本放送:2018年12月6日(木)
再放送:2023年12月7日(木)
第10週「私は武士の娘の娘!」
あらすじ
福子と鈴に衝撃が走りました。萬平や社員たちの逮捕騒動により、塩の専売局が取引停止がありうることを通知してきたのです。福子は、萬平の潔白を訴えるものの、専売局の役人は福子の訴えに耳を貸そうとはしませんでした。
その頃も、進駐軍による萬平や世良に対する厳しい取り調べは続いていました。萬平はあくまでも潔白を主張し続けていました。一方で世良は、手榴弾を使って魚を獲る現場検証を再び行うことを訴えていました。
そんな中、萬平が逮捕されたことを知った、萬平をよく知る者たちが、萬平の無実を訴えるために進駐軍に駆けつけてきました。牧善之助や加地谷までもが、萬平の無実を語気を荒げて訴えました。
牧善之助や加地谷が、進駐軍に対して萬平の無実を訴えるにも関わらず、萬平たちが無実であることは信じてもらえませんでした。一方、ダネイホンの材料が不足し、会社を守ることすら難しくなってきた福子は、萬平の無実を訴える手紙を英語でしたためるのでした。
予習レビュー
ブログ主がひそかに願っていたことが、今回、実現します。
ひそかに願っていたこととは、加地谷さんの「恩返し」による再登場です。
おそらくは今回の後半になるかと思います。萬平さんの窮地を新聞か何かで読んで知った加地谷さんが、萬平さんの潔白を訴えにやってくるのだとか。
かつて、意図的に萬平さんを窮地におとしいれた加地谷さんでしたが、その後、萬平さんはそのことに対する恨みはないことを態度で示しました。
そんな萬平さんの寛大さに接し、自分の罪を悔い改め泣いた、加地谷さんの涙が本物であったことが、今回、明らかになります。
さて、加地谷さんが涙を見せたとき、加地谷さんはずいぶんと落ちぶれていました。
今回、再び姿を見せる加地谷さん。今度は、どのような姿で登場するのでしょうか。しっかりと立ち直っていますように。
ちなみに今回は、牧善之助先生も、萬平さんの潔白を訴えるために再登場するようです。
感想
「人生を一からやり直し、今はチンドン屋をやっております」
再登場をはたした加地谷さんの復活した姿がチンドン屋。正直言うと、その事実を知った最初の瞬間は違和感を感じました。
でも、復活の第一歩がチンドン屋であること。その、ちょっと残念な第一歩を恥じるどころか、人生をやり直すことができたと誇りに感じていること。
そこに加地谷さんの誠実さを感じずにはいられませんでした。
かつてはいっぱしの経営者だったのに、今はチンドン屋に落ちぶれた。などと言う考え方はせず、すべてを失ったにも関わらず、チンドン屋という職業によって、再生の第一歩を踏み出すことができたと、萬平さんに感謝する加地谷さんが素晴らしい。
加地谷さん。もう一回出てきて欲しいです。
チンドン屋という職業を誠実にやり遂げ、そこから成功をつかむ加地谷さんの姿を見せてもらいたいと願わずにはいられません。
加地谷さん、次に登場するときは、広告代理店の経営者とかになっていて欲しいです。
コメントへの返信 by 朝蔵
特殊なカメラを実際に俳優さんに投げさせて撮影(ひるたまさん)
とっても興味深い情報提供をありがとうございます。カメラを実際に投げて撮影なんて、そんなとんでもないことをしてたんですね。
こんなことまでわざわざやるなんて、こだわり方はさすがNHKです。
それにしても、投げたカメラを回転させずに、しかも狙った場所に正確に投げことに成功するなんて、たいした腕前です。
加治谷さんは不遇な過去があって正直な生き方ができなくなっていただけで、今の姿が彼本来の姿(ぱちぱちさん)
加治谷さんが過去に経験した、何かのつらい出来事が彼を変えた。しかし、加治谷さんは本来の姿を取り戻した。
ぱちぱちさんの、加治谷さんを見つめる眼差し。優しさいっぱいでグッときました。
一度はすべてを失ってしまうほどの苦境が、加治谷さんを浄化したのでしょう。加治谷さんが立ち直っていて、嬉しかったです。
お前の運命は 俺の腹一つや(Amoさん)
何の違和感も感じずにチャーリータナカのセリフを聞いてましたが、「俺の腹一つ」という言い方、調べてみるとネットでも一件しかヒットしませんでした。
チャーリータカは、訳ありの人物みたいなので、言葉の端々にも「訳あり」を感じずにはいられませんね。
もっと心から納得出来る理由で良い面を見せて貰えたら(ちーぼーさん)
チャーリータナカが、過去に心に深い傷を負ったことを暗示する描写は、端役とは思えないほどの深いレベルでした。
この深さにふさわしい「良い面」の回収場面を見せてもらいたいものですね。
彼の心の古傷が癒える場面があると、納得できるような気がします。
進駐軍の取り調べ担当官をそんな気持ちにさせる世良さん、その逞しさが羨ましいです(うみがめさん)
戦前の、まだ時代が豊かだった頃は時代の追い風に上手に乗り、戦後の困難な頃には、時代の逆風に逆らうことなく、巧みに生き抜く世良さんの処世術。
本当にみごとと言うしかありません。
来年の放送の中で、おそらく描かれるであろう高度経済成長の時代の勢いにも、たくみに乗って生きてゆくのだと思います。
今日は萬平さん達を助けるために動きがありましたね。外からは牧善之助先生と加地谷さん、中からは世良さん。
メイ軍曹、世良さんの名前を聞いたとき、うんざりした顔をしていましたね。内心世良さんの取り調べはもうゴメン!って気持ちだったのでは?進駐軍の取り調べ担当官をそんな気持ちにさせる世良さん、その逞しさが羨ましいです(笑)
加地谷さん、何らかの形で萬平さんを助けてくれる、きっとドカーン!と派手に登場してくれると期待していましたが、ちんどん屋さんとは意表をつかれました。
そして、チャーリータナカさん、ほっそり目(マッチョなメンバーもいますが)の日本組に対して、栄養お良くてぼっちゃりしてますね。流石、戦勝国側。今は日本人の姿の自分を呪っていますが、萬平さん達の姿を見るだけで心を動かすだけでなく、もっと心から納得出来る理由で良い面を見せて貰えたらと思います。
朝ドラに限らず、懐かしい人物の再登場には心が踊りますね
牧さんも驚きましたが、加治谷さんがここで来るとは!
見栄を捨てて人を楽しませる生き方を選んだ加治谷さん、フィクションとはいえ、朝から素敵な生き方を見ることができて嬉しくなりました
加治谷さんは不遇な過去があって正直な生き方ができなくなっていただけで、今の姿が彼本来の姿なのだと思えてなりません
「加地谷圭介という男は戦争で死んだんや」と加地谷さん
「あなたの人生は あなたが主役」と萬平さん
加地谷さんの再々登場 とっても楽しみです
萬平さんは 心の恩人 なんですね
その 感謝 の意味 どんな型で現されるんでしょう
「立花萬平君は咎人ではない‼︎」