鈴が書き置き残して家出 / まんぷく 第44話

2018年11月20日(火)第8週「新しい冒険!?」

あらすじ

鈴が、書き置きを残したまま家出をしました。鈴の行方はまったくわからず、萬平や福子だけでなく、たちばな塩業の社員たちも全員が手分けして鈴を探すものの、手がかりはまったくつかめません。

萬平は、鈴の家出の原因が自分にあると思い、反省していました。自分の先祖は源義経であると自慢する鈴を、萬平はうっかり笑ってしまったのです。福子は、それが家出の原因ではないと諭すものの、萬平は真剣に気に病んでいました。

鈴がいなくなっている間、それまで鈴の役割だった仕事は、タカが住み込みで手伝うことになりました。一方、福子と萬平は、大阪の香田家に足を運びました。しかし、香田家でも鈴の手がかりをつかむことはできませんでした。

その頃、鈴は中華料理屋・清香軒に身を隠していました。清香軒の店主夫婦の家に厄介になっていたのです。鈴は、福子と萬平が自分の反対を押し切って結婚したことや、萬平が塩づくりをはじめたことへの不満を清香軒の店主夫婦にぶつけるのでした。

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予習レビュー

今週のサブタイトルは、もともとは「尋ね人 母」でした。サブタイトルの「尋ね人」や「母」とは、言うまでもなく鈴さんのことです。

今週は、鈴さん週。鈴さんが主役の週と言えないこともありません。

その鈴さんは、これまでずっと不満を募らせていました。

「武士の娘」でありながら塩屋になったこと。その塩屋の飯炊きになったこと。しかも、飯炊きにはじまる、社員たちの面倒をみる仕事は多忙を極めること。

そんな中、鈴さんがついにキレました。鈴さんが主役のエピソードが、鈴さん不在の中ではじまりました。

ちなみに、福ちゃんはもちろん香田家に真っ先に行くようです。

鈴さんが行くところと言ったら、香田家くらいしか思い浮かびません。しかし、意外にも香田家に鈴さんの姿はありませんでした。

実は鈴さん、思いがけないところに身を隠してました。

今回あたりに、それは発覚するものと思われますが、ここでは伏せておこうと思います。

感想

中華料理屋・清香軒に身を隠している鈴さんが、福ちゃんと萬平さんの結婚に反対だったという頃の話から、今日まで募らせ続けてきた不満を口にしました。

思えば鈴さんはいつも不満でいっぱいでした。

鈴さんの家出を機に、鈴さんの不満の歴史を振り返ってみました。

鈴さんの不満・戦前編

まだ咲さんが存命の頃、咲さんが嫁いでしまうことで福ちゃんと二人きりの暮らしになることが不満でした。

それ以前に、咲さんとの結婚を申し込みに今井家にやってきた真一さんが、ニコリともしないその無愛想な表情も不満でした。

咲さんが嫁いだあと、福ちゃんが銀行員とのお見合いを拒んだことも不満でした。

そして、福ちゃんと萬平さんとの交際を経て結婚に至るまでの日々も、いつも不満でいっぱいでした。

でも、それらの不満に真剣に耳を傾ける人はいませんでした。否。咲さんだけは、真剣に、鈴さんの気持ちに寄り添ってくれていました。

その咲さんがいなくなり、鈴さんは不満の聞き手を失いました。

鈴さんの不満・戦中編

福ちゃんと萬平さんの結婚をいやいや認めたものの、鈴さんの不満は続きました。

戦時中の最大の不満は、やっぱり疎開をを強いられたこと。そして、疎開先での日々でしょうか。

疎開先ではじめて味わう川魚の美味に喜んでいたりもしましたが、いつも小さな不満がつきまとっていました。

でも、その不満に対して真剣に耳を傾けてくれる人は一人もいませんでした。

鈴さんの不満・戦後編

そして、この度の家出に直結する鈴さんの不満。それは、戦後になってからの不満の数々です。数々といっても、不満の種類は一点に絞られていますが・・・

武士の末裔でありながら、塩屋になってしまったこと。武士の娘でありながら、塩屋の飯炊きになってしまったこと。

その塩屋の飯炊きの仕事のハードなことと言ったら。

不満を口にしながらも、実はとてもいい仕事をしていたい鈴さん。そのギャップが不満を大きく育ててしまったのでしょうか。

そんな中、福ちゃん妊娠という朗報も、自分の負担が増えるという不満のネタに。

しかも、よりによってそんな時に鈴さんの「腹心の部下・赤津」がまさかの骨折で、満足に働けなくなる事態に。

そして、そんな追い詰められた状況を、誰ひとり真剣に顧みない。

今回まで、鈴さんの不満は、いつも半分くらいは笑いのネタとして扱われていましたが、鈴さんととしては深刻だったはずです。

鈴さんのこれまでを、鈴さん視点で振り返ってみて、鈴さんが家出したくなる気持ちが少しだけわかってきました。

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コメント

  1. より:

    ぽぽりんさん、ひるたまさん、
    電話の件を詳しく教えてくださって、ありがとうございます。

    乾物屋さんの電話を借りたのですね!
    最近『まんぷく』の公式インスタグラムをフォローし始めたところです。
    ツイッターは盲点でした!

  2. ひるたま より:

    「あのお義母さんには反論してはいけない…何言われても「そうですね、そうですね」と頷いてあげないと」「君たちは娘だから軽く考えてるんだ」
    昭和時代のドラマならば、女性(お嫁さん)が言う内容のセリフを義理の息子(お婿さん)達に言わせたり、姑さんが反乱を起こしたり(しかも嫁姑の対立ではなく、娘の夫との小競り合い)等々…朝ドラではなかなか新鮮ですね。
    現代では結構増えている娘一家との同居(or近居)の際にも実は結構勃発している問題なのでは?とも感じながら見ています。実際問題として、嫁いだ後にも孫を連れてしばしば‘里帰り’を繰り返す(しかも孫を預けて夫婦若しくは友達同士で遊びに行ってしまうケースも多々あり…)、実家ベッタリな女性も増えているのが現状ですからね…(^^;)。
    孫の世話を任せられる立場の姑さん(舅さん)達の中には鈴さんの気持ちに共感出来るという方も結構多くいらっしゃるのでは?…「孫は来て良し帰って良し」実際問題として私の知る範囲内だけでも、既にお孫さんがいらっしゃる方達がが異口同音に仰っている位ですから。

    これもまた、若夫婦の‘青さ’(ポンコツ?)ぶりを描くためのエピソードなのでしょうけれども…そろそろ、萬福夫妻も気づいてあげて~!とも感じます。

  3. ひるたま より:

    風さんのコメントを拝読して。(横入り失礼します)
    会社である「たちばな塩業」=電話が引かれている立花家に対し、香田家には現時点で電話が未だ引かれていません。という事は…①福ちゃんが電報を送る⇒②それを見た克子姉ちゃんがかけ直す(この場合、電話は近所の乾物屋さんにあるのを借りる)、という流れになる訳ですね。(NHKの番組公式ツイッターでも解説されています…お時間が宜しければご覧になってみて下さいませ)
    1人に一台といっても大袈裟では無い位まで電話が普及している現代からはなかなか想像し難い当時の事情ですが…そう遠くないうちに、香田家にも固定電話が引かれるのでしょうか。

    なお余談ながら、電話といえば…『ひよっこ』の谷田部家では昭和39年時点でも自宅に固定電話が引かれていませんでしたね。徒歩で若干距離がある郵便局に借りに行ったり、助川家(時子ちゃんの実家)に行ったり等々…の場面があったような?
    来年3月に放送される続編『ひよっこ2』では変わっている(=電話が引かれている)のでしょうか?(^^)

  4. ぱぽりん より:

    先の書き込み、19日へのつもりで26日に入れてました、失礼。

    風さん、こんにちは。
    NHKまんぷくホームページから公式ツイッターを覗くと、香田家の電話事情が説明されています。
    香田家に電話はないので、近所の乾物屋の電話を借りているそうです。
    福子から連絡を取りたい場合は一度克子に電報を打ち、克子が乾物屋に出向いて電話を掛ける、という設定なのだそうです。

  5. より:

    夜遅く克子と福子が電話で話すシーンがありました。
    あれは克子の家、若しくはアトリエでしょうか。
    何かしらの瓶詰が背景に並んでいたので、もしかしたら裕福なお医者などから借りたのかしら。
    「ハハ イエデ フクコ」と電報で伝えられた後、すぐ電話しているシーンでしたね。
    電報が届けられる過程を考えれば、最初から電話で済ませられたのでは?と、ふと気になりました。

  6. うみがめ より:

    朝ドラの夫婦は、夫が頼りなく妻がしっかり者、前のめりで突っ走る妻に支えてくれる冷静な夫等、お互い補い合ってバランスをとっているパターンが多かったです。萬平さんと福ちゃんは同じ方向を向いていて、足りないところはそのままなので、周りにしわ寄せがいくことが多いように感じます。一番しわ寄せがきているのが鈴さんで、みんな早く鈴さんの気持ちを分かってあげて!っと心の中で叫んでいます。

  7. Amo より:

    「どこかで 一人寂しく傷ついたひな鳥のように泣いてるんやろう」と忠彦さんが言い 萬平さんも頷く
    これ笑いました
    「どこかで 一人寂しく拗ねて 傷心した雛鳥がピヨピヨ鳴いてるんやろ」と思いました
    鈴さんのピヨピヨを聞いてあげるのは誰になるのでしょうか 優しく聞いてあげてくださいね
    きっと鈴さんは どこかで自分を認めて欲しいと思ってるだけなんですよ(笑)

  8. ともあき より:

    忠彦さんの娘自慢ネタ、結構好きです。
    スマホ録画を通勤車内で見ておりますが、ニヤニヤが止りません。
    はたから見たらちょっとおかしい人になってるな、自分。