鈴愛が秋風の言葉に激怒 / 半分、青い。 第37話

2018年5月14日(月)第7週「謝りたい!」

あらすじ

鈴愛がペンを持つことはない。そう言い放った秋風に対して、鈴愛が反撃に出ました。秋風の漫画の原稿をうばい取った鈴愛は、その原稿を窓から捨てる素振りを見せ、漫画家のアシスタントしての仕事をさせなければ、この原稿を外に捨てると言い出したのです。

鈴愛の手中にあった原稿はボクテによって奪い返されました。秋風はあらためて鈴愛を炭水化物要因だと決めつけるものの、鈴愛も黙ってはいませんでした。自分は家族のためにも漫画家になる夢を諦めるわけにはゆかないのだと。

鈴愛の覚悟を問いただした秋風は、鈴愛に期限一週間の仕事を与えました。鈴愛は喜んでそれを引き受けるものの、それは難易度の高い仕事でした。鈴愛は睡眠時間を削って練習に励み、秋風から出された課題に挑み続けます。

同じ頃、律は、マンションの隣に住む正人とすっかり仲良くなっていました。ある日、正人に連れられ足を踏み入れた喫茶店「おもかげ」は、故郷の喫茶店「ともしび」とそっくりでした。そして、喫茶店「おもかげ」には、秋風も来店しているのでした。

<<前回36話 | 次回38話>>

Sponsored Link

予習レビュー

食事の準備をする足「メシアシ」としてこき使われ、秋風先生からは「五平餅要員」とまで言われてしまった鈴愛ちゃんがついに怒りを爆発させたのが前週の最後。

そのとき鈴愛ちゃんは、ペンを持つことはない。漫画家のアシスタントにするつもりはないとまで秋風先生に言われてしまいました。

ここまでだと、故郷を離れた直後に必ず体験する逆境に朝ドラヒロインが直面し、それからしばらく受難の日々がはじまるお決まりパターンです。

しかし、そのお決まりパターンはみごとに破壊されました。

鈴愛ちゃんがいきなり反撃に出る。秋風先生の原稿を人質ならぬモノジチに取って、逆に秋風先生を脅しにかかる。

そこまでが前週の土曜日の終わり。そして、今回はそこからの続きです。

鈴愛ちゃんは秋風先生に落ち込むことはなく、逆に秋風先生が鈴愛ちゃんの気迫に気圧されてしまう。

しかし一度は気圧された秋風先生も鈴愛ちゃんに再反撃。

「カケアミ」と呼ばれる、白黒印刷の漫画に線の組み合わせによって濃淡をつけるとっても難易度の高い技法を鈴愛ちゃんに強要。

秋風先生は、無理難題を言えば鈴愛ちゃんは凹むだろうと考えたのでしょうか。これほど強力な再反撃はないと考えたのかもしれません。

しかし、秋風先生の反撃は、反撃にはなりませんでした。

鈴愛ちゃんは、その無理難題を、誰でもできる単純作業を引き受けるかのごとく「了解いたした」と、かる〜く引き受ける。

朝ドラヒロインの明るい受難。朝ドラヒロイン受難エピソードの新パターンが生まれた瞬間かもしれません。

感想

鈴愛ちゃんは菱本さんとどこか似ているところがある。そして、菱本さんは、鈴愛ちゃんに同じ匂いを感じているのかもしれない。

今回、ふとそんなことを思いました。

鈴愛ちゃんは菱本さんの似ているところ:その1

似ているところは二つです。一つ目は秋風先生に心酔していること。

菱本さんが秋風先生に心酔している様子は、菱本さんの初登場場面から繰り返し描かれてきました。

そして菱本さんは、秋風先生の作品世界は言うまでもないことですが、それだけでなく秋風先生の人となりまでをよ〜く理解しているようです。

一方の鈴愛ちゃんもまた、秋風先生の作品世界に心を奪われています。

鈴愛ちゃんの高校生最後の夏休み。律くんから貸してもらった秋風先生の少女漫画の数々にたちまちのうちにのめり込んでいった時の場面は、どれも本当に美しかった。

鈴愛ちゃんの目を通して見た秋風先生の作品世界が、そのままドラマになっているかのようでした。

そして、今回。

自分がどれほど秋風先生の作品世界に魅了されているかを、鈴愛ちゃんは再び、今度は秋風先生の前で言葉にしました。

ところで、ボクテと裕子ちゃんも、もちろん秋風先生のことを尊敬しているのだと思います。

しかし、二人には秋風先生への熱が、鈴愛ちゃんや菱本さんほどには感じられません。

秋風先生によれば、二人はもともと自分の漫画で実績があるとのこと。

そして、これは僕の予測ですが、その実績をもとに秋風先生が二人を自分のオフィスに招き入れたのではないか。そんな気がしています。

ボクテと裕子ちゃんは、秋風先生に憧れてやってきたというよりは、自分たちの実力によって秋風先生のもとで学ぶチャンスをつかんでいます。

もしかすると、秋風先生でなく、他の大御所漫画家に誘われていたとしたら、迷わずその道を歩んでいたかもしれません。

でも鈴愛ちゃんは、もし仮に秋風先生意外の漫画家から誘われたとしたら、果たして上京していたかどうか。

地元の農協で就職していたような気がします。

菱本さんが、どのようなきっかけで秋風先生と知り合ったのは、まだ明らかにされてはいませんが、鈴愛ちゃんと似たようなきっかけがあったのかもしれませんね。

鈴愛ちゃんは菱本さんの似ているところ:その2

鈴愛ちゃんは菱本さんの似ているところの二つ目は、秋風先生の作品世界だけではなく、秋風先生の人となりまでよ〜くわかっているところです。

より正確に言うならば、鈴愛ちゃんも秋風先生の人となりを誰よりも深く理解する一人になりそうだということです。

今回の鈴愛ちゃんの秋風先生への反撃。ちょっとやり過ぎでは?と思うところもありましたが、秋風先生の人物を察していたからあそこまで言えたのかなとも思いました。

また、秋風先生のペットの遺影を掃除する場面。

「塩を入れた氷みたいに冷たい心」の秋風先生の正体はどんな人なのか。

秋風先生の人物そのものに関心を示す鈴愛ちゃんの様子を見て、菱本さんについで秋風先生のよき理解者になれるのかもしれない。

そんな気もしました。

この点でも、ボクテも裕子ちゃんも、秋風先生の人物にまではそれほど関心がなさそうですからね。

ボクテは裕子ちゃんよりは関心を持っているかなとも思いますが・・・

いずれ、菱本さんが秋風先生と知り合うきっかきがドラマの中で描かれることになるでしょう。そのとき、鈴愛ちゃんとの共通点が暴露されるような気がしてきました。

<<前回36話 | 次回38話>>

Sponsored Link
Sponsored Link

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. ぱぽりん より:

    秋風先生、鈴愛の口のきき方がどうのなどという文句は言わない、しかも怒りながらも鈴愛の言い分を一応聞く、偉いじゃないですか。
    また、弟子を自分の良いように使うのではなく、一人前の漫画家に育てる意識もしっかりしている。
    自身で言った「エッジの利いたオタク」の、自身が代表であるはずが、なかなかどうして立派な人物と言うほかありません。

    さて、カケアミとは少し違いますが、若い時に頼まれて、カラーインクと色鉛筆の1cm程の線、色の使い分けとその密度でとあるプレゼン図面をつくったことがありました。
    期間1週間、そしてそのサイズ、畳でおよそ<3畳>ほど!!
    終えた後しばらくは、怖いものがありませんでした。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      秋風先生、たしかに大きな人物ですね。この先の展開で、人物の大きさを実感させてくれる場面が用意されているんで、鈴愛ちゃんの無礼すぎる反撃にしっかりと耳を傾ける姿は、その時のフラグなのかなとも思いました。

      > 3畳

      濃淡に加えて色の使い分けまで加わるんですか!?しかもそれを3畳。たしかに怖いものなくなりますね。

  2. 落合明人 より:

    皆様この朝ドラは2018年まで進てなっていますけれどもはたして東日本大震災にまで行きますけれども
    ドラマの中であまちゃんみたいに鈴愛ちゃんも震災関連のシーンがあるんですか