鈴愛にも運命の出会い? / 半分、青い。 第17話

2018年4月20日(金)第3週「恋したい!」

あらすじ

ある日の朝。鈴愛が登校するためにバス停でバスを待っているときのこと。鈴愛の見知らぬ他校の男子生徒が、鈴愛の前を自転車で通り過ぎて行きました。そのとき、その青年はカセットテープを落とし、鈴愛はそれを拾い上げ青年に手渡しました。

登校した鈴愛は、登校すると早速、仲間たちにその出来事を報告。報告を聞かされた律は鈴愛に言いました。その青年ともう一度出会うことができたら、それは鈴愛にとっての運命の出会いになるのではないかと。

同じ頃、テーマパーク「ぎふサンバランド」の建設計画で、商店街の男性たちは大いに盛り上がっていました。一方で女性たちは、その計画に対して懐疑的でした。交通渋滞の発生や風紀の乱れなど、町への悪影響が心配だったのです。

一方、青年との出会いは運命の出会いだと律に焚きつけられた鈴愛は、その気になりはじめていました。そんなある日の朝、鈴愛が通学するバスを待っていると、そのバス停に再びカセットテープを落とした青年が姿をあらわすのでした。

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予習レビュー

今週のサブタイトルは恋バナそのままの「恋したい!」。前回までに、律くんや菜生ちゃん、そして草太くんの恋がにわかに始まりました。

そんな中、一人取り残された鈴愛ちゃんは焦りを感じていましたが、その鈴愛ちゃんにもようやく春の気配が訪れます。

見知らぬ青年が鈴愛ちゃんの前を通り過ぎる。その青年が落し物をする。その落し物を鈴愛ちゃんが追いかけて届ける。

そしてその数日後、そのときと同じ場所で、その青年が鈴愛ちゃんのことを待っている。

ドラマの中での時代はすでに平成元年ですが、いかにも昭和テイストの既視感のある展開がどこか懐かしい。

このバス停の場面、どのような描かれ方をするのでしょうか。

また、もう一度その青年とあったらそれは運命の出会いかもしれないと律くんから乗せられた鈴愛ちゃんが、その気になってゆく過程。これはかなりの見ものかもです。

そして、すっかりその気になった末の、その青年とのまさかの再会。そのときの鈴愛ちゃんの反応、こちらも楽しみでなりません。

間もなく何かが始まるのでしょうか?・・・

ところで、幼なじみや弟の恋がはじまる中、ひとり鈴愛ちゃんが焦りを感じるというのが今週の展開ですが、ブッチャーはどうなるんでしょうね?

ブッチャーにも春が訪れるのか。それともブッチャーは春が来なくても不思議ではない。それくらいに鈴愛ちゃんが思っているのか。

仮にブッチャーに春が来たら、鈴愛ちゃん、そうとう焦るでしょうね(笑)

感想

「商店街のおばさんたち、現実的ですよ」

晴さんとイケメン青年の「出逢い」の謎が今回ようやく回収されました。

ユーミンの『リフレインが叫んでる』の、出逢ってしまったその理由を問いかける切な過ぎる歌詞をバックに、出逢ってしまった晴さんとイケメン青年。

その同じ頃、鈴愛ちゃんも律くんから「耳が可愛い」と言われてましたっけ。

鈴愛ちゃんと律くんの恋のフラグめいた会話はすぐに回収されました。律くんの思いがけない言葉に対して、それは誰かのパクリだろうと鈴愛ちゃんがまさかのツッコミ。

まさかのツッコミはまた、鈴愛ちゃんらしいツッコミでもありました。

かくして鈴愛ちゃんと律くんの恋のフラグめいた会話は、笑いのネタとして回収。フラグは一瞬にして消えてしまいました。

その一方で、晴さんとイケメンが出逢ってしまった方の回収の仕方が、いささか中途半端だったことに、ちょっとばかり物足りなさを感じてました。

あそこまで際どい会話をしながら、オチらしいオチがないの?って。

そのオチがこんなところにあったとは。イケメンによる逆色仕掛け、逆ハニートラップ。そのための「きれいですね」だったのか・・・

しかし、イケメン曰く「商店街のおばさんたち、現実的ですよ」

イケメン青年。逆色仕掛けをあきらめてたんですね。だからその後、際立った行動がなかったのかと納得の回収でした。

追伸:現実的な商店街のおばさんたちとは対照的に、あまりにも簡単にボディコンのお姉さんの色仕掛けに引っかかる商店街のおじさんたち。

特にボディコンのお姉さんが登場してから、いつも反応を示していたのは律くんのお父上で、いつも紳士の・弥一さん。

弥一さんが、他のおじさんたちの誰よりもノリノリになってしまうのは意外でした。

そして、ボディコンのお姉さんへの反応を通して、ようやく親近感を感じられるキャラクターになってきました。

夜霧のハウスマヌカン

商店街たちのおばさんたちをおとすことをイケメン青年が断念したその一方で、ボディコンのお姉さんは強い。

いつぞやこのお姉さんが泥酔したときに流した涙は『夜霧のハウスマヌカン』の暮らしが背景にあったのかと、こちらも納得の回収でした。

当時をご存知ない若い方のためにちょっとだけ注釈。

『夜霧のハウスマヌカン』とは、歌手・ややさんの昭和61年(1986年)のヒット曲。イケメン青年が上司に対して泣き言を言っているときに流れていた曲がこれです。

ハウスマヌカンとは、ブティックでその店で取り扱っている服を着て客に応対する販売員のこと。当時はマヌカンとも言われてました。

またイケメン青年が「260円のシャケ弁当を食べ、風呂なしアパートに住み、DCブランドに身を」みたいなことを言ってましたが、バブルの華やかさの中、必死になって背伸びする人たちが実際にたくさんいました。

食事はコンビニで買ったジャガ丸くんを一日一個。風呂なしアパートに住んでポルシェに乗っているという男性の存在も、当時、何かで読みました。

なお『夜霧のハウスマヌカン』の歌詞の中に「昼はシャケ弁当」とありますので、イケメン青年の「260円のシャケ弁当」発言は、ここからの引用かと思います。

『とと姉ちゃん』花山伊佐次へのオマージュ?

「運命の出会い」の相手があまりカッコよくない男子であることにちょっぴり不満な鈴愛ちゃんが、釘を刺す。

「贅沢は敵だ!」

先の大戦が描かれる朝ドラには、ほぼ必ずと言っていいくらい登場する有名な戦前戦中の標語「贅沢は敵だ!」。

この言葉の考案者は『とと姉ちゃん』で、ヒロイン常子ちゃんと二人三脚で生活誌を創刊した編集者・花山伊佐次。その実在モデルの花森安治です。

来週の『半分、青い。』には、豊川悦司さんが演じる少女漫画家・秋風羽織が登場します。

この秋風羽織という登場人物の変人ぶりが、『とと姉ちゃん』の花山伊佐次とそっくりなんです。

律くんの言葉は、そんな花山伊佐次へのオマージュ?というのは明らかに考えすぎですね。

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コメント

  1. うつ より:

    鈴愛のおじいちゃんを中心とした
    男性陣はどうせ、あのお店の中でダンスをするなら「ランバダ」よりも
    そこは「恋人も濡れる街角」にすべきだったです。
    ヒロインのおじいちゃんを演じる中村さんの代名詞ともいうべき
    ヒット曲なんだし。

  2. 千秋様ファン より:

    律くんとキミカ先生のシーンでは
    ジーンときてしまいました。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      作者の故郷への愛情がこれでもかというくらい込められていましたね。

  3. ぱぽりん より:

    今週は、残念感、微妙~感を楽しんでいます。
    風呂上り、ジャージでゴロゴロのたうつ鈴愛ねーちゃんの残念さ。
    でも、すっぴん感と合わせて、とてもかわいい。
    運命の出会い?の彼の微妙さ。
    (べっぴんさんに出ていた? さくらたちの不正入社手助けした社員では?)
    そして瞳さん。エロイようなそうでないような、美人のようなそうでないような。
    (キューティーハニーで登場したら、商店街のおとうちゃんたち、即落ちだったでしょう)

    鈴愛の付耳、バージョンアップ、かな。
    アルミ板取り付けてましたね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      > ジャージでゴロゴロ

      この場面を見て『ひよっこ』第1週の朝食の場面。家の中をはって移動するみね子ちゃんを思い出しました。それまでがセレブの育ちの良いお嬢様を見続けていたので、お行儀のあんまり良くない田舎の庶民の女の子の姿が新鮮でした。

  4. ヤジウマン157号 より:

    いやー、今週は時代背景を表すものがてんこ盛りですな。
    自分は1970年生まれ。早生まれだから学年は鈴愛よりも2つ上だけど、懐かしいものがいっぱい。
    アッシー・メッシー・ミツグ君、ねるとんにイカ天、ボディコンやハウスマヌカンにランバダ・・・
    商店街にあるラジカセの大看板、あれは少年隊だよね~、なんてな感じで見ていて、ストーリー展開よりもそちらの方が気になってしまう(笑)

    でも、そろそろ大きく動いてきそうな感じ、かな?
    鈴愛、律、それぞれの家族、商店街、楽しみなものが少しづつ増えてきた!

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      昨年、大流行したバブリーダンスと重なっていたら、バブルがちょっとしたトレンドになっていたかもしれないですね。

  5. ア※ラッキー より:

    もうこのドラマはもういろんな思い出を懐かしく感じさせるんですね。個人的にはハウスマヌカンかしらね。サトエリさんみたいにスタイルがナイスバディな人はともかく意外にスタイルを隠した服を着ていた人が私のまわりにはいたような気がしますね(泣)

    鈴愛ちゃんの相手って「べっぴんさん」のあの彼(ゴメンなさい。名前忘れました)ですね。今回も真面目そうですね。どうなるやらですね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      真面目すぎる男子高生。『べっぴんさん』では、キアリス入社時には、同期と比べて期待されてませんでしたね。なのにまさかの成長を遂げていい味出してました。今回の好青年も、どこかで大化けしてほしいものです。