鈴愛の漫画の掲載が決定 / 半分、青い。 第75話

2018年6月27日(水)第13週「仕事が欲しい!」

あらすじ

鈴愛の結婚を望む晴からの手紙を読んだ秋風は、鈴愛に見合いを勧めました。しかし鈴愛は秋風の提案を受け入れはしませんでした。鈴愛は、漫画家として再起をはたす意気込みを見せ、それに応えて秋風も、秋風塾の再開を鈴愛に告げました。

漫画家であることを諦めない、そんな鈴愛の姿を見た秋風は、鈴愛が再び漫画家として復活できるよう、ある行動に出ました。秋風はボクテとともに、それまで付き合いの浅かった出版社の編集長と面会。秋風の尽力によって、鈴愛の新作漫画の掲載が決まりました。

しかし鈴愛は、新作漫画のネタはあるものの、それをストーリーに落とし込むことができずにいました。鈴愛の窮地を知った裕子が、鈴愛のもとに駆けつけるものの、鈴愛はスランプから這い出せずにいました。

漫画を描く手は止まりがち。生活は不規則になり、悪夢にうなされる中、鈴愛は日に日に追い詰められてゆきました。そんな中、秋風に宛てて一枚のハガキが届きました。それは、律が結婚したことを知らせるハガキでした。

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予習レビュー

秋風先生が鈴愛ちゃんに、まさかのお見合いのすすめ。秋風先生らしからぬ行動ですが、秋風先生の世代なら考えられないこともない話です。

秋風先生が鈴愛ちゃんのために見つけてきた縁談。どこからその話を持ってきたんでしょうか。ひどく気になります。

それはさておき、鈴愛ちゃんは秋風先生の申し出をスルー。漫画家として復活を果たすことに意欲満々です。

そんな鈴愛ちゃんの姿に秋風先生はほだされたらしく、今度はとある出版社を訪問。

秋風先生はその出版社をボクテと一緒に訪ねるということなので、秋風先生が苦手とする『月刊リリー』の編集長・江口さんでしょうか。

あの江口さんに対して、自分が漫画を提供すると食い下がるほどに秋風先生、鈴愛ちゃんの再起に対して本気です。

でも、秋風先生がそこまで本気になっても。

そして、鈴愛ちゃんが漫画家として再起をはたすことに対して気持ちの上ではどれほど本気でも。ストーリーが思い浮かばない。

かつて、鈴愛ちゃんが『神様のメモ』のアイデアを、ボクテにいとも簡単に譲ってしまった際に、秋風先生は鈴愛ちゃんに言ったはずです。

やがて、アイデアが枯渇し、アイデアが喉から手が出るほど欲しくなる日が来ると。

まさに、秋風先生が予言したとおりになってしまいました。漫画の掲載まで決まったというのに、漫画の執筆が進まない鈴愛ちゃん。

どうやってこの難局を乗り切るのでしょうか。

感想

鈴愛ちゃんだけが子供のまま

鈴愛ちゃんと同年代の登場人物たちが少しづつ大人になってゆく中で、鈴愛ちゃんひとり、まるで時間が止まったままみたいだ。子供のままだ。

最近、そんなコメントをたくさんちょうだいしています。僕もそう感じています。

今回の『半分、青い。』を見て思いました。鈴愛ちゃんだけが子供のまま。これは狙った描写なのかなって。

今回「10年」という言葉が二回出てきました。

一度は鈴愛ちゃんの口から。もう一度は秋風先生の口からです。

このところドラマの中での時間のスキップが相次いだので、「10年」という言葉を聞いて、いつの間にかそんなに経っていたのかとかなり驚きました。

この驚き。いつの間にかそんなに経っていたのか!という時間感覚。これって、そのまんま、鈴愛ちゃんの時間感覚なのかもしれませんね。

連載が続いて絶好調のときも。今回のようにスランプの中でもがき苦しんでいるときも。鈴愛ちゃんはいつでも秋風ハウスの中。一歩も外に出ない。

そして頭の中は漫画のことでいっぱい。かつて秋風先生は「恋をしろ!」と言ったけれど、人生のリアルを観察したり体験したりするヒマもない。

そんな生活が気づいたら10年も経っていた。

よほどの人物でない限り、こんな暮らしを10年も続けていては大人になる機会なんかありません。大人になんかなれません。

自分だけがまわりの中で子供のままだった。今の鈴愛ちゃんには、そのことに気がつくだけの心のゆとりなどありません。

しかし、いつかそのことに気がつく日が訪れますように。

大人になった裕子ちゃん

鈴愛ちゃんがまだ子供のままという描写は狙ったものではないかと思った理由。いつの間にかすっかり大人びた裕子ちゃんを見ても、そう思いました。

裕子ちゃんがドラマの中に初登場した頃。裕子ちゃんは母親に対して屈折した感情を持っていました。ひらたく言えば憎んでました。

しかし、子供を産んで母親になった裕子ちゃん。いまでは子を思う母親の気持ちを深く理解しています。

だから、あれほど嫌っていた母親の気持ちや心の痛みもよくわかるのでしょう。

裕子ちゃんは、自分が子供を産んだことで、自分の母親は変わったと言いました。でも実際に変わったのは裕子ちゃん本人かなと。

ここで言う変わったというのは、別の言葉に置き換えると大人になったということです。

裕子ちゃんは母となったことで大人になりました。でも鈴愛ちゃんの大人になるための時間は10年間止まったまま。

鈴愛ちゃんが大人になる時間を持てる日はそろそろ来るのでしょうか。

秋風先生も大人になった?

さて、裕子ちゃんが母親になる道を歩ませてくれた秋風先生は、裕子ちゃんが巣立つその時から父親になりました。

父親になったからこそわかるのでしょうか。晴さんの気持ちが。

鈴愛ちゃんの10年間を奪ってしまったのではないか。

これまでの日々を悔いるかのような言葉を口にする秋風先生に対して、ひしもっちゃんは、それは鈴愛ちゃんが選んだ道だと言葉を返す。

しかし、秋風先生が悔いていたのは鈴愛ちゃんの10年間を奪ってしまったことではなく、晴さんの娘を思い続けた10年間のことでした。

親になってはじめてわかる親心。

秋風先生が、はじめて岐阜の楡野家を訪れたころ、秋風先生はどこか大人げなかった。鈴愛ちゃんの両親の気持ちをどこまで理解しているのか、ちょっとあやしかった。

でも今は、ひしもっちゃんが見えないところまで見えている。秋風先生は以前から大人でしたが、さらに大人になったようです。

そんな中、鈴愛ちゃんの時間の止まりっぷりが、やっぱり目立ちますね。

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コメント

  1. まーちゃん より:

    あら。人名が間違っているわ><武田鉄也ではなくて武田鉄矢さん。石橋銀河ではなくて石橋静河さんです。大変失礼しました><;それにしても鉄也は只の誤変換だけど銀河ってどこから出てきたんだよ!とセルフ突っ込みしておきます(汗)

  2. まーちゃん より:

    「ちょっと待って・・・(武田鉄也風に)」華丸さんでなくても思いますよね。おまけに「より子って誰?」いやまぁ清ちゃんじゃなくて安心したというかガッカリしたというか^^;ここはまぁジャイアンならぬブッチャーに聞いてみないとわかりませんな(ハハッ)

    石橋銀河さん、俳優の石橋凌&原田美枝子夫妻のお嬢さんでいわゆる2世俳優さんですね。まさか「ヨージさん」並みにお写真だけのご出演(汗)ということもないでしょうから鈴愛ちゃんが大阪にすっ飛んで行ったときにでも「より子さん」にお会いできるかしら( ^ω^)・・・

  3. HiyoccoFan より:

    律の結婚報告ハガキ、腕を組む新郎新婦の写真。ベタですなあw
    新婦、腕の組み方がぎこちないぞ(笑)表情もなんか仮面の様だわw←鈴愛の中華街土産のお面に匹敵w

    お相手の女性は、石橋凌さんと原田美枝子さんご夫妻のお嬢さんでしょうか。お母様似で美しい。

    北川先生は「半世紀近く経って結ばれる・・・」みたいな事をどこかに書いてらしたので、律と鈴愛はまだ四半世紀を超えたところですから、まだまだ紆余曲折はあるのでしょう。

    色んな意見や感想、評価が出ていますが、ネガティブな意見もおそらく北川先生の中では想定内。
    毎朝「おお、そう来るか!そう来ちゃったら、そう思われるよなあ」などと、ちょっと離れた場所から楽しんで視聴しております。

  4. ありがとう、半分、青い より:

    秋風先生の優しさに涙。
    久々のおばあちゃんご出演に涙。

  5. 弁慶 より:

    結婚招待状ではなく結婚しました。報告。
    そうよね。先生とスズメを招待状送るっておかしいなーとは
    思ってたけど。スズメ、ショックだろうなー。女友達同士でも
    この年代の結婚しましたハガキは気分が重くなるなのに。

  6. カレン より:

    秋風先生が鈴愛に持ってきた縁談、出どころは梟町の晴さんみたいですね。
    前回、晴さんが意を決して書いた秋風先生への手紙の内容=鈴愛への見合い話なのかも?
    28歳の娘を持つ母心ですね。