本放送:2018年10月4日(木)
再放送:2023年10月5日(木)
第1週「結婚はまだまだ先!」
あらすじ
電話交換手の仕事についた福子でしたが、仕事上での失敗がきっかけになり、当時の花形の職業であるホテルのフロント係に異動となりました。同じ頃、鈴がようやく咲が嫁入りすることを受け入れました。
咲の結婚を心から喜ぶ福子は、咲の結婚式に思い出に残る出し物をしたいと考え、女学校の親友・敏子の言葉にしたがい、ある場所へと足を運びます。福子が足を運んだ場所。そこには、幻灯機の開発に夢中になっている萬平がいました。
そして迎えた咲と真一の結婚式。咲の結婚を祝福する、福子の心のこもった挨拶は、式に集まった人々を感激させました。そして、萬平に貸してもらった幻灯機を使って、咲の思い出の写真を披露しました。
結婚式は無事に終わりました。幻灯機を借りたお礼を渡そうとする福子に対して、萬平はお礼を受け取ることを断りました。萬平は、姉の結婚を祝福する福子の笑顔に強い印象を受けていました。そして福子もまた、萬平の気づかいに心を動かされるのでした。
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予習レビュー
福ちゃんのお母ちゃんの鈴さんが腹痛を訴え、そのことが心配でならない福ちゃんが、職場で仕事上での大失敗をしたのが前々回。
福ちゃんの仕事は電話交換手ですが、電話を取り継ぐ先を間違えたのが仕事上での失敗。
その失敗の相手は外国人。そしてその外国人に取り継ぎを失敗したことを英語で謝罪。この時の語学力が評価されて、福ちゃんは、当時の花形職業であるホテルのフロントへ。
災い転じて福となす。福ちゃん、運がいい。
今後のドラマの中で、様々な困難が描かれ、その困難をチャンスにしてゆく福ちゃんが描かれるものと思われますが、この小さな失敗のエピソードは、その時のフラグ。
福ちゃんの運の強さを暗示しているのかもしれませんね。
そんな場面を経て、福ちゃんはついに「運命の人」と直接、対面することになります。
運命の人とは、もちろん萬平さん。将来の大発明家ですが、はじめての出会いの場面でも、新しいものづくりに挑む萬平さんの姿が描かれます。
感想
福ちゃんと萬平さんのファーストコンタクト
ついに福ちゃんと萬平さんのファーストコンタクトが描かれました!
正確に言えば、福ちゃんと萬平さんのファーストコンタクトは、福ちゃんが、たちばな工房に足を運び、幻灯機を貸してほしいと頼んだ場面です。
でも、やっぱり、福ちゃんと萬平さんの心と心のふれあいが繊細なタッチで描かれた、咲さんの結婚披露宴の場面。
これが実質的なファーストコンタクトでしょうか。
さて、咲お姉ちゃんの結婚披露宴の福ちゃんによる挨拶。前半は、一歩間違えると炎上しかねないきわどい内容にびっくり。
咲さんの「過去」を暴いてしまうとは。
しかし、子供だった自分がお姉ちゃんの手を握って、咲さんのデートの相手に対してにらみをきかせていたと保険をかけるところ。なかなかの策略家。
その上で、これまでにらみつけてきた男性たちと、真一さんは別格だと言ってきわどい挨拶を回収するスピーチの構成。
よくできてました。
そんな挨拶で会場をわかせた福ちゃんの笑顔に見とれる萬平さん。
普通であれば美人の咲さんに見とれそうなところを、萬平さんは福ちゃんに見とれる。
というか、福ちゃんの笑顔に見とれるところに、萬平さんの人の本質を見抜く才覚を見たような気がします。
福ちゃんの笑顔に見とれていた萬平さん。彼はあのとき、一体、何を考えていたのでしょうか。
そして、福ちゃんの笑顔を見て、自分の開発した幻灯機が人を喜ばせたことに対して、心か満足気な表情を浮かべる、会場を去るときの萬平さんの笑顔。さわやかでした。
そして、その萬平さんの後ろ姿を見守る福ちゃんの笑顔もまた美しい。
強く印象に残る、福ちゃんと萬平さんのファーストコンタクト場面でした。
この二人が夫婦になった姿。萬平さんの夢を、福ちゃんが支え応援する姿を、早く観てみたいものです。
追記1:咲さんと忠彦さんのアイコンタクトが気になる
気づくか気づかないかくらいの、ほんの一瞬のこまかい場面なのですが、とっても気になる瞬間がひとつ。
咲さんの披露宴がこれからはじまるというタイミングの場面でのこと。
売れない絵描きの忠彦さんが描いた絵画が、会場に飾ってありました。咲さんの結婚のお祝いに描いて、贈ったものなのでしょう。
その絵画が映し出された直後。咲さんと忠彦さんがアイコンタクト。このアイコンタクトを妙に強調するような演出がなされていました。
咲さんの実の妹である克子さんが、お姉ちゃんとアイコンタクトをとることはないのに、なぜか、克子さんの夫である忠彦さんが、咲さんとアイコンタクト。
もしかして「白馬に乗った王子様(笑)」同様に、忠彦さんも咲さんにフラれた一人なのかな?と考えるのは、うがち過ぎでしょうか。
追記2:萬平さんと加地谷さんはどちらが商売上手?
これまたこまかい感想で申し訳ないですが、営業を一手に引き受けると言って萬平さんと組んだ加地谷さん。
自分は営業が苦手。商売が下手だからと言って、加地谷さんに一任している萬平さん。
この二人の今回の言動を見て思いました。たしかに萬平さんは営業は下手かもしれない。でも商売という点では、加地谷さんより萬平さんの方が上かもしれないって。
幻灯機をタダで貸し出し、その評判を広げた方が、ずっと商売が楽になるはず。もちろん萬平さんは、そんな算段はしてないんでしょうが。
それとも、今回の萬平さんの言動。実は商売上手かもしれないという萬平さんの言動は、今後の商売の大成功のフラグなのでしょうか。
萬平さんと加地谷さんの、幻灯機の貸し出しに対する考え方の違い。ここが妙に気になってしまいました。
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今日のは、とてもよかった。
録画を5~6回見ましたが、毎回泣けました。素晴らしかったです。
咲姉ちゃんの花嫁姿の美しさもさりながら、嫁ぐ前夜の両親への感謝(父は死別していますが)、式に列席した親族たちの心映えのやさしさ、様式美ともいうべきエッセンスが詰まっておりましたね(涙)
萬平さんと福子ちゃんのフラグも順調に立ちましたが、私的には幻灯機に映し出された写真の中の真一さんが「ローマの休日」のグレゴリー・ペックにそっくりに見えたことがトリビアでした(キャッ💛)
福ちゃんの披露宴での幻灯機を使ったお祝い、きっと当時としては画期的なことだったんでしょうね。それを見ていた萬平さんの笑顔も素敵でした。こういう幸せな使い方の為に、彼は発明して、そういう風に使ってくれた福ちゃんに感謝の気持ちを持ったのでしょうね。
ところで、馬に乗って来た歯医者さん、これからも登場するのかしら?