鈴愛がはじめて漫画描く / 半分、青い。 第23話

2018年4月27日(金)第4週「夢見たい!」

あらすじ

律のすすめによって漫画を描きはじめた鈴愛は、夜を徹してはじめての自作漫画を描きあげました。明け方になってようやく漫画を仕上げることができた鈴愛は、誰よりも先にその漫画を律に見せようと、早朝から萩尾家を訪問。

その日、菜生やブッチャーたちにも漫画を見てもらいその出来栄えを絶賛された鈴愛は、その夜には家族にもその漫画を見せました。漫画好きの宇太郎は、鈴愛が漫画を描くようになったのは自分の教育の成果だと、鈴愛がはじめて描いた漫画を心から喜びました。

そんな中、鈴愛は律から思いがけない話を聞かされました。律は、志望校を東京大学から京都大学に変えるつもりでいました。しかし、自分の東大進学に期待する和子を、どう説得したらよいのか迷っていたのです。

東大より京大の方がノーベル賞授賞者が多いことを調べ上げた鈴愛は、そのことを律に教えました。律の東大断念に深く失望した和子でしたが、ノーベル賞受賞者数の事実を聞かされ、律の進路変更を喜んで受け入れるのでした。

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予習レビュー

鈴愛ちゃんがはじめての漫画を完成させるという『半分、青い。』全編を通して記念すべき瞬間が描かれます。

ところで鈴愛ちゃんは、徹夜で一気呵成に漫画を描きあげるみたいです。

漫画を何日もかけて仕上げるのではなく、夜に描きはじめて翌朝には完成するその集中ぶりが、それが鈴愛ちゃんの将来へのフラグあることを何よりもよくあらわしています。

今週のサブタイトルは「夢見たい!」です。

高校卒業後の進路の選択にあたって、将来の夢も目標も持っていなかった鈴愛ちゃんの「夢見たい!」という願いがついにかないました。

しかし夢を見るところまでは簡単です。夢を形にするときには、きっと様々な壁が鈴愛ちゃんの行く手をふさぐことになるのでしょう。

一方、模擬試験の結果がふるわず、東京大学の合否判定で絶望的な結果を出してしまった律くんが志望校の変更を検討。

志望校を変更するつもりであることを和子さんに言い出せない律くんに対して、鈴愛ちゃんがさずけたあるアイディアとは・・・

リトル律くんの夢であり、おそらく和子さんなら今も夢見ているはずの、律くんのノーベル賞の受賞。

そのノーベル賞受賞者は、東大より京都大学の方が多いという事実を、鈴愛ちゃんは律くんに耳打ちするのだそうです。

鈴愛ちゃんが、こんなことを知っているとはとても思えない(笑)

今回に先立ち、テレビのクイズ番組かなにかで、鈴愛ちゃんが偶然この事実を知る場面が描かれるのでしょうか。

感想

一つだけ残った疑問

なぜ男の子の律くんが少女漫画の秋風羽織の漫画をたくさん持っていたのか。その理由が明かされました。今日も最強な和子さんのキャラとともに。

ただし疑問も一つだけ残りました。

秋風羽織の少女漫画を和子さんが好きだったというのはわかります。和子さんなら十分にあり得ます。

しかし、和子さんが秋風羽織を律くんにすすめた理由。そこがただ一つだけ残った疑問です。何か目的があってすすめたのかなって。

そこで、自分は天才を産んだのだと信じて疑わない和子さんの、律くんにかけてきた期待感を整理してみました。

和子さん曰く、和子さんの第一次期待は、律くんをベートーベンにすることでした。

ところで話が逸れますが、鈴愛ちゃんが和子さんがノーベル賞と言っても、ベルマークくらいにしか聞こえないと鋭い指摘をしました。

それと同じで和子さんが「ベートーベンにする」と言っても、梟町商店街で行われるカラオケ大会でチャンピオンになるくらいにしか聞こえないから不思議です(笑)

話をもとに戻します。

律くんをベートーベンにするかグレン・グールドにするか。和子さんがそんな風に考えていたのが、リトル律くんがピアノを弾いていた頃のことでしょうか。

あの頃に、律くんは永久機関の発明に没頭。長距離糸電話までつくってしまった律くんが、ノーベル賞の夢を語ったのもこの頃。

おそらく律くんが内緒にしておいて欲しいと言って語ったノーベル賞の夢を、あのあとすぐに鈴愛ちゃんは言いふらしたのでしょう。羽よりも軽い口で(笑)

その話がめぐりめぐって和子さんの耳に入るまで、それほど時間はかからなかったはず。

和子さんが「この子は理系」と気づいたのがこの時のことなのかも知れません。

「この子は理系」と気づいた和子さんは、ノーベル賞を取り損ねたエジソンの代わりに、律くんにノーベル賞を取らせよう。そんな風に考えはじめたのでしょう。

ただし、今回の和子さんの言葉によれば、ベートーベンとエジソンの間に村上春樹がいます。ノーベル文学賞を授賞させるというプランが入ってます。

この、村上春樹の時期が不明です。

ところで、律くんをエジソンにしようと考えはじめた頃、律くんはまだ小学生。エジソン以前の年齢で村上春樹を読ませるのは無理がある。

そこで秋風羽織の作品で文学の世界に入門させようとしたのかなって思いました。秋風羽織の作品の言葉は「歌うように美しい」と鈴愛ちゃんも言っていたくらいですからね。

今回、一つだけ残った疑問。

和子さんは目的があって秋風羽織を律くんにすすめたのか。もしそうだとしたらその目的は何だったのか?

この時の目的が秋風羽織かなと思い、秋風羽織の実在モデル(?)について調べてみました。

秋風羽織の実在モデル(?)

秋風羽織に実在モデルがいるのかどうかは不明です。ただし、秋風羽織を演じる豊川悦司さんによれば、ある映画監督の風貌などをモデリングしているのだそうですが。

さて、秋風羽織に実在モデルがいるのかどうかは定かではありませんが、秋風羽織が描いたという漫画。律くんが鈴愛ちゃんに貸した漫画は実在する漫画です。

ドラマの中に一番はじめに出てきた『いつもポケットにショパン』や、鈴愛ちゃんと律くんが秋風羽織の姿を想像したときに出てきた『東京のカサノバ』は実在する漫画です。

ともに作者はくらもちふさこという女性。見るからに怪しそうなオッサンで、しかも心根がくさっている(?)秋風羽織とは似ても似つかぬ穏やかそうな女性です。

デビュー作は『メガネちゃんのひとりごと』。昭和47年(1972年)、鈴愛ちゃんが生まれた翌年の作品です。

ドラマの中で紹介された『いつもポケットにショパン』は、昭和55年(1980年)に連載がスタート。

ちなみに鈴愛ちゃんや律くんの子供時代が描かれたのが、『いつもポケットにショパン』の連載がはじまった昭和55年(1980年)です。

和子さんが、律くんをベートーベンにすることに限界を感じはじめていた。そんな中、新連載『いつもポケットにショパン』の中の「歌うように美しい言葉」に衝撃を受けた。

そこで、律くんはベートーベンより村上春樹がいいのかもと考えなおした。

律くんの子供時代と『いつもポケットにショパン』の連載開始時期が一致で、そんなことを妄想してみました。

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コメント

  1. Tmtm より:

    ポケショは音楽大学が舞台ですよね。主人公は才能あふれるピアニストです。
    ベートーベンと村上春樹のあいだに、文学に関わる深い理由があるかも?と考えるとワクワクしますが、旋律の律を命名する和子さんならば、自然と関心をもつテーマではないでしょうか。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      晴さんが、その素敵なネーミングに動揺するほど、言葉の選び方が洗練されている和子さんですからね。文学的な素養があるのかもしれません。

  2. かふう より:

    朝蔵さん、人生怒涛編のキャストなどが発表されましたね。なんだか、すごい波乱が起きそうです。どこまでついていけるかな。永野芽郁は好きだけど、あまり見ていて酷かったら、挫折するかもしれません。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      新キャラはゆるそうな人ばかりなので、ゆるい怒涛になるような気がしています(笑)

  3. enakn より:

    初めまして。私はリアル東美濃市の住民です。あまちゃんの頃からずっと拝読しています。もうすぐ岐阜編が終わってしまいますので、現在のロケ地の情報をお伝えします。
     来週の放送で内定の決まった農協を辞めてしまいますが、東美濃農協は実在します。ただ、放送では東美濃市農協で「市」が入っていましたので架空となりますが。つくし食堂は、実際にNHKが取材に来てモデルにした「ひかり食堂」が恵那市駅前通りにあります。中に入りますと、つくし食堂はメニューがいろいろな色の紙で壁にずらっと貼ってありますが、「ひかり食堂」もまったく同じで、今にも仙吉さん、宇太郎さん、晴さんが出てきそうです。梟町商店街のロケ地になった恵那市岩村町本町商店街は、至る所に「半分、青い。」のポスターとロケ風景のパネルが貼ってあって、土日はもちろん平日も観光客でいっぱいです。市内を走る電車も「半分、青い。」のラッピングがしてあり、毎日鈴愛ちゃんを見ることができます。東美濃(東濃)地区は結構盛り上がっています。
     後半で鈴愛ちゃんが地元に戻ってくると思いますが、またロケしてくれないかなと思っています。また情報が入りましたらお知らせします。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      はじめまして!

      リアルな現地情報ありがとうございます。昨年の今頃、出張で茨城県に行った際、いたるところみね子ちゃんだらけでした。今は鈴愛ちゃんが岐阜にいっぱいなんですね。