五平餅の訓練受ける鈴愛 / 半分、青い。 第118話

2018年8月16日(木)第20週「始めたい!」

あらすじ

花野は鈴愛が描いてくれた絵に大喜びをします。

みんなに見てもらおうと花野は、保育園に行く前に萩尾家に寄って、早朝から律を呼び出します。

鈴愛は、つくし食堂2号店の看板商品のためにと、仙吉の五平餅の作り方をしっかりと習います。

つくし食堂2号店の開店準備は、不動産主であるブッチャーの協力も得ながら、着々と進んでいました。

そんなある日、これまでの人生で、何かに名前をつけたことがなかった仙吉は、つくし食堂2号店の名前のアイデアを、「ここだけの秘密」と、花野にだけそっと打ち明けます。

花野は仙吉から店の名前を聞くと「カッコイイ」と喜びます。

一方、鈴愛が作った五平餅を若い草太と健人に食べてもらうと頼みます。

二人は、その美味しさに大絶賛します。

早速、師匠である仙吉の元へ持っていき、味見してもらおうと持っていきます。

仙吉の上に重なるようにして花野は寝ていますが、なんだか様子が気になり声をかけます。

花野は目を覚ましますが、仙吉にいくら声をかけても起きようとしません・・・

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予習レビュー

鈴愛の絵に喜ぶ花野
花野の何気ない行動もドラマの中では、大切な役どころになっています。

両親が別れてしまったとはいえ、生きるエネルギーに満ちた花野は、いつも屈託なく無邪気で明るく、大人たちの間でキラキラ輝いている潤滑油のような存在です。

そんなある時、花野は、鈴愛が描いてくれた絵に大満足します。

自分のお母さんに、こんな素敵な特技があると、花野はうれしくてたまらないでしょう。

花野に鈴愛が漫画家だった事を知らせてくれた律に、律の話は、ほんとうだったとばかりに絵を持っていきます。

大人が話をしたことをちゃんと覚えていて、行動で示してくれる花野は、可愛い存在だと思います。

早朝からのふいの来客とは言え、気どりなく接せられる花野に、妻子と離れた律にとって自分の子供のように、気持ちの隙間を埋めてくれるでしょう。

大人に対して積極的にふるまえる花野は、将来大物になれるかもしれませんが、物語が終わるころには、どうなっているのでしょう。

つくし食堂2号店の看板商品

つくし食堂は、草太の作るカツ丼が大当たりですが、2号店も同じ商品で勝負とは言いません。

こちらは鈴愛のアイデア勝負のお店ですが、秋風先生をも魅了した仙吉の五平餅に光を当てようと、仙吉から五平餅の作り方を教わります。

ところが、普段温和な仙吉から、意外にも厳しい特訓が待ち受けているのです。

確かに同じレシピとは言え、作る人によって微妙に出来栄えが違うものもあります。

こればかりは年季と言おうか、ある種の勘所が必要になるのですが、それを短期間で取得しようとするのですから、仙吉が厳しくなっても仕方がありません。

不思議ですが、誰が作っても同じとは言えない、マニュアル仕事とはいかないのだと思います。

感想

仙吉との別れ

まさか、その時がやってきました。

いつもと変わらない、楡野家の朝食ですが、今日は鈴愛が玉ねぎを使った味噌汁に、宇太郎は満足気。

そんな宇太郎を前に、仙吉はしげしげと自意識過剰な宇太郎を見るかと思いきや、お次は結婚して独立しているのに、時々楡野家で朝食を食べる草太を心配の眼で見ます。

それにくらべて出戻った鈴愛は、全然動じる様子はありません。

晴さんは怒ると怖いけれど、べっぴんさんだと、仙吉はあらためて自分の家族の事を思います。

普段と変わらないような朝のように思いますが、仙吉の様子がいつもと違って見えます。

朝食の後、仏壇を前に手を合わせると、廉子が「思い出したように私の前に来るんですよね」
その天からの声が、何か合図のようにも思えます。

一人、明るい日の中で、静かな時を過ごす仙吉は、鈴愛のトラウマを解放した事に満足です。

そんな中、宇太郎がつくし食堂2号店の打合せをしていると、仙吉も入るようにと声をかけますが、仙吉は、まかせると言って部屋へ戻ります。

そんな仙吉を宇太郎は、いつもとは何か違う違和感を感じたようです。

あらためて仙吉の人生を振り返ると、1945年終戦で、満州から戻ってきますが、戦前仕事をしていた楽器店が空襲で焼けた事から、家業のつくし食堂を継ぎました。

物のない時代に、みんなが笑顔で食事をする姿が楽しかった。

そんな思いで、食堂をやってきたんですね。

それが子から孫の代へと続いてきました。

仙吉は、80を過ぎて、このような人生になるなど、考えてもなかったと夢を見るかのように思い起こしています。

今は、宇太郎や鈴愛が2号店を開業する所まで、こぎつけました。

仙吉は、つくし食堂2号店の開業に喜んでいましたが、すでに満たされた思いなのでしょう。

自分は手を出さず、ゆっくりと横になって幸せな時間にまどろんでいます。

花野が、仙吉にお気に入りのぬいぐるみの話をしていると、仙吉は、ふいにつくし食堂2号店の名前をつけようと思っているけれど、誰にも言わないと約束したら教えると花野に告げます。

花野は「カッコイイ」と喜びます。

仙吉は、満面の笑みで花野の言った「カッコイイ」の一言に喜びますが、これが最後の仙吉の姿になってしまいました。

やさしい日の光の中で、仙吉は眠るように廉子さんの元へと旅立ってしまいました。

いつも宇太郎夫婦や孫の鈴愛たちをやさしく見守って来た仙吉らしい最後です。

鈴愛は、何度も仙吉を呼びますが、途中から異変に気づき、亡くなった事を悟ったのでしょう。

突然襲った最後の別れに、鈴愛は、ただ黙って見守るしかありません。

管理人も鈴愛と同じく、涙は出ませんでした。

それは悲しくないのではなく、88歳で大往生できた事に、どこか安堵しているからだと思います。

仙吉が生前、みんなの前で歌った「あの素晴らしい愛をもう一度」が、何度も自分の中でリピートしています。

何もないかもしれないけれど、どんな時にも、身近な人間に寄り添い、励ましてきた仙吉の生きる姿に感動をしました。

こんな素敵な思い出をプレゼントしてくれた仙吉に、心から感謝したいと思います。

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コメント

  1. 1013 より:

    雨が降る庭に蛙が2匹。
    仙吉さん、廉子さんに会えたみたいですね。

  2. どん より:

    神回やね

  3. あみ より:

    ついに仙吉さんが・・・いつかこの日が来るとわかってはいたけれど、寂しくてたまりません。明日からぜひ廉子さんと二人でナレーションして欲しいくらいですが、ないですよね。
    さて2号店の名前、楽しみですね。早く知りたいです!

  4. おっさん より:

    仙吉じいさん、逝っちゃった。悲しい。優しい顔していましたね。合掌。

  5. やす より:

    神回らしい