釈放され戻ってくる萬平 / まんぷく 第61話

2018年12月10日(月)第11週「まんぺい印のダネイホン!」

あらすじ

萬平とたちばな塩業の社員たちが全員揃って帰ってきました。再度の現場検証によって無実が証明されたことで、無事に進駐軍から釈放が認められたのです。しかし、萬平たちが自由の身になった喜びは長くは続きませんでした。

無実であることがわかっても、逮捕されたという悪い印象を消し去ることはできず、専売局から塩の取引を打ち切られてしまったのです。信用が完全に回復されるまでの間、たちばな塩業との間で塩の取引を再開することはできない。それが専売局の言い分でした。

あぜんとする萬平に対して、福子は言いました。これを機に、ダネイホンの事業だけに集中した方がいいのではないか。製塩業とは異なり、他に競合がいないダネイホンなら、もっと売れるのではないかと。

鈴は塩づくりをやめることに反対。真一はダネイホンに集中することに賛成。一方で、萬平は決断を迷っていました。しかし、福子に背中を押された萬平はついに決断を下しました。ダネイホンに専念し、社名を「たちばな栄養食品」に変更することを宣言したのです。

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予習レビュー

今週のサブタイトルは、当初発表されていた「おいしくなった!」から「まんぺい印のダネイホン!」に変更されました。

もともとのサブタイトルも、新たらしくなったサブタイトルも、ともにダネイホンのことをあらわしています。

今週は、ダネイホン週のようです。

萬平さんたちはようやく釈放が認められたものの、進駐軍に逮捕されるような騒動を起こしたという悪印象はぬぐえず、塩は取引停止に。

ダネイホン事業に対して、萬平さんたちがすべてのリソースを注ぎこまざるを得ないことで、ダネイホンの改良が一気に進む。

その結果、当初のサブタイトルだった「おいしくなった!」と言えるほどまでに、ダネイホンの味が改善される。

そんな一週間になるのでしょうか。

試練の後の一週間。今週は、当初のサブタイトルがあらわすような、前向きな良い週でありますように。

感想

鈴さんの反対意見

塩づくりをやめて、ダネイホンに専念すべしという福ちゃんの提案に対して、鈴さんが、期待したとおりの反応を見せてくれました。

新しい提案に、やっぱり反対してくれました。

そして、そんな鈴さんの反応に対する福ちゃんの反応もまた、期待を裏切りません。塩屋やいやだと言うたじゃないの!って・・・

鈴さんの反応も、それに対する福ちゃんの反応も、ともに想像できました。想定内でした。

しかし、ダネイホンに専念することに異を唱える鈴さんを、どのように納得させるのか。この点だけは想像がつきませんでした。

ここに忠彦さんを持ってくるとは。

忠彦さんが描いた鈴さんの肖像画によって、すっかりいい気分になった鈴さんは、塩屋をやめる問題など、どうでも良くなってしまったみたいです。

さすが、最強の天然キャラだけのことはあります。

鈴さんの家出騒動のときも、福ちゃんの出産によって、鈴さんの傷ついた気持ちは清算されないまま、回収されてしまいました。

単純でわかりやすい鈴さん。大好きです。

コメントへの返信 by 朝蔵

真一さんですが、ここに来てようやくドラマの中心近くに出て来た(ひるたまさん)
咲さんと真一さんが結婚する直前の頃のこと。鈴さんは、咲さんとの結婚を申し込みに来た真一さんのことを、笑顔ひとつ見せなかったと酷評。

鈴さんの言葉どおり、真一さんは感情を滅多におもてに出しませんでした。だからキャラもよくわかりませんでした。

それが、ここに来て、本当の姿が、噴き出してきてますね。後半は重要なキャラになるのかもしれません。楽しみです。

僕が子供の頃、近所に傘屋がありました(ひるたまさん)
栄輔くんのご実家は傘屋。そして、雨が降ったときに、雨から大切な人を守る傘のような男になりたい。それが栄輔くんの理想像でしたね。僕もとっさにこれを思い出しました。

栄輔くんの場合、雨がやむと不要になるという切ないポジションでした。しかし、萬平さんの口から語られた傘屋の話は、雨がやんだらやんだで、喜びが待っているというポジティブなものでした。

ところで『半分、青い。』の鈴愛ちゃんは、雨が降っても、雨音が聞こえない半分は青空。萬平さんの聞いた傘屋の話を中心に、栄輔くんと一対になってますね。

赤津くんと‘大奥様’鈴さんの絆は強いですね(ひるたまさん)
鈴さんの人づかいはかなり荒そうですが、人づかいが荒い分だけ、人にかける情も厚いものと思われます。

情をたっぷりかけてもらったら、赤津くんみたいなキャラなら、鈴さんを親みたいに慕うことは容易に想像つきます。

二人はもはや切っても切れない絆で結ばれてそうですね。そのあたりを、もっとたっぷりと見てみたくなりました。

西海岸に住んでいた日系人約12万人は2週間以内ですべての所有物を処分するように命じられ強制収容(Seeraさん)
はじめました。初コメント、そして、日系米国人差別の詳しい歴史についての解説をありがとうございます。

西海岸在住の日系米国人が、強制収容された歴史を描いた、工藤夕貴主演の映画を、その昔、観たことがあります。

その映画を観ていたこともあり、チャーリータナカの複雑な気持ちに胸が痛みました。

チャーリー・タナカに共感を示したのは、雑居房の中で世良さんただ一人(ずんこさん)
するどい指摘です。言われてみれば確かにそうですね。世良さんだけです。チャーリー・タナカの気持ちを理解しようと試みたのは。まったく気がつきませんでした。

世良さんといえば、人の顔色をうかがう能力に長けてますが、人の気持ちに深く関心を持っているからこその能力なんですね。

そして人の気持ちに深く関心を持つ、ということは、優しい心の持ち主ということでもあります。悪さをしながら憎めないのは、きっと、こんなところに理由があるのでしょう。

(ヨッシーさん)
浅学非才にして、フレッド・コレマツ氏という人物の存在をはじめて知りました。

ウィキペディアで調べたところ、日系人差別による受難を、これでもかというくらいに繰り返し経験されているのですね。

それでも、誠実な生き方を貫かれたその生き様に、姿勢を正される思いがします。

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コメント

  1. ひるたま より:

    この回も、従業員達が朝食を食べている時間に真一さんが出勤=ちょうど前週の土曜日(第54話)の最後の方とほぼ同じ場面からの始まりでした。まさかまた進駐軍がいきなり乗り込んで来るのか!?とドキリとしましたが(^^;)…今度は専売局からの通達電話。(それでも、進駐軍の時よりはほんの僅かばかりマシだったかも?)

    「お義母さん、きっと咲は今こう言うてます。観音様やったらみんなの事を見守ってあげてって。…塩作りはもう止めましょうって…僕には聞こえます」
    この場面を見ながら…真一さん、なかなかの切れ者だわ~!と私は驚きました。亡き妻:(鈴さんにとっては娘である)咲さんをダシにして(?^^;)義母:鈴さんを言いくるめる手腕…さすが、長年証券会社に勤めていた経歴は半端じゃありませんね。鈴さんを口説き落とした後に福ちゃんに対して「後は、萬平くんだな」ポカーンと呆気に取られていた福ちゃんに対しても得意満面の笑顔でしたしね。

    朝蔵さんもコメントで触れられている、肖像画を仕上げて持参した忠彦さん然り、そして最もその方面での要領が悪そうな(?)萬平さんまでもが、姑:鈴さんのあしらい方を心得て来ましたね。
    実際に、あのように外見も中身も素敵な義理の息子が3人もいたら…鈴さんならずとも至福な事でしょう。(^^)

  2. Amo より:

    朝蔵さん いつも楽しいコメントありがとうございます
    今日の鈴さん 鈴母さん 改め 鈴観音様 になられた瞬間でしたね 忠彦さんの肖像画が神々しくて素敵でした 手 の描き方がとても美しく 史実ネタの 手のモデル の回収でしょうか
    鈴観音様 どうかそのまま美しく居て下さい は
    「お母さんは黙ってて」と誰もが思う本心
    実際に福ちゃんも言ってましたね
    観音様だけに「千手観音様」になりませんように
    と いらぬ心配をしてしまいます
    その肖像画からの忠彦さん
    タカちゃんの「神部さん」の言葉に 対象的な 鬼 の形相が面白かったです
    忠彦さん余程タカちゃんのことが可愛かったのでしょうね 結婚を突然に許した あ〜あ言わんかったらよかった (^ω^)
    神部さん と タカちゃんの関係は 「りんごの唄」の歌詞で表現されてるように思いますが
    3番目の歌詞が切ない長の別れ
    4番目で皆に祝福され晴れての結婚 と予想しています

  3. ちーぼー より:

    本筋からずれたとこばかり気にしている様ですが…無邪気に、学校を出たら結婚していいってと神部さんに告げるタカちゃんに、ビックリしました。二人は、結婚まで考えていたのか!?
    こんなこと急に言われたら、え、僕はそこまでは…と男性は引いてしまいそうですけど、嬉しそうな神部さんを見ると、結婚を望んでいたのでしょうね。
    フラれたメンバーにも、是非素敵な結婚を願いますが、ここにいたら女性と出会う機会は少なそう。「掠奪された七人の花嫁」の兄弟みたいな生活ですよね。