律のマグマ大使が復活に / 半分、青い。 第140話

2018年9月11日(火)第24週「風を知りたい!」

あらすじ

鈴愛との会話で、そよ風の扇風機を作ることをひらめいた律。

そこで律は、鈴愛に扇風機のデザインを任せて、自分はロボットの研究開発の経験を生かし、自然のそよかぜを生み出す設計をすることになります。

律は、分解した扇風機の部品をながめていると、鈴愛から、鈴愛のイメージする扇風機をスケッチした絵が送られてきますが、それは花の絵でした。

律は、鈴愛に電話で、これは何だと聞くと、鈴愛のイメージをしている扇風機の説明を始めます。

ほんとうに、そよ風の扇風機など、開発できるのかとたずねる鈴愛に、律は、解体した扇風機を見て、ロボットの開発にくらべたらと高をくくった様子。

律は、菱松電機を退社を決心し、辞表を提出します。

扇風機を作るためにシェアオフィスに事務所を構えます。

そしてつきあいの良いマサトも使い、鈴愛と、そよ風の計測を、屋上でスタートさせます。

順調に進むかと思いきや、晴が急変したと草太から電話が入ります。

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予習レビュー

律はマグマ大使
鈴愛たちも、40と言う年齢になり、十分落ち着いて良いころですが、律は、アメリカでのロボット開発が志半ばで諦めなくてはならず、しかもより子との結婚生活にも終止符を打つことになりました。

律には、本位でない人生となってしまい、鈴愛のいうマグマ大使は、とっくに終わったと話します。

そんな律に対して、晴に言われた通り、今こそ応援せねばと鈴愛は思います。

これまで、晴が無謀と反対した漫画家になる時にも、律は応援してくれました。

それがあったから「一瞬咲け」という作品を残すことができました。

今度は、鈴愛が律を応援する番です。

無駄に熱い鈴愛との会話の中で、律は、変わらねばならないと自覚はあったと思いますが、くすぶった状態で、なかなか火が起こりません。

鈴愛が、晴が入院生活をしていると、病院の中にいたのでは、良い風を感じられない。

そんな話をすると、和子さんも、そんなことを言っていたと律は思い出します。

人が何か思いつくとき、経験の中から、ふと生まれるものなんだと思いました。

それは、自分の体験だけでなく、身内の切羽詰まったような中から、ヒントになることがあることを、律はふいに見出します。

漠然と「こんなものがあったらいいな」そんなささやかな思いを形作ること。

これこそ、モノづくりのだいご味なんだと思いますが、律は、それをやってのける人なんです。

律のマグマ大使が、ここで復活です!

感想

そよ風の扇風機!
やっと鈴愛と律の二人三脚の人生が始まったかのように思えます。

シェアオフィスの屋上で、オープニング映像のもとが、ようやくここで見られることになり感動でした!

でも、オープニングと違うのは、アラフォーの鈴愛がリボンを持って走っていること。

ともかく、屋外だったり、事務所やカフェだったりと、あらゆる条件で風の計測が始まります。

それを津曲は「けなるい」(岐阜弁:うらやましい)けなるそうに見ていますが、また、岐阜犬のように、何かチャンスを狙っているのでしょうか。

津曲のけなるさが、ちょっと不気味です。

オフコースを律とマサトがハモる
シェアオフィスは、教室だったところを使っているので、オフィスとは言え、なんとなく気持ちがゆるくいられそうです。

鈴愛が、花野の学童のお迎えにと、オフィスをあとにすると、律とマサトが小田和正のオフコース「さよなら」を歌い出します!

別れの「さよなら」が、二人の歌で、寂しさをかき消されるようです。

二人のハモりが、絵のように浮きたって、オフコースの「さよなら」とはまた違って、いい意味で色気を感じました。

これだけでドラマが終わっても良かったかも、と思うのは言い過ぎかな。

風を感じる
生きていく中で、気持ちがやわらぐというか、ふと、いい風を感じるときが確かにあります。

そんな風を待っているのではなく、作りだしてしまおうなんて、スゴイことかもしれません。

鈴愛は自分が感じる風を、すぐさま律にも感じて欲しいと、電話します。

場所は違えど、風を共有することはできます。

それを記憶の中にだけとどめるだけでなく、再現させることが仕事です。

同じころ、晴も、風鈴のゆらぎと共に、風を感じていました。

病身の晴にとって風を感じるのは、少しでも病から解放されたい思いからでしょうか。

心優しい草太が、そんな晴のためにと、りんごをすりおろしてくれます。

りんごのすりおろす、ゆったりとした音が、晴が感じた心地よい風と同じように感じました。

フードプロセッサーで、ガッーとやっておしまいではなく、おろし金を使って手間暇をかける愛情と、りんごの甘い香りまでもが、伝わってきます。

子どもがいて、仕事の合間だというのに、晴のために、姿勢を正して、りんごをすりおろす草太に愛おしいと感じたのでしょう。

「草ちゃん」と呼びかける晴。

ほんの日常の一コマが、かけがえのないものになったと思います。

とても良いシーンでした。

逃げか
律が退職願いを出した時、部長から「萩尾君、ほんとうに辞めるのか?」と引き留められたとき、その一言に救われたと言います。

あれがなかったら、菱松電器よりも、もっといいところへ転職してやると思ったかもしれないと話す律の気持ち、なんだかわかります。

部長の「ほんとうに辞めるのか」は、ある種の社交辞令みたいなものかもしれません。

本当に惜しいと思ったら、もっと強く説得して引き留めると思います。

お互いのため、後腐れなくするための、最上の一言なのかもしれません。

会社に退職届を出して、退職祝いではありませんが、マサトと缶ビールで乾杯。

でも律は、気持ちのどこかに扇風機で失敗したら、菱松電器とまでは言わないけれど、そこそこのところへ再就職できるかもと、そんな弱音を吐きます。

するとマサトは、アラフィフのアキコさんと結婚するとなると、それは躊躇してしまうと話します。

まだ迷いは、許される年齢ではあるけれど、どちらも人生をしょっている迷いに違いがありません。

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コメント

  1. はるみん より:

    漢字間違ってました。鈴芽→鈴愛♡ですね。

  2. ちよちよちーちゃん より:

    若い頃の切ない恋が、癒される…良かったです。うまくいきそうだったまーくんからのいきなりの拒絶、そして律くんとの別れ。見ていて苦しかったあの時が、二人の歌声で懐かしい思い出に変わったような気がしました。気づけば放送も残りわずかですもんね。行動や考え方に批判も多い鈴愛ちゃんですが、胎児のころから見守ってきた鈴愛ちゃんは自分の娘のようで、幸せになってほしい。ただそれだけになってきます。朝ドラの良さですよね。

  3. はるみん より:

    律を英語でリズム〝かろやか 弾む〟すぐ変換してしまえる鈴芽は凄いなー。律も嬉しかったのでは。鈴芽が大好きな♪いつもポケットにショパンからのイメージが感じられました。

  4. うこちえす より:

    バルミューダのHPに
    『連続テレビ小説「半分、青い。」にて当社代表取締役 寺尾玄が劇中の扇風機開発部分原案に協力しました。』
    との表示があります。

    今後、このドラマで開発される『そよ風の扇風機』が欲しい人はバルミューダでどうぞ・・・とNHKが宣伝しているようなものですね。

  5. アーモンド より:

    菱松、三菱と松下、モデルは三菱かな?
    大会社に辞表を出す律の勇気。
    出世の道を捨てて、鈴愛と正人と一緒にそよ風の扇風機の発明にとりかかる。
    鈴愛が、屋上で持って走るのは、タイトル映像の最後のあれですね。それがそよ風の扇風機の元になるのですかね。

  6. うみがめ より:

    子ども時代の律くん、ブッチャーを金づるにしたり、結構悪い子でした。大きくなってからは、そんな悪いところは表に出さないようにしていたんですね。でも元々いい子ではないので、ずるいところがいい子の仮面の下からにじみ出て、痛い律くんになってたんですね。悪さを隠さなくなった律くん、生き生きしています。

    実は性格の悪さがあるから、律くんは立ち直れたんだと思います。本当に性格の良さそうな翼くん、大丈夫かな...。

  7. Takashi Miyazawa より:

    入院中の話は脚本家の北川さんの体験談だそうですね。