正人からの連絡待つ鈴愛 / 半分、青い。 第52話

2018年5月31日(木)第9週「会いたい!」

あらすじ

正人からの連絡はないだろう。そう秋風に言い切られた鈴愛は、正人からの電話を待たずに自分の方から連絡してみることにしました。鈴愛が電話をかけようとしたその時、秋風ハウスの電話のベルが鳴りました。

正人からの電話が来たのではないかと期待する鈴愛が受話器を取ると、電話の相手は岐阜の実家の晴でした。晴は、鈴愛が働いているオフィスや住んでいる場所を見るために、近々、上京することを鈴愛に告げました。

晴との電話が終わり、再び鈴愛が正人への電話に挑もうとしたそのとき、再び電話のベルが鳴りました。その電話の主も正人ではなく、今度は律でした。鈴愛は律から告げられました。高校時代に一目惚れした清と再会できたことを。

律と清の再会の話を聞かされた鈴愛は、意を決して正人に電話をかけました。そして、翌日には正人と一緒に花火をする約束をすることができました。そして迎えた花火の当日。鈴愛は菜生がくれたカエルのワンピースを来て、正人と二人きりの花火を楽しむのでした。

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予習レビュー

かつて、鈴愛ちゃんがコバやんとデートをする直前。

律くんは鈴愛ちゃんにアドバイスしました。鈴愛はしゃべると面白い。しかし女の子は面白くなくていい。だから、鈴愛はしゃべるなと。

普通といえば普通の律くんによるアドバイス。しかし、このアドバイスは鈴愛ちゃんにとっては衝撃の事実でした。

それまでまったく知らなかった異次元の世界でした。

さて、前回から今回にかけて描かれるらしい、秋風先生のアドバイスもまた、鈴愛ちゃんにとっては衝撃の事実となるようです。

鈴愛ちゃんは、そのうち一緒に花火をしようと正人くんを誘った。

正人くんは、それに対していいよと答えた。

しかし、鈴愛ちゃんは「そのうち」がいつなのかを、はっきり決めなかった。「そのうち」があいまいなまま正人くんを誘った。

その鈴愛ちゃんの誘い方に秋風先生がグサッと一言。

「そのうち」は永遠に来ないだろう。あいまいな誘いに「いいよ」とこたえたのは、それはただ単に社交辞令だろうと。

社交辞令。

鈴愛ちゃんもその言葉くらいは知っていたかも知れません。

しかし、その言葉が持つ意味を知るのと、この言葉が実行される現場に出くわすのは、どうやらこれが初めてのようです。

鈴愛ちゃん、これでひとつ大人になれるのでしょうか。

感想

とっても明るくて楽しくて、朝から気持ちの良い回でした。しかし、その明るさ、楽しさがさびしく映る回でもありました。

この明るさ、楽しさ。間もなく見納めになるかもしれないからです。

カエル柄のワンピースとオーダーメイドスーツ

菜生ちゃんがプレゼントしてくれたカエルの柄のワンピース。鈴愛ちゃんが着る日がついにやってきました。

カエル柄のワンピースを着た自分の姿を鏡にうつして見ているときの鈴愛ちゃんの嬉しそうな幸せいっぱいの顔と言ったら・・・

たしか、高校生の時も今回のおんなじ表情を見せました。

あれはたしか、農協への就職が決まった直後のこと。鈴愛ちゃんの就職を喜ぶ晴さんが、奮発してオーダーメイドスーツを鈴愛ちゃんにプレゼント。

サイズ合わせのためだったか、オーダーメイドスーツを試着した自分の姿を鏡にうつして見ていたときの鈴愛ちゃんも、本当にいい顔してました。

芝居とは思えないほど喜びでいっぱいの女の子の顔でした。

しかし、あのとき。その喜びの顔は、その直後から一転。農協への就職はやめて上京すると言いはじめた鈴愛ちゃんと晴さんは激しく対立。

それまで見たことがなかったような喜びの表情と、その直後の怒りや涙。そのコントラストはあまりにも強烈でした。

その強烈なコントラストが僕の中ではトラウマになってしまったようです。

オーダーメイドスーツ姿の自分を嬉しそうに眺めるあのときと同じように、カエル柄のワンピースを着た自分の姿に表情を浮かべた鈴愛ちゃん。

初めてのデートで着ると決めていたカエル柄のワンピースを、ついに着ることができることに喜びを隠しきれない鈴愛ちゃん。

そんな鈴愛ちゃんが描かれた直後には、オーダーメイドスーツのときと同様、今回の明るさ、楽しさが反転してしまうのかなと思うと切なすぎる、鈴愛ちゃんの笑顔でした。

鈴愛ちゃんと律くんのすれ違いのフラグ

鈴愛ちゃんと律くんの高校時代。

律くんが清ちゃんに一目惚れしたときのこと。

あのとき、律くんは清ちゃんに夢中でした。しかし、一方の鈴愛ちゃんは、どこか他の方向に心を向かわせる対象がありませんでした。

律くんは明後日の方向を向いてましたが、鈴愛ちゃんは律くんの方を向いてました。だから鈴愛ちゃんは、自分でそれが何かもわからず胸の痛みも感じました。

その直後の、鈴愛ちゃんとコバやんのデートのときのこと。

鈴愛ちゃんはコバやんとのデートを成功させることに夢中でした。律くんのことは鈴愛ちゃんの眼中にはありませんでした。

そしてその時は、律くんは鈴愛ちゃんの方を向いていました。というか、気持ちを向けるべき他の対象がありませんでした。

だから、鈴愛ちゃんのデートのことが、律くんは気になって気になって仕方がなかった。

鈴愛ちゃんと律くん。それぞれが恋をしたのものの、タイミングがちょっとだけズレていたのは、今にして思えば救いでした。

タイミングがずれていたから、お互いのことが眼中から消えてなくなる、という最悪の事態を避けてとおることができました。

しかし、今回。

今回、律くんは清ちゃんとの再会のことで頭がいっぱいでした。一方の鈴愛ちゃんは、正人くんに電話をかけることで頭がいっぱいでした。

誤解を恐れずに言えば、鈴愛ちゃんも律くんも、会話をしながらも、お互いのことな眼中にありません。

鈴愛ちゃんと律くん、子供の頃と同じように、おたがいに遠慮なく軽口を叩きあうのは久しぶり。

しかし、それは、それぞれが、別の方向を見ていたから、おたがいに遠慮なく軽口を叩きあえと言えないこともない。

鈴愛ちゃんと律くんがおたがいに遠慮なく軽口を叩きあう場面。一見、仲良く見える二人の気持ちは全く反対方向を向いている。

画面を分割して、鈴愛ちゃんと律くんの二人を同時に映し出した映像は、皮肉にもこれからはじまるすれ違いのフラグのような気がしてなりません。

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コメント

  1. ぷん より:

    あの髪型は、「金魚」のしっぽだったんですね
    仕込みがすごい!

  2. enakn より:

    鈴愛ちゃん、菜生ちゃんのカエルのワンピースを着ることができてよかったね。普通に似合っていたと思います。明日の6月1日に菜生ちゃんと草太くんがロケ地の岩村町に来るそうです。放送中の1990年?も二人は梟町にいたはずなので、よかったのかな?

  3. あみ より:

    正人くんが「カエルのワンピース」ではなく、「カエルのドレス」と言ったのが印象的でした。女心に刺さる言葉ではないでしょうか。中村倫也さん、さすが「ホリデイラブ」でDV夫なのになぜか「キュンキュンする!」とSNSをにぎわせただけのことはあります。
    清を見ていると、山田詠美さんの小説に出てきた、そのまんまな感じが魅力と男子にモテモテで、でも実際は自然体に見えるようすべて計算ずくだった、そしてそれを指摘されてキレるという女子高生を思い出します。私の思い過ごしではなく、清役の方がそういうふうに演じているんだとしたら、成功してるということですね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      > 「カエルのドレス」

      ここには気が付きませんでした。するどい観察眼ですね。

  4. うみがめ より:

    正人くん・・・魔性だ・・・。