萬平が新事業の着想得る / まんぷく 第46話

2018年11月22日(木)第8週「新しい冒険!?」

あらすじ

家出をした鈴を探しに、福子と萬平は大阪の香田家まで出向いたものの、ついに鈴を見つけることはできませんでした。しかし、福子と萬平が泉大津の自宅に戻ったその頃、鈴が入れ替わりで香田家にやって来ました。

克子からその知らせを受けて、福子と萬平は、ようやく胸をなでおろすことができました。一方、かねてより新事業のことを考え続けていた萬平は、鈴を探しに歩きまわった大阪の焼け野原のある光景から、ヒントを得ていました。

大阪の焼け野原には栄養失調で苦しむ人々がたくさん暮らしていました。そして、そのような人たちを苦しみから救う栄養食品を開発し、売り出すこと。それが、萬平が考えはじめていた新事業でした。

同じ頃。鈴が不在の間に、タカと神部が距離を縮めていました。そのことを面白く思わない働き手たちが、神部と口論をはじめたそのとき、異変が起こりました。ケンカの仲裁に入った福子に、陣痛がはじまったのです。

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予習レビュー

大阪商工会の会長・三田村さんから出資を受けたものの、その資金の使い道を決めかねていた萬平さんの前に、ようやく道がひらけました。

新しくひらけた道とは、栄養失調に苦しむ人々を助ける新事業です。

ところで、三田村さんからの出資を、製塩事業の拡大に使うという選択肢も、萬平さんにはあったはずです。

しかし、萬平さんはその道は選びませんでした。

そして福ちゃんも、たまたま鉄板があり、たまたま海があり、そしてたまたま塩不足だったからはじめただけの、製塩事業の拡大には関心を示しはしませんでした。

萬平さんが心から取り組みたい事業をはじめてほしい。

そんな福ちゃんの願いが、栄養失調の人々を救うという、いかにも萬平さんらしい志とともに、ようやく形になって見えてきました。

一方、タカちゃんと神部くんの恋バナがスタート。意外に早い時期の恋バナのスタート。それがブログ主の感想です。

感想

鈴さんの心を救った人

誰からも自分の働きを認めてもらえず、すねてしまった鈴さんの心を救ったのは、鈴さんがこれまでずっとその存在を否定しつづけてた忠彦さんでした。

忠彦さんも薄々は勘づいているはずです。

自分が鈴さんからあまり良くは思われていないことを。とんでもない男に、大事な娘を取られたと思われていることを。

にもかかわらず、鈴さんの家出騒動で、誰よりも早く深く、鈴さんの孤独に理解を示したのは忠彦さんでした。

忠彦さんの「ひな鳥」発言がそれです。

そして今回。

鈴さんをモデルにして、鈴さんと真正面に向き合いながら、鈴さんのすべてを受け入れ、認める忠彦さんの言葉が、観る者の心に沁みました。

忠彦さんの言葉

「若い女性にはない魅力があります」
「少女のような可憐さもある」

これらの言葉を聞いたとき、少しリップサービスが入っているのかなと思いました。あの忠彦さんが、こんなセリフを口にするのかと、ちょっとばかり驚きました。

しかし、忠彦さんの言葉は決してリップサービスではなく、心から出た真実の言葉であることが、忠彦さんが続けて口にしたセリフによって明らかになりました。

「人生には素晴らしく輝く一瞬がある。絵描きはそれを切り取ってカンバスに描く」

リップサービスで、こんな深いことは言わない。否。言えないかと。

そして、この深くて暖かい忠彦さんの言葉に対しての鈴さんが問いかけ「私は今、輝いているの?」に、忠彦さんは即答しました。

「輝いてますよ」

この一言。鈴さんの冷え切った心をどれだけあたためたことか。観ている僕も、鈴さんの救われた気持ちが自分のように感じられ、思わず涙腺がゆるんだほどです。

タカちゃんのことで熱くなるとき以外は、いつも表情ひとつ変えず、滅多に自分の気持ちを外にあらわさない忠彦さん。

その心の奥では、こんなに優しい気持ちで、周囲の人たちを見つめていたんですね。

今回、忠彦さんに心をうばわれました。

コメントへの返信 by 朝蔵

広大な敷地の手当てや設備投資が必要であったなら、とてもそれを回収できる事業ではなかったでしょう(ぱぽりんさん)
ハードな肉体労働に従事した若者たちはご苦労なことでしたが、設備の資材はほぼ無料で手に入り、大きな出費は人件費のみ。

自転車操業でかろうじてまわしてゆける事業だったわけですね。

忠彦のイケメンぶり炸裂(ぱぽりんさん)
忠彦さんファンが急増したのではないでしょうか。僕も急増の中の一人です(笑)

絵描きも気持ちを話すとこは真実ですよね(ちーぼーさん)
ちーぼーさんと同じことを考えていました。

最初は、カメラマンなどが女性モデルに対してよくやるリップサービスと思ってましたが、そうではなさそうですね。

玄関口のタイル ラーメン鉢模様になってる‼︎(Amoさん)
そこまでは気が付きませんでした!

そんな細かな遊びに気づいてくれる視聴者がいて、作り手の人たちもさぞかし幸せですね。

傷ついたプライドを上手に癒しながらさりげなく萬福夫婦の事も取りなしてくれる手際の良さ(まーちゃんさん)
福ちゃんと萬平さんへの複雑な気持ちも、見事なまでに、鈴さんが受け入れやすいように説き伏せてくれましたね。本当に見事!

今回は男前でしたが、タカちゃんの件ではお茶目な醜態が楽しみでなりません(笑)

リアル満平、安藤百福氏は(中略)どう考えても只者ではない。(ぱぽりんさん)
ドラマの中で描かれているような商売音痴とは真逆の方だったようですね。やっぱり、世良さんは安藤百福氏のダークサイド、否、やり手の面を表現しているのでしょうか。

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コメント

  1. ぱぽりん より:

    本日も自分の重箱の隅を突いちゃいます。

    週200kgでなく、800kg(なおどちらにしても、雨天で作業できないことがあるので、月4週、年48週での計算としています)。
    というわけで、2.56t/人、でした。

    リアル満平、安藤百福氏は、戦後幾つもの土地を購入、泉大津に購入した土地の近くの払い下げ物件も入手して製塩業や漁業を始めたとかで、どう考えても只者ではない。
    その才覚の1万分の一でも自分にあればと思ってしまいます。

  2. まーちゃん より:

    忠彦さんはいい仕事をしてくれましたね^^お義母さんの色々と傷ついたプライドを上手に癒しながらさりげなく萬福夫婦の事も取りなしてくれる手際の良さに感服しました(ステキ!)でも忠彦さんが画家として鈴さんをモデルに絵を描きたかったというのもあながち方便としての嘘ではないと思います。何と言っても天下の美人女優松坂慶子さんですからね。「お義母さんは綺麗ですから…」という要っちの言葉には真実味が籠っていました(そりゃそうだ)

    こんなに女心の機微に通じた物分かりの良い忠彦さんですが「浮世離れした美人」で目に入れても痛くないであろうタカちゃんのコイバナとなれば話は別ですよね^^;今からワクワクします(爆)

  3. Amo より:

    見た?見たぁ?朝蔵はん
    昨日言いそびれてたんやけど 45話の丁度8分あたり
    なんやけど 真一さんを訪ねて行く なんや証券会社ゆうトコありますやろ? 玄関口のタイル ラーメン鉢模様になってる‼︎(笑) 楽しそうやね スタッフの皆さん^ ^
    失礼しました カーネーションの糸ちゃんやったら こんな感じかなぁと思いました^ ^
    今日も美しい場面がありましたね
    忠彦さんに諭される鈴さんが手渡されたハンカチで涙を拭く仕草は本当に可愛いらしい でもちょっぴり
    勇まし気な「少女」に見えたのでしょうね
    忠彦さんの眼差しが慈しむ様で温かかったです

  4. ちーぼー より:

    鈴さんの気持ちを和らげてくれた忠彦さん。鈴さんの機嫌を直すためのテクニックかなともも思いましたが、絵描きも気持ちを話すとこは真実ですよね。とにかくグッドジョブでした。

  5. ぱぽりん より:

    本日は忠彦のイケメンぶり炸裂の日となりましたね。

  6. ぱぽりん より:

    朝ドラの何を、そしてそれをどう楽しむか、人其々なわけですが、自分の場合はいろいろ考える良いきっかけにさせてもらっています。

    先にたちばな塩業の出荷量を計算(ボロボロでした)してみたりもしましたが、「塩の生産性の変遷」というデータを見つけ、「あのタイミングだったからこそぎりぎりなりえた製塩」であったとつくづく感じた次第です。
    実際に安藤百福氏が行ったことは解りませんが、

    昭和10年 16.6t/人
    昭和20年 6.4t/人
    昭和30年 21.7t/人
    昭和40年 188.5t/人(流下式塩田主流に)
    平成元年 1245t/人(イオン膜法)

    戦中戦後の一時期だけ極端に生産性が落ちている。
    たちばな塩業の生産量が週200kgだったとすると、年に 0.64t/人(15人で計算、満平達は頭数から除外)、当時の生産性に対しても1/10にすぎません。
    広大な敷地の手当てや設備投資が必要であったなら、とてもそれを回収できる事業ではなかったでしょう。

    第3次塩業整備もこの先来るわけで、塩業の拡大に走らなかったのは大正解、言い方を変えれば、別の事業を始めることが必然だったわけですね。