律が一目惚れした美少女 / 半分、青い。 第14話

2018年4月17日(火)第3週「恋したい!」

あらすじ

鈴愛、律、ブッチャー、そして菜生。仲良しの幼なじみ四人は高校生活の最後の日々を過ごしていました。律はバスケットボール部のエース。ブッチャーはバトミントン部。菜生は弓道部と美術部を兼部。そして鈴愛は美術部に所属していました。

一人だけ図抜けて秀才のはずの律が、決して秀才とは言えない鈴愛、菜生、ブッチャーたちと同じ高校に通っているのには訳がありました。最難関の私立校に挑んだ律は、受験当日に車にひかれた犬を助けたため、受験を棒にふっていたのです。

鈴愛たちが、普段どおりの高校生活を送っていたその頃、梟町の人たちの平穏な日々を打ち破るように、見慣れぬ人物たちが次々と街にやってきました。彼らは、岐阜県内にテーマパークを建設するために東京からやって来たのです。

そんな中、菜生の所属する弓道部の引退試合が行われました。他校との交流も兼ねたその試合で、律は他校の弓道部に所属する美少女に一目惚れ。美少女に心をうばわれる律のいつもとは異なる様子に、鈴愛はするどく気づくのでした。

<<前回13話 | 次回15話>>

Sponsored Link

予習レビュー

時は平成元年(1989年)。

バブルの熱狂は、それまで穏やかだった鈴愛たちの暮らす梟町にもやって来ました。

東京の開発業者の者たちが、岐阜県内にテーマパークを建設すべく、梟町の人たちを口説き落としにやって来たのです。

あの頃は東京でも、小さな店舗が並ぶような昔ながらの商店街などにも、それらの店が営業を終える時間帯になると高級車が次々と押しかけて来たのを記憶しています。

いわゆる地上げ屋です。

小さな店舗からなる商店街を丸ごと買収し、大規模商業施設につくり変えることで巨額の利益を見込んでいる人たちです。

鈴愛ちゃんたちの街に押しかけて来た人たちも、それに近い人たちなのでしょうか。

そんな大人たちの喧騒をよそに、鈴愛ちゃんたちはいつも通り高校生活最後の夏を過ごしていた・・・はずでしたが、いつもの空気にちょっとだけ異変が生じはじめます。

律くんが、他校の女生徒に一目惚れしたのです。

ちょっとネタバレになりますが、律くんが一目惚れした美少女は、先々で鈴愛ちゃんや律くんの人生に、とても大きなインパクトを与えます。

そんな重要キャラの初登場場面、小さなフラグを見逃さぬよう、注意深く観察しておきたいと思います。

感想

前回は、永野芽郁ちゃん演じるヒロインの初回ということもあり、とってもリキの入った回でした。15分とは思えない濃厚さでした。

今回は2回目。前回よりも少し薄くなることを覚悟して観ていたのですが、今回もまた前回と遜色がないレベルで濃厚な回でした。

「誰かのパクリだ。受け売りだ」

ユーミンの『リフレインが叫んでる』が流れる中で、晴さんは若い美男子と出会い、鈴愛ちゃんは律くんからの「耳が可愛い」というまさかの言葉で戸惑う。

そんな終わり方をした前回。そしてその前回の終わりの回収の仕方、晴さんはほぼ想定内の回収でした。否、想定外だったかもです。

もう少し、派手な回収の仕方をするかなとも思ってました。晴さんの終わり方の方が思わせぶりでしたからね。

しかし、想定をはるかに超えたのは鈴愛ちゃんと律くんの方でした。まさか、戸惑いを見せていた鈴愛ちゃんが、そこを突っ込んでくるとは・・・

「律がそんなことを言うわけがない。誰かのパクリだ。受け売りだ」

鈴愛ちゃんはこういう普通の人が考えないような反応を示す女の子だ。ここをしっかりと抑えておかないと、この先でまた一本とられるかもしれませんね。

「ブッチャーのくせに」

律くんの言葉は『ドラえもん』のジャイアンへのオマージュ?

「あいつはブッチャーのくせに心はこまやか」

ちなみにジャイアンはのび太くんのことなどいつも眼中にありません。そして眼中にないというジャイアンの気持ちを「のび太のくせに」という言葉がよくあらわしています。

一方で、律くんの「ブッチャーのくせに」には、「のび太のくせに」とは正反対の律くんのブッチャーに対する優しさが感じらる言葉でした。

優しさの照れ隠しのクールな表現。それが「ブッチャーのくせに」という言葉になって口に出たのかな。そんな風にも思いました。

ブッチャーというニックネームは、きっと蔑称なのでしょう。

ブッチャーが小学生の頃、心からの友達がいないことが彼の悩みでした。ブッチャーに寄ってくる子たちはみんな金ならぬモノが目当て。その頃、ブッチャーは孤独でした。

そんな中で、ブッチャーのことを正しく理解できない子がつけた蔑称の意味を持ったニックネーム、それがブッチャーだったのだろうと僕は考えています。

そんな蔑称で呼ばれるようなキャラなのに、本当はいいところがあるんだよ。実は心はこまやかなんだよ。

それが律くんの言いたこと。そして、その優しい気持ちを隠しながらクールな表現で言葉にあらわしたのが、律くんの「ブッチャーのくせに」なのかなと思いました。

涅槃(ねはん)を見て、社会性を身につけただけのことはある言葉ですね(笑)

追伸:前回、つけ耳をつけた律くんに「キュートや」と言ったのに続いて、今回は好きな人はいるのかの問いかけに対して「律くん」と即答。

ブッチャーの将来が心配ですが、マナちゃんを追いかけそして失恋したという事実が救いとなりました。

ブッチャーは将来、誰と一緒になるのかな?菜生ちゃんかな?ブッチャーと菜生ちゃんも今でこそお互いを異性とすら気づいていないかのようです。

しかし、二人揃ってマナちゃんをめぐって複雑な感情を持っていますからね。この二人の共通点、何かのフラグかもしれません。

律くんの前にあらわれた美少女

鈴愛ちゃんは普通の人が考えないような反応を示す女の子だと、上に述べました。

さて今回の最後。他校の美少女に雷に打たれるような衝撃を受けたことが見え見えの律くんのことを、鈴愛ちゃんは複雑な気持ちが見え見えの表情で見つめていました。

切ない瞬間でした。

この鈴愛ちゃんの切ない表情もまた、次回の冒頭で「普通の人が考えないような反応」によって回収されるのでしょうか。

それとも、今回は普通の反応?

普通の反応による回収だと、切なくなりそうです。

その他いろいろ

ボディコン

律くんのお父上・弥一さんの前にあらわれたボディコンの女性。今、見ると違和感が炸裂しているその姿も当時は違和感なく受け入れることができました。

前回のドラマの中にちらっと出てきた「24時間戦えますか?」ともども、時代がこれほどまでに変わったのかと実感する一瞬でした。

菜生ちゃん

菜生ちゃんがなかなかいい味出してました。

小学生の頃の菜生ちゃんは、聖子ちゃん役が自分にはまわってこない残念な女の子。そして今も憧れだけで入部した弓道部で、上達がまったくみられなかったらしい残念な女子高生。

菜生ちゃんの残念キャラはこれで確定。

残念キャラは大好物なので、菜生ちゃんの将来が楽しみになってきました。

追記:そして、今回のドラマの中で描かれた弓道部の顧問の先生。「木田原〜」と2回言うだけでしたが、妙にいい味が出てるなと強く印象に残っています。

<<前回13話 | 次回15話>>

Sponsored Link
Sponsored Link

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. アーモンド より:

    鈴愛の同級生、リアル高校生は鈴愛の永野芽郁だけ?
    律くんの佐藤健なんかアラサーティでしょう。
    それでも違和感ないのは、彼が年齢よりかなり若く見えるからかな?
    そして当時のスカートは長めだったんだ。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      当時のヤンチャな女の子はスカートが「長め」のレベルを超えて長かったのを思い出しました。

  2. ア※ラッキー より:

    ◯◯ラップじゃな◯◯ザップでした(>_<)

    そうそう私あの頃超ミニじゃないけどミニのボディコンとワンレンしてました(笑)もちろんバブル時代の消したい過去ですm(__)m

  3. ア※ラッキー より:

    テーマパークじゃないですが私の実家の近くに科学万博ができたときは大変でした。やはり中に出店しないか(実家は洋品店です)って話がありましたがいろいろ訳あってやめました。
    近くだったので結構見に行きました。全部のパビリオンを見たって言いたいですが、1館のみ行くのを忘れてました(笑)そういえば開会式で司会をした方が我が実家に来たことを思い出しましたよ

    あっ今佐藤仁美さんがあの◯◯ラップで変身したそうです。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      あの頃はテーマパークに加えて、行政もおかしな企画ばっかり打ち出してましたね。どこの地方自治体か忘れましたが、純金製のカツオの彫像を制作。アホなことをやったと散々言われたものの、バブル崩壊後になって純金を現金に換金。最も懸命なお金の使い方だったと絶賛されたのを思い出しました。

  4. hajime72 より:

    子供編が終わって2日目。青年編はテンポがよく、楽しく視聴できるのがとても気に入っています。
    的のど真ん中をヒット! 菜生ちゃんやるじゃん!と思ったら隣の的(笑)
    こんな遊び心も大好物で、明日も楽しみです。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      青年編、テンポの良さに加えて、青春時代への懐かしさ、平成元年当時への懐かしさも合わさって、朝から元気もらえます。

  5. hinaring より:

    ブッチャー役の子、タケシ役の子だったんですね!(上のコメントより)
    前回の登場時、髪をかき上げる仕草はタケシへのオマージュでしょうか?

    今回、律くん受験時の回想シーン、
    モノクロ静止画と優しいナレーションという演出が私には印象的でした。
    1話15分の中にたくさんの情報が詰まった今回ですが
    シンプルに分かりやすく、かつ印象的に伝わりました。
    何度でも見たくなる回ですね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      髪をかき上げる仕草、既視感があったものの思い出せずにいました。オマージュかもしれませんね。

  6. かなミミ より:

    ブッチャー役の子は、花子とアンの同級生タケシ役の人ですね。大人になっていてびっくりです。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      ブッチャー役の子、『花子とアン』に続いて町のお金持ちのアホボンですね。