カケアミを仕上げる鈴愛 / 半分、青い。 第39話

2018年5月16日(水)第7週「謝りたい!」

あらすじ

西北大学に通いはじめた律は、体育の授業で迷わず弓道を選択しました。律が数ある武道の中から弓道を選択したのは、高校三年生にときに出会った他校の弓道部員の美少女の面影をひきづっていたからです。

その頃、律が上京したことで、和子は寂しさを募らせていました。夕方になると、律がいなくなったことへの寂しさに耐えられなくなる和子は、その気持ちを打ち明けに晴を訪問。晴と和子は、子供が巣立った寂しさを語り合っていました。

一方、鈴愛の存在をうとましく思っていた裕子は、少しづづ鈴愛に対して心を開いてゆきました。裕子は鈴愛とケンカしたことを謝罪。そして裕子は、カケアミを描きやすいペンを鈴愛に譲り、鈴愛も裕子の気持ちを素直に受け入れました。

そんな中、鈴愛は秋風から課題としてはたされていたカケアミをついに完成。その出来栄えを見てもらおうと、鈴愛は秋風がよく通っているという近所の喫茶店へ足を運びます。その喫茶店で、鈴愛は律と再会するのでした。

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予習レビュー

律くんはいまだに美少女・清ちゃんのおもかげをひきづっていました。

清ちゃんとは、高校三年生の律くんが一目惚れした女の子。弓道部の交流試合で他校からやってきた女の子のことです。

大学に入ってもなお、心のどこかで清ちゃんとの再会を願っていたのでしょう。鈴愛ちゃんには見えない律くんの心の真ん中には清ちゃんがいました。

ところで律くんが清ちゃんと出会うきっかけになったのは、菜生ちゃんが弓道部にいたからです。菜生ちゃんの試合を見に行ったことが出会いのきっかけになりました。

その菜生ちゃんは、鈴愛ちゃんと律くんが二人きりになれるよう何度も心をくだいていました。鈴愛ちゃんと律くんの間に「何か」が起きるようにと。

菜生ちゃんは、鈴愛ちゃんと律くんが一緒になることが願いでした。

律くんが京都大学への進学を断念したとき。

鈴愛ちゃんと同じ東京に行くことになったきっかけをつくった亀のフランソワを、菜生ちゃんは恋のキューピッドとまで言って喜んでいたことを懐かしく思い出します。

しかし菜生ちゃんは、自分の願いとはまったく異なる方向に律くんを導いてしまいました。

律くんが清ちゃんに一目惚れするきっかけを与えたのも菜生ちゃん。一目惚れでは終わらずそのおもかげを律くんに探し続けさせるまでにしたのも菜生ちゃんです。

皮肉な展開ですね。

さて、一方の鈴愛ちゃんは秋風先生から出された課題を完成。この課題の出来栄えで、鈴愛ちゃんのオフィス・ティンカーベルでの今後のあり方が決まるはずです。

鈴愛ちゃんはどうなってしまうのでしょうか。

感想

。律くんの本気の一目惚れ

ついに出ました。律くんの「一目惚れ忘れられない」エピソード。

なつかしい高校時代。弓道の交流試合の場面。律くんの一目惚れがこれでもかというくらいに丁寧に描かれました。

バドミントンのシャトルが木の枝に引っかかる。高価なシャトルなのでブッチャーはどうしても取れないが、位置が高すぎて取れない。

そこに弓を持った清ちゃんが歩いて来る。

木の枝に引っかかったシャトルを弓の先で突っつき、木の枝から落ちてきたシャトルを清ちゃんは手のひらでキャッチ。

そのキャッチする映像の美しいことと言ったら。

この場面が、これほど美しく、これほど丁寧に描かれた理由がようやくはっきりと見えてきました。

律くんの一目惚れ。それほど真剣なものだったんですね。心の中で宝石のように輝き続けていたとは!清ちゃんの面影を忘れられずにいたんですね。

てっきり律くんは、その一目惚れのことを忘れているものだとばかり思っていました。

記憶には残っていても、普段から思い出すことはない。そういう意味での「忘れる」です。完全な忘却ではありません。

以下、ちょっとだけネタバレが含まれます。

当初、律くんが大学構内で清ちゃんと再会するところまではアナウンスされていました。

しかし、清ちゃんの面影を求めて体育の授業で弓道を選択するとまではアナウンスされてはいませんでした。

だから、清ちゃんとの再会を果たすことで、一目惚れの記憶がよみがえってくる。そんな展開を予想していました。

一目惚れの瞬間。出会いの瞬間が宝石のように輝きつづける。そして、清ちゃんの面影をいつも探しつづける。

律くん。ここまで本気だったとは!

そして、律くんの一目惚れが本気だということが明らかになった今回。律くんと鈴愛ちゃんが再会しました。

一目惚れ本気。鈴愛ちゃんと再会。この二つを同じ回に詰め込んだのは、これは今後の展開へのフラグでしょうか。

秋風先生をコントロールする術

鈴愛ちゃんが秋風先生を見事に撃退。鈴愛ちゃんはもしかすると秋風先生を自由自在にコントロールする術を身につけたのでしょうか。

秋風先生が、はじめに小声で「岐阜に帰れ」と言ったとき。

あのときはきっと、鈴愛ちゃんは秋風先生の声が聞こえなかったのでしょう。秋風先生も、聞こえないのを見越していたものと思われます。

しかし2回目の「岐阜に帰れ」。

ここまで大声で言えば聞こえないわけがない。でも、鈴愛ちゃんは、涼しい顔をしながら左耳が聞こえないと秋風先生を上手にかわしてしまう。

自分の嫌がらせがまったく通じないとわかった時の秋風先生の表情、というか顔芸。名演でした。

菱本さんも、秋風先生に心酔するその一方で、秋風先生をコントロールする術を心得ているようです。やっぱり、鈴愛ちゃんと菱本さん、どこか似ている。

からの巣症候群

子供が巣立った寂しさを癒そうとする晴さんの一言に吹きました。

「上京した子供から頻繁に手紙が来るのはNHKの朝ドラだけ」

今にして思えば『ひよっこ』の時子ちゃんは、鈴愛ちゃんや律くんと比べたら、圧倒的に筆マメだったんですね。

時子ちゃんの親友のみね子ちゃんが超がつく筆マメだったので、いつも「一文節」で手紙が終わる時子ちゃんが筆不精に見えたものです。

律くん、せめて「一文節」でもいいので和子さんに手紙を書いてあげれば、和子さんも少しは癒されるのに・・・

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