研究開発に没頭する萬平 / まんぷく 第49話

2018年11月26日(月)第9週「違うわ、萬平さん」

あらすじ

産後の肥立ちが悪く、寝込んでしまった福子の姿を見た萬平は、誰もが簡単に栄養をとることができる栄養食品ダネイホンの開発を本格的に開始。栄養不足に苦しむたくさんの人を幸せにしたい一心から、萬平は寝食を忘れる勢いで働きはじめました。

一方、萬平は生まれたばかりの源のことよりも、ダネイホンに夢中になっていることに、福子は複雑な気持ちを抱いてました。しかし萬平は、そんな福子の心配に、まったく気づく気配はありませんでした。

同じ頃、塩づくりをそっちのけで、栄養食品ダネイホンの開発に夢中になる萬平に対して、塩づくりを担う社員たちは不満を募らせていました。しかし萬平は、社員たちの気持ちにも心を配ることはありませんでした。

そんな中、ハナが福子を訪ねてきました。福子の萬平に対する気持ちを聞かされたハナは、言いたいことは言うべきだと福子にアドバイス。ハナに背中を押された福子は、萬平に対して苦言を口にするものの、萬平は聞く耳を持たないのでした。

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予習レビュー

萬平さんが塩づくりをはじめた頃のこと。忠彦さんが寝食を忘れて絵を描くことに没頭し、克子さんやタカちゃんを心配させたことがありました。

過労で倒れるまで絵を描き続け、それでも何かに取り憑かれたように絵を描き続ける忠彦さんを我に帰らせたのは福ちゃんでした。

このエピソード、その頃に進んでいた萬平さんの塩づくりのエピソードの流れとはまったく関係がないお話だったので、違和感を感じたものです。

なぜ、塩づくりが進行する中で、萬平さんとは交流がない忠彦さんの過労と、忠彦さんの家族の困惑がいきなり出るのかなって。

その謎がもしかすると今週あたりに回収されるのでしょうか。

あの時の忠彦さんとよく似た状況に、今度は萬平さんがおちいるようです。

そして、あの時の克子さんやタカちゃんとよく似た状況に、今度は福ちゃんがおちいるようです。

忠彦さんを我に帰らせた福ちゃんが、萬平さんに対してどのようなアプローチをとるのでしょうか。

感想

「神部?」

ついに登場しました。待望のあの場面が・・・忠彦さんが、溺愛するタカちゃんが神部くんに接近するのを心配する場面が。

タカちゃんは美人なのか。そうではないのか。

タカちゃんに対するたちばな塩業の社員たちの評価は真っ二つに分かれています。

真っ二つに別れてしまうということは、とりたてて美人というわけでもなく、そうでないということでもなく、「普通」という評価なのでしょう。

そんな「普通」のタカちゃんを、浮世離れした美人だと信じて疑わない忠彦さん。父親としてのひいき目を差し引いたとしても、その溺愛ぶりは尋常ではないレベル。

そんな「博士の異常な愛情」ならぬ「父親の異常な溺愛」が楽しい忠彦さんの、タカちゃんの恋バナへの反応が楽しみで楽しみでなりませんでした。

今回、それがついに描かれました。

萬平さんの近況を、克子さんに対して嬉しそうに報告するタカちゃん。ここまでは良かった。忠彦さんも、半ば他人事として聞いていました。

しかし、近況報告の中に神部くんの名前が入ってきたその瞬間。それまで、他人事のようにタカちゃんの報告を聞いていた忠彦さんが、激しく反応しました。

「神部?」

待ってました!この場面を。感激です(笑)

「なんかあったのか?仲良うなったのか?」

上に述べた忠彦さんの激しい反応「神部?」だけでも十分なくらいでしたが、忠彦さん、さらにやってくれました。

「なんかあったのか?仲良うなったのか?」

忠彦さんがタカちゃんに食い下がる。ここまで感情をあらわにする忠彦さん、何かにとりつかれたかのように絵を描いていたとき以来かもです。

しかし、忠彦さんの食い下がりをうまいことかわしたタカちゃん、さすが克子さんの娘だけのことはあります。

「お父さんは画家だからそんなことを心配するとは思っていなかった」

タカちゃん、するどいツッコミ。しかも、ツッコンだ上に、忠彦さんのそれ以上の食い下がりを一蹴。

タカちゃん、可愛い顔して最強キャラ。武士の娘の娘の娘、だけのことはあります。

ところで、いつだったか、福ちゃんが言いました。

「忠彦さんは夫や父親である前に画家だ」みたいなことを。

しかし、忠彦さんは画家である前に、やっぱり父親だったんですね(笑)

「栄養食品をつくる人が栄養失調」

繰り返しになりますが、忠彦さんが寝食を忘れて絵に没頭し、倒れる事態にまでなった頃、福ちゃんが言いました。

「忠彦さんは夫や父親である前に画家だ」

夫や父親である前に画家のはずの忠彦さんが、画家である前にやっぱり父親だったことが判明すると同時に、今度は、この同じ言葉で福ちゃんが悩まされることになるとは!

でも、忠彦さんについては「夫や父親である前に画家」と言って、克子さんたちを諭した福ちゃんですが、自分で自分に次のように言うことは難しそう。

「萬平さんは夫や父親である前に発明家だ」

忠彦さんについて語った福子ちゃんの言葉。どこか他人事みたいな響きがあるのが気になっていましたが、ブーメランが帰ってきてしまいました。

コメントへの返信 by 朝蔵

来週は真一さんに転機が訪れますね…その流れで、かつての浮気騒動が再燃→解決するのかな?(tonkoさん)
密会疑惑。萬平さんは、鈴さんの説得によって福ちゃんを信じたとしても、たちばな塩業の社員たちは、疑ったままのはずですからね。

疑惑が晴れることを僕も期待しています。

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コメント

  1. ひるたま より:

    「ダネイホン!?」最初に知った時、個人的には「!?!?」でした。一体全体何処から名付けたのか?アナグラム(この場合は単語の文字を並べ替えて別の名称にする)なのか?だとしたら一体元ネタは??…等々、個人的にはいろいろと想像を働かせちゃいました。何しろ、遊び心満載のBK(大阪局)制作ドラマですので。
    ドイツ語で「栄養」を意味する単語が訛って(訛らせて?)「ダネイホン」になったという訳なのですね。
    「ちょっと無理あるなぁ…」期せずして私もTVの前で忠彦さんと同じ言葉を呟いていました。(^^;)

    ラストの方で萬平さんが源ちゃんを抱き寄せて話しかける場面…源ちゃん役の赤ちゃんが「父親=萬平さん」を見てイヤイヤ首を振る&そっぽ向いちゃう演技(?)があまりにも絶妙で笑っちゃいました…お見事&名演技!としか言い様が無いですね。(^^;)

    それにしても、先々週の香田家(忠彦さん)の騒動はあくまでも福ちゃんにとっては「対岸の火事」。しかしながらどうやらここに来て福ちゃん自身が火の粉を浴びる…否、それ以上の‘炎上’レベルまで行きそうな状況ですね。前回の放送分でも感じたのですが、新しい栄養食品の話になると、萬平さんは誰に対しても‘会話’でなく‘演説’口調になっているような?…人の話を聞かず、自分が夢中になっている事に関して暴走する萬平さんの片鱗が見え始めているような印象を抱きました。

  2. ぱぽりん より:

    開発する栄養食品の動物性たんぱく質の原料を何にするのか。
    まず魚を使うことを考えるのが自然ではないかなと思います。
    リアル萬平安藤百福氏は泉大津で製塩業だけでなく漁業もされたわけですから。
    それなのに安藤百福氏はダネイホンのモデルとなったビセイクルの開発を牛骨などで行っている。
    豚や牛の骨髄を使えば原料は安かったのかもしれませんが、新たな加工技術の開発、原料の輸送と保存、加工手間、発生物の処理など、その後のコストがかなりかかりそうです。
    魚を原料にするならば、蒲鉾やはんぺんなど加工技術は既にあるわけで、そうしたものにビタミンや砕いた骨なども加えて、アンチョビペーストあるいはドラマの時代直後に発売される魚肉ソーセージのようなモノに製品開発が進むことが考えられます。
    そもそも動物性たんぱく質を得るのに、牛骨等に含まれる骨髄と魚まるごとに占める肉の量を比べれば、後者が圧倒的に有利なのは明白だと思われます。

    既存の技術の延長上の製品となることに納得がいかなかった、あるいは牛骨の骨髄などを利用することが先に目的としてあったか、そのどちらかだったのでしょうか。

  3. ともあき より:

    管理人さんも仰ってらっしゃいますが、
    忠彦さんファンとしての、今日のこの展開はですね、
    ダネイホンと共に『孝VSタカ問題』が気になって仕方ないですね!
    そして、福ちゃんの
    「あなたが栄養失調になったらどうするんですか!」
    に対する萬平さんの『お、福子うまいこと言うな!』
    の表情につい笑ってしまいました。

  4. ちーぼー より:

    朝蔵さん、「Dr. Strangelove or: How I Learned to Stop Worrying and Love the Bomb」、お好きなんですね。私も大好きです。萬平さんも、ちょっと「Dr. Strangelove 」に近いかな(邦題の方の意味で。元々は博士の名前ですもんね)。

  5. ぱぽりん より:

    ドラマで満平は「発明家」として描かれているわけですが、モデルとなった安藤百福氏、自分としてはむしろ「事業家」として強く捉えています。
    時代のニーズをしっかり読んで事業を成功させる。ただ、そこに踏み止まらない、例えてみれば、泳ぎ続けなければ死んでしまうマグロのような人物。
    傑出しているのは、事業を展開する場面において、お金を動かすことを考えるのではなく、そこに新しいナニカを持ち込んでくること。それが、これまでになかった全く新しいモノ、ではなく、既存の物を新しい視点で見据えていること、そこの発想力にあるのではないか。

    ドラマ後半で描かれるであろうインスタントラーメンの開発も、麺を油で揚げたものはすでにあったわけで(かたやきそばの麺の様なものであり、台湾人であった安藤百福氏には既知の食品であったはず)、斬新なのは、それが柔らかくなってしまうのではなく、柔らかい麺に戻す、という発想の転換。
    そんなあれこれを知るにつけ、細かな史実や実際の人物をベースに描かれていると評価されているこのドラマ、世良のモデルについても実在の人物にヒントを得てのドラマオリジナルキャラクターとの解釈がありますが、
    「事業家でありながら発明家の側面を持つ安藤百福氏を、立花満平と世良に二分した」、
    そのように感じるようになってきました。
    もっとも、世良のちゃっかりとした軽さ、それは安藤百福氏とは別な、ドラマとしての味付けなのでしょうけれど。