福子たちが香田家を出る / まんぷく 第30話

2018年11月3日(土)第5週「信じるんです!」

あらすじ

萬平がはじめたハンコ屋が繁盛していることが知れるにしたがい、マネをする者が次々にあらわれてきました。同業者が増えれば増えるほど、萬平たちのハンコ屋の売り上げは減り、福子たち一家の収入も減り続けていました。

収入が減り続ける中、福子は考えました。克子たちにこれ以上の負担をかけるわけにはゆかない。そろそろ、香田家を出て行くころではないかと。しかし、香田家を出たあとにどこに行くべきなのか、福子にも萬平にも当てはありません。

そんな中、世良が、泉大津にいい物件があると萬平に紹介します。その物件は、もとは軍の倉庫でした。そして、その倉庫の中には軍の物資らしい何かが残されている。それを加工すれば何かがつくれるはずだ。世良は萬平に告げました。

その数日後。福子と萬平は、香田家を出てゆく決意をかため、克子と忠彦にそのことを告げました。鈴と神部も、福子たちについて出て行くことになりました。克子とタカは、別れを惜しむものの、忠彦は福子の決意を受け入れるのでした。

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予習レビュー

戦時中、兵庫県上郡に疎開している間に、空襲によって家を消失した福ちゃん一家は、大阪に戻ると克子さんの家に身を寄せていました。

しかし、福ちゃんたちが厄介になっている間に、出征していた忠彦さんが帰還。

一方で、萬平さんがはじめたハンコ屋の商売には、マネをする者が続出。マネする者=商売敵が増えれば、当然、萬平さんたちの収入は減ってしまいます。

そんな状況が重なり、福ちゃんたちはついに香田家を出て行くことを決意。

決意はしたものの、さりとて行く当てがあるわけもなく・・・

そんな中、あの世良さんが物件を紹介してくれました。あの世良さんです。受難の匂いがプンプンします(笑)

かくして、福ちゃんたち一家は、世良さんが紹介してくれた、大阪市の南側に位置する泉大津へ。

ちょっとネタバレになりますが、世良さんが紹介してくれたその物件で、受難の日々がはじまります。

なにせ、あの世良さんですから・・・

感想

コメントへの返信 by 朝蔵

当時社内で厄介者扱いされていた大野さんと新人社員の佐々木さんの事は欠かせない(うつさん)
そんな人物がいるんですか!?ドラマの中でも再現して欲しいものですね。

リアルで厄介者になってしまうほどの人物。どんな面倒なキャラになって描かれるのか、楽しみでなりません。

前半では改心を疑っていたのですが、最後まで見たらもう大丈夫そうで安心しました(ちーぼーさん)
加地谷さんへの大事な言葉を、萬平さん自身が言うでのはなく、神部くんに託した理由がわかりませんでした。

でも、ちーぼーさんのコメントを拝読し、その理由が見えてきました。

萬平さんの前では強がりの態度を崩せない加地谷さんのこと。萬平さんが「人生の主役」と言う言葉を直接に伝えていたら、加地谷さんはその言葉を素直に受け取れなかったかもしれません。

言葉の意味をよく理解しない第三者から伝えられたからこそ、加地谷さんはその言葉を受け止め、心からの改心ができた。そんな気がします。

潜然と泣く加地谷さんの涙が 朝日に照らされた(Amoさん)
加地谷さんの心の再生が象徴的に描かれた美しい場面でした。

生まれ変わった加地谷さんが、いつかどこかで、立派な実業家となって登場してほしいものです。

本番組での「神部茂」のモデルに当たる人物はいますか?(えびすこさん)
資料を手に入れるのが困難な環境にいるため、モデルの有無はお答えしかねます。

ただし、主人公の親族にまでなる人物なので、モチーフ、またはキャラクター造形の参考になった実在の人物はいるかもしれませんね。

あるいは戦死したかもしれなかったわけですが、そのことは言わなかったですね。(あんどさん)
失わずに済んだ命が、まだ何かの役に立っているという実感がないから、戦死を免れたことには、今のところ価値を感じていないのかもしれませんね。

萬平=萬 よろず(Amoさん)
リアル萬平さんの名が百福。百の百倍で萬。そして福子の福。安藤百福さんの名前は、ヒロイン夫婦に間違いなく反映されてますね。

加地谷さんが悪役⇒‘いい人’役に転じる瞬間(ひるたまさん)
加地谷さんは、後々にとても立派な実業家となって再登場するような気がしています。再登場時の立派さを際立たせるために、これまでは悪役だったのかなとも思ってます。

加地谷さんの転機となった重要な場面。萬平さん本人ではなく、萬平さんの使いである神部くんが、萬平さんの言葉を伝えた件。

萬平さんが直接伝えたら、加地谷さんは素直にその言葉を受け取れなかったかもしれません。加地谷さん、たとえ落ちぶれても萬平さんの前では、かつての「上司」として強がってましたからね。

加地谷さんに贈った判子のエピソード(hajime72さん)
hajime72さん、お久しぶりです!

自分が何者なのかを思い出し、再び自分の人生の主役になってほしい。そんな思いが込められたハンコ。本当に素晴らしい場面でした。忘れられません。

本心から理解し合える 辛いけれど互いに生還を喜び合える(Amoさん)
戦場には行かなかった女性たちが、戦後になって、友人たちの再会に大きな声をあげて喜ぶのとは対照的に、静かで無口な、戦場を経験した男性の再会の喜びの描写。

強く印象に残る場面でした。

女優の江波杏子さんが亡くなられました(tonkoさん)
僕も『ちりとてちん』の小梅さんが大好きだったので、ショックでした。『カーネーション』の、最晩年の人生に絶望した奈津さんも名演も忘れられません。

ご冥福をお祈りいたします。

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コメント

  1. tonko より:

    戦後の闇市、食糧難…食べることが幸福…
    「ごちそうさん」を思い出しました。
    戦後の苦しい生活事情も、福ちゃんの笑顔に救われます♪

    それにしても、タカちゃん役の岸井さん!
    普通に14歳に見えるから凄いです!!

    世良さんの動向が、気になるのは勿論ですが
    私はまだ加地谷さんが気になる…
    うーーん、私は人間不信だなぁとつくづく思います

    女優の江波杏子さんが亡くなられました
    「ちりとてちん」では幾つになっても
    粋なお祖母ちゃんでした…残念です(..)

  2. Amo より:

    前回は加地谷さんが潜然と心から咽ぶ涙に 今後の決意を連想し 今回 忠彦さんと真一さんの 同じ生地獄を経験した者にしか理解できない 目を覆いたくなる
    酷さ 非道さを共有した辛酸い涙・・・
    本心から理解し合える 辛いけれど互いに生還を喜び合える 素敵な描き方だと思います
    忠彦さんの新しい絵は 青背景に白い魚のようなオブジェ 咄嗟にピカソの青の時代を連想してしまいましたが コレは次週に続く 海と塩 ですね
    と予感しつつ つづき はまた来週
    なんだか子供の頃の紙芝居みたいです

  3. hajime72 より:

    朝蔵 様

    お久しぶりです。
    前作は途中から主人公に共感できなくなりリタイヤしたため、こちらを訪れることもなくなってしまいました。
    「まんぷく」も様子見状態でしたが、加地谷さんに贈った判子のエピソードを見て、この脚本家さんなら大丈夫だと確信しました。
    朝蔵さんのやさしい視点の感想とネタバレを楽しめそうでうれしいです。

  4. Amo より:

    気が早いのかもしれませんが まんぷく は久々の
    名作ではないのかな と思うのです
    気のせいかなぁ

    主要人物の名前ですが
    萬平=萬 よろず
    福子=福
    神部=神
    真一=真
    忠彦=忠
    タカ=孝

    何か意味があるのかも知れませんね^ ^
    今度の展開が更に楽しみです