福子と東が三田村を訪問 / まんぷく 第71話

2018年12月21日(金)第12週「絶対何とかなるから!」

あらすじ

財務局による差し押さえからダネイホンを守るためには、「たちばな栄養食品」を解散するしか他に打つ手はない。萬平にとって東の提案は受け入れがたいものでした。しかし窮地を脱するため、萬平は苦渋の決断を下し、会社を解散することを決めました。

福子と東、そして世良は、萬平が下した決断を実行する方法を相談するために、大阪商工会の会長・三田村を訪問。その頃、三田村は、病気で入院中でした。これまでの出来事を報告する福子に、病床に伏せる三田村は言いました。東と二人きりで話をしたいと。

会社を創業した者にとって、会社は我が子同然。それを手放す気持ちを考えてもらいたいと、三田村は東に言いました。その三田村の言葉に対して、ダネイホンを守り抜く意義を、東は語りました。

三田村は、東の考えていることに心から納得しました。そして、ダネイホンを売却するのに最適な会社を見つけると、東に約束。三田村は「最後の仕事」を成し遂げる覚悟を固めます。その頃、三田村は胃ガンを患い、死期を悟っていたのです。

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予習レビュー

今回はもしかすると涙腺崩壊の準備をする必要があるかもしれません。

福ちゃん、東先生、そして世良さんの三人が、三田村会長のもとに足を運び、萬平さんの会社の解散後のことを相談しに行く場面が、です。

以下、ネタバレが含まれます。

病床に伏せる三田村さん、胃がんです。余命は三ヶ月。ご本人も死期を自覚しています。

その三田村さんが、東先生と二人きりで話したいという理由は次に述べる通りです。

三田村さんは、経営者にとって創業した会社は我が子同然のことであることを東先生に諭します。それほど大切な会社を解散するということが、どれほどつらいことであるかを。

それに対して東先生の答えは・・・

東先生の妹は病弱でした。その病弱な妹を救ったのがダネイホンでした。だから、妹を救ってくれたダネイホンを東先生はどうしても守り抜きたかった。

そして、その東先生の願いは萬平さんも理解してくれるはず。

東先生は、そんな自分の気持ちを告げて萬平さんを説得。そして、この話を聞かされた三田村さんもまた、会社を解散するという東先生の提案を理解しました。

そして、死期を覚悟した三田村さんが、これが最後の大仕事だと、萬平さんの会社の解散にかかわる一切を手伝う決断をくだす。

そんな場面が用意されているようです。

感想

「あんたはいい弁護士になる」

三田村さんと弁護士・東先生の会話の場面。わずか数分間の会話ながら、言葉の一つひとつが重く、忘れられない場面になりました。

会社を創業した者にとって、会社は我が子も同然。そんな意味のことを口にした三田村さんの言葉はもっともです。

東先生は、創業者の気持ちをはたして理解しているのか。そんなふうに思ったのでしょう。三田村さんは。

しかし、東先生は、萬平さんが会社よりも大切にしている価値があることを、見抜いていました。

会社よりも大切にしている価値とは、ダネイホンで多くの人が救われるということです。

東先生がそこまで見抜いていることを知って、三田村さんは次のような言葉を口にしたのでしょう。

「あんたはいい弁護士になる」

物事の本質を深く理解する二人の男の静かな会話の場面。心に沁みる名場面になりました。

「泣いてる場合ちゃうぞ」

三田村さんが胃がんを患い余命いくばくもないと知り「なんでこんなつらいことばっかり」と泣き崩れる福ちゃん。

その、嘆く福ちゃんを叱咤激励する世良さんの言葉もまた心に沁みました。

世良さんが福ちゃんに言いました。「福ちゃんには味方が大勢いる」と。大勢いる味方の中でも、最強の味方は、間違いなく世良さんですね。

たま〜に、あやしくはなりますが(笑)

世良さんが福ちゃんに言った「三田村さんは泣いてへんぞ!」という言葉。ものすごく説得力がありました。

今、一番泣きたい気持ちなのは三田村さんのはず。人生に達観している三田村さんとて、死を怖いでしょう。

でもその素振りすら見せない。

実際、福ちゃんが病室に着いたとき、三田村さんは世良さんと大笑いしながら会話を楽しんでいたくらいですからね。

そのポイントをしっかりと抑える世良さんもまた、三田村さんや東先生と同様、本質を理解する大人の男ですね。

コメントへの返信 by 朝蔵

人・物が思い出と共に増えて行ったであろう泉大津…手放す心境を想像するだけで見ているこちら側も辛過ぎます(さん)
戦争が終わった直後の、困難なことも多いけれど開放感がいっぱいの時代。そして、福ちゃんも萬平さんも若く、ただひたすらに前を向いて走り続けた時間。

そんな、人生の真夏の季節みたいな時期に手に入れたもののほとんどを一瞬にして失わなければならないなんて、想像するだけで泣けてきます。

占い師「占部シズ」を演じられたのは、劇中の方言指導も担当されている一木美貴子さん(ひるたまさん)
そんな方をさりげなく出演させてるんですか!?ビックリしました。

ところで、鈴さんは、「占部シズ」以外にも、萬平さんの将来を見てもらっている模様。「どの占い師もそんなこと言わなかった」と発言してましたからね。

ということは、イッセー尾形さん演じる獄中の占い師の弟子は、「占部シズ」というわけでもないのかな。師弟関係にあるのかな?と、考えていました。

「進駐軍に捕まった事もいい思い出」「手榴弾投げてたお前が言うな!」彼等とももうすぐお別れかと思うと寂しいです。(ひるたまさん)
塩軍団は、集まったばかりの頃は騒動ばかり引き起こしていましたが、みんなバラバラになる頃は静かに解散するんでしょうか。

心を一つにして働いたチームの解散で思い出すのは『ひよっこ』の乙女ちゃんたちが働く向島電機の最後の日。

あんな切ない場面を年末に見たくはありません(涙)

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コメント

  1. Amo より:

    イッセー尾形さん演じる 剛田さんのセリフ
    「ボ~ッとしてると、どやされるぞ」が NHKの番組の チコちゃんに叱られる の 決め台詞にソックリで フフッとなりました
    何となく 三木のり平さん と 植木等さんを思い出させる雰囲気 嫌いじゃないです(^ω^)

    福ちゃんの言葉にならない 泣き声に鈴母さんの「福子ぉ〜」の場面も言葉の抑揚が同じで やっぱり親子
    よく似てるなぁと思いました

    萬平さんの「あなたを信じます 信じます」は
    単純な信じるではなく 東太一弁護士の人格に確かなものを感じとったからのtrustの意味 二つ目の信じます は自分の意思が入っているから 自分に言い聞かせる意味で言っていたんだと思います
    菅田将暉さんの熱演 とっても説得力がありました
    上手い俳優さんですね 思わず見入ってしまいました

  2. ちーぼー より:

    世良さん、実はとっても良い人物、だったんですね。私、せこくて自分の利益を第一に求める世良さんを今一つ好きになれなかったのですが、今日は見直しました。でもあんまり良いばかりの人にはなって欲しくはないなー。

  3. ぱちぱち より:

    福ちゃんを励ます世良さんは優しくて、親切な友人にしか見えない(笑)

    彼は損得が絡まない限りは善人なんですね