鈴愛にやきもちを焼く清 / 半分、青い。 第55話

2018年6月4日(月)第10週「息がしたい!」

あらすじ

清との再会をはたした律は、ある日、放課後に清を喫茶店に誘い、喫茶店を出た後、自宅に招きました。律の部屋に招かれた清は、部屋の中に飾ってある鈴愛や律たち四人の同窓生が一緒に写っている写真を見つけました。

清は、その写真の中で、律と仲良さそう笑っている鈴愛に対して、やきもちを焼きはじめていました。ちょうどその頃、鈴愛に会うために上京していた晴は、整理整頓をするひまもない鈴愛の部屋を掃除していました。

掃除が終わり、夕食の準備をして鈴愛の帰りを待っていると、部屋のドアをノックする音が響きます。鈴愛の部屋のドアをノックしたのは、鈴愛ではありませんでした。ドアの外には裕子とボクテでした。裕子とボクテは2枚のランチチケットを晴に贈ったのです。

晴は、裕子とボクテにもらったランチチケットで食事をしようと鈴愛を誘いました。しかし、晴が鈴愛を誘ったその日は、鈴愛と正人の二度目のデートの日でした。晴の誘いに対してどう答えたらよいのか、鈴愛は困り果ててしまうのでした。

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予習レビュー

最近、とあるネットニュースで、清ちゃんを演じる古畑星夏さんのインタビュー記事が掲載されています。

そのインタビュー記事の中で古畑星夏さんが語ったところによれば、これから『半分、青い。』では「ドロドロの三角関係」が描かれるとのことです。

そして今回、古畑星夏さんが口にした「ドロドロの三角関係」の、かなり大きなフラグが立ちました。

一週間の最初の月曜日からこのフラグ。

この一週間は息のつまるような展開が予想されます。実際、今週のサブタイトルは「息がしたい!」。

文字通り、息がつまり息がしたい!と思わずにはいられないような展開になるのでしょう。

これまで、鈴愛ちゃんが秋風先生にクビを切られる前後を除けば、明るく軽やかなエピソードばかりが続いてきました。

そんなおだやかな日々の終わりの始まり。それが今回、そして今週なのかもしれません。

以下、ちょっとだけネタバレです。

これまで、鈴愛ちゃんと律くんの、気持ちの微妙なすれ違いが繰り返し描かれてきました。

今週から来週にかけては、微妙ではすまされないすれ違い。決定的なすれ違いが描かれることになるようです。

つらく切ない二週間になりそうです。

感想

清ちゃんの嫉妬

律くんと清ちゃんの抱擁場面を見て思いました。

律くんと清ちゃんが再会して以来、清ちゃんはこれまで何度も律くんの部屋に足を運び続けているのだろうと。

ということは、これまで何度もフクロウ会四人組の写真を、清ちゃんは目にし続けているはずです。

あの写真を目にし続けて、そしてずっと気になっていたのでしょう。特に、律くんと並んで写っている鈴愛ちゃんの嬉しそうな笑顔のことが。

あの写真を初めて見たときは、自分の中にやきもちの感情があることさえ自覚できないほどの嫉妬の炎。

炎というよりも、線香花火の天下したばかりの火くらいだったのかもしれません。

その線香花火の小さな火はやがてパチパチと弾けはじめ、やきもちの感情がはっきりと自覚できるくらいになったのが今回。

ついに意を決して、写真の主のことを清ちゃんは尋ねたのでしょうか。

そんなタイミングで、晴さんからの電話がかかってしまったのかな?

律くんが晴さんと通話している最中は、きっと清ちゃんも通話相手は親戚のおばさんか何かくらいに思っていたのでしょう。

電話に出た律くんの最初の一言は「おばさん?」でしたからね。

しかし、それが鈴愛ちゃんのお母さんとわかった瞬間。線香花火はいきなり打ち上げ花火くらいになってしまいました。

清ちゃんの嫉妬の描写。見事でした。

裕子ちゃんとボクテの孤独

裕子ちゃんとボクテから食事券をプレゼントされ、嬉しくて思わず涙ぐむ晴さん。その晴さんの涙に反応する、裕子ちゃんとボクテの寂しさが心に刺さりました。

裕子ちゃんとボクテ、二人の説明によると、裕子ちゃんは母親が再婚して以来、母親とうまく行っていないとのこと。

鈴愛ちゃんが秋風ハウスに入居したばかりの頃、まるで取引先の人と話すような口調で、電話の向こうの母親と会話する姿が印象に残っています。

一方のボクテが両親との関係を語るのはこれが初めてでしょうか?(二度目のような気もしています)

でも、両親がボクテを恥ずかしく思い、それが原因で両親との関係がうまくいっていないこと。なんとなく想像はついていました。

ボクテの背後に家族の存在が感じられなかったので。

そんな家族との縁が薄い二人にしてみれば、自分たちに優しくしてくれた晴さんは、お母さんの感触を思い出させてくれるのかもしれません。

母親への愛情に飢えた二人が、まるで母親みたいな晴さんが大好きになってしまう小さな小さなエピソード。

物語の展開にはまったく関連してこないエピソードですが、脇キャラの寂しさにまでしっかりと光をあてて愛情を注ぐ丁寧な作劇が心に沁みます。

追伸:両親との縁が薄いならがも、ボクテはずいぶんと心優しいまっすぐな青年に育ったものですね。幼い頃は、大切に育てられていたんでしょうね。

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コメント

  1. ぱぽりん より:

    「女性らしさが薫る女性」は素敵ですが、「女を振りまく女」はどうにも我慢がなりません。清は後者の様で、いわゆる「女に嫌われる女」ですね。岐阜サンバランドの不動産業者より性質悪そうで、この劇中これまでで一番の悪役設定、正人だったら絶対関わらないタイプでしょう。
    正人は適度な距離感を共有できる女性が好きなようで、それを理解できない女性の側がこれまで勘違いしているように思います。
    「対等な人間として付き合っている相手が素敵な女性である」ことが正人の理想なのでしょう。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      清ちゃんの道着にだまされましたね。私服の清ちゃんが相手なら、はたして律くんは一目惚れしたかどうか・・・

  2. たか より:

    自分の彼氏の左手薬指にマニキュアを塗るとは、完全にマーキングと自分の存在アピール!
    清は、同性からすると恐ろしい((((;゚Д゚)))))))

    鈴愛ちゃんと正反対の計算出来る女ですよ。
    上京したての岐阜の写真館の一人息子なんて、
    ちょろいですよ!敵にしたくないタイプ〜!

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      > マーキング

      清ちゃんの行動を見事に言語化した表現です!この言葉が見つからずにいました。

  3. うにに より:

    はじめまして。
    毎クール、いつも拝読させていただいています。

    正直、「朝から気持ち悪い」って
    声に出して言ってしまった月曜日でした。。。
    ユーコちゃんとボクテくんのシーンで少し
    救われましたけど。

  4. ありがとう、半分、青い より:

    菱本さんって、最初、高飛車な感じでしたけど、
    最近、すごく優しくて、
    鈴愛にも、お母さん(晴さん)にも優しくて、
    さすが、元祖癒し系!

    鈴愛とユウコ、最初は取っ組み合いのけんかもありましたが、
    今、すごく良い関係で、こちらも癒されます。

    おしまい

  5. enakn より:

    ついに律くん、鈴愛ちゃん、清ちゃんの三角関係、ドロドロ劇が始まってしまいましたね。今週は見逃せません。
    地元情報です。岩村町にふくろう商店街が再現されました。NHKが製作したもので、1990年と比べてアーケードの色の剥げ、鉄の錆びから見て、2010年代を想定していると思います。近日撮影予定だそうです。またお知らせします。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      > 色の剥げ、鉄の錆び

      貴重な情報ありがとうございます。いつも賑やかで華のあった商店街が、シャッター街になってしまうんでしょうか。寂しいです。

  6. ちーぼー より:

    晴さんからのランチの誘いを、嘘をついて断ってしまう鈴愛ちゃん。晴さんは誰かとランチに行くし、鈴愛ちゃんも嘘をつき通せずに終わるようですが、この後晴さんの具合が悪くなってランチに行くことも出来なくなり、鈴愛ちゃんが深く後悔することになるのでは…と心配してしまいました。
    ユーコちゃんとボクテくん、とても良い若者ですね。晴さんの立場の世代の私は、晴さんと一緒に涙ぐみそうになりました。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      何かを後悔する人の姿は観ていてとてもつらいものがあります。とくに鈴愛ちゃんが後悔する姿はつらすぎるかも。そんな事態にならないといいですね。