大納言にやって来る草太 / 半分、青い。 第86話

2018年7月10日(火)第15週「すがりたい!」

あらすじ

運動会前日。その日、100円ショップ大納言は繁忙期のピークを迎えました。開店直前、店長の田辺は、鈴愛と涼次に仕事の心得を伝え、いよいよ大納言が開店。開店早々、多くの客が大納言にやってきました。

大量の客が押し寄せる大納言。田辺から指図されながら、鈴愛と涼次は目のまわるような忙しさの中で働いていました。そんな中、あることが起こりました。大納言にやってきた美女とともに、田辺が大納言の店内から姿を消してしまったのです。

鈴愛と涼次の二人だけでは店の仕事をこなし切れない。そんな状態になったそのとき、思いがけない人物が大納言に来店しました。晴に言われ、東京旅行のついでに鈴愛の様子を見にきた草太です。

鈴愛は有無を言わさず草太にレジをまかせ、鈴愛と涼次、そして草太の3人は大納言の忙しさの最大の山場を乗り越えることができました。店内が落ち着いた頃、草太が放った一言は鈴愛を驚かせました。鈴愛は涼次のことが好きなのだろう。そう草太が言ったのです。

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予習レビュー

前々作『ひよっこ』では、「飛んで火に入る夏のヤスハル」なんて場面がありましたが、今回の『半分、青い。』は、「飛んで火に入る秋の草太」。

飲食店につとめているのでレジ打ちくらいできるだろうと考えた鈴愛ちゃんに、大納言のレジ打ちを強引に手伝わされるところからスタート。

ところで、草太くんが東京にやってきたのは休暇を使った旅行です。

そして、その旅行のさなかにわざわざ大納言に立ち寄ったのは、草太くんは晴さんのスパイとして放たれたからです。

草太くんがやってきたのは平常時であれば、鈴愛ちゃんといえども草太くんのいきなりの来店の目的をあやしんでいたかもしれません。

しかし、今は店の繁忙期。しかも、そんな中での店長の田辺さんのまさかの失踪。

草太くんの来店の目的をあやしんだり疑ってかかったりするヒマなどありません。実に上手な設定です。

草太くんにレジ打ちを丸投げする設定も巧み。飲食店のレジよりも100円ショップのレジの方がシンプルなので、草太くんなら楽勝でこなせるはずです。

それはさておき、その日の営業日が終わり、草太くんは、草太くんだけが気づき鈴愛ちゃんは気づいていないあることを鈴愛ちゃんに伝えるとか。

その「あること」とは、今のところ詳細は不明です。

でも、今週からいきなり、鈴愛ちゃんと涼次くんの恋バナが本格稼働しますので、それについての「あること」なのかもしれません。

今週からはじまる、鈴愛ちゃんと涼次くんの恋バナの本格稼働は次のリンク先の記事をご覧になってください。

第15週「すがりたい!」

感想

鈴愛ちゃんと涼次くんの恋

前回。涼次くんから「楡野スズメの漫画」を絶賛され、苦しすぎた十年間にようやく意味を見出すことが鈴愛ちゃんでした。

しかし、そんなに簡単に挫折から立ち直れるわけはありません。

モアイ像店長あらため「イッチ」から、POPのイラストを描いてよと言われ、固まってしまう鈴愛ちゃん。ちょっと気の毒でした。

『ひよっこ』で、みね子ちゃんが島谷くんとの失恋を経験してからしばらく経った頃。壁ノックを愛子さんにイジられていましたが、あの時と同じくらい気の毒でした。

そんな鈴愛ちゃんの心の痛みをするどく察する涼次くん、実にいい男です。

この場面に限らず、働いている最中の鈴愛ちゃんがちょっとしたピンチにおちいったときも、すかさずヘルプに駆けつける涼次くん。なかなかのナイスガイ。

そして、鈴愛ちゃんのことをいつも観察しているということでもあるのでしょう。

一方の鈴愛ちゃんも、飛んで火に入る夏の虫状態の草太くんから、姉ちゃん、あの人のこと好きなのか?と鋭く突っ込まれるほどに、いつも視線の先には涼次くん。

この和やかな空気。いつまでも続いて欲しいです。

とりわけ最近までは苦しすぎる日々が長く長く続いていたので、しばらくの間は鈴愛ちゃんと涼次くんの初々しい恋で、疲れた心を休めたい。

そう願わずにはいられません。

イッチ

店長の田辺さんが秋が深くなると失踪するクセがあるということは、事前に情報を得ていたので知っていました。

そして、田辺さんが失踪する直前に「妙齢の女性」が大納言にやって来て、田辺さんを手招きすることも知っていました。

しかし。

しかし、その女性があんなにキレイな美女だとは!

これ以上はあり得ないレベルで、田辺さんとは似合わない・釣り合わないレベルの美女が、田辺さんに近寄ってくるとは!

ここは完全に想定外でした。またしても一本取られました。斜め上からの衝撃どころか、斜め上後方から襲ってくるくらいの衝撃でした。

しかも、その女性が田辺さんのことを、愛情をたっぷりと込めた口調で「イッチ」と呼ぶのがまた驚きです。

田辺さんを「イッチ」と呼ぶ美女。思いがけず、僕の中では、大納言編でもっとも気になる脇キャラになってしまいました。

追伸:「百ショの極意」を熱く語るイッチを、僕も素直にカッコいいと思ってしまいました。涼次くん同様、バカなのでしょうか?(笑)

三オバ

藤村家三姉妹。三オバが今日も楽しい。

そして、三オバにとっての涼次くんの存在がどれほど大事なものなのかがよ〜くわかりました。

とりわけ、次女の光江さんが、涼次くんと一緒に帽子屋「3月うさぎ」をやりたかったとまさかの野望を告白。

三オバは涼次くんを溺愛しているという設定ですが、溺愛を超えてます。

そして涼次くんもまた、三オバからの溺愛に応えたて、三オバに愛情を返していたんですね。さすがです、涼次くん。

さて、そんな濃密な関係の涼次くんと三オバです。

その間に鈴愛ちゃんが入って来たとき、一体何が起こるのか。これは楽しみになって来ました。

鈴愛ちゃんの受難の日々がはじまりそうな予感がしますが、あの三姉妹から受ける受難ならば明るく楽しい受難の日々になることでしょう。

早くその受難場面を見て笑いたいです。

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コメント

  1. ぷん より:

    7/10 「納豆の日」での あのセリフか…

  2. キヨコ より:

    怪しげな関西弁をしゃべくり倒す、光江さんのお父さんが
    「権蔵」
    熱が入ると河内弁になる、鈴愛の師匠の本名が
    「権太」
    これは、ただの偶然?

  3. やっぱり千秋先輩のファン より:

    この作品は、主人公の地元の登場人物が
    折に触れて登場したりするところが、
    すごく嬉しい。