つくし食堂2号店開店? / 半分、青い。 第116話

2018年8月14日(火)第20週「始めたい!」

あらすじ

鈴愛は草太のカツ丼の影に隠れた仙吉の五平餅に光を当てたかったのです。

そして、つくし食堂2号店開店に向け、鈴愛は、仙吉から五平餅を作る特訓を受けます。

ふだんの温和な仙吉とは思えず、まるで巨人の星の星一徹のように、五平餅修行は厳しいものでした。

五平餅の命は焼き加減にある。

クルミは、大きすぎても小さすぎてもいけない。

宇太郎や晴も準備に大忙しです。

そんな中、花野は、晴が作った卵焼きや五平餅などをお重に入れ、萩尾家へ差し入れとして初めて一人でおつかいに行きます。

無事に到着した花野を、律や和子、弥一は大歓迎します。

実は、花野は、一人で行くときかず行ってしまいますが、心配な晴は、和子へ電話をして、無事に着いたことを確認します。

律は花野を相手にしていると、漫画が読みたいと言い出した花野に、律は鈴愛が漫画家だったとつい口をすべらせてしまいます。

律は慌てて、気のせいだったと言いワケをしますが、花野には信じられませんでした。

鈴愛の描いた漫画はどこにあるかと、萩尾家の2階に上がっていきます。

そこでは和子が病床で臥せっていますが、察した花野は、和子のためにと「ふるさと」を歌い出します・・・

<<前回115話 | 次回117話>>

Sponsored Link

予習レビュー

晴は、和子の病状が思わしくなく、和子と話せる機会も、それほどない事を知っていました。

それでも、晴はつくし食堂2号店を出店させる事に我慢ができず、つい穏やかな和子に会いたくなって訪ねます。

ところが気心の知れた和子と話せなくなるのかと思うと、それだけで晴は涙が止まりません。

しかも、どんなに体調が思わしくなくとも、和子の包み込むような温かさに、晴は、自分の気持ちの小ささに痛み知ったのでしょう。

そんな和子から軽く背中を押されたら、つくし食堂2号店をやらないワケにはいきません。

こうして運命は、また一つ動いていきます。

晴には気の毒ですが、晴の夢の現実よりも、鈴愛の夢への実現の方が、勝っていた事にもなります。

その原動力の一つに、評判になった草太のカツ丼にすっかり人気を奪われた仙吉の五平餅があります。

鈴愛にしてみたら、つくし食堂の元祖看板商品・秋風先生が大絶賛した五平餅でもあります。

こんなお宝を眠らせたくないでしょう。

鈴愛の手で、仙吉の味を引き継いで、蘇らせたい!

そんな鈴愛の想いに、幸運の女神がほほ笑んだと思います。

感想

五平五升
仙吉の五平餅の特訓は、まるで秋風塾の五平餅版といったところで、厳しいものでした。

これがお店の看板商品になるのは言うまでもありません。

なんとしてでも、ここで勝負をかけないといけないのです。

「プツプツと言い始めて、眠っていた赤ん坊がふっと笑ったような起きたかな。

そのタイミングでひっくり返す!」

仙吉は、五平餅は何より焼き加減が命と言いますが、炊いたごはんを木の棒で、つくのも暑い夏など大変そうです。

五平五升は、五平餅が美味しすぎて、五升くらいお米をたいてしまう事なんだそうです。

くるみも、つぶしすぎてもいけません。

ふっと香りが立つとき、つぶすのを止めます。

鈴愛にはつかの間かもしれませんが、孫とおじいちゃんの関係ではなく、師弟の関係で真剣です。

仙吉も、自分の五平餅が受け継がれる事が、喜びなのがひしひしと伝わってきます。

心なしか、仙吉がいつになく若返って見えるようです。

天使みたいなかわいい子

花野は、和子のところへ楡野家の人の作ったお重を持って、一人でおつかいです。

臆する事のない花野は、萩野家の家の子のように、すっかり馴染んでいます。

そこへ和子さんが登場!

「おいしいものいっぱい来た。天使みたいなかわいい子がお土産持ってきた」

つらい病から解き放たれたような表情で「天使の羽で来た♪」と両手を広げて、花野を抱きしめ、心から歓迎です。

和子さんのとびきりの笑顔に、なぜか癒されます。

ちょっと酔いしれたように、弥一は「女の子はいいな」と言いますが、いつまでも少女のようなかわいらしさを持つ和子さんを、遠回りに褒めたのかなと思いました。

よその家だと言うのに、すっかり安心しきっている花野は、律に「高い高い」をおねだりです。

実の父親でない律にしたら、ちょっとウザイと言った表情を顔に出しますが、それはご愛嬌です。

花野のおかげで、和子さんの病気の事など、すっかり忘れた萩野家の何気ない時間が、心和みます。

和子さんの涙

花野は、律に漫画の読み聞かせのおねだりです。

「あしたのジョー」や「巨人の星」「愛と誠」を読んでもらったと何気に話す花野ですが、
律となぜか対等のような会話ができるのは、読み聞かさられている漫画のおかげかもしれません。

大人びた会話のやり取りに、鈴愛の漫画が家の2階にある事を、律は口を滑らしてしまいます。

花野には、鈴愛が漫画を描いていた事を黙っているのを思い出した律は、あわてて話をそらそうと一生懸命になります。

勘の良い花野は、鈴愛が本当に漫画を描いていた事を確かめようと必死な表情です。

子供と思った花野をだますのは無理でした。

肉親への本能が、花野の気持ちを動かしたのかもしれません。

普段は賢い律も、つい気が緩んで、やってもうたの表情!

和子のいる2階へ上がると、キレイなステンドグラスが、花野を迎えます。

まるで天国にいるかのようなうれしそうな表情で、花野はゆっくりと歩みます。

ステンドグラス越しに和子を見つけ、花野が子守歌を歌ってあげるというと、和子は、苦しいのを堪えお部屋に入っておいでと言いますが、天国の中にいるかのように花野は思ったのでしょう。

さすがの花野も、この部屋には入ってはいけないと悟ったようです。

花野は和子を思って「ねんねんころりよ」を歌いますが、真顔になって「これは暗い歌や」と歌うのを止めます。

花野は「ねんねんころりよ」の歌詞は、子守に疲れてねえやが里に帰る歌なんだと言って病床の和子に気を遣う所が、可笑しいです。

すぐさま鈴愛が良く歌ってくれる「ふるさと」を花野が歌い出すと、律も一緒になって歌ってくれます。

病床に臥せっている和子さんは、残された余命を感じとっていると思います。

和子さんはとめどもなく涙を流しますが、ほんとうはもっと長生きしたかったのに、それが叶わないとわかっている、そんな切なさがあふれ、管理人もそんな和子さんが涙で曇って見えます。

やわらかな光の床の中で、涙にくれてもキレイな和子さんは、きっと伝説になるかもしれません。

今週は和子さんに完全に持っていかれています。

<<前回115話 | 次回117話>>

Sponsored Link
Sponsored Link

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. ひるたま より:

    率直に申し上げると…5歳の子供(花野ちゃん)が「律」と呼び捨てにしているのは頂けないな~と、今日はずっと違和感を感じながら見ていました(いくら母親=鈴愛ちゃんが律くんを呼び捨てにしているからといっても、です)。せめて「律おじさん(おじちゃん)」だったならば…。
    鈴愛ちゃんとカンちゃん、そして晴さんを見ていると思わず「3人共同じDNAが流れているな~」と妙に感心してしまいますね。

    個人的には、今日の律くんの「やってまった…」場面は思わず笑ってしまいました。(^m^;)

  2. まいまい より:

    2号店に、秋風先生が五平餅を食べに
    やってきてくれませんかね?

    元祖の味を引き継いだ証拠に
    秋風先生の「んま!」の一言を聞きたいです。