鈴愛が耳の異変を訴える / 半分、青い。 第9話

2018年4月11日(水)第2週「聞きたい!」

あらすじ

鈴愛は晴との口論の末に、ついに家を飛び出してしまいました。勢いよく家を飛び出しはしたものの、行くあてもなくさまよい歩いた末に鈴愛がたどり着いたのは、律の家でした。鈴愛から事情を聞かされた和子は、すぐに晴に連絡。

ほどなくして、晴は律の家にいる鈴愛を迎えにきました。そこで晴は、律より思いがけない話を聞かされました。鈴愛がブッチャーにゴミ箱を投げつけたのは、自分の名前をからかわれのが理由だったこと。

そして、ブッチャーにゴミ箱を投げつけた理由を、鈴愛が晴に隠し通したのは、晴を傷つけないための鈴愛なりの気遣いだったことを。鈴愛の本当の気持ちをはじめて知った晴は心を打たれ、鈴愛と晴は仲直りできました。

そして、翌朝。鈴愛が、耳鳴りがすると言い出しました。早速、鈴愛は岡田医院に連れて行かれるものの、鈴愛が耳を痛がる原因を貴美香は特定することができませんでした。貴美香は、名古屋の大学病院を紹介。鈴愛はそこで精密検査を受けることになるのでした。

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予習レビュー

自分の名前をかわかわれて激怒した鈴愛ちゃんが、ブッチャーにゴミ箱を投げつけるという過激な手段に出た一部始終を律くんは目撃していました。

そして、ゴミ箱が誤って自分の方に飛んでくるというアクシデントに見舞われながらも、そのアクシデントに動じることなく、鈴愛ちゃんの本心を大事に思い続けていた律くん。

その優しさが泣かせてくれます。

わざとぶつけられたのではないにせよ、こんな場面では、自分に痛い思いをさせた当人を責めたくなるのが人情というものです。

しかし、律くんはそうはしなかった。

しなかったばかりか、鈴愛ちゃんが一連の騒動を晴さんには内緒にしていたその本心まで察しているとは。

暴走する鈴愛ちゃん。そんな鈴愛ちゃんを冷静に支える律くん。数年後か十数年後の将来の二人の姿を暗示しているかのようです。

しかし、そんな二人の姿が描かれるまでは、二人の間はすれ違いが続く模様。

そのすれ違いの日々。想像するだけで切なくなります。さすが、恋愛ドラマの神様の作品だけのことはあります。こんな切ない状況をつくってしまうなんて。

さて、律くんの絶妙なフォローによって、鈴愛ちゃんと晴さんの絆はより深くなりました。

しかし、その直後に二人に悲劇の渦中に・・・

余談ですが、ブッチャーといえばドラマの中で描かれていた時代に活躍していた悪役プロレスラーの名前です。

折りたたみ椅子やらを、たびたび頭に投げつけられる流血キャラとして有名でした。

そんなプロレスラーであるブッチャーというニックネームがつけられた、ドラマの中のブッチャー少年に鈴愛ちゃんがゴミ箱を投げつけるの図。

往年の流血プロレスラーへのオマージュでしょうか。

感想

「口裂け女」

「口裂け女」

またまた懐かしいアイテムが登場しました。

当時を知らない方のためにWikipediaの情報をもとに、当時、僕が体験した「口裂け女」騒動を思い出しながら、この懐かしいアイテムについてまとめてみます。

Wikipediaによれば「口裂け女」とは次の通りです。以下、引用です。

口裂け女(くちさけおんな)は、1979年の春から夏にかけて日本で流布され、社会問題にまで発展した都市伝説。

口元を完全に隠すほどのマスクをした若い女性が、学校帰りの子供に 「私、綺麗?」と訊ねてくる。「きれい」と答えると、「……これでも……?」と言いながらマスクを外す。するとその口は耳元まで大きく裂けていた、というもの。

当時、僕も数多くの目撃情報をクラスメートから聞かされました。

ただし、それら目撃情報は、クラスメートの兄弟や親戚、友達が目撃したまた聞き情報ばかりでしたが。今にして思えば。

でも、それらの目撃情報の、目撃した場所や時間帯、口裂け女が着ていた服などがやたらと具体的だったので、ひどくリアルだったことを思い出します。

クラスの中で誰かが目撃情報の報告をはじめると、女の子の大半は恐怖に凍りついて泣き出していたのをいまでも思い出します。

ところでWikpediaの「口裂け女」の項目には、もう一つ興味深い記述がありました。ふたたび引用させてもらいます。

1978年12月初めに岐阜県で噂が起こり、マスコミに初めて登場したのは1979年1月26日の岐阜日日新聞とされる。

なんと「口裂け女」発祥の地は岐阜県でした!

今回のドラマを観ながら、「口裂け女」は僕が出没情報を聞かされた東京都や神奈川県だけでなく岐阜県にも出没したのかと感心していました。

しかし、岐阜県にも出没というよりも岐阜県が発祥の地だったとは!はじめて知りました。

律くんの言葉「そこが・・・いいところ」

律くんの洞察力には舌を巻きました。律くん、君は本当に小学三年生なのか?(笑)

「ブッチャーは鈴愛のことがちょっと好き。からかうのは理由が欲しいだけ」

ブッチャーが登場するたびに鈴愛ちゃんの名前のことをからかい続ける理由。恥ずかしがら僕には律くんほどにはわかりませんでした。

律くんに完敗でした。

でも次の一点だけはもしかすると勝てるかもしれません。

一点とは、律くんの本心です。律くんも、まだはっきりと自覚できてない本心です。

上のブッチャーの気持ちを洞察する言葉に続いて、律くんは晴さんに言いました。ゴミ箱をぶつけたことを謝る晴さんに、律くんは次のように言いました。

「鈴愛は思ったまんま。そこが・・・いいところ」

律くんは、それまで理路整然と話をつづけたにも関わらず「そこが」のあとで一秒ほど言いよどみ、その後の言葉を選ぶのに一瞬だけ考えてから「いいところ」と続ける。

この「そこが」と「いいところ」の間に微妙にできた一秒ほどの「・・・」の間。

ここに律くんの本心が見え隠れしていたような気がします。律くん本当は次のように言うつもりだったんだと思います。

「そこが好きなところ」

しかし「好きな」と言いかけて、ブッチャーと同じ気持ちを持っている自分に気づいた。でも、それを悟られまいとして「好きな」から「いいところ」にあわてて軌道修正。

律くんも鈴愛ちゃんのことが好きなんでしょう。

ところで鈴愛ちゃんが笛を三回吹いて律くんを呼び出したときのこと。

いきなり「結婚するか」と切り出す鈴愛ちゃんに、律くんは「勘弁してください」と即答しました。

この言葉からわかること。それは律くんが鈴愛ちゃんのことが「好き」なのは、恋心ほど強いものではない、ということ。

でも幼なじみとして「好き」よりは強い気持ちを持っているのかな。

だから「好き」という言葉を素直に使えずに、「好き」と言うはずだったところを「いいところ」に変更したのかな。

そんな気がする律くんの場面でした。

鈴愛ちゃんの失聴

ついに鈴愛ちゃんが耳が・・・

耳が聞こえにくいというリトル鈴愛ちゃんの表情があまりにも明るく、自分の身に起こったことを正しく理解できてなさそうなところが気の毒すぎました。

失聴という現実。その現実を理解するには幼すぎる鈴愛ちゃん。残酷なギャップです。

次回あたりに描かれるはずの、晴さんの心痛。今から晴さんの気持ちを想像するだけで、胸が痛みます。

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コメント

  1. Mr.バチコーン より:

    あ、仮説を仮設と変換ミスしていました(汗)

  2. Mr.バチコーン より:

    律が晴さんに「ブッチャーは鈴愛が好き」と言った件について、二種類の理由を考えてみました。

    仮説①
    晴に「鈴愛がからかわれる原因(変な名前)を自分が作ってしまった」と責任を感じさせないための、律なりの作り話である。
    劇中の描写だけ見れば、ブッチャーが好きなのは鈴愛ではなく律。
    だが、鈴愛をかばうために晴に「鈴愛がからかわれた原因(鈴愛という名前のこと)」を伝えるだけでは、母親を傷つけたくないという鈴愛の希望を裏切ることになる。
    だから、晴から鈴愛を庇うという律の目的と、晴を傷つけないという鈴愛の目的を両立させるために、ブッチャーは名前が変だからからかっていたのではなく、さらには律が好きで嫉妬しているからからかっていたのでもなく(この場合は律自身が恥ずかしい)、鈴愛が好きだから名前を口実にからかっていたという大人にウケやすい理由をでっち上げた。

    仮説②
    ブッチャーが好きなのは律だが、律はブッチャーが好きなのは鈴愛だと勘違いしている。
    律は自分がゴミ箱の件で診察されているときに、ブッチャーが「律のことしか好きやない」と告白していたことを知らないので、糸電話のときに「名前を呼び合うなんて愛の告白やない?」とやっかんでいたことから、ブッチャーは鈴愛が好きなのかととらえていた。(好かれているのが自分だとは思いたくないというバイアスがかかっている可能性も)
    その勘違いを、晴に「鈴愛がからかわれる原因(変な名前)を自分が作ってしまった」と責任を感じさせないために利用した。
     
    もちろん律の言葉通り、本当にブッチャーは鈴愛が好きで、律は鋭くその真意を見抜いていたのかも知れません。
    ただ、仮説①や仮説②の場合の方が、律の人並み外れた賢さが際立つので、私はこの説を推したいです。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      ものすごく深くて鋭い洞察ですね。うなずきながら何度も読み返してしまいました。律くんならこれくらいのことを考えていてもおかしくない。そう思います。

  3. こひた より:

    今度は口裂け女ですか。ほんと毎日我々世代にとって懐かしさ満載ですね。

    それにしてもなんか心の奥のほうがジクジクしてしまう感情。
    さすがの脚本に翻弄されまくっております(#^.^#)

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      懐かしさ満載で自分のこれまでの歩みを振り返っているかのようです。

  4. 美濃娘 より:

    岐阜県民です。たびたび登場させていただきます^ ^
    口裂け女発祥の地として、毎年柳ヶ瀬というアーケード街で「お化け屋敷」イベントが開催されています。口裂け女風にメイクをした女性があちこちに出没し、訪れた人々を驚かせていますよ。
    私も当時の担任の先生から、「口裂け女」が出るから早く家に帰るように!と言われました。マスクをして電柱に隠れている‥といわれ、電柱の横を通る時はドキドキでした。 笑

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      口裂け女がイベントになってるんですか!?それはすごい。ブッチャーパパみたいに商魂たくましい方がおられるんですね。

  5. ア※ラッキー より:

    今日の口裂け女で実は高校二年生だったと訂正したいア※ラッキーですm(__)m確かべっこう飴が好物でそれを与えて逃げなくちゃいけないとかなにしろものすごい速さで追いかけるって聞いたんです(^^;
    ところで鈴愛ちゃんの耳の異変ですけど律くんをおぶって走って途中で何でもない舗装された道路でコケましたよね。私あそこから始まったのかなぁ―と思うんです。しかし和子母ちゃんかわいい。年下ながら娘になりたいです(^^;

    そういえば昨日から「カーネーション」 総合で再放送始まりました。早速録画して観ようと思ったら撮れていませんでした(T_T)今日はやらないみたいなので明日から観るつもりです。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      『カーネーション』同じミスをやらかしました。第1回の迫力あるだんじりの場面が大好きなので、それを見逃してしまったのが悔やまれます。

  6. さぁ~ より:

    こんにちは。

    口裂け女・・・当時、あまりにもリアルすぎる話で、
    泣きそうなくらい怖かったですし、塾の帰りの暗い夜道は、
    自宅まで猛ダッシュしたことを覚えています。
    (ホントに怖かったので)

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      > 塾の帰りの暗い夜道

      同じ思いをしてました。特に途中に真っ暗な松林の中を突っ切る道があって、あそこは怖かった・・・

  7. みゆぴー より:

    はじめまして。

    ブッチャーが鈴愛を好き説、自分は
    •鈴愛の名前をからかわれたことで晴さんを悲しませたくない。→鈴愛をフォロー
    •晴さんが名前をからかったブッチャーに嫌悪感を持つことを避けるため。→ブッチャーもフォロー
    という考えの元のリップサービスというか口から出任せなのかと思いました。
    ブッチャーが鈴愛を好きとはとても思えない。。。
    ブッチャーをかばったのも、鈴愛を守るためと、この事件を機にブッチャーが反省して今後からかうのをやめる様にって計算をしたんじゃないかと思いました。

    まあ律の真意はわかりませんが、とにかく賢い優しい子ですなあ。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      はじめまして!

      > ブッチャーもフォロー

      この優しい視線にグッときました。律くんにとっては数少ない友達の一人ですからね。しかも使い勝手の良い友達でもあります(笑)

  8. あみ より:

    こんにちは!
    口裂け女って岐阜発祥なんですね、すごい情報です。私は当時もう高校生だったので泣いて怖がることはありませんでしたが、しばらくの間は毎日興奮して口裂け女の話ばかりしていたのを覚えています。
    HRの時間に担任の先生から「口裂け女の件、気をつけるように」と注意されました。まさか先生が口裂け女を信じていたとは思えないので、便乗して変な人が出るかも知れないから、ということだったのでしょうか。しかし先生まで巻き込むなんて噂の力はすごいです。
    少し前にスレンダーマンのことを聞いたときはちょっと口裂け女に似ていると思いました。いつの時代にもこういう話は人の心を惑わせますね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      口裂け女の都市伝説。思えば今みたいにスマホもSNSもない時代に、よくあれだけ拡散したものですね。考えれば考えるほど不思議です。

  9. ちーぼー より:

    ブッチャーが鈴愛をからかうのは、彼は律が好きで、律が鈴愛を大事にするのを妬いているのだとばかり思っていたけど、好きなのは鈴愛のことなのかしら。それはともかく、大きくなったブッチャーは矢本悠馬さんなんですね。彼は「花子とアン」でもこんな役でしたよね(^^)
    今朝のヒットは、和子さんの話を律君が「お母さんのいい話は長い」と切り捨てたのに対する、鈴愛ちゃんの「いい話だったの?」という子供らしい返事。「わろてんか」もゴールしましたが、それとは違う楽しさの今回の朝ドラが、今後も楽しみです。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      矢本悠馬さん、『花子とアン』に引き続きお金持ちのボンボンですね。でも今度のボンボンは少年時代がとっても純情な子として描かれているので成長後の姿が楽しみです。

  10. 朝ドラclover🍀 より:

    いつもご苦労様です。
    たしかにハルで晴は出ないので少し面倒ですよね〜
    私の知り合いにもハルが付く名前で、晴という字を使っているので変換が大変です(>_<)
    これからも頑張ってください‼︎

  11. 朝ドラclover🍀 より:

    いきなり申し訳ないとは思ったのですが、
    “春が傷つくことを鈴愛は避けたかったこと。”の、『春』という字が『晴』のような気がします。
    もし『春』で合っていたらごめんなさい🙏(>_<)
    連続テレビ小説「ひよっこ」の時から見ささていただいたいます。
    これからもよろしくお願いいたします。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      ご指摘ありがとうございます。「春」は間違いです。ハルとタイピングすると「晴」と変換されないのでちょっと大変です。