恋愛話とは縁のない鈴愛 / 半分、青い。 第16話

2018年4月19日(木)第3週「恋したい!」

あらすじ

東京からやって来たリゾート会社が、テーマパーク「ぎふサンバランド」の建設計画を知らせるための住民説明会を開催。その説明会に参加した梟町商店街の面々は、会場の豪華さや派手な演出に圧倒されてしまいました。

テーマパークの計画には、ブッチャーの両親も関わっているようでした。しかし、その一方で梟町商店街の面々は、ブッチャーの両親ほどには「ぎふサンバランド」のプロジェクトに関心を寄せてはいませんでした。

その頃、鈴愛は焦りを感じていました。律が他校の美少女に一目惚れし、運命の出会いを経験。弟の草太にも彼女ができました。そして、菜生もラブレターを受け取る中で、自分だけが恋愛とは無縁だったからです。

高校生活の最後の夏休みを目前にひかえ、鈴愛は何もないまま夏を迎えることに焦りを募らせていました。そんなある日の朝。通学のバスを待つ鈴愛は、自転車で通り過ぎる見知らぬ男子学生と出会うのでした。

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予習レビュー

『半分、青い。』の本放送が始まる前の予告映像。

その中で、昭和テイストいっぱいの地味すぎるつくし食堂の中で、ド派手なボディコンのお姉さんが闊歩する場面があったと記憶しています。

つくし食堂とボディコン。

そのギャップがあまりにもシュールだったので強烈に印象に残っています。

あの予告映像の中に登場していたボディコンのお姉さん方が、今週のドラマの中に出てくる東京のリゾート会社の人々なのかもしれません。

違和感があり過ぎて笑ってしまうレベルの「つくし食堂とボディコン」というギャップ。

この時の違和感を、晴さんたち梟町の面々も感じていたようです。

今回は、梟町の愛すべき人々が穏やかな日々を打ち破る、東京から乗り込んで来たバブルの熱狂が、その時代を知る視聴者には見所になるかもしれません。

そんな喧騒をよそに、鈴愛ちゃんはもっと深刻な問題を抱えていました。

自分だけは恋とは無縁。律くんにも菜生ちゃんにも春が訪れ、弟の草太くんにも先を越されてしまった鈴愛ちゃんが、ついに焦りを感じはじめるようです。

しかし、その鈴愛ちゃんにも・・・

今週のサブタイトルは「恋したい!」。

このサブタイトルにある「恋」はまた、ヒロイン・鈴愛ちゃんと、ヒロインの相手役である律くんの、すれ違いの人生のはじまりともなりそうです。

もしそうだとすると、今週は『半分、青い。』全編を通じて、とっても重要な週になりそうですね。

感想

「このまま何にもないのか」

律くんが運命の出会いをした。菜生ちゃんは分厚い「付け文」をもらった。そして草太くんまでもが、めぐみちゃんとデートした。

「みんな恋をしている」

そして高校生活最後の夏休みがもうすぐ来る。鈴愛ちゃんは、最後の夏休みを思い出の夏にすることができるのか。

それとも「このまま何にもないのか」

焦っている鈴愛ちゃんにとっては真剣そのものでしょう。

でも、恋のチャンスがないことに焦りを募らせる故郷での日々。これも、いつの日か懐かしい生まれ故郷での思い出の一コマになるのかな。

そんなことを考えながら、焦りに焦る鈴愛ちゃんの姿を観てました。

ドラマもあと数ヶ月が経つと、今日の鈴愛ちゃんの焦りも甘酸っぱくも楽しい思い出になってしまんでしょうね。

あの頃、鈴愛ちゃんはあれくらいのことで焦っていたのかって。

「ウーちゃんのいるところが私のふるさと」

風鈴の音を聞いて、小さい頃に昼寝したときのことを思い出す鈴愛ちゃん。おじいちゃんが歌う『ふるさと』を子守唄にして、幼かった頃みたいに居眠り。

間もなく去ることになる故郷での日々を慈しんでいるような、心に沁みる場面でした。

ドラマが東京編に入り、鈴愛ちゃんが試練に直面したときなど、こんな豊かな時間が心の支えになってくれるのかもしれませんね。

この豊かな時間は、視聴者にとっても心の支えになるはず。そんなことを考えながら、鈴愛ちゃんの寝顔を脳裏に刻みつけておきました。

同じ頃、その『ふるさと』を歌って、家に帰る商店街の夜道を手をつなぎながら仲良く歩くウーちゃんと晴さんの姿もたまりません。

サンバランドの説明会では、ウーちゃんも晴さんも、それぞれが東京から来た美男美女と再会して微妙な空気こそ流れましたが、それは一瞬で終わりました。

ウーちゃんと晴さんが、今このときを心から大事にしているその姿。

これから本格的に到来する平成。そして時代の大きな変化を目の前にして、去りゆく昭和の懐かしい日々を惜しんでいるようにも見えました。

とってもいい場面でした。しばらく忘れられそうもありません。

そして晴さんがウーちゃんに言った次の一言。いい言葉でした。

「ウーちゃんのいるところが私のふるさと」

昭和と平成

ウーちゃんと晴さんが夜道を歩く場面。去りゆく昭和の懐かしい日々がどうのこうのと書きましたが、サンバランドの説明会も昭和と平成が入り組む空気感がみごとでした。

建物そのものは、昭和の頃によくありがちだったいかにも安普請の内装です。

そんな昭和の地味な空間になかば強引に侵入してきた、平成の(またはバブル期の)ちょっとばかり不自然なキラキラ感。

時代の大きな節目であることが、地味な昭和空間をやたらと華美に装飾したアンバランスなセットでよく表現されていたと思います。

ドラマの中の昭和の景色。そろそろ完全に消えてしまうんですね。自分にも記憶のある昭和の景色が楽しかったので、ちょっと寂しいです。

余談:ちょっとだけネタバレ注意

幼い頃から(というより生まれた瞬間から)いつも一緒だった鈴愛ちゃんと律くん。来月か再来月くらいからは、一度は離ればなれになってしまうそうです。

そして紆余曲折を経て再会する二人。

この展開、映画『フォレスト・ガンプ』みたいだなと思ってました。

実際、リトル鈴愛ちゃんとリトル律くんの河原での二人きりの場面。『フォレスト・ガンプ』にもよく似た場面があったと記憶しています。

それに加えてドラマの中で使われている静かなピアノ曲。前回のアバンタイトル(オープニングの前の映像)、そして今回のドラマの中でも使われた曲。

このピアノ曲も『フォレスト・ガンプ』を思い出さずにはいられません。

『フォレスト・ガンプ』が大好きでした。なので、余談ながら最後に付け加えさせてもらいました。

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コメント

  1. ひるたま より:

    今日の回、個人的には「ねるとん」がハマりました!(^o^)
    瞳さん(演:佐藤江梨子さん)、髪型がワンレン…にも関らず、カチューシャで前髪を押さえていたので、正直な所「当時流行った‘ピーコックヘアー’」が登場しないのは何故?…と思っていました。
    (ピーコックヘアー:前髪をカールさせて立たせるヘアスタイル。昨年話題になった登美丘高校ダンス部の皆さんが「バブリーダンス」の時にされていた髪型ですね^^)
    今日、鈴愛ちゃんが見ていたTVに出ていた「ねるとん」の中に明らかに前髪を立たせたヘアスタイルの女性達が登場…「来た~!」と思いましたよ。
    あの「ねるとん」はドラマのために撮り下ろしたものなのでしょうか。(当時の映像をそのまま使用するには権利問題等いろいろ発生しそうですし)
    なお、男性出演者の声を当てられたのは原口あきまささんとの事。(クレジットに表示されていました)

    私自身は当時特に『ねるとん紅鯨団』を熱心に見ていた訳ではなかったのですが、ごくたまに見ると、特に「告白タイム」はついつい気になって見入ってしまったものです。「あまりお話出来なかったんですけど~」という男性は大概、女性から「ごめんなさい」=振られちゃっていた傾向が強かったような…?先ずは「お互いに話してナンボ」ですね。
    聞くところによると『ねるとん…』でカップルになって、本当に結婚まで漕ぎ着けたカップルもいらっしゃったようですよ。現在も仲良くやっていらっしゃる…と思いたいです。(^^)

    個人的な話になりますが…劇中の時代(平成初頭)に大学を卒業しました。当時の卒業アルバムを見ると、瞳さんと同じ傾向の髪型の同級生達が多数…今見ると何とも気恥ずかしいですね。f^^;)
    ドラマの本筋から脱線してばかりで大変失礼致しました。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      『ねるとん』のタイトルだけはしってましたが、当時、一度も見たことがなかったので、ここは反応できませんでした。残念。

  2. 安ママ より:

    いやー、朝からほっこりです。
    鈴愛ちゃんのナチュラルさにもですけど(演技とは思えませんねぇ)
    うーちゃんと晴さん夫婦の手つなぎには、もうキュンキュンでした。
    おじいちゃんの子守唄も良かったなー。
    (それにしても雅俊さんがおじいちゃんとは…ww)

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      懐かしい青春の日々。懐かしい昭和の日々。思い出を回想するような場面がいっぱい。朝から心に沁みましたね。