鈴愛ユーコのいる仙台へ / 半分、青い。 第155話

2018年9月28日(金)最終週/第26週「幸せになりたい!」

あらすじ

生前ユーコから、鈴愛たちが作っているそよ風扇風機ができたら、ユーコの勤めている病院でも使いたいと話していたとヨウジから告げられます。

ヨウジの話しでは、ユーコの話題には鈴愛が良く出てきて、その時のうれしそうなユーコの顔に、ヨウジはやきもちを焼くくらいだと打ち明けられます。

東京では、鈴愛の帰りを待つ律のもとを、マサトが訪れます。

そこへ、鈴愛と律あての速達が届き、律が差出人を確認すると、秋風羽織と書かれています。

鈴愛は不在でしたが、マサトに速達だから見た方が良いのではと言われ、律は中を見ると、秋風から鈴愛と律に贈る言葉が書かれてあります。

手紙を読んだ後、マサトは律に、鈴愛を一人で仙台に行かせたのかと問うと、鈴愛とユーコの関係を考えればこそ、一人で向き合った方が良いからと返します。

そして、マサトに鈴愛に対する本音を語り始めます。

ヨウジは、ユーコの同僚から聞いた最後の様子を鈴愛に話し、聞いてほしというユーコのメッセージを聞くことになります。

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予習レビュー

鈴愛は、ユーコの厳しい現実を知ることになりますが、自分の中での折り合いがなかなかつきません。

そこへ、和子さん亡きあとの、弥一が再登場します。

和子さんはいなくなってしまいましたが、なくなることのない悲しみと共に生きてはいますが、たまに聞く翼の話を聞けばうれしいと話します。

弥一は、鈴愛に、ユーコのところへ行ってはどうかと勧めます。

気持ちの収集がつかない鈴愛には、弥一から提案されなければ、ユーコのところへ行く決断などできなかったかもしれません。

鈴愛は、仙台のユーコの家に行くと、穏やかな笑顔で迎えてくれるユーコの夫のヨウジと、そこには、白い四角い箱がありました。

ちょうど同じころ、鈴愛が、自分の気持ちを取り戻すことを信じている律のところへ、秋風先生からの速達が届きます。

直接会って話すことはできたでしょうが、あえて速達にしたというところに、秋風先生の気づかいが見えます。

ユーコについては、誰もが絶望を感じることですが、それでも前を向いて、生きていかなければいけません。

秋風先生は、強く先陣を切って引っ張っていく人ですが、ここで、自分の力が必要と感じたのだと思います。

ヨウジはユーコから、鈴愛と律がスパロウリズムで作る扇風機を、身体の弱っている人やお年寄りがよろこぶからと、いつかユーコの病院に入れると話をしていたことを聞かされます。

そんな話に、鈴愛は、あらためて自分の進む方向を、ユーコに背中を押されたと思うと思います。

泣いてばかりいられないのですが、それでも涙なくしては見れないでしょう。

感想

秋風先生の手紙
鈴愛と律の連名で、秋風先生からの速達が届きます。

そう遠くない場所に住んでいる秋風先生が、わざわざ速達にしても伝えたかったこと。

それは、たとえ絶望の淵に立たされたとしても、人には想像力と夢見る力、そして生きる力があると書かれています。

ユーコの旅立ちで気を落としているだろう鈴愛と、混乱した状況に立たされている律を、心配した秋風先生からの手紙です。

短い手紙ながらにも、秋風先生の想いは、律の心にしっかりと治まったと言った表情が印象的です。


まだ不安定な状況の東北の地へ、鈴愛を一人で行かせたのかとマサトに聞かれる律は、ユーコと鈴愛の関係は、ふたりだけのもだと話します。

抜け殻のようになってしまった鈴愛には、あえて一人にさせることで、ユーコの旅立ちをしっかりと受け止めさせることが必要だと、律は語ります。

冷たく思えるかもしれないけれど、律の判断は、それで良かったと思います。

自分の足でしっかりと立ち、自分の目で見るとことで、現実をわからせないと前には進まない。

鈴愛とユーコは、ただの親友ではなく、身を削ってまでも成し遂げようと、共に戦ってきた戦友でもあります。

そんな存在は、なかなかいません。

律は、ほんとうに鈴愛のことを理解しているからこそ「だから、ここにいる」そう言い切れたと思います。

「俺は、あいつを守るためにいるんだ」

こんな力強い言葉を、ほんとうなら直接鈴愛に言って欲しいところですが「言わないね」とマサトに返事する律。

昔気質の男っぽさを感じますが、直接言わないなんて、もったいないなー

そんなところが、律の良いところなのかもしれません。

ユーコの最後

壮絶な状況に見舞われた人の最後の話しは、言葉に出来ません。

誰もどうすることもできない、ただ今ある状況を受け入れるしかない、その残酷さ。

ヨウジは、言葉をひとつひとつ噛みしめるように、鈴愛に語ります。

ほんとうなら、つらくてとても話せる話ではないと思うのですが、ことあるごとにユーコの口から出てくる鈴愛を前にしたからこそ、話すことができたのかもしれません。

まだ若く、人生の先はあると信じていたはずですが、それを目の前で絶たれてしまうことの、あまりの残酷な状況に言葉をなすく鈴愛。

ヨウジから、ユーコの残されたスマホに録音されたメッセージを、聞かせもうらことになります。

まるで、すぐそばにいて話しているかのような、ユーコのリアルな声が、切なすぎます。

これから何十年経っても、ユーコの人生の終わりのこの音声だけは残りますが、その内容は、どれほどの状況にいるのかがわかるので、つらすぎます。

「患者さんを置いていくことはできません。今までありがとう」

泣くしかないです。

ユーコのその想いは、その場に誰かがいたとしても、誰も止められないでしょう。

ユーコが亡くなったことで、無力感に襲われた鈴愛ですが、残されたユーコの「鈴愛、私の分まで生きてくれ!」これを聞いたら、無力とかいっている場合じゃないんです。

いやでも立ち上がらないと!

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コメント

  1. ぶふ より:

    いや、半年間楽しませてもらいました。途中、かなり脱線した事もありましたが、最後は、流石、恋愛ドラマの神と言われた北川さん。最後は流石のまとめ。

  2. ここりこ より:

    蓮子さん、仙吉さん、和子さん、裕子のそれぞれの死の描写が見事でした。生者も死者も共にあるのだと思えました。

  3. ゆーり より:

    いつも出勤前に見ているのですが、ここ数日は毎回泣けちゃって大変でした。
    とうとう明日で終わりなんですね。
    めちゃさみしい。
    後半、あさぞうさんからバトンタッチされた管理人さん、お疲れさまでした。そして、ありがとうございます!