晴はしあわせ病で笑顔に / 半分、青い。 第143話

2018年9月14日(金)第24週「風を知りたい!」

あらすじ

晴を心配する鈴愛は、花野を連れ岐阜に帰えります。

手術は成功したものの、ガンは進行していて、晴の5年生存率は50パーセント。

晴は、診断結果に怒ってる風でもなく、落ち着いています。それどころか、手術は怖かったけれど、毎日が幸せで仕方がないと打ち明けられる。

枕元に置いてある、ゾートロープを見ながら、晴は、鈴愛の子どものころの思い出話しを始めます。

一方、シェアオフィスのカフェで扇風機の改良に余念のない律は、不眠不休で没頭しますが、なかなかいいアイデアが浮かばず、パソコンを見ながら煮詰まっている様子。

そんな律に、津曲がコーヒーを注ぎ大丈夫かと声をかけると、律は開発している扇風機について説明をします。

カフェの営業が終わった後、律と津曲は、お互いの別れた妻との間にできた子供などについて語り合います。

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予習レビュー

しあわせ病

手術の結果を知った鈴愛は、当初手術をすれば治ると聞いて信じていたのに、5年の生存率が50%と知り、心配でたまりません。

晴は、良くも悪くも感情の起伏がはっきりわかるところですが、晴はとても落ち着いています。

そんな晴に鈴愛は、開発している扇風機の話で、やり過ごしていると、晴は自分の病状について話し始めます。

医師からの診断結果など晴には、どうでも良くて、それより現実、生きていることが、どれだけ幸せなのかを実感していると話す晴。

とても不謹慎なようですけれど、マラソン選手が長距離を走っていると、それだけで”楽しい”と感じる、いわゆるランナーズハイになると言われています。

晴は、苦しい状況のハズなのに、たんたんと現実を受け止めることで、ランナーズハイのような状況になったのかなと思います。

管理人としては、センキチカフェのおかげで、晴の豪華客船旅行が潰れてしまったので、何としてでも鈴愛の扇風機が当たって、真っ先に旅行へ行ける体力を回復させて欲しいと思います。
煮詰まる律
鈴愛が岐阜へ帰っている間、シェアオフィスのカフェでパソコンに一人向かう律は、扇風機のことで煮詰まっていました。

シェアオフィスのカフェというのが、なんともゆるい感じで、行きつけの「ともしび」にいるような感じなのでしょうが、そんな雰囲気に身を置いていても、そうやすやすとことが運ぶワケではありません。

いつの間にか、カフェの従業員化している津曲とのやり取りが、ちょっと楽しみです。

感想

晴のあぜん
無事に手術も終わり、晴が家で療養していると、そこへ鈴愛が、見舞いにやってきます。

晴は、鈴愛に扇風機はまだなのかと聞くと「そういうのは、子どもに勉強しろと催促をするようなもの」だから、いちいち言わなくとも良いと、そんなことを言ったそばから、鈴愛は、回っている扇風機に向かって、子どものように声をかけて遊んでいます。

鈴愛の子どもっぽさに、晴は、あきれてしまいます。

晴は、静かに5年生存率を受け留めた話をすると、鈴愛は「私が、死なさん」

力なく晴は「あんたは、そういうと思った」と返します。

鈴愛の、その気概だけはうれしいです。

死ぬことを意識したり、病と闘おうと思うのではなく、ただ生きていることだけで、幸せだと話しだします。

それは、自然に身を任せることで、出てくる境地なのかもしれません。

そこには、何の焦りや後悔などありません。

「うーちゃんのいびきも、幸せの印!」

ただ今を受け留める、その積み重ねが愛おしく感じるのだと思います。

晴の枕元には、ゾートロープが置かれています。

それが、今の晴には、お守りのようになっているのでしょう。

鈴愛が、片耳が聴こえなくなったある日のこと、雨の日に、黄色いかさをさす鈴愛が「半分だけ、雨が降っている」

ものは考えようと言いますけれど、晴は「鈴愛の左は、いつだって晴れだね」

「強く生きなさい」など根性論などは、なくて良いのです。

鈴愛は晴の言葉に「半分、青い」と返しますが、その言葉で、晴は、どれほどなぐさめられたかわかりません。

それを思うと、今はガンに冒されてしまったとは言え、鈴愛が「半分、青い」といったように、今まで見えなかった景色が見えてくる。

そう目を潤ませて話す晴に、こちらもついうるっときてしまいました。

そして、これが自分の人生だと、あらためて自分の人生を受け留める晴の強い意志に、おそらく鈴愛は、涙が止まらなくなるからと、正面を向いて聞くことができないのでしょう。

そんな涙をこらえる鈴愛に、管理人としては、なんだかたまりません。

ここは、号泣してはいけないと、自制心を感じる鈴愛ですが、それでも最後にこらえず一筋の涙が頬を伝わります。

それは悲しくても、悲壮な涙ではありません。

千匹カニ
花野は、よほどカニが好きなんでしょう。

晴のことを思って、千羽鶴ならぬカニを折ります。

花野の想いはうれしいけれど、やっぱりカニより鶴の方がいいかもと思いました。

折り紙のカニでは、食べられないので、うっぷんがたまりそうだからです。

田辺店長が再来?
押し入れに箱をしまうように頼まれた鈴愛は、押し入れの中から、健人が新婚旅行のお土産にと、イースター島のモアイ像が出てきました。

晴は、健人からもらって、しばらく飾っておいたのですが、独特な形をしたモアイ像に、妙な威圧感を感じたのか、押し入れにしまっていました。

ともかく、モアイ像を見た鈴愛は、ふと大納言にいた田辺店長を思い出します。

ここへ来て、田辺店長が出てくるとは思いもしません。

田辺店長が扇風機を壁に向けると、風がやわらかくなると言っていたと、はたと鈴愛は気づきます。

扇風機とモアイ像を、何かが出てきそうとばかりに、交互に見比べる鈴愛。

「これや」

確信が持てた瞬間です。

大納言で仕事をしていたことは、涼次との出会いだけではなく、もっと重要な?意味があったのです。

あの大納言で、一風変わった田辺店長がいなかったら、この発想はなかったと思います。

これで4日も風呂に入らなかった律の苦労も報われそうです。

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コメント

  1. あみ より:

    同感です。管理人さんは何を書いても自由だと思います!優劣をつけるようなことはやめましょう。自分の好みと合わないからといってああしろこうしろと言うのは違うと思います。(139話の日の、他の方々のコメントと被ってますが)

  2. yoko より:

    このドラマはどうか読み比べていませんが、過去オリジナル脚本のドラマで脚本家自身が書かれた小説とドラマが違っていたことはいくらでもありました。私的なサイトの運営者が小説を細部迄読み、小説とも齟齬がないように書かなければいけないとは思えません。あくまでもドラマを見ての感想のサイトでしょうし、それは人それぞれで良いと考えます。病気についてもとらえ方は本当に人それぞれですし、患者自身の考え方も様々です。ドラマを見た人がみんな同じように感じてほしい・・・とは、脚本家はむしろ思われていないのではないでしょうか?ずっと皆さんが自由に自分の感想を語り合う場を提供して戴いていたと思いますし、今後も是非そうお願い致します。

  3. Alison より:

    モアイ像→田辺店長→やわらかい風
    まさか、モアイ像がきっかけで 「風の渦を消す方法」 に思い当たるとは…
    健人、まさかのナイスアシストですね。

  4. 千秋様ファン より:

    ノックさん、上から目線な感じで
    いやだわ。
    せっかく書いて下さってるのに。

  5. ホシカ より:

    平日働いているので土曜日にBSで纏めて観ています。

    観れない時には、朝蔵さんのあらすじと感想を読んで満足しています。

    感想と言うのは自分が感じた事をそのまま書いてよいと思います。”千差万別”でよいと思います。

  6. ノック より:

    少し厳しく書きすぎましたね。ごめんなさい。
    朝蔵さんのレベルにはなかなか、難しいでしょうね。夕顔さん、お疲れ様!いいガイドになってますよ。

  7. ノック より:

    はるさんの気持ち、私も母をガンで亡くしてるので、少しわかります。ランナーズハイではありません。小説にも、はるさんが語る言葉のなかに、しあわせ病ということばが、笑いながら入ってくるところが泣かせるくらいいたいのに、そこだけとりだすのは、やめてほしいと思います。
    前にも書きましたが、もう少し客観的に書いていただけませんか?