律が志望校の変更を検討 / 半分、青い。 第22話

2018年4月26日(木)第4週「夢見たい!」

あらすじ

律のアドバイスで、漫画を描いてみることにした鈴愛は、深く傾倒していた秋風羽織の漫画を手本に創作漫画に挑戦。鈴愛は、あっという間にその作業にのめり込んでゆきました。しかし、漫画を学んだことのない鈴愛の漫画創作は自己流でした。

一方の律は、受験のことで焦りを感じていました。模擬試験の結果がふるわず、目指していた東大の合格の可能性が絶望的なほど低くなってしまったのです。その模擬試験の結果に、和子は律よりもショックを受けていました。

律は迷いに迷いはじめました。和子の期待に応えてこのまま東大を目指すべきなのか。それとも実力に応じて、志望校を京都大学に変更すべきなのか。ブッチャーに相談した律は、ついに決断を下しました。京都大学を目指すと。

一方の鈴愛は夜を徹して漫画を描き続け、明け方についに漫画を完成させました。はじめて描いた漫画のタイトルは『カセットテープの恋』。小林との出会った自分の経験をもとに描いた漫画でした。完成させた漫画を、鈴愛は早速、律に見せにゆくのでした。

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予習レビュー

律くんも、菜生ちゃんも、そしてブッチャーも。将来の夢や目標を持ちながら高校卒業後の進路を決める中で、自分だけがやりたいことが何もない。

そんな焦りをかかえていた鈴愛ちゃんに律くんがアドバイスしたのが前回。

律くんによる鈴愛ちゃんへのアドバイスの内容は、漫画を描くことです。

鈴愛ちゃんはもともと漫画は描いていました。高校生活編の初回。鈴愛ちゃんが自分で描いたゴアを菜生ちゃんに見せる場面がありました。

リトル鈴愛ちゃん時代より漫画の完成度が格段に高くなっていることから、小学校高学年、中学校、そして高校生活を通して、鈴愛ちゃんは漫画を描き続けていたのでしょう。

しかし、これまで描いてきた漫画は、名作漫画の模写です。

一方、律くんのアドバイスによって挑みはじめた漫画は、物語を持った鈴愛ちゃん独自の創作漫画。名作漫画のワンカットの模写ではありません。

これまでやったことがないことに初めて取り組んだ鈴愛ちゃん。このチャレンジに没頭する様が今回、描かれるようです。

鈴愛ちゃんの人生が急展開しはじめます。

鈴愛ちゃんが自分の人生に新たな道を見出しはじめていた頃、律くんも進むべき道に迷いが生じていました。

模擬試験の合否判定で、東大の合格の可能性が急降下。その一方で、和子さんの律くんに寄せる期待はあまりにも大きく・・・

感想

愛すべき変人たちキャラクターの、愛らしさが全開する回でした。思い出すだけでニヤニヤしてしまいます。

突き抜けた天然キャラが誕生した瞬間

育ちの良い愛子さん(※)と呼んでいた和子さん。もしかするとその天然キャラぶりは愛子さんを軽々と超えてしまうかも。

※愛子さん:『ひよっこ』の天然キャラ

律くんの才能を信じて疑わない和子さんの、息子の天才への確信に満ちあふれた表情がツボにハマりました。

「私は天才を産んだ」
「私、本気にしたの。エジソンが取り逃したノーベル賞をあの子が取る」
「東大ごときで突っかかるなんて・・・」

和子さんは、息子がエジソンを超える天才だと一点の疑いもなく信じている。そんな天才にとって、東大は通り道の一つに過ぎないくらいにしか認識していない。

和子さん、最強です。

仮に愛子さんが若い頃に結婚し子供が生まれていたとしても、自分の子供の才能を和子さんほどには信じていなかったかも。

今回のドラマの中で描かれた和子さんの姿。あれは、突き抜けた天然キャラが誕生した瞬間だったのかもしれません。

「その性根はくさってました」

和子さんがその天然キャラによって愛子さん超えが見えてきたように、秋風羽織の変人キャラも『とと姉ちゃん』の花山伊佐次超えが見えてきました。

自分の作品タイトルにケチを付けてきた出版社での連載打切りを即断。しかも相談もなしに一方的な通告をするのみ。

そんな秋風羽織のことを廉子さんが言いました。

「その性根はくさってました」

廉子さんはそのあとすぐに「今のは言い過ぎでした、大変に厳しい人でした」と言い直しましたが、あの花山伊佐次でさえも、廉子さんにここまで言われなかったかも。

前回、はじめてドラマの中にその姿をあらわした秋風羽織は、変人ぶりもちょっとだけ見え隠れしていたものの、終始、敬語を使うなどスマートな人という印象を受けました。

でも、今回の連載打切り即断によって、秋風羽織という人物がよ〜く見えてきました。あの花山伊佐次を超えそうで、楽しみでなりまん。

余談ですが、秋風羽織が連載打切りを通告した出版社の社名は「散英社」。「集英社」の「集」を対義語の「散」に置き換えたネーミング。

連載の乗り換え先は「講談館」。こちらは「講談社」と「小学館」の折衷でしょうか。

律くん一筋のブッチャー

相変わらず律くん一筋のブッチャーが可愛い。

律くんが東大を目指しているときは、東京の私立大学を片っ端から受けようと考え、律くんが京大に変更するや、今度は京都の私立大学の推薦入学を検討するとは。

しかも、新しい友達をつくれと言う律くんに対して、ブッチャーがひとこと。

たとえ新しい友達ができても、律は一人だけ。

その律くん一筋っぷりを見ていて、怪我をした律くんが心配で心配で、大粒の涙を流して号泣したリトルブッチャーの姿を思い出し、涙ぐんでしまいました。

あの時のブッチャーの純情、本当に愛くるしかったです。

『カセットテープの恋』

鈴愛ちゃんがはじめて描いた創作漫画『カセットテープの恋』。

ヒロインの恋の経験を原作にした漫画というコンセプトは、『ひよっこ』の残念な漫画家コンビが描いた『恋のひよっこ』へのオマージュでしょうか。

『恋のひよっこ』の主人公が、その後、タヌキ型ロボットになったように、『カセットテープの恋』の主人公が、サル型ロボットになったりはしないでしょうが・・・(笑)

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コメント

  1. ひるたま より:

    こんばんは。横入り失礼します。
    あみ様のコメントを拝読し、私と同じ事を感じておられる方が他にもいらっしゃる事に些かホッとしました。
    一応大学受験を経験した身から申し上げると(あ、件の2大学は雲の上の存在でとてもとても……というレベルでした。理数系がダメで国公立全般の受験を諦めたものでして…)「東大がダメならば京大」といえる程大学受験は甘くないです。東日本と西日本それぞれの最高学府にして「双璧」ともいえる両大学ですから。二次試験の出題傾向も、東大と京大ではかなり異なるそうです…こちらはまた聞きの域を出ませんが。

    鈴愛ちゃんの‘笛’…私も「!?」と思う時がありました。以前は夜半過ぎに、そして今朝は早朝6時前にそれぞれ「ピー、ピー、ピー」…当の律くんのみならず、両親である萩尾夫妻にも聞こえている筈。もっとも萩尾夫妻は「鈴愛ちゃんだから」という事で黙認しているのでしょうか…この点はかなり???ですね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      鈴愛ちゃんの「ピー、ピー、ピー」が息子の天才を目覚めさせてくれた。和子さんならこれくらい考えてるかもです(笑)

  2. minon より:

    ドラマにイチャモンなんかつけたくはないのですが、東大が1番、その次は京大、というような扱いには抵抗を感じます。それに、農協就職を見くびるような表現はありませんでしたか。NHKには、「みんな違ってみんないい」というスタンスでいてほしいものですから。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      農協云々は、当時の時代の空気を反映しているのだと思いますよ。あの頃、県庁や役所、農協のような団体への就職はあり得ない選択くらいに思われていましたから。

  3. あみ より:

    いつ見てもちっとも勉強が進んでない様子の律くんが心配です。東大がダメなら京大と簡単に言いますが東大と京大はそんなにレベルが違うのでしょうか。私とは学力が違いすぎるのでよく分かりませんでした。
    それはそうと、鈴愛ちゃん、漫画見せに行くとか気持ちは分かりますが、あまり律くんの邪魔をしないで!と思ってしまいました。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      > あまり律くんの邪魔をしないで!

      しかも行った時間が午前五時半ですからね。

  4. hajime72 より:

    小林君は、単なる賑やかしのキャラクターかと思っていましたが、鈴愛の漫画につながってくるとは。
    これで、岐阜サンバランドの佐藤江梨子女史が後々再登場するエピソードがあれば、捨てキャラゼロでアッパレなのですが、さすがにそれはないでしょうか(笑)

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      > 佐藤江梨子女史

      バブルのシンボルみたいなキャラだったので、バブル崩壊のシンボルとして再登場があってもいいかなと思ってます。

  5. ちーぼー より:

    今回のドラマは、1話で進む早さがすごいですね。1話にギュッと進行が盛り込まれているので、きちんんと自分が消化できているのか、心配になります。そんな中、今日の私のポイントは、ブッチャーの「自分が一番大切なのは律!」という宣言。律君はむっつりしていたけど、実は嬉しそうでした(﹡ˆᴗˆ﹡)

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      スピードの速さに加えて情報量も多いので一回見逃しただけでついて行けなくなるかもですね。