萬平が魚とりをてつだう / まんぷく 第22話

2018年10月25日(木)第4週「私がみつけます!」

あらすじ

福子と萬平、そして鈴の一家が兵庫県上郡で疎開暮らしをはじめてから約一ヶ月。福子と鈴が家事で忙しく働くその一方で、萬平は何もすることがなく、家事を手伝わせてももらえず、時間を持て余していました。

そんな萬平に対して、福子と鈴は静養するように言うものの、萬平は何もせずに時間を過ごすことができません。じっとしていられない萬平が村の中を散歩に出かけると、川で子供たちが魚とりをしている現場に遭遇。

上手に魚をつかまえることができない子供たちを手伝う萬平は、魚を大量に、しかも簡単につかまえる方法を思いつきました。川に電気を流して、魚を感電させたのです。萬平は、大量の魚を獲ることに成功したのです。

一度に食べきれないほどの大量の魚をとってきた萬平に対して苦情を言う鈴は、その魚の美味を堪能して、萬平に対する態度を一変させます。その後も、萬平と鈴は、仲違いしたり仲良くなったりを繰り返すのでした。

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予習レビュー

前回が昭和20年(1945年)3月。大阪大空襲の直前のタイミング。それから一ヶ月が経過。ということは昭和20年(1945年)4月でしょうか。

魚とりが上手にできない子供たちの様子を見た萬平さんが、魚を効率よく大量にとる方法を思いつきます。

その方法とは、川に電気を流して、魚を感電させるというもの。

感電して気絶した魚が水面に浮かび上がってきたところを一気に捕獲する、というアイディアです。

ちょっとネタバレになりますが、このエピソードは第9週、第10週あたりで回収されます。

ただし、今回のエピソードが、のどかな村での楽しい出来事として描かれるのに対して、回収される際のその場面は、ちょっとばかりハードです。

憲兵隊に逮捕されたハードさほどではないですが、それに準じるハードな場面になるかもしれません。

二度にわたって描かれる同様のエピソード。二度も描かれるということは、その後の発明に関わる重要なエピソードなのでしょうか。

このエピソード以外にも、何かのフラグが仕込まれているかもしれません。注意深く観察しようと思います。

感想

美しい疎開場面

前回のレビュー欄に、大阪局が制作した朝ドラの中で描かれる、戦時中の疎開場面へのトラウマがあると述べました。

『ごちそうさん』『べっぴんさん』『わろてんか』。

当ブログでリアルタイムでレビューを続けた、上の三作品はいずれも戦時中の疎開場面が描かれ、疎開先の人たちから、ヒロインが招かれざる客だったからです。

でも、前回と今回の疎開先の場面を観て、心から安心することができました。

疎開場面はそれほど長くはないみたいですが、おそらく今週のあと二回は描かれるだろう疎開場面は、楽しく観ることができそうです。

今回のドラマの中で描かれた疎開先での日々も美しく、そして楽しかった。

村の子供たちが川魚をとる場面。あの川を流れる澄み切った水の美しいことと言ったら。輝く緑も目にしみました。

萬平さんと鈴さんの、喧嘩したり仲良くなったりの繰り返しも、まるでコントみたいで、ただただ楽しい。

最後に村役場のおじさんたちが、萬平さんが川に電気を流したことに対して苦情を言いに来ましたが、村役場のおじさんたちの言い分がもっともかと思います。

専門バカ

一方、村役場のおじさんたちの言い分がまったく理解できない萬平さんの姿。意外な一面を見たような気がしました。

もう少し柔軟性のある人なのかと思っていましたが、いわゆる専門バカですね。しかも、かなり重度の(笑)

でも、それくらいの専門バカでなければ、大発明などできないのも確かです。

その点で、常識が通じない一面を持った萬平さんの頑固キャラ。ちょっとだけ安心しました。この人なら、すごい仕事を成し遂げるのだろうって。

そして、萬平さんの言葉で強く印象に残ったのが次のセリフです。

「僕は豚になった。人間は食わなければ終わりだ」

専門バカの資質と「人間は食わなければ終わりだ」と心の底から実感した過酷な体験。

これら二つが、今後の萬平さんの大仕事につながってゆくのかもしれません。ということは、今回は、今後のストーリー展開の大きなフラグが立った回とも言えますね。

ついでながら、川に電気を流して魚を大量にとるという萬平さんのアイディア。ちょっとネタバレになりますが、このアイディアは、この先で回収されます。

そして、このアイディアがきっかけになって、萬平さんは再び困難に直面。

川魚をとる今回の場面も、小さなフラグとして忘れないようにしたいと思います。

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コメント

  1. Alison より:

    福ちゃん一家が疎開先で冷遇されなくて済んだ理由は、食糧事情と住宅事情にあるかなと思いました。
    バスも走らず、電気も通っていなかった不便さは、裏を返せば人口が少なく、自然が豊かという環境。
    野菜は気持ちよく分けてもらえるほど十分あるようだし、川で魚も捕れるので、疎開先の家庭の「食い扶持が減る」心配はなさそうです。
    住む場所も、萬平さんの親戚の家の離れが運よく空いていたので、お互いに気兼ねなく別々に生活もできます。いろいろな意味で恵まれていてよかったと思います。克子さん達も、遠慮しながらの肩身の狭い思いをしていないといいですね。