仙吉が決めた2号店の名 / 半分、青い。 第119話

2018年8月17日(金)第20週「始めたい!」

あらすじ

仙吉の葬儀が厳かに行われていますが、花野の姿がありません。

どこへ行ったのかと心配している楡野家の人々をよそに、仙吉の死を理解できない幼い花野は、なんと仙吉の遺体の中にもぐっていたのです!

つくし食堂2号店は、だいたい完成しましたが、店の名前がまだ決まっていません。

宇太郎は、仙吉に店の名前をつけてほしいと考えていましたが、仙吉の思いを知っているのは、花野しかいません。

鈴愛は何とかして花野から、店の名前を聞き出そうとしますが、花野は大じいじとの約束だから内緒だよと、決して店の名前を言おうとしません。

仙吉は名前をつける事にコンプレックスを持っていたので恥ずかしくて言えなかったのです。

今に始まった事ではありませんが、不器用な鈴愛にしても、花野の気持ちを揺さぶることができずにいます。

そこで困った鈴愛は、律に電話をし事の次第を話していると、花野がそばに来ます。

鈴愛は、花野に受話器を渡すと、律は店の名前を聞き出そうとしますが…

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予習レビュー

仙吉がついに・・・

今週のおそらくメインは、これまでどんな事でも鈴愛を見守って来た仙吉が、とうとう亡くなってしまうようです。

しかも、つくし食堂2号店の完成を待たずしてと言うのは、少し残酷な展開のように思います。

誰よりも、つくし食堂2号店の開店を心待ちにしていたハズですが、皮肉にも、あと少しのところで、そんな終わり方は悲しすぎます。

鈴愛に想いを込めて五平餅を教えた事は、最後の力を振り絞っての事だったのか。

ただ、幸いなのは、その亡くなり方です。

大病を患ってというわけではなく、ひ孫の花野と添い寝をして、そのまま眠るように亡くなってしまったとのことなので、一番良い亡くなり方だったと思います。

つねに温かい笑顔で、いるだけで安心できる仙吉でしたが、おそらく仙吉は廉子さんの元へは、安心して旅立った事でしょう。

享年88。

つくし食堂2号店の名前は

仙吉は、これまでの人生を振り返り、鈴愛が漫画家として挫折、しかもその後には、結婚の失敗、それでも今では、仙吉の意をくむように、つくし食堂2号店の開業に尽力を尽くしてくれ、そのことが何より嬉しい事でした。

仙吉ができる事は、自分の人生の集大成ともいえる、このつくし食堂2号店の命名です。

鈴愛や可愛い花野の将来もかかっています。

みんなに明かす前に、仙吉は堪えられずに、花野にだけ、そっと打ち明けます。

口が軽いのではと批判もある花野ですが、この大じいじとの約束だけは、ちゃんと守ります。

と言っても、この場合、永遠に守るべき秘密ではないので、鈴愛は困ってしまいます。

感想

仙吉の旅立ち

とうとう仙吉が亡くなってしまいましたが、今更ながらに仙吉の存在は大きいです。

仙吉ロスでさびしく思っている人も少なくないです。

そんな仙吉の葬儀に、5歳の花野に仙吉の死が理解できないとは言え、まさか仙吉の遺体と一緒に横たわっていたとは!

鈴愛が涼次との神前の式で、打掛を踏んで転んだ事を思い出しました。

どちらも笑えないというオチです。

とは言え、仙吉は、そんな花野を天国からやさしく見守ってくれているでしょう。

それはともかく、仙吉のやすらかな死に顔に、笑みが浮かんだと晴がいいます。

大病もせずに大往生の仙吉は、あの世に旅立ってしまいましたが、やっと大好きな廉子さんの元へ行くことができたので、ふいに笑顔になったのかもしれません。

花野の異変
鈴愛は、花野に仙吉が亡くなった事をあらためて言い聞かせますが、花野は、何のことなのか一向にわかっていない表情です。

しかたがなく鈴愛は、いつか捕まえたカブトムシが死んだのと同じと話します。

鈴愛の精一杯の話に、晴に、もう少し他の言い方がないかとたしなめられます。

こういうおせっかいな晴さん、キライではありません。

葬儀で、健人が仙吉の姿に泣き伏せていると、「カブトムシも死ぬからな」と花野はいいます。

それで花野は、ようやく仙吉の死を理解したようです。

それと同時に、幼い花野には、仙吉がこの世からいなくなった事が、ストレスになったのでしょう。

幼いながらにも、人間である証だと思います。

大人は、悲しみを人と話したりすることで癒せますが、子供は、それをうまく言葉にして話すことはできません。

赤ちゃん返りとでも言っていいのか、いつも以上に、鈴愛に甘えます。

逆に、鈴愛は、そのことで仙吉の死を悲しむ余裕がありません。

ひたすら花野に、人の生き死には、特別な事でも何でもないと言うしかないのです。

鈴愛は、すっかり母の顔になっていました。

和子が楡野家を訪れる

大病で息を切らせながら、和子は律を付き添いに、仙吉のお参りに楡野家へやってきます。

晴は、仙吉が、つくし食堂2号店の開業を待ってくれたら良かったのにと告げると、和子は「ええんやないかね」とやんわり返します。

和子は楽しみにしたまま、旅立ってしまったのは、それはそれでいいんじゃないかというのです。

仙吉が鈴愛に五平餅の作り方を教えて亡くなったように、自分も何かやってみたい。

でも、おかしいか、もう先が短いと、和子は静かに打ち明けます。

律が、いつになく生き生きとして「始めるといいよ」と、和子に応えます。

まだ、先は長いと言いたかったのでしょう。

晴の前という事もあってか、さすがに少し照れくさそうでしたが、そんな律がステキです。

そして、晴と和子のやんわりとした岐阜弁での会話が、すごく好きなんです。

深刻な話でも、和子の穏やかで光に包まれたかのような言葉で、ほどけていくようです。

昔の日本映画を見ているような間合いが、なんとも言えず、たおやかな時間が心地いいのです。

でも、この二人の会話を、あと何回、聞くことができるのでしょう。

そう考えると、とても貴重です。

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コメント

  1. ちゃーちゃん より:

    仙吉さんの葬儀に長男の仙太郎さん三男の賢太郎さんが来ていないのは何故だろう。
    鈴愛の結婚式はまだ良いとしても実の親が亡くなって来ないのはあの家族に以前何かあったのかしら?
    それと、亡くなった廉子さんと共に仙吉さん一緒にナレーションしてくれないかな?今までに無いパターンだと思うのだけど……Wナレーション

  2. ちーぼー より:

    仙吉さんが幸せそうに亡くなって、悲しいけれどホッコリでした。
    2号店の名前の秘密は、おーちゃんはお店が出来たらみんなの前で発表しようと思っていたんだよ、代わりにカンちゃんが発表して、と言えば、カンちゃんも納得して言ってくれそうに思うけど、ま、ドラマですもんね。