つばきちゃんと藤一郎くんの面倒を北村家でみてもらえるよう、念のために風太くんにも頼んだのかな?

万が一、てんちゃんに拒絶された場合、風太くんに説得してもらおうと。

それとも、自分だけ一足先に帰って、母親と二人きりになってしっかりと詫びたい。そうお願いしたのでしょうか。

隼也くんの風太くんへのお願いが気になります。(それとも肝心なセリフを僕が聞き落としていたのかな?)

素直に喜びを顔に出せないてんちゃんの本心

隼也くんの帰還を本当は喜びたい。喜びたいけれどまだ素直に喜べない。

そんなてんちゃんに代わって、隼也くんの帰還を心から喜ぶトキちゃん、キーちゃん、アサリ、そしてリリコちゃん。

この四人の喜ぶさまが、てんちゃんの今の気持ちをよ〜くあらわしていました。

間違いなくてんちゃんは、この四人よりももっと喜んでいるはずです。少なく見積もってこの四人と同レベルに嬉しいはずです。

そんなてんちゃんの心の中の喜びを、トキちゃん、キーちゃん、アサリ、そしてリリコちゃんの四人の姿が見せてくれました。

素直に喜びを顔に出せないてんちゃんの本心を、この四人の姿を通して表現するなんて、なかなか粋な演出だなと思ったことでした。

<<前回142話 | 次回144話>>

Sponsored Link
Sponsored Link

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. よるは去った より:

    てん「半鐘がジャンジャン・・・・・・・お前のは火事場や焼かんほうがええ・・・・・・。」 「ん廻し」の元々のサゲは最後の男がま「的遊び」で「矢」が当たる度に太鼓が「ドン」となる光景を再現してあまりにも太鼓を「ドンドンドン・・・・・。」連打するので「そんなにやったら焼く間があれへんがな。」「ほな焼かず(矢数)で喰う。」だったそうです。「火事場」のサゲは月の井団吾師のモデルの初代・桂春團治師の考案だそうです。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      ということは、てんちゃんと藤吉くんのあの場面は、二人が団吾師匠の思い出を振り返る場面という意味合いもあったのかもですね。

  2. 夕顔 より:

    ヒロインの魅力が、終盤に入ってから朧気ながらも見えて来たんだけど、、、
    今日はその正体がハッキリ分かった。
    おてん様は、実は『幸運の女神さん』だったんですね!!

    『幸運の女神さん』=『男性を成長させてくれる女神様』だと思う。

    てんちゃんを独占することが出来ないにも関わらず、ずっとそばで見守っていた栞さんと風太くん。
    あの二人も『幸運の女神さん』に、ただニカッと微笑んで欲しかっただけなんじゃないかしら?

    でも、幸運の女神さんのお仕事は、ニカッと微笑むだけではないのです。
    時には、一切妥協を許さない厳しい姿勢を貫くこともある。
    甘やかして堕落させてはいけないからだ。

    遠い昔、家出から帰って来た藤吉くんを、満面の笑みで迎えた啄子さん♪ヽ(´▽`)/
    てんちゃんは啄子さんの厳しさを越えましたね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      たしかに息子の迎え方の点で、てんちゃんは軽々と啄子さん超えですね!

  3. たいとうみほ より:

    風太やつばきさん達、どうして一緒に帰ってこなかったんだろうと
    私も疑問に思いました。
    こちらのblogの見解を読んでなるほどと納得です。
    風太はきっと、おてん様とボンと、親子2人きりの語らい時間を
    持たせてあげたかったのでしょうね。
    更に想像をたくましくするなら。
    実はつばきさんのご家族が遠方に疎開したとの隼也のセリフが
    ん?と気になりました。
    隼也以上につばきさんは親御さんの怒りを買っただろうに
    一応実家からその手の連絡は来てたのか…?
    ああそうか、ばあやさんがいたじゃないか、と思い当りました。
    あのばあやさんもまた風太と同じように
    いろいろつばきさんに情報を届け物心両面の面倒見てるのかも。
    もしかしたらつばきさんも懐かしい人たちとお別れができるよう
    風太なら配慮するかもしれない。
    あるいは隼也が風太に頼んだかもしれないのですね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      風太くんみたいな思いやりキャラが一人いるだけで想像が広がりますね。

  4. 太郎次郎 より:

    お願いとはつばきさんと藤一郎君のめんどうをみてほしいということです。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      ありがとうございます。このところ、視聴に集中する時間が取れないので見落としばかりです。