福子、泉大津に移り住む / まんぷく 第31話

2018年11月5日(月)第6週「お塩を作るんですか!?」

あらすじ

昭和21年(1946年)5月。終戦後、しばらくの間、克子のもとに身を寄せていた福子たちは、世良からの紹介により、大阪市の南に位置する、海沿いの町・泉大津に移り住むことになりました。

福子たちの新居は、旧陸軍の施設でした。その施設の敷地内には倉庫があり、萬平はそこで、大量の鉄板が残されているのを見つけました。大量の鉄板が残されていることを知った萬平は、この鉄板を利用して何か事業をはじめられないかと考えはじめました。

そんなある日、萬平たちが近所の食堂で食べたラーメンは、薄味で味気のないものでした。その店のラーメンが薄味なのには理由がありました。塩不足で、思うように塩が手に入らず、ラーメン屋の店主は薄味のラーメンをつくることしかできなかったのです。

その薄味のラーメンを食べた萬平はひらめきました。新居の目の前に広がる海には大量の塩がある。この海水から、倉庫の中で見つけた鉄板を使って塩づくりをできないものかと。萬平は早速、神部を連れて赤穂まで塩づくりを学びに行くことにするのでした。

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予習レビュー

萬平さんにとって重要な転機ともいえる場面に出てくるラーメンが今回も登場します。

ドラマの中にはじめて登場したラーメンは、萬平さんが福ちゃんと、はじめてのデートをする場面でした。

福ちゃんと自分が、実はずっと以前から縁があったことを知り、福ちゃんを異性として意識しはじめる重要な場面でした。

この時のラーメンが、その後の即席麺の大発明に直接つながるわけではありません。

しかし、のちの大発明を支えることになる福ちゃんとの出会いです。福ちゃんとの出会いがなければ、のちの大発明はなかったのかもしれません。

そういう意味では、のちの大発明に間接的につながるラーメンでした。

二度目に登場したラーメンは、戦後の闇市。

食べることの尊さ。美味しいものを食べることの価値。そんなことを萬平さんが福ちゃんと一緒に感じる場面。

この場面も、のちの即席麺の発明に直接つながるわけではありません。しかし、大発明をするための原動力になったことは確か。

そして、三度目のラーメンです。

このラーメン。萬平さんの即席麺の大発明と、どのように関わってくるのでしょうか。

感想

新しいことがこれからはじまる

明るくて美しい海。荒れ果てているとは言え、広くて立派な新居。物資不足ながらも、闇市ではなく、ちゃんとしたお店で営まれているラーメン屋さん。

焼け跡や闇市などの混沌とした場面の数々が描かれた前週に比べ、まだまだ暮らしに不自由があるとはいえ、復興に向けて動き出した前向きな気持ちが、画面の隅々から伝わってくる、希望に満ちた回でした。

とりわけ、泉大津の海岸で、子供みたいにはしゃぐ福ちゃんと萬平さんの嬉しそうな姿。開放感が心地よかったです。

そして、その日の夜。

今度は夜の海辺で、静かにこれからのことを語り合う福ちゃんと萬平さんの二人の場面。波の音が美しく、忘れられない場面となりました。

早く子供をつくれとしつこく迫る鈴さん。その鈴さんから実に上手に逃げ回る福ちゃん。

二人のとぼけた会話を見て、平和が戻ってきたのだと実感しました。

そして、倉庫の中に眠っていた鉄板で何かできないかと考えて考えて考え抜いた末にひらめいた、塩づくりというアイディア。

このアイディアがひらめくまでの間、食卓に焼き魚が一匹ということすらなかなか気がつかなかった萬平さんに、集中力が異常なレベルの発明家の姿を見たような気がします。

そんな、いかにも天才発明家のような集中力を発揮した末にアイディアを見出した瞬間の萬平さんの、周囲の空気を完全に無視したような絶叫。

いつぞや世良さんが「早よ出て来い!発明家の立花くん!」と、萬平さんのことをけしかけましたが、まさに発明家の立花くんが出てきた瞬間のようでした。

新しいことがこれからはじまる。

そんな期待感がいっぱいの『まんぷく』第31回でした。

コメントへの返信 by 朝蔵

泉大津の海ってロケ地は、オープニング映像の海でしょうか?(アーモンドさん)
透明な海水がそっくりなので、泉大津のロケ地とオープニング映像の海は同じ場所かもしれませんね。どなたかご存知の方はおられますか?

これは僕の憶測なのですが、この海は瀬戸内海かなと思ってます。遠くに島がいっぱい見えたこと。大阪局制作の朝ドラでは淡路島がロケ地に選ばれることが多いこと。

それらのことから、瀬戸内海かなと考えています。

外食ラーメン率が向上しております(笑)(ともあきさん)
チキンラーメンやカップヌードルの売り上げも伸びるでしょうね。特に年明けの、即席麺を発明するまでのエピソードがはじまってからは。

ちなみにチキンラーメンが誕生して今年で60年だとか。日清食品もなおさらのこと、販促に力を入れてくるものと思われます。

忠彦さん、ひょっとしてあの作風でブレイクするとか(にゃんこさん)
僕も、作風が変わったことが、これまでさっぱり売れなかった忠彦さんのブレイクになることを予想、というか期待しています。

萬平さんが憲兵に逮捕されるという災いが即席麺の発明という福に転じたように、忠彦さんも色覚異常という災いが、福に反転してほしい。そう願わずにはいられません。

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コメント

  1. Amo より:

    南あわじ の 吹上浜 だそうです
    紀伊水道に位置します

    オープニングもそうですが 今回の海もここでロケされたようですよ

    まるでカモメか鳶の視界のような眼下に広がる紺碧の海 忘れられない景色になりましたね
    夜の夜光虫の海も波頭が青く光って素敵な眺めでした
    忠彦さんの描く魚の絵も 戦場で見た南国の海中だと思いますが おそらく色弱障害の影響で本当の色が解らない か 戦争での地獄から心眼をPTSDの影響で自ら閉ざしているのかも知れませんね
    いつか本当の色彩が鮮やかに戻りますように願うばかりです
    描かれている魚は たぶんチョウチョウウオですね

  2. にゃんこ より:

    忠彦さんの絵、戦争に行く前に描いたふくろうや桜の絵も素敵ですが、帰ってきてから描いていた魚の絵のほうがすごく素敵な作品に思います。
    あの魚の絵、和食器特にお客様用の大皿の模様にするといい感じになりそう。そんなお皿欲しいです。

    忠彦さん、ひょっとしてあの作風でブレイクするとか・・・ないかな?あったらウレシイ。

  3. ともあき より:

    このドラマが始まって以来、外食ラーメン率が向上しております(笑)
    福ちゃんのラーメン食べるところはおいしそうでいいですね!

  4. アーモンド より:

    泉大津の海ってロケ地は、オープニング映像の海でしょうか?
    風景が似ている。海辺ってどこも似ているが 笑い