世良、塩の密売疑惑浮上 / まんぷく 第41話

2018年11月16日(金)第7週「もっと嬉しいことが・・・」

あらすじ

萬平たちがつくった塩の納入を任せていた世良に、ある疑惑が持ち上がってきました。世良は、萬平から預かった塩を大蔵省専売局には納入せず、闇市で高値で密売することで利益を得ているという噂が流れてきたのです。

萬平は世良のことを信じていました。しかし、その噂は、事実でした。鈴が電話で専売局にたずねると、萬平が出荷したの塩の一部しか納入されていないことが発覚したのです。世良は実際に、塩を闇市で高値で売りさばき大きな利益を得ていました。

一方、忠彦が倒れたとの知らせを受けて、福子は、忠彦のことを相談しに、真一のもとに足を運びました。福子から相談を受けた真一は、忠彦を訪問。福子と真一は、家族の心配を理解するよう忠彦を諭しました。

克子の家を出た福子と真一が街中を歩いていると、二人の姿をたちばな塩業の社員たちが目撃。真一のことを知らない社員たちは、福子が見知らぬ男と密会しているものと勘違いし、そのことを萬平に報告。萬平は不安を募らせるのでした。

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予習レビュー

萬平さんの初めて出荷した塩は、その品質が高く評価されず、満額の半値でしか買い取ってはもらえませんでした。

そして、二度目の塩の出荷が前回。

社員たちの不満を福子ちゃんが巧みにコントロールしながら、塩の品質を高くすることに成功。今度こそ塩を満額で売りたい!

そんな願いを察知したのが、あの世良さんが「救世主」のように登場。塩の納入の代行を一手に引き受けてくれました。

しかし、とんだ「救世主」だったみたいです(笑)

したたかな世良さんのこと、塩の一部はしっかりと専売局に納入し、満額納入の証明か何かを手に入れたのでしょう。

その上で残りの塩は、すべて闇市で高値で密売。

そうすることで、萬平さんたちにも「満額」のお金を渡すことができ、自分の懐には、もしかすると「満額」を超える利益が入る。

世良さん、抜け目がない・・・

一方で福ちゃんに密会疑惑。もしかすると「密会」の相手は真一さん?

感想

「お茶漬けをつくってくれないか」

ようやく、いつもの忠彦さんが戻ってきました。

かつて、家族が揃っている様子を愛情たっぷりに描き、タカちゃんを浮世離れした美人だと確信していた忠彦さんとは別人のようでした。

家族の心配がまったく理解できない、理解しようともしない忠彦さんが。

ところで、どうしてこのタイミングで忠彦さんの危機が描かれるのか。そして、忠彦さんの危機を福ちゃんが救う場面が、このタイミングで描かれるのか。

今週の物語の本題である塩づくりとはあまり関係がない、忠彦さんのエピソードが、なぜここまで丁寧に描かれるのか。

不思議に思ったので考えてみました。

もしかすると、この先の展開の中で、萬平さんも同様の状態におちいるのかもしれませんね。たとえば、即席麺の開発に没頭するあまり、すべてを忘れてしまうとか。

そのときに、今回の忠彦さんのエピソードが回収されるのでしょうか。

忠彦さんのエピソードの回収時、福ちゃんと萬平さんの危機を、忠彦さんが救ってくれたら素敵だなと思います。

福ちゃんの話術

相手を説得するときの福ちゃんの話術が今回もまた巧みです。

創作に没頭し、家族のことがまったく目に入らない忠彦さんに対して、忠彦さんを真っ向から否定するのではなく、まずは、忠彦さんの気持ちに理解を示す。

忠彦さんも否定されないから、理解を示されたからこそ、福ちゃんの話に聞く耳を持つ。

そのタイミングで、福ちゃんが言うべきことを言う。

しかも、少しは家族のことを考えろと忠彦さんを正すやり方ではなく、家族には心配する権利があると、視線を家族に移して説得するこの話術。

福ちゃんの話術、というか説得術。いつも参考になります。

コメントへの返信 by 朝蔵

未だ自分本位な部分も持ち合わせている&人のニーズを読み取れない‘若さ(青さ)’を示すエピソード(ひるたまさん)
世良さんに簡単に引っかかる福ちゃんと萬平さん。人を喜ばせる気持ちはあっても、英語でリンゴの唄を歌うなど、やり方がちょっとズレてる福ちゃん。

この二つのエピソードを若さ、青さでくくるとは新鮮な見方でした。そこにぜんぜん気がつきませんでした。さすがです!

ああいう精神状態に追い込まれてすばらしい作品ができあがる(okoさん)
前作『半分、青い。』では、ヒロインの鬼気迫る怪演の末、出来上がったのは見るも無残な駄作の漫画でした。

でも『ゲゲゲの女房』では、傑作が出来上がっていたんですね。忠彦さんも、『ゲゲゲの女房』パターンでありますように。

『ひよっこ』で登場した乙女寮を彷彿とさせます…乙女寮の男子版かな?(ひるたまさん)
「乙女寮」でも、はじめのうちは大バトルが繰り広げられていましたね。なつかしく思い出します。

ところで「乙女寮」の愛子さんに当たるのは、やっぱり鈴さんでしょうか。天然キャラという点でも通じるところがありますね(笑)

松坂慶子さんは正にコメディエンヌ…今作の影のMVPなのでは?と毎朝感じながら見ています。(ひるたまさん)
おっしゃる通りです。しかも、回を重ねるほどにコメディエンヌぶりに磨きがかかってきているような気がします。

本人が真面目なだけに、余計におかしい。それも、一流のコメディエンヌの芸のなせるわざなのでしょうね。

忠彦さんはもしかしたらいつか目が見えなくなる。というような恐怖もあるんじゃないでしょうか?(ときわごぜんさん)
目が見えなくなるかもしれないという恐怖。色覚を一部を失うというつらい経験をしていたら、その恐怖はあるかと思います。

または、口には出さないだけで、視力が落ち始めていて、真剣に焦りを感じはじめたのかな、とも思いました。そんなことはないといいのですが・・・

福ちゃんへの疑惑には単に動揺するだけ(ちーぼーさん)
男女間と同性間では、感情の振れ幅が違うのかもしれませんね。

また、同性との人間関係では加地谷さんがらみで修羅場をくぐり抜けている萬平さんも、女性に関しては免疫がありませんから(笑)

あれほどの地獄から救ってくれた世良に対する信頼は高くて当然です(CSRさん)
世良さんは萬平さんにとって、命の恩人でしたね。あのときの世良さんの行動の動機はどうあれ、世良さんの努力がなければ萬平さんが釈放されることはありませんでした。

怒鳴り声をあげてまで、命の恩人を信じようとする萬平さん、男前です。

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コメント

  1. すんこ より:

    世良さんから、目が離せません。

    初回こそ売り上げの半分をコッツンするというえげつないことをした世良さんですが、どうやら全量が正規の最高額で売れたと同額は福ちゃんたちに渡しているようですね。
    福ちゃんたちは、損をしてはいない。
    世良さんも、十分儲けを出している。
    となると、いったいどれだけ高額で闇市で売りさばいているのでしょう。

    それでも靴磨きの少年に男前な顔を見せる世良さんの様子を見ていると、この混乱の時代に闇市に売ることがはたしてそんなに悪い事なのか…。
    そんな気持ちにもされられてしまう、世良さん。
    庶民にとって、正規のルートに乗った塩と闇市の塩と、どちらが手に入りやすいのでしょう。

    世良さんはもしかすると、トリックスターなのかもしれませんね。
    善と悪との両方の顔を持ち、物語を進展させる役割を果たす、トリックスター。
    これからも、トリックスター・世良さんの働きから目が離せません。

  2. CSR より:

     
    いつも楽しく拝読しています。

    世良の悪企みを見抜けない(見抜こうとしない)萬平に対して、“信頼し過ぎ”とか“一緒に専売局に行くべき”・・・等の厳しい意見が多いように思われます。

    でも、萬平の世良に対する高い信頼は、ある意味当然とも思います。何と言っても、1か月前放送の「地獄の憲兵取り調べ」から救ってくれたのは、他でもない世良なのですから。

    あの時、世良が理創工作社の従業員(竹ノ原)から話を聞き、加地谷を尾行する等の一連の行動がなければ、おそらく萬平は獄死していたでしょうし、そのことを萬平も自覚していたのだと思います。

    あれほどの地獄から救ってくれた世良に対する信頼は高くて当然です。命の恩人に対する疑念は、生じ難いのではないでしょうか。

    ところで、松坂慶子さんの演技はすごいですね。毎回、見入っています。

    妖艶なレオタード姿で踊っていた「愛の水中花」を視聴した記憶もありますが、数年前、NHKの「マドンナ・ヴェルデ」というドラマで、自分の娘(演・国仲涼子)の体外受精卵を受け入れて妊婦さんになって、自らの孫を出産するという役を見たときの感動がよみがえりました。

    最終週まで「鈴さん」には元気でいて欲しいなぁと思う今日この頃です。

    朝蔵さん、いつもありがとうございます。厚く御礼申し上げます。

      

  3. ちーぼー より:

    やっと電話で確認をしてくれて、ホッとしました(*ᵕᴗᵕ)⁾⁾
    それにしても萬平さん、世良さんへの疑惑には「僕の友達を疑うな!」と大声を出すのに、福ちゃんへの疑惑には単に動揺するだけ。大切さの差なのかしら。でも福ちゃんのことを信じているのなら、世良さんへの信頼以上の態度を示して欲しい様な気もします。

  4. どんギツネ。 より:

    福ちゃんの密会の相手、復員してきた野呂さんだったらいいなー・・と思っちゃいました。
    藤山扇二郎さんが、インタビューで「帰ってきます。元旦までには」と言われてたそうなので、どのタイミングで、どんな形で再登場されるのか楽しみです。