福子が第二子を出産する / まんぷく 第74話

2018年12月25日(火)第13週「生きてさえいれば」

あらすじ

弁護士の東の提案によって福子と萬平は会社を売却。それによって福子は12万円という大金を手にすることができました。その12万円をどのように活かすのか。福子たちが将来のことを語り合っているそのとき、福子が産気づきました。

福子は無事に出産し、第二子の長女は、幸と名付けられました。鈴や克子たち、そして、その場に居合わせた東も、福子の出産を祝福。一方、福子の出産を東から知らされた獄中の萬平も、長女の誕生を心から喜びました。

しかし、福子の出産の喜びは、長くは続きませんでした。福子が身を寄せている香田家に財務局の職員が乗り込んできたのです。そして、萬平の個人資産であるはずの12万円が差し押さえられてしまいました。

その知らせを聞かされた東は、個人資産まで差し押さえるという税務局の暴挙を、どうしても納得することができませんでした。考え抜いた末に東は、萬平に思いがけない提案をしました。国を訴える。それが東の提案でした。

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予習レビュー

萬平さんが脱税の容疑で逮捕されて以来、次から次へといろいろなことが起こるので、ここまでの萬平さんの周囲で起こった出来事を整理してみました。

はじめの一撃は、萬平さんの逮捕、有罪判決、そして罰金刑7万円でした。

7万円というお金額は、当時、おいそれと調達することができない大金でした。そこで萬平さんは、東京支社とダネイホンの販売権を売却。

この売却によって得た資金で罰金の7万円を収めました。

しかし、その直後に、追徴課税10万円。

東京支社とダネイホンの販売権という会社の手足ともいうべき資産を手放したところでの、罰金を上回る巨額の請求。

これについては、まだ萬平さんの元に残っていた会社の資産のすべてを売却。会社を畳むことで、税務局は差し押さえ対象を失ってしまいました。

そして、会社を売却した資金12万円を萬平さんは手に入れることができました。

この、萬平さんが手に入れた12万円を、今回のドラマの中で、税務局が狙ってきたわけです。敵もしたたかです。

ここまでの、主要な出来事を、お金を中心にしてまとめてみると以下の通りです。

・脱税により7万円の罰金
・7万円を支払うために東京支社とダネイホン販売権を売却
・10万円の追徴課税
・会社のすべを売却し税務局は課税する相手(会社)を失う
・会社の売却資金12万円は萬平さんの預金通帳に入る
・萬平さんの預金通帳の12万円を税務局が差し押さえ・・・これが今回

感想

税務局職員の苦悩

香田家で「土足」で踏み込んできた税務局の職員たち。血も涙もない非情な輩と思いきや、彼らは彼らで苦悩しながら仕事をしているみたいです。

支局の長らしき人物と、その部下の若い男性との会話がすべてを物語っていました。

若い男性「どうして進駐軍は立花萬平を目の敵にしているのですか?」
支局の長「立花萬平が有名人だからだよ」

彼らも自分のやっていることに納得ができない。できることならやりたくない。しかし、進駐軍に逆らうことはできない。

そんな税務局職員の苦悩が見え隠れしたのが、少しだけ救いでした。彼らも決して極悪非道な人間ではないことがわかったからです。

萬平さんたちが手榴弾騒動で逮捕されたときの米兵たちの描き方も秀逸でした。彼らの人生もしっかりと描かれていることが、ドラマに厚みを与えていました。

今回の税務局の職員たちの描写もまさにそれ。

端役の気持ちまで丁寧に描きこんでいる作者の、登場人物一人ひとりに注ぎ込まれる愛情が、この作品を豊かにしているのでしょうか。

12万円

萬平さんが会社を売って手にした12万円。そのお金の内訳や価値を、忘れないようにメモしておきます。

福ちゃんの説明によれば12万円の内訳は、

・ダネイホン製造設備が3万円
・ダネイホンの製造法が9万円

そして鈴さんによれば、12万円で「家が2軒買えるわ!」ということです。

鈴さんの言う「家」が、どのくらいの大きさかは定かではありません。しかし、1億円を少しばかり下回る金額、といったところでしょうか。

ところでダネイホン事業は、三田村さんが出資してくれた3万円でスタートしました。

その3万円も、前々回の福ちゃんのセリフによれば、4万円にしてすでに三田村さんに返しているらしい。

出資金の3万円を4万円にして返し、それでも12万円を手元に残せるのだから、萬平さんの事業がどれほど成長したのかが、これらの数字をならべてみるとよくわかりますね。

コメントへの返信 by 朝蔵

「大器晩成」という言葉が2度でてきました。この言葉を支えに見続けようと思います。(うみがめさん)
年明け、しばらくしてから再び「大器晩成」という言葉を感じずにはいられない試練が待ち構えているようです。

その先にある「晩成」のときまで、占い師の言った「大器晩成」という言葉を信じないと、まだしばらくはつらい日々が続きそうですね。

解散の回想シーン、一緒に歌いながら涙が流れました。(瑞樹さん)
塩軍団の男子たちが集まったばかりの頃。ケンカばかり繰り返す彼らにも、やがて涙の別れの場面が来るのだろうなとは思ってました。

その日が来るのを覚悟してましたが、やっぱり悲しいものがありました。お別れの理由があまりにも切なすぎましたね。

東先生のモデルと思われる法学者・黒田覚先生(夜は去ったさん)
情報提供ありがとうございます!

名門大学の教授や学長までされた立派な先生だったんですね。リアル東先生は。

そんな立派な先生にお願いしなければならないほど、難しい訴訟だったということなのでしょう。

「あすもまたね」と言えない別れ。(nokoさん)
こんな悲しい歌詞があったんですか!

並木路子さんが泣き崩れて歌えなくなった、その気持ちがわかるような気がします。それでも歯を食いしばって歌い通して、当時の人たちに生きる勇気を与えたんですね。

いよいよ面白くなってきました(もりちゃん)
税務局を出し抜く展開。朝ドラ、というよりも夜中に放送されるサスペンスドラマみたいでしたね。

花束を持っている方と持っていない方(ひるたまさん)
塩軍団の一部メンバーには、この先の展開の中で、主要キャラとの恋バナが用意されているらしいので、花束はまだなのかもしれません。

僕は赤津くんが大好きなので、鈴さんと赤津くんの再開場面を用意してほしいです。

ひょいと違う方向から思わぬ助け船を出すであろう世良さん(○さん)
ときに助け舟を出してくれたり、ときに誰よりも早く逃げたり。

世良さんの行動には一貫性がないようで、実は、試練の大きさに応じて柔軟に態度を変えるという一貫性があります。

その「一貫性」が生み出す不思議な安定感。たまらなく好きです。

第三者通報制度(ひるたまさん)
情報提供ありがとうございます。そういう制度があったということは、坂下食品が密告した可能性がいよいよ濃厚になってきましたね。

密告することで、報奨金ももらえて、しかもリベンジまで同時にできてしまう。坂下食品からしてみたら、これほど美味しい話はありません。

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コメント

  1. ゆきこ より:

    税務署員の心中もお察ししたいのも山々だけど産後間もない福ちゃんに目が入らんか!!小さい子どもがいる人によくもそんな仕打ちが出来たもんです東さん頑張って!!