連載を打ち切られる鈴愛 / 半分、青い。 第74話

2018年6月26日(火)第13週「仕事が欲しい!」

あらすじ

鈴愛と律が、故郷で五年ぶりの再会。律は鈴愛にプロポーズするものの、鈴愛は律の求婚を断りました。鈴愛と律が再会した日から四年が経過した1999年、鈴愛28歳。その頃の鈴愛は、漫画『一瞬に咲け』の連載がすでに打ち切られていました。

漫画の仕事がない鈴愛は、秋風のアシスタントの仕事、そして時には引っ越し屋のアルバイトまで余儀なくされる生活を送っていました。そんな暮らしの中、鈴愛は律と結婚していればよかったと後悔し続けていました。

その頃、岐阜の梟町では、晴、宇太郎、仙吉たちが、鈴愛の漫画が雑誌に掲載されなくなってしまったことを案じていました。そんな中、晴は、娘に対する自分の気持ちをしたためた手紙を、秋風に送りました。

晴にとって女の幸せとは、結婚して家庭に入り子供を産むことでした。そして晴は、鈴愛にそのような人生を送らせることが望みでした。晴は鈴愛の縁談を見つけ、晴の気持ちを知った秋風も、鈴愛に見合いすることをすすめるのでした。

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予習レビュー

1999年。前回から四年スキップしました。

前々週あたりから年単位のスキップが増えているので、混乱を防ぐために、スキップが頻繁に起こるようになってから今回までの時間の経過を整理してみました。

【1990年】鈴愛ちゃんが岐阜の梟町から上京。そして、上京して数ヶ月。鈴愛ちゃんが失恋、そして律くんとの別れを経験。

【1991年】律くんとの別れから一年。律くんとの別れの瞬間を題材とした『月に屋根が隠れる』を150回も描き直した末に、描き続けることを断念。

【1992年】『月に屋根が隠れる』に代わって描き始めた『一瞬に咲け』が新人賞を獲得。晴れて漫画家デビューを飾る。ほどなくして『一瞬に咲け』の連載も決定。

【1995年】鈴愛ちゃんはアシスタントを雇うほどになっているものの漫画のマンネリに悩む日々。同じころ、裕子ちゃんは漫画家として完全に行き詰まる。

【1995年】裕子ちゃんが結婚し漫画家をリタイア。その直後、岐阜に帰省した鈴愛ちゃんは五年ぶりに律くんと再会。ここが前回。そして・・・

【1999年】鈴愛ちゃんは『一瞬に咲け』の連載が打ち切られ、漫画の仕事すら少なくりつつある。

以上が鈴愛ちゃんが上京してから今回までの時間の経過です。

今週の次回以降は、年単位の時間のスキップはなく、1999年、三十路を目前にした頃の鈴愛ちゃんの姿が描かれる見通しです。

感想

律くんの結婚が確定

鈴愛ちゃんは律くんからのプロポーズを断り、その四年後、律くんが鈴愛ちゃんでもなく清ちゃんでもない女性と結婚することが確定しました。

ところで、鈴愛ちゃんに結婚を断られてしまった律くん、かなりのショックを受けたのではないかと思います。

鈴愛ちゃんから結婚を断られた直後、口では冗談とか、俺たちはそんなじゃない、ソウルメイトだとか強がりを言ってました。

しかし、あの時の律くんの本当の気持ちを、裕子ちゃんが代弁していたと思います。

「無理」っていう断り方。それって、あなたとは無理だと受け取られかねない。裕子ちゃんのこの言葉の通りに、律くんは受け取ってしまったような気がします。

「無理」とは「今は無理」。鈴愛ちゃんは裕子ちゃんには釈明しましたが、律くんにそれを伝える時間はありませんでした。電車が来てしまったので。

「今は無理」。鈴愛ちゃんが律くんに言い損ねたことで、律くんはその後、失意の数年間を送っていたのでしょう。

無意識下の鈴愛ちゃんの律くんへのリベンジだったのかな?(笑)

そして失意の中にいた律くんは、そこからようやく立ち直って、他の女性と結婚することになったのでしょう。

ところで、律くんは今週の木曜日か金曜日の回に、秋風先生や鈴愛ちゃんに、結婚を報告するハガキを送ってくるようです。

仮に律くんのプロポーズと鈴愛ちゃんのお断りがない状態で、律くんが結婚を報告して来たら、それってかなり空気を読めない行動です。

しかし、律くんがフラれたことで、律くんからのハガキも、少なくとも空気を読めない行動ではなくなりましたね。

鈴愛ちゃんの動揺の理由

律くんから結婚を報告するハガキを受け取り、鈴愛ちゃんが動揺するという展開。ここまではわかります。理解できます。

でも、秋風先生までが、タジオの結婚の報告に動揺するところ。ここが解せまんでした。

律くんのことをタジオとは呼んでましたが、『ベニスに死す』の老音楽家みたいにタジオに惚れたわけではないのだから。(笑)

でも、秋風先生が動揺する理由。やっとわかりました。

今、鈴愛ちゃんは完全に行き詰っています。漫画家としても一人の女性としても。

一方、鈴愛ちゃんの周囲はみんな幸せな方向に向かってます。

かつてアシスタントとして一緒に苦楽をともにしたボクテは、今や時代の寵児。裕子ちゃんは幸せなママ。

菜生ちゃんとブッチャーもいい感じで距離が縮まりつつある。

鈴愛ちゃん一人が取り残されてます。

そこへ律くんショックが走ったらどうなるか。傷口に塩をたっぷり塗りこむようなものです。これはつらすぎます。

秋風先生はそこを心配しているのかもしれませんね。

そして、鈴愛ちゃんの後悔はこれからしばらく、続くことになるのでしょうか。(気の毒)

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コメント

  1. yell より:

    ああああ…やっぱり律は結婚しちゃったぁ
    すっごいショック…
    結婚じゃないと思いたかったんだけどなぁ
    しかしまたどうして秋風先生にまで結婚報告はがきを?

  2. noko より:

    華丸さんの反論に対しての北川氏のツイートがあったそうですが、背筋が寒くなりました。このところ論理的じゃない展開だったり小細工がすぎたり、そうかと思うと雑な場面があったりで、おかしいと言いたいところがたくさんあります。
    朝蔵さんの感想が読みたくてここにきていたのですが、ドラマは正直離脱したいです。

    律は清のときも、もしまた逢えたらと運命に賭けるところがありましたね。今度も逢えたらプロポーズしようという気持ちだったと思いました。そういう律の思いがわかるようなシーンが少しでもあれば違和感を持たせなかったでしょう。岐阜に向かう前に抽斗から短冊を取り出してポケットに入れるとか、もうちょっと丁寧に表現していたら伝わったのじゃないでしょうか。このコメントも北川氏が見たら逆鱗に触れるかもしれませんが、見ている人にこれは「辻褄が合わない」とか「おかしい」と感じさせるのはやっぱり失敗していると思います。

    私事ですみませんが、直木賞作家の小説講座を受けたことがあります。習作を評していただいたときに、
    「私には娘しかいませんが、男の子がいたらこんなこともあるのだなと思いました」と私が書きたかった心情をくみ取っていただけなかったことがありました。全く私の描写が下手だったのですが、プロの作家でも別の経験をもつ人間の心情に同感できないのです。でも別の作品では私が書きたかったのとは違う点で「心が洗われるようです」と評をくださいました。
    解釈は人それぞれ、いろいろあっていいと思います。

    ドラマは見なくても朝蔵さんとみなさんのコメントは楽しみに、また明日も読ませていただきます。

    長々とすみません。

  3. まつも より:

    先生の還暦祝いという華々しい席で自分もふるさとに錦のはずなのに、律がずっと沈んだ表情だったのが謎でした。スズメにプロポーズしたのに、プロポーズという華やいだ雰囲気もみえず、何か心が弱っていたのでしょうか。スズメが思わず断ってしまったのは野性のカンかな。さらにつっこまなかったのもスズメらしいですが。

  4. yell より:

    今さらですが、律は本当に結婚するのでしょうか
    今日のブッチャーとなおの話ではお祝い事とは言っていましたが、結婚式とは言わなかったような。
    例えば律が海外に転勤とかだったら、このあとの晴さんにすずめが電話して律のことを詳しく聞いたりするのも合点がいくのですが。
    律が結婚するとしたら、すずめがわざわざ大阪に行かないような気がします。

  5. Alison より:

    鈴愛ちゃんと再会した律くんが、ずっと元気ない様子だったことが気になっています。
    鈴愛ちゃんに「律、どうした?夢が叶ったのに元気ないな」 と聞いてほしかった…

  6. まーちゃん より:

    相変わらず言葉も思慮も足りない鈴愛ちゃんですね><「電車が来てしまったから・・・」ですむ事だったのかしら?後でいくらでも真意を伝える時間も手段もあっただろうにね(苦笑)それで今になってぐずぐずと「律と結婚していれば・・・」は道理が通りません(キッパリ!)

    さて律君の結婚相手ですが清ちゃんとよりを戻したというウワサもありますね(驚!)ブッチャーならきっとそこのところわかっているはずですけどね^^;

    良い俳優さんたちを使っているのに何だかなぁ(やれやれだぜ…)みたいな展開でもったいないと感じる事が多くなりました。本来一本道の王道ラブストーリーを半年間かけて描くとなるとこんなことになってしまうのでしょうか。やっぱり言いたい。「やれやれだぜ・・・」

  7. 朝美 より:

    初めまして。いつも楽しみにしています。
    律くんも鈴愛ちゃんも言葉が足りなかったんよね。時間もなかったかな。いきなり、「結婚」じゃなくて、一緒にいる時は、当たり前すぎてわからなかった安心感が離れてみてわかったということを伝えてほしかった。それで涙したんよね。律くんは。鈴愛の突拍子もないとこ、天真爛漫さ、「あー、鈴愛やぁ」って。
    鈴愛ちゃんも、一言、「今は無理。仕事を頑張りたいから。」って言えてたら。
    まぁ、最終的には一緒になれるみたいやから、楽しみにしています。

  8. ありがとう、半分、青い より:

    プロポーズの直前、
    律は、何を思い、泣いたのだろう?

    「無理」と言われて、その後、
    律は、どんな思いでいたんだろう?

  9. ありがと より:

    ドラマには計算がありますから、現実的な突っ込みは野暮と思いながらも、100回?も後悔するくらいなら「律〜〜」と電話したら二人の関係は変わったのに〜と(^-^;
    でも、そこはドラマ…今後、鈴愛は色々な経験をしてボロボロになって岐阜に帰る事にならなくては…(^^)

    これから少しの間は辛い場面も多そうなので二人以外の人達を楽しみにしたい所ですね。新しい登場人物も楽しみです。秋風先生も五平餅食べに着物着て岐阜にも行って欲しいなぁ〜(^_^)vないか!

  10. にゃんこ より:

    ユーコちゃんがママに♪
    育児マンガで漫画家復帰!ってないかな~?

  11. キヨコ より:

    確かに、鈴愛の言動にはあれれっ、て思う時がある。
    猪突猛進、我が道を行く。身内(師匠でさえも)には遠慮がない。
    かと思ったら、ナイーブなとこもあるし。
    ああ、なんだよコイツ、って気持ちになるのは、私が娘だった頃の数々の不誠実を思い出すからかな。

    律のプロポーズを断った理由はわからないでもないけど、根拠のない自信から未来を語るのは、やっぱり鈴愛だな。
    どなかもコメントしてましたが、周りは大人になって行くのに、鈴愛だけ時が止まっている、まるでピーターパン。

    たぶん、明日の放送では鈴愛にとって史上最大の衝撃が訪れるのでしょう。
    鈴愛と律、こうもすれ違いが続くのは、ふたりが七夕生まれだからなのかな。

    今年の七月七日は土曜日、放送では何かスペシャルな事でもあるのかしら。

  12. ありがとう、半分、青い より:

    その後も、鈴愛・ユーコ・ボクテの3人で仲良くやっていて、
    ユーコに男の子が生まれた、なんて、
    とってもGood!

  13. うつ より:

    ちなみに、この1999年の1月にわたしは職場で負傷し、その7月に
    リハビリをして何とか杖突いて歩けるレベルに回復していた所、職場の人間から
    明日出て来なければお前はクビだと言われ、それでも職場復帰出来る状態では無い為
    とうとう解雇を言い渡され親からも「お前が悪いで」片付けられた。
    つまり、ノストラダムスの予言にあった1999年の7月に恐怖の大王が降って来るという文言とは
    わたしが職場で負傷し、それからの回復中に職場の人間が恐い顔してやって来て
    解雇を言い渡し、親からも親不孝者と詰られる事を指しているのであって
    決して人類が全滅するのでも何でも無かったようです。

  14. ちーぼー より:

    最初のうちはテンポが良くて楽しいと見ていたのですが、あまりの早さに感情移入が出来ないままに進んでいます。朝蔵さんのおっしゃる通り、鈴愛ちゃんと律くんとの重要な月日だけを描いているのでしょうが、登場人物の心理に寄り添えないうちに月日がスキップしていってます。この後は、じっくり描かれるのかな、出来ればそうして欲しいです。

  15. たいとうみほ より:

    安手のドラマにありがちな設定だと
    律君の研究か就職に関してある種の
    政略結婚が進められている状態でそれが不本意で
    ならば気心の知れた鈴愛の方がましと
    プロポーズして見たけれど…
    なんてのを想像しましたがさすがにないですね。
    菜生ちゃんとブッチャーが相談していたのは
    やはり結婚式の話でしょうか。
    鈴愛を呼べないから梟回の外のメンバーも不参加、って
    何だか律だけが昔からの穏やかな世界から
    離脱したようで寂しい気がします。

  16. かふう より:

    また、さりげなくブッチャーとナオが面白い。律の結婚の話だろうな。
    スズメがとても普通なんだけど、いろいろ言われそう。お母さんの気持ちも、いろいろ言われそう。

  17. かふう より:

    昨日の突然のプロポーズに感激した人たちを裏切る形で、あっけなくスキップ。スズメバッシング起きるのかな。北川さんはうまいと思うけど、ここまで登場人物に感情移入できない話も珍しい。
    北川さんのマジックで、ストーリー展開は気になる心境なので、8月3日発売の小説下巻が楽しみ。