まんぷく

ダネイホンの偽物が登場 / まんぷく 第65話

本放送:2018年12月14日(金)
再放送:2023年12月15日(金)
第11週「まんぺい印のダネイホン!」

あらすじ

東京支社でダネイホンの販売が開始されました。販売開始早々、ダネイホンの売り上げは順調に伸び、当初、予想していた以上の量を販売することができました。そんな中、若手の社員たちは会社から奨学金を得て夜学に通学しはじめました。

一方、タカは不満を募らせていました。タカの結婚の時期を少しでも遅らせたい一心の忠彦が、タカに大阪大学への進学を勧めるようになっていたのです。忠彦の魂胆を見抜いたタカは、忠彦に激しく反発します。

昭和23年(1948年)7月。萬平たちを悩ませる事態が、東京で発生しました。ダネイホンのヒットに便乗した、ニセモノのダネイホンが市場に出まわりはじめたのです。その知らせを受けた世良は、萬平に代わって上京。

世良は、ニセモノのダネイホンの販売をしている会社の経営者を脅し、販売をやめさせることに成功。しかし世良は、ニセモノはさらに増えると考えていました。ニセモノの登場を防ぐため、大学病院からの推薦を取り付けるよう、世良は萬平に提案をするのでした。

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予習レビュー

ダネイホンのパクリ商品が登場します。パクリ商品、すなわちニセモノが出まわるということは、それだけダネイホンがヒットしていることの何よりの証です。

大阪での最初の販売のときは、道ゆく人たちからほとんど見向きもされず、見向きする人たちから高い!と文句を言われていたダネイホン。

あの頃の萬平さんたちの苦労が、ウソのようです。

さて、ニセモノが出まわったことを受け、ニセモノを売る会社に対して世良さんが抗議。世良さん、なかなかいい仕事してくれそう。

世良さんが猛烈に抗議する場面。今から楽しみです。

そんな中、ダネイホンをニセモノと区別するためのアイディアを世良さんが提案。

世良さん、またしてもいい仕事。世良さん、ずいぶん変わりましたね。

世良さんが、これほどいい仕事をするようになるまでの、今回までの世良さんが変化する様を、ドラマの中でしっかりと見せてほしいものです。世良さんファンの一員として。

感想

タカちゃんの受難その1

今回は、ニセモノダネイホン騒動がメインのエピソードなのだと思います。その騒動に素早く対応する世良さんのまさかの行動も含めて。

しかし、タカちゃんの二つの受難に完全に持って行かれました。

いつのことだった、神部くんを案ずるタカちゃんの様子が心配でならない忠彦さんが、前のめりになるあまりに、タカちゃんと神部くんの結婚を認めるというまさかの宣言。

今度は、その宣言を後悔するあまりに、いささか暴走気味の忠彦さんのバランス感覚を大いに欠いた残念なパパぶりが可愛くてたまりません。

タカちゃんに大学進学をすすめる忠彦さん。その魂胆は誰の目にも明らかなのに、タカちゃんに真正面から「魂胆」を指摘されて驚く忠彦さん。

タカちゃんもはっきりとものを言いいますね。

「お父さんの魂胆はわかってる」

自分の魂胆を、娘には見抜かれていないとでも思っていたのでしょうか。だとすると、忠彦さんの天然ぶりはたいしたものです(笑)

しかも、魂胆を見抜かれたことに焦るあまり口走った言葉がまた笑えます。

「神部くんと同じ大学に行けるんやぞ」

この忠彦さんの言葉。これは本気なのか、それとも苦しい言い逃れなのか。本心が見えるようで見えない忠彦さんのことなので、よくわかりません。

しかし、娘の結婚を認めてしまって以来、瞑想を続ける忠彦さん。この迷走劇をいつまでも観ていたいです。

そういう意味では、タカちゃんと神部くんの結婚。タカちゃんには悪いですが、先延ばしにされた方が嬉しいと思う今日この頃です。

タカちゃんの受難その2

タカちゃんの受難その2。まだ受難がはじまっているわけではありません。しかし、とっても悪い予感がします。

東京にはキレイな人が多いと聞く。だから神部さんの心変わりが心配。

このタカちゃんの心配と同様の心配をした女性。そして、その心配がなかば実現してしまったある女性の悲劇を思い出します。

その女性とは『ひよっこ』のヒロインのお母ちゃん・美代子さんです。

夫の実さんが東京に出稼ぎに行く際、東京にはキレイな人がたくさんいること。その人に心を奪われ、自分は忘れられてしまうことを美代子さんは心配でした。

その数日後。実さんは行方不明に。そして数年後にようやく発見された実さんは、東京のキレイな女性と同居していた・・・

思い出すのは、この時の展開です。

しかも、よりによって、神部くんをロックオンした東京の美女の名前は美代子さん。かなりまずい状況になってきました。

世良さんの本性

これまで数々の修羅場をくぐり抜けて来たと思われる経験。それらの経験によってつちかわれた胡散臭さ。

世良さんのブラックなリソースのすべてが注ぎ込まれた、All about 世良さん、みたいな迅速な行動が素晴らしい!

真一さんは痛々しいかぎりでしたが、世良さんがますます好きになりました。

萬平さん。またしても世良さんに救われましたね。

コメントへの返信 by 朝蔵

最初は嫌々ながら始めた事もいつしか愛着が湧くようになる(ひるたまさん)
最初は嫌々ながら・・・鈴さんはこの傾向が特に顕著ですね。

ただし、自分が目立つことに関することだけは、誰からも求められてもいないのに、嫌々どころか積極果敢。本当におもしろい人です。鈴さんは。

「鈴さん」=松坂慶子さんによる可愛らしい&優し気な「萬平印のダネイホン」(ひるたまさん)
もし、和装姿の鈴さんがモデルになったダネイホンのホーロー看板ができたとしたら。

女優・松山容子さんがモデルをつとめた、往年のボンカレーのホーロー看板みたいなテイストになるのかもしれませんね。

頭をよぎるのは、ボンカレーの琺瑯看板です(風さん)
同じことを考えていました。

元気ハツラツのキャッチコピーでお馴染み、オロナミンCの看板と並んで街中に掲示さられていた昭和の商店街の景観が懐かしいです。

またこの娘さんの話はあるのでしょうか?(アーモンドさん)
ラーメン屋の美代子ちゃん。

二回連続で登場し、しかもテロップでフルネームまで紹介されて。しかも、不安を募らせるタカちゃんの映像とかぶらせる思わせぶりな演出。

まだ何かあるかもしれませんね。

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POSTED COMMENT

  1. Amo より:

    今日は小ネタをいくつか見つけたので紹介^ ^

    大阪の世良商事の事務所

    世良さんの座っている後の窓際の棚に 太陽ワイン
    マッサンの小道具 鴨居商店謹製

    坂下食品の中に貼ってある標語

    我が利益 隙間道
    ○○○○(読めない)赤字出る
    食え○○○○
    ビタミンって黄色い は 思わず みつお風かなと

    今までにも
    55話 チャーリー タナカの読んでいる雑誌の表紙が
    LifeからLiveに
    女性の写真の下に Natural Lips
    岡崎体育さんの曲タイトルです

    58話 世良さんを尋問した後のメイ
    What a waste of time と歌ってました^ ^

    小ネタを拾うのも楽しいですよ

  2. ともあき より:

    登場当初、忠彦さんこんな人でしたっけ!?
    良い意味で牧善之助に並ぶすばらしいキャラクターです!
    タカちゃんがいつか「私は武士の娘の孫です!」
    と、ピシっと強く言う日が来たら面白いですね。

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