センキチカフェの岐阜犬 / 半分、青い。 第124話

2018年8月23日(木)第21週「生きたい!」

あらすじ

鈴愛は律とブッチャー、そして菜生のフクロウ会のメンバーによって、センキチカフェのマスコット・話すぬいぐるみの岐阜犬を完成させます。

鈴愛は、フクロウ会のメンバーに構想を話すと、律がインターネット回線とボイスチェンジャーを使う仕組みを思いつきます。

さっそく皆に、岐阜犬のお披露目です。

鈴愛たちが岐阜犬に話しかけると、ボイスチェンジャーで声が変換され、応えてくれ大盛り上がり!

鈴愛は、岐阜犬の声を和子にお願いする事にして、「昔から、和子おばちゃんは金八先生のようだ」と話すと、和子はやる気を見せてくれます。

センキチカフェの店内に岐阜犬を置くと、思わぬ反響を得ます。

なんと、多くの人が岐阜犬に悩みを相談にするようになり、和子はそんな人々の秘密を知るようになりますが、やりがいを得て体調も安定しはじめます。

律は、そんな母の姿を見て貴美香に本音を話します。

そんな中、鈴愛は和子の元へ訪れると、和子からずっと大切にしていた、あるものを託されます。

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予習レビュー

センキチカフェのマスコット
サービス精神旺盛の鈴愛は、ただカフェを開くだけにはとどまりません。

宇太郎の発案した石ノ森章太郎の漫画「ドンキッコ」をヒントにしたセンキチカフェは、ちょっとした夢のある空間です。

とは言っても、音楽が流れて、物が置かれているだけでは確かにつまらないです。

五平餅の出来上がりを待つのは、地味でもあります。

そんな所へ、ふいに貴美香から和子さんは、落ち着いているけれど眠れないらしいと、鈴愛に何とかしてあげてと、打ち明けます。

和子にも、何か役割、仕事があればと聞いて、鈴愛は大きな犬のぬいぐるみを作り、それをココンタのように話せる岐阜犬の事を思いつきます。

落ち着いて穏やかな和子が相手なので、絡みつくような変なお客もいないことでしょう。

この予想は、大当たりしますが、意外なことに、岐阜犬に話しかける内容は、悩みごとが多いのでした。

おしゃべりする犬と言っても、しょせん話す相手は人間ですが、自分からは相手の顔が見えないので、まるで懺悔室のような感じなのかもしれません。

親とケンカして、家に帰りづらいけれど、どうすれば良いかとか、ダンナに内緒で高い買い物をしてしまったけれど、良心が痛い。

そんな所でしょうか。

別れ

お店も軌道に乗り、うまく回っているように思えるのですが、まさかな展開になるようです。

鈴愛が、和子の元へ訪れると、和子がずっと大切にしていたものを鈴愛に託します。

考えてみれば、本当は律の嫁に託すべきではないかと思うのですが、律の嫁がこの事を知ったら、かなりマズイと思うのです。

正直、鈴愛が、律の嫁以上の立場と言うのは、少し釈然としないでもありません。

考えようによっては、いつ自分の時間が尽きるかわからないので、あてにできない律の嫁より、鈴愛なのかもしれません。

和子にしてみたら、「あてにできない」などとは思っていないでしょうけれど、表むきは穏やかでも、それだけ時間が迫っているのでしょう。

その時間とは、考えたくありませんが、仙吉が旅立って、まだ日が浅いのに、次は和子の旅立ちです。

心しなくてはなりません。

感想

このばかちんが

岐阜犬の完成によろこぶフクロウ会のメンバーと楡野家の人々。

宇太郎や晴がボイスチェンジャー越しに、あらたまった丁寧な語り口で挨拶をしているのが、妙におかしかったです。

鈴愛は、和子さんに岐阜犬の声を担当してほしいと頼みます。

鈴愛の構想では、いろんな人が、岐阜犬に悩みを話してくるはずだと。

すると和子さんの十八番「このばかちんが!」金八先生のマネ出ました!

中学生の深刻な悩みを聞く和子さんは「無理に友達なんて作らなくてもいいから、ボクに会いにきて」

そう応えると、見計らったかのように鈴愛が「五平餅できたよ」と中学生を呼びます。

なるほどー電話相談とか、ちまたにありますが、子ども食堂に、置いてあるといいかも。

そこへ西園寺の奥さんも、岐阜犬に話しかけるじゃないですか!

やっぱりというか、麗子が健人に恋をしたことに、戸惑っているようです。

相手が、健人では不服そうなのが伝わってきますが、和子さんは、ここでも金八先生になりきって応えるところが、またおかしいです。

どうしても金八先生になりきるときには、髪を耳にかける仕草がお約束。

生きるのが下手
和子の様子を貴美香先生に聞く律。

貴美香先生に言わせると、仕事を始めた事で体調が安定してきて良かったと言います。

病気でつらくて生きていくのがイヤになる人だっているのに、和子さんは、生きていくのが上手。

それに反して、貴美香先生に律は、きれな赤ちゃんで勉強が出てきてとべた褒めされますが、生きるのが不器用な律は「生きるのが下手」とつぶやきます。

親子といえど、いろんなタイプがいるので、こればかりは、どうしようもありませんが、律の一言に、なぜか安心してしまった管理人です。

夕暮れ時に、川面に佇む律は、和子さんの旅立ちを覚悟するかのようなに、横顔が寂しげですが、それがまたイイ感じです。

和子さんのクッキー
和子さんは、鈴愛のためにとクッキーを焼いてくれました。

赤、緑、青のドライチェリーがのったクッキーを鈴愛は宝石に見立てますが、鈴愛が子供のころは、赤をルビーではなくダイヤと言っていたと和子さんは話します。

夢の世界に出てくるような和子さんのクッキーを、律は、これを当たり前のようにして食べてきたのでしょう。

今のように色々なスイーツがある時代ではなかったハズです。

こんなクッキーを焼いてくれるお母さんは、当時、そう多くはいなかったと思うので、なんともうらやましいです。

子供のころから40年近くにもなろうとしていますが、和子さんにとっては、いまだに子供のころと変わらない鈴愛が、家に来てくれるのが、本当にうれしいんですね。

息子の律にはない、ほんとうの娘のような鈴愛だからこそ、頼めると思ったのでしょう。

鈴愛に、母子手帳、育児日記を託します。

なんだかんだ言っても、鈴愛も大人です。

泣かないと宣言するところが、頼もしく思えました。

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コメント

  1. ゆきんこ より:

    より子さんがお気の毒という意見もありますが、
    より子さんは意外に気にはしてないかもしれません。

    より子さんにとっては翼君の教育が一番大切、
    そして梟町の価値観では自分は余所者であわないこともわかってるでしょう。

    律がそのより子さんをうけいれてくれればそれでいいのです。

  2. マフィン より:

    和子さんが大切にしてきた物を鈴愛ちゃんに渡したのは昔からの強い絆があったからではないかと思います。和子さんは普段から気にかけている鈴愛ちゃんの事が嬉しかったんだと思います。
    律と一緒に来て和子さんのお世話をしていれば和子さんだって大切にしてきた物を渡すと思いますよ。たまに来て大きな顔をされたら誰でも頭に来ます。