鈴愛が失恋し深く傷つく / 半分、青い。 第57話

2018年6月6日(水)第10週「息がしたい!」

あらすじ

鈴愛が正人にふられてしまいました。しかも鈴愛は、正人から突き飛ばされてしまいました。正人との恋が実ることしか予想していなかった鈴愛は、正人からふられたこと。しかも、手厳しい態度でふられたことに深く傷ついてしまいました。

鈴愛は、秋風ハウスの自室に帰ってきてからも泣き続けました。心配した裕子とボクテがなだめても、鈴愛は泣きやむ気配がありません。そんな鈴愛がようやく一言だけ言葉を口にしました。律に会いたい。

鈴愛の願いを聞いた裕子は、早速、律に電話しました。裕子から鈴愛の失恋の話を聞かされた律は、正人に鈴愛への気持ちを確かめました。正人は、鈴愛のことを真剣に考えていました。そして、律は鈴愛が好きだと確信していたのです。

ほどなくして、律は、秋風ハウスの鈴愛のもとに足を運びました。律の背中を借りてひとしきり泣いた鈴愛は、ようやく落ち着きを取り戻した。そして、律の存在が自分にとってどれほど大切なものなのかを、実感するのでした。

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予習レビュー

正人くんとの恋がうまくゆくことに自信しかなかった鈴愛ちゃんが失恋してしまいました。

秋風先生から、社交辞令を使う大人のリアルを突きつけられ、ショックを受けてもすぐに立ち直ることができました。

律くんからはコバやんとの一件をからかわれても、自信はゆるぎませんでした。

それほど、新しい恋に自信があった鈴愛ちゃんでした。恋がうまくゆくと信じて疑わなかった鈴愛ちゃんでした。

それだけに失恋のショックは大きい。

しかも、正人くんからのふられ方が、かなりショッキングなものになるようです。ただでさえショックが大きいというのに二重のショック。

泣きじゃくりながらも、やっとの思いで「律に会いたい」とつぶやいた鈴愛ちゃん。律くんの存在が自分にとってどれほど大事かを、理解した瞬間かもしれません。

一方、正人くんが鈴愛ちゃんをふった理由は意外なもの。

正人くんが律くんに連れられ岐阜に行ったときのこと。川原で正人くんは律くんに尋ねました。どうして鈴愛ちゃんと付き合わないのって。

そのとき、正人くんは、律くんが鈴愛ちゃんのことを好きだと感じていました。しかし、律くんには、そんな気持ちの自覚はない。

だから正人くんの言葉を否定しました。

しかし、正人くんはいまだに律くんが鈴愛ちゃんのことを好きなのだろうと考えていたようです。

しかし、今回もまた律くんは正人くんの推測をスルー。

鈴愛ちゃんと律くんの、繰り返された気持ちのすれ違い。今回の、このすれ違いが最後で最大の気持ちのすれ違いになるのかもしれません(涙)

感想

鈴愛ちゃんと律くんの微妙なすれ違い

今回は、鈴愛ちゃんが突き飛ばされる場面。その後に泣き続ける鈴愛ちゃんの姿があまりにも強い印象を残したため、うっかりそこに持ってゆかれるところでした。

でも、今回の一番大事なところは、そこではなくて、鈴愛ちゃんと律くんの過去、現在、そして未来のはずです。

律くんの背中を借りて落ち着きを取り戻す鈴愛ちゃん。この二人の姿に、二人が同じ日に生まれてから今日までのすべてがギュッと詰まっているかのようでした。

そして、ギュッと詰まっている感を強調したのは正人くんの言葉です。

正人くんは言いました。「お互いに気づいていないだけだよ」って。この正人くんの言葉を、律くんの背中を借りる鈴愛ちゃんの姿が語っているかのようでした。

正人くん、するどい!

律くんは、神様みたいなこと言うなと反発してましたが、実際に正人くんの観察眼と洞察力は神レベル。

人づき合いが苦手と正人くんは言ってました。人づき合いが苦手だからこそ、人のことをよく観察して、人の本質を見抜くすべを、正人くんは身につけたのかもしれません。

正人くんの神の託宣のような一言。律くんに受け止めて欲しかった。

歴史にもドラマにも「もし」はありませんが、もし律くんが、正人くんの神の託宣を受け止めていたならば、きっと今後の鈴愛ちゃんと律くんの人生は大きく変わっていたはずです。

鈴愛ちゃんに背中を貸した律くん。このタイミングで、もっと真剣に鈴愛ちゃんのことを考えていたら、これから始まるすれ違いの人生はなかったかと思います。

ところでこれまで、鈴愛ちゃんと律くんの二人の気持ちは、繰り返し微妙なすれ違いを演じてきました。

今回のすれ違いもまた、微妙なすれ違いの一つとも言えます。

しかし、こんな大事な場面で、微妙にすれ違ってしまったのは痛かった。せっかくの、すれ違いを修正する機会にもなったのに、修正できなかったのは激痛レベルでした。

いよいよ、鈴愛ちゃんと律くんの微妙なすれ違いは、決定的なすれ違いへと進んでいってしまうんですね。

切ないです。

正人くん

そして、正人くんが鈴愛ちゃんを突き飛ばす場面が、あまりにも衝撃的だったため、男の川下にも置けない正人くんというキャラが、一瞬だけわからなくなるところでした。

でも、正人くんという男の子の本質。今回のうちにキレイに回収されました。

律くんが、正人ちゃんに言いました「マハジャロの女と一緒にすんなよ」と。

その律くんの言葉に応える正人くんの言葉にグッときました。

「一緒にしないためにハッキリ言ったんだ」
「そんなところに鈴愛ちゃんを巻き込みたくはない」

正人くん、自分の魔性をよく理解してます。そして、その魔性に引き込んでもいい人と、引き込んではダメな人も、しっかり区別がついています。

正人くんというゆるふわキャラにこの言葉はふさわしくないかもしれませんが、正人くん、見かけによらず男前です。

続けて言った正人くんの言葉が、彼の男前を強調していました。

「それに自分、律のことが大事だから」
「律の好きな人とはつきあえない」

人のことを心から大切にできることができる正人くん。いつまでもドラマの中に登場し続けてほしいけれど、もしかすると出番はもうすぐ終わりかな?

子猫のミレーヌともども、キャラ引退で寂しくなります。

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コメント

  1. Mr.バチコーン より:

    今回は「正人につかみかかっていく鈴愛」の演技が秀逸だったと思います。

    そもそも、お付き合いというの互いの合意があって初めて成り立つもの。
    それまでの関係がどれだけ良い感じであろうが、一方からの告白に対してもう一方が同意しなければ、恋愛関係にはなれないのが当たり前です。

    しかし、それまでの経緯から「この恋はイケる」と確信してしまっていた鈴愛は、正人からの「ごめんなさい」に対して、「相手からの合意が得られなければ素直に引き下がる」という冷静さを保っていられなかった。
    これまであんなに良い感じだったのに
    おかしいじゃないか。
    そんな怒りにも近い鈴愛の独り善がりな激情が、正人につかみかかっていく場面によく現れていたと思います。

    人との距離感に敏感な正人くんにとって、鈴愛のように馴れ馴れしい人付き合いの在り方は、良い意味でも悪い意味でも規格外。
    鈴愛からの告白に対して勇気と覚悟を持って「ごめんなさい」を伝えたにも関わらず、そんなのは認められないとばかりに「つかみかかる」という物理的な圧力をかけてくるなんて、正人くんの常識からは大きく外れた対応だったでしょう。
    正人くんが鈴愛をはねのけてしまったのは、鈴愛のあまりの強引さに対するビビりにも似た反射的な行動だったんじゃないかと思います。

    鈴愛にとって、正人の繊細さは思いもよらないもの。
    自分がつかみかかっていた経緯には何の疑いも抱かず、自分がフラれて突き飛ばされたショックのみを周りに伝えていられるその様子に、鈴愛らしい思い込みの激しさが上手く現れているなあと感心しました。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      正人くんへの深い洞察。うなずきながら何度も読み返しました。鈴愛ちゃんの思い込みの強さへの指摘も本当にその通りだと思います。ありがとうございます。勉強になりました。

  2. あみ より:

    漫画「神様のメモ」の55歳で結ばれるという結末が気になってましたが、さすがに55歳はないかなとも思ったり。今回の「神様みたいなこと言うな」という言葉を聞いて、やっぱりあの漫画に繋がってるのかも知れない、と思いました。秋風先生の言う「まるでホラー」な感じになりませんように・・・

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      55歳で再開。『とと姉ちゃん』が、これに限りなく近いものがありましたね。

  3. enakn より:

    地元情報です。
    朝蔵さん、ふくろう商店街はそんなにさびれていませんよ。1990年代のセットと比べて、2010年代のセットはふくろう商店街になんとハンバーガー屋が新たにできました。その名も「E.N.BURGER」です。さらになぜか銭湯もできました。それから、ラジカセやビキニの女の子があった看板は先ほどの「E.N.BURGER」とつくし食堂、おしゃれ木田原、西園寺不動産に変わっています。萩尾写真館は残念ながらありません。驚いたことに、つくし食堂の看板は、草太くんのシェフ姿のアップ写真と「つくし食堂3代目 楡野草太シェフ」の文字が、看板メニューは特製カツ丼です。おしゃれ木田原は「BOUTIQUE おしゃれ木田原」に、西園寺不動産は電話番号が057-18-2103(057-いっぱい-ふどーさん)と書いてあります。地元に残った3人が頑張っているなーと思いました。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      なんと!そんな活気にあふれてるんですか!?これで安心して見ることができます。情報提供、ありがとうございました。

  4. ありがとう、半分、青い より:

    正人君の優しさは分からんでもないが、
    鈴愛を、女の子を、結果的にとは言え、突き飛ばしてはいかん!

  5. たいとうみほ より:

    正人君の人間嫌い、やはりそうかと思ってしまいました。
    正人君がミレーヌに注ぐ目と秋風センセが
    亡くなった犬たちに向けている目が違う、と感じていました。
    秋風センセの場合は本当は人に向けたい思いを
    事情が叶わずに犬に向け
    正人君は人と向き合いたくないので動物を相手にしている。
    女性と付き合っても猫以上には決してならないから。
    それを自覚している事はまだ罪が軽いかもしれません。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      たしかに秋風先生は、人に目を向けたいけれど、どうやって向けたらいいのかわからない。そんなところがありますね。

  6. うみがめ より:

    正人君がどうして親戚の家に引っ越すのか分かりませんでした。女の子達を部屋に連れてきづらくなるのに。まわりまわって一人になってたんですね。そのことに傷ついたのか、今までのように女のこと付き合うことが煩わしくなったのか。もしかしたら律くんと友達になって、ちゃんと人と付き合おうと思ったのでしょうか?律くんとの友情が壊れずに続いていってほしいです。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      正人くんが引っ越す理由は前週あたりで語られていましたよ。その家に住む親戚が海外赴任するので、留守番代わりに住むことになったって。

  7. うみがめ より:

    正人君、ひどい!突き飛ばして謝りもせず、手を差し伸べるなんて!
    でも、律くんが「俺と鈴愛の歴史を語るな!」といった後の律くんと鈴愛ちゃんのシーンを見ながら、この二人はほかの誰かと一緒になっても、うまくいくはずないな、と思いました。

    正人君の人間嫌い、鈴愛ちゃんを突き飛ばしたのもその言葉で納得できました。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      正人くんのとった行動。彼なりの誠実さの表現だったんでしょうね。

  8. ちーぼー より:

    正人くん、鈴愛ちゃんを大切にしたいがためにはっきりと断ったのでしょうね。彼自身も鈴愛ちゃんのことが本当に好きになる一歩手前で、でも彼女を鈴愛ちゃん1人にする気持ちはない…。正人くんに、この人だけ!と思わせる相手は、出てくるのかしら。
    回を重ねる毎に、清ちゃんは女性を敵に回すような女の子になってますよね。早く律くんが気づいてくれるといいけど、男性の感覚は違うのかな。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      律くん、すでに頭に血がのぼっている状態ですから、清ちゃんのことを客観視できずにいるんでしょうね。

  9. かふう より:

    このまま、スズメとリツがうまくいけばいいのに。
    そんなことを思いました。
    一番、それが自然。
    でも、まだ波乱は続くんですよね。泣

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      ここで鈴愛ちゃんと律くんをすれ違いさせなければドラマは成り立たないですが、やっぱり切ないですね。