ユーコの知らせを受ける / 半分、青い。 第154話

2018年9月27日(木)最終週/第26週「幸せになりたい!」

あらすじ

重大な知らせにふさぎこんでしまった鈴愛に、見かねた律は、休みを取って岐阜に帰るようにと促し帰省します。

楡野家は、春休みの子どもたちが家で騒ぎ立てていますが、鈴愛は、一人部屋にこもりっきりです。

草太は、そんな鈴愛を元気づけようと、ブッチャーと菜生をつくし食堂に呼びますが、落ち込む鈴愛にかける言葉が見つかりません。

一方、律は、そよ風ファンの量産に向け努力を重ねていましたが、津曲から、集まった部品で作れるデザインは、限られているので、デザインを変更したらどうかといいます。

律は、扇風機のスイッチが飛び出さない作りは、鈴愛がこだわっていたところなので、自分ひとりでは決められないから、鈴愛の帰りを待つと返事をします。

鈴愛は萩尾家を訪ね、晴が弥一さんの写真教室で撮った写真を見ます。

鈴愛は弥一に、和子さんが亡くなった後も、悲しみを乗り越えていて強いと言います。

ところが弥一は、悲しみを乗り越えたわけではなくて、悲しみと共に生きている。

そんな話を鈴愛は聞いていくうちに、仙台のユーコに会いに行くことを決めます。

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予習レビュー

ユーコ

どんなときにも、支えてくれたユーコの安否を知らされることになり、鈴愛は、生きている気力のようなものを無くしてしまったのかもしれません。

ともに、人生を戦ってきた仲間の旅立ちに、気持ちの収集がつかないでしょう。

状況が状況なので、葬儀は、身内だけですまされることになり、せめてもの気持ちと、鈴愛は、お花を送ります。

鈴愛の状況を察したのか、ボクテが、葬儀の日取りなどの情報を、全部取りまとめることにします。

今の鈴愛にとって、気丈にふるまってくれるボクテは、何より頼りになる存在だと思います。

ユーコの夫のヨウジにしても、いくら親友とはいえ、このような時、余計な気を遣うことになるでしょうから、ボクテの配慮は、助かると思います。

と、ここまで書いていて、管理人は、涙が出てきそう。

やはり、このような形で旅立ったのかと思うと、胸がつまります。

誰にもどうしようもできないとわかるだけに、鈴愛は、心をなくしてしまったようになってしまいます。

それは、そばにいる律にとっても、気がかりなことです。

ただの言葉がけをしたからと言って、どうにもなるものでないことは十分承知しているでしょう。

鈴愛には、落ち着かせる時間が必要だと判断したと思います。

感想

40年あいつを待ってた
部品の調達が難しい状況で、デザインを変えるのも一つの手だと津曲に言われた律。

時間との闘いでもあるので、管理人なら、そうしてしまったかなと思うのですが、思いやりのある律は違います。

律の口から、スパロウリズムは、自分と鈴愛の二人で作った会社だと言います。

その言葉を聞いて、あらためて本当に律は、鈴愛と二人三脚で、モノを作って来たという思いがあるのだと感じました。

そして、しみじみとしてしまったのは、律が「もうアイツを40年待っていた」と言うのです。

すれ違った部分もありますが、根底では、ずっと鈴愛とつながっていると、どこかで思っていたのではと思います。

それが、そのことにようやく気づいたと律は語りますが、このそよ風扇風機は、律の思いやりがあったからこそ、続けてこられたように思います。

律の語る姿が、ひと際、輝いて見えました。

弥一は語る
弥一さんは「悲しみを乗り越えたわけではなく、悲しみと共に生きる。涙が自然と流れてくる。」そう語りますが、人として、これは、ほんとうに自然なことだと思います。

それでも毎日を生き、弥一は、ちゃんと日々のことを受け留め、翼が写真に入賞したと聞けばうれしいし、貴美香先生の赤いスポーツカーに乗れば気持ちがいいと語ります。

和子さんは、亡くなってしまいましたが、弥一さんは「ここにいる」そう思うことで、生きていられるのだと思います。

けして一人で生きているわけではないのです。

貴美香先生は「私たちは生と死のはざまに生きてる。みんなそうだ。」

淡々とした貴美香先生の言葉が、重く感じますが、変わったことでも特別なことでも何でもないんだと受け止められます。

鈴愛には、突然ユーコがいなくなってしまったことで、気持ちの整理がつかず、どうして良いかわからなかったと思いますが、弥一や貴美香先生の話を受け、つらい状況から、ようやく前へ進むことができました。

鈴愛の少し晴れやかになった表情に救われます。
ユーコとの対面
それは、晴れた青い空が見える日のこと、ユーコの夫ヨウジにしても、現実の厳しい状況に、気持ちの整理が出来ていないと思います。

それでも、亡くなったユーコのために、誰かしら来てくれるのは、励みになったと思います。

鈴愛は、ふと目に入ったユーコの入った白い箱を見て、これが現実なんだと、ようやく気づいたような表情です。

心していたとは言え、やはり白い祭壇が目に入った時、管理人は少しショックで、やるせない無常観に浸ってしまいました。

亡くなったユーコのために、白いシャツと黒のパンツ姿の鈴愛は、いつになくはかなげです。

今にも笑いかけるようなユーコの写真を、このような形で目にするとは考えてもいませんでした。

鈴愛は、ヨウジに「ユーコ、抱いていいですか?」と聞きます。

ほんとうなら、もっとユーコと会って、会話を楽しみたかったと思うし、ユーコの悩みも聞いてあげたかったでしょう。

それが出来なくなってしまった今、鈴愛なりに精一杯、ユーコにしてあげられることだと思ったと思います。

ユーコの入った箱は、鈴愛のお腹にすっぽりと入ってしまくらいの小さい箱です。

それを見ただけでも、十分涙してしまいそうですが、鈴愛はその小さな箱を抱きしめます。

たとえ小さい箱とは言え、確かにそれはユーコなんです。

そう思うと、余計に涙が出てきてしまいそうになりますが、すすり泣く鈴愛に、ユーコは、きっと天国で、やさしく見守っていてくれていると思います。

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コメント

  1. ともあき より:

    ユーコちゃんが亡くなって、放送を見ることが辛かった。
    意味があるのか?と言う意見がネットでは多数聞かれる。
    でも、震災のことが記憶に薄くなっていた自分にとっては意味があることだった。
    そうだ、とても悲しい事が、とても大変なことがあの日に起きた。
    乗り越えて生きること=忘れることではない。
    今もきっと、朝ドラを見ている東北の人は変わらない気持ちのはずだ。
    震災を、忘れない。

  2. キヨコ より:

    夕顔さんのレビューは女性目線で、朝蔵さんとはまた違った切り口のコメント、楽しく拝見しております。

    脚本家のツイートには、最後の最後までスタッフといいものを創って行こう、という様子が伺え、本当に最終回まで目が離せません。

    今日は鈴愛の涙がいっぱい。
    でも、一人で流す涙じゃなくてよかった。
    すぐ側に寄り添ってくれる人がいるって幸せな事。

    そして、あの律が。
    何を考えてるんだかわからんかった律が。
    あの津曲に、あんな照れ臭い事、つぶやくか。

  3. はなみ より:

    9月27日(木)ではないでしょうか?

  4. みぃ より:

    最後でユーコがいなくなるなんて。ここまで色々な方が亡くなりました。最終週でこのような演出は悲しいです。これは必要があったのか疑問に感じます。

  5. みけこ より:

    あの~本当にこちら9月28日金曜日、最終回前日の放映のあらすじでしょうか?もしかして27日木曜日飛んでいますか?違っていたらごめんなさい