五平餅作りを命じられる / 半分、青い。 第36話

2018年5月12日(土)第6週「叫びたい!」

あらすじ

東京にある大学に入学することになり、上京してきた律は、ある事実を知りました。律が東京で暮らすマンションは鈴愛の住まいのすぐ近くでした。律が鈴愛の住まいの近くで暮らすことになったのは、和子と晴が話し合って決めていたことだったのです。

律はそのマンションで、同じ大学の同級生・正人と知り合いました。正人が飼っている子猫のミレーヌが、律の部屋に迷い込んできたのが、律と正人が知り合うきっかけになりました。お互いに同じ大学に通う二人は、あっという間に意気投合しました。

一方の鈴愛は、オフィスティンカーベルで食事の支度や洗濯など、とても漫画家のアシスタントとは思えぬ下働きに追われました。そんなある日、秋風は鈴愛にあることを命じました。秋風は、鈴愛に対して五平餅をつくるように命じたのです。

鈴愛は、秋風の求めに応じて仙吉に教わった五平餅づくりに挑みます。しかし鈴愛がつくった五平餅は、秋風を満足させるにはほど遠い仕上がりでした。その五平餅をまずいと苦情を言う秋風に、鈴愛はついに激怒。原稿を窓から捨てると、秋風を脅しにかかるのでした。

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予習レビュー

前回の後半には上京してきた律くんがある事実に気がつくところからスタート。

律くんが東京で一人暮らしをはじめるアパートは、鈴愛ちゃんが暮らしている秋風ハウスのすぐ近くでした。

秋風ハウスがあるのは赤坂。『ひよっこ』のあかね荘と同じ赤坂。律くんが暮らすアパートも赤坂なのでしょうか。詳細はまだ不明です。

それはさておき、鈴愛ちゃんと律くんの二人がお互いにご近所さんになるのは晴さんと和子さんが自分の子供たちには内緒で決めたことでした。

晴さんは片耳が聞こえない鈴愛ちゃんのことが心配。和子さんは、律くんに変な虫がつくのが心配。

変な虫がつくのが心配・・・『ひよっこ』の島谷くんのお母上を思い出します(笑)

さて、東京での新生活がスタートした律くんは、同じアパートか、またはその近所で同じ大学に通う正人くんという青年と出会います。

この新登場キャラ・正人くんが、今後、キーパーソンとなってきますが、ここではまだそれ以上のことは伏せておきます。

ちなみに正人くんを演じるのは中村倫也さんです。

一方の鈴愛ちゃんは、漫画家のアシスタントとは思えないような下働きばかりさせられた上に、秋風先生から五平餅をつくれとまさかの業務命令。

しかも、やっとつくった五平餅をまずい!と一蹴。

ここまでの仕打ちされたら普通の人なら落ち込むところでしょう。でも、鈴愛ちゃんは幸か不幸か普通の人ではないですからね。

秋風先生の仕打ちに対する鈴愛ちゃんの反応。その鈴愛ちゃんのまさかの反応に対して、やっぱり普通の人とは言えない秋風先生がどう応じるのか。

週の最後にとっても楽しそうな騒動が勃発します。

感想

鈴愛ちゃんが律くんを呼び出す笛

岐阜のことを忘れて東京人になりきろうとする律くんはまた、鈴愛ちゃんには自宅の電話番号をしばらくは内緒にしておくつもりです。あの笛で呼ばれたくないから。

ところで今週の月曜日。まだ律くんも鈴愛ちゃんも岐阜にいるときのこと。笛を川に捨てようとする鈴愛ちゃんを律くんはあわてて止めました。

鈴愛ちゃんにとっては律くんを呼ぶ道具に過ぎないらしい笛が、律くんには自分が呼ばれる道具以上の価値があったようです。

その価値が、岐阜のことを忘れようとしている律くんには重すぎるのでしょうか。

さて、ちょっとネタバレですが、鈴愛ちゃんが律くんを呼び出すときに使う笛の由来が明らかになりました。

鈴愛ちゃんが律くんを呼び出すときに使う笛は、鈴愛ちゃんが9歳になった誕生日の、律くんからのプレゼントでした。

ちなみに、律くんはその笛を弥一さんの出張のおみやげでもらったとか。

そして、いつだったか和子さんが言ったとおり、笛で呼び出されることでマグマ大使=英雄として扱われることが律くんの励みになったのだそうです。

ところで鈴愛ちゃんの誕生日はまた律くんの誕生日です。

そして鈴愛ちゃんと律くんの運命の出会いの日は、二人が生まれた日。誕生日です。

二人の運命の出会いの日のプレゼントが笛ということは、笛は二人の絆のシンボルです。

その笛に呼びされるのは勘弁してほしいと思い始めた律くんの心の描写。さりげなく描かれてはいましたが、今後の大きなフラグなのかもしれません。

岐阜のことを忘れようとしている律くんは、笛のことも忘れようとしているのかも。

鈴愛ちゃんに笛で呼び出されることをちょっとばかり迷惑に感じはじめた律くんと、まだそのことに気がついていない鈴愛ちゃん。

二人のギャップが心配になってきました。

第6週「叫びたい!」感想

▼第31話(月)
周囲からの大きすぎる期待が律くんのプレッシャーになっていたことを初めて知った鈴愛ちゃんが、律くんを呼ぶ笛を捨てようとする。それをあわてて止める律くん。

律くんを呼ぶ笛が二人の絆のシンボルだとあらためて強調されました。この場面、とっても重要な場面かも。今後のためにも、この場面は記憶に刻みつけておこうと思います。

▼第32話(火)
鈴愛ちゃんたちの卒業式。そしてフクロウ会の仲間たちのお別れ会を経て、鈴愛ちゃんの上京の準備の描写へと話がテンポよく進んだ回でした。

高校生の鈴愛ちゃん、律くん、菜生ちゃん、そしてブッチャーの四人が学校の制服姿で顔を揃えるのはこれが最後ですね。高校時代の描写が好きでした。寂しくなります。

▼第33話(水)
鈴愛ちゃんがバスに乗って故郷を出発。バスに乗って家族に見送られるヒロインの姿は『ひよっこ』。車中で涙を流すヒロインの姿は『ちりとてちん』。

これまで朝ドラの中で描かれてきた、ヒロインが家族に見送られながら故郷を旅立つ名場面が、新たに増えました。心に沁みる場面でした。

▼第34話(木)
物語の舞台は岐阜県の梟町から一転、東京都心の真ん中へ。室内セットも、昭和のテイストが色濃く残る楡野家から、昭和色がすっかり消えているバブリーな秋風邸へ。

しかし、今回の後半は再び昭和テイスト満載の秋風ハウス。ひとりぼっちでノリ弁当を食べる鈴愛ちゃんの姿。あの頃の自分も似たようなもの。懐かしさを感じました。

▼第35話(金)
左耳が失聴していることを秋風先生に打ち明ける鈴愛ちゃん。しかし、秋風先生はそのことに偏見も持たなければ同情もしない。

無関心を装う・・・のではなく無関心そのもの。そんな秋風先生の反応はとってもさわやかでした。見た目は決してさわやかではありませんが(笑)

▼第36話(土)
笛を捨てようとする律くんの姿が描かれた回から始まった今週は、その笛を少しだけ迷惑に感じはじめる律くんの心の中の描写で締められました。律くんが心配です。

一方、新キャラ・正人くんが登場。律くんは亀のフランソワがお友達。一方の正人くんは子猫のミレーヌがお友達。ペットが友達。意気投合するはずです。

そして、最後の最後に「炭水化物要因」というまさかの爆弾発言。

一歩間違えたら重苦しくなりかねない場面でしたが、みごとに笑いによって重苦しさを回避。この明るさ、この軽さが、本作の魅力の一つですね。

というわけで、今週も一週間、お世話になりました。

今週の中盤は全国的に気温が下がりましたが、今週末は再び真夏なみになるところもあるとか。気候の寒暖の差が激しい週末、どうぞお身体に気をつけてお過ごしください。

ありがとうございました。

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コメント

  1. なべぞー より:

    東京、岐阜は当時は昼間は10円で3秒だったと思います。夜9時以降は7秒くらいはあったかな。米と味噌と金を送ってもらうお願いをするために、よく実家に公衆電話を使いました。30年ほど前上京したころを懐かしく思い出します。

    当時は岐阜は田舎と思いましたよ。東京と比べたら格段に違いました。名古屋と比べたら田舎とは思いませんでしたけど。東京や横浜は別格でしたね。

    個人的な時代考証から言わせてもらいますと、田舎の高校生は男子はサイクリング車に乗ってましたね。ママチャリではなかったです。ここが惜しいと思いました(笑)

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      たしかに当時の男子高校生は、ママチャリに乗るのは恥じらいを感じていた向きがありますね。

  2. 田邊雅範 より:

    岐阜県県民のじじいより
    今日の36話は腹が立ちました。
    あまりにも岐阜を馬鹿にしてませんか。
    このサイトは大変楽しく拝見しています。
    岐阜は北部は確かに山国ですが、人間が住んでいます。
    「岐阜の山猿」はご愛嬌として、田舎者?(この時代は東京も近くなっていますが)の少女を弟子にすると言って、まるで騙して東京に出てこさせて、「メシアシ」扱いするなんて。
    この先どのような面白い展開になるかはわかりませんが、秋風にこういう芝居をさせる脚本家とプロデューサーの考えが信じられない気持ちになりました。
    今回をフォローする物語の展開を願っています。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      脚本家の、自分の故郷への愛情の裏返しの自虐なのかもしれません。

  3. あみ より:

    昨日も思いましたけど鈴愛ちゃん、コレクトコールを使えばいいのに!今はもう終了となってしまったコレクトコールは親元を離れたばかりの若者にとって非常に有難いサービスで、私も部屋に電話を入れる前はよく利用しました。私は実家が遠くなかったですが、岐阜ならば小銭がいくらあっても足りないことでしょう。通話後に10円玉が戻ってくるのは嬉しいものでした。このドラマのおかげで色々なことを思い出します^^

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      > コレクトコール

      同じことを考えてました。でも、鈴愛ちゃんはまだこの存在を知らないのかもしれません。僕も当時、こんな素敵なサービスがあることを知るまで、実家に電話をかけるのにお金をずいぶんたくさん使ってしまいました。岐阜県ほど遠くはなかったですが。

  4. ちーぼー より:

    今週も楽しい「半分、青い。」でした。テンポが良くて楽しくて、やはり朝はこういうドラマがいいなぁ、と思いながら毎日見ています。
    ところで、来週の土曜のところにも、今日と同じ「感想」の文章が入ってしまっているようです。もうお気づきだと思いますが…。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      感想の件、ありがとうございます。気がつきませんでした。助かりました。

  5. かふう より:

    あーあ、今週も面白かった!笑
    涙とか感動とかもあるけど、基本、コメディタッチなので救われます。永野芽郁、いいなー。
    あとは、原田知世。笑。つきぬけてますねー。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      あの往年のアイドルが、ここまで天然キャラを演じきれるなんて!本当にビックリです。