織田島製作所に入れ込む / まんぷく 第84話

2019年1月11日(金)第15週「後悔してるんですか?」

あらすじ

信用組合の仕事を終えた後に織田島製作所に通うことを、萬平はやめませんでした。そればかりか、萬平の小田島製作所への入れ込み具合はますますひどくなる一方で、神部までもが万能調理器の試作品づくりを手伝うことになりました。

織田島製作所の万能調理器に入れ込み過ぎる萬平のことや、神部とタカとの結婚生活に支障が出ることが福子と鈴は心配でした。真一も、萬平が織田島製作所に入れ込み過ぎていることを案じ、萬平への忠告を福子に頼みます。

同じ頃。何を描いたらいいのか行き詰っていた忠彦が、新しい画題を見出していました。忠彦が見出した画題。それは美人画でした。忠彦の好きなことをしたらいいと言っていた克子でしたが、忠彦がモデルを雇い入れたことに動揺を隠しきれません。

そんな中、織田島製作所の万能調理器が思ったように作動しない原因と、その解決策が見えてきました。織田島製作所に入れ込みすぎる萬平のことが心配でならない福子に対して萬平は、もうすぐ多忙な日々は終わると告げるのでした。

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予習レビュー

塩づくりをはじめたばかりの頃。ダネイホンの開発に夢中になっていた頃。萬平さんの様子はクレイジーそのものでしたが、またそんな萬平さんになってしまうのでしょうか。

福ちゃんが心配し、真一さんに忠告されてしまうほど、萬平さんは織田島製作所が開発している万能調理器に夢中になってしまいます。

その夢中になり方が尋常ではありません。

上のあらすじでは省きましたが、融資を受ける見通しが立たなくなった織田島製作所のために、萬平さんは、池田信用組にわずかに残ったお金まで注ぎこむそうです。

仕事が終わった後の、自分が自由に使える時間を使うだけなら問題ありません。

しかし、池田信用組合のお金は、いくら理事長の立場とはいえ、自由に使えるお金ではないはず。

でも、一度スイッチが入ってしまった萬平さんには常識など通用しません。

戦時中の疎開時。川に電流を流すのは危険だと常識的な注意を受けても、それが常識だとまったく理解できない萬平さんを思い出します。

萬平さんの暴走がはじまってしまったようです。

感想

『陸王』『下町ロケット』『まんぷく』

『陸王』や『下町ロケット』などで知られる池井戸潤小説が原作の、ビジネスドラマを観ているような展開になってきました。

『陸王』も『下町ロケット』も、ものづくりに励む小さな工場が物語の舞台です。

より良い製品の開発を目指して、試行錯誤を繰り返す。試行錯誤には資金が必要です。その資金は銀行から借りるしかない。しかし、銀行は簡単には貸してくれない。

今回の『まんぷく』の展開がまさにそれ。

冒頭で描かれたのは、万能調理器の試作品づくりの試行錯誤を繰り返す織田島一家、神部くん、そして萬平さんの姿。

試行錯誤を繰り返しても、どうしても試作品が思うように動かない。

そんな中、試作品の問題点が見えてくる。解決策が判明する。そして、その解決策を実行するには、さらなる資金が必要になる。

そのタイミングで、梅田銀行が、織田島製作所への融資打ち切りを、池田信用組合に命じてくる。

融資が打ち切られれば、織田島製作所は、万能調理器の試作品の開発をこれ以上すすめられなくなってしまう・・・

ここで、意地悪な銀行員が登場でもしたら、まんま池井戸潤小説です。

そして、実際に、次週には意地悪な銀行員が登場するみたいです。

克子さんの受難のフラグ

福ちゃんが働くパーラーでの、克子さんと鈴さんの母娘の会話の場面で、克子さんが鈴さんが言いました。

「私は忠彦さんが何をしていても気にしない」

この克子さんの言葉は、次週の克子さんの受難の日々のフラグだなと思っていたら、次週どころか、今回から克子さんの受難の日々がはじまるようです。

克子さんは、鈴さんに対して「私は忠彦さんが何をしていても気にしない」と言い、忠彦さん自身に対しても「好きなようにしたらいい」と言ったらしい。

鈴さんに対してこの言葉を言うのは問題はありません。

しかし、忠彦さんにこの言葉を言ってしまったのはまずかった。忠彦さんは、言葉をそのまま受け止め、言葉どおりに行動してしまうタイプなので。

そして、自分の行動がもたらす影響を考えませんから(笑)

仮に、克子さんと忠彦さんの夫婦仲が悪かったとして、克子さんが「あなたの好きなようにしたらいい」と言ったとします。

その言葉に乗じて、忠彦さんがモデルを雇ったとしたら、これは悪意あっての行動です。

でも、克子さんと忠彦さんの夫婦仲は良好です。そして、忠彦さんがモデルを雇ったその動機には、克子さんへの悪意など微塵もありません。

だからこそたちが悪い。

ちょっとネタバレになりますが、次週には忠彦さんの行動はますますエスカレートします。

そして忠彦さんの行動がエスカレートするほどに、克子さんも焦りを募らせる。次週の克子さん、『まんぷく』はじまって以来のピンチが訪れます。

コメントへの返信 by 朝蔵

今作はそれよりもむしろ、少年含む男性向けの漫画を彷彿とさせる(ひるたまさん)
男性向け。確かにおっしゃる通りかもしれません。物語そのものも、ヒロインの福ちゃんよりも、萬平さんの活躍に時間が割かれているような気がします。

また、萬平さんの周囲は、塩軍団以来、いつも男ばかり。萬平さんがピンチに陥るたびに描かれるスリリングな展開も、まさに男性向けです。

『あさが来た』にも出演されていたとの事ですが…(ひるたまさん)
『あさが来た』に出演していたのは、まったく気がつきませんでした。調べたところ、加野屋さんの女中の一人だったとか。

加野屋さんの女中といえば、女中頭のかのさんの口癖「ほんに、ほんに」が忘れられません。かのさんを演じた楠見薫さんもまた、「BK御用達」の一人ですね。

インスタントラーメン開発には神部くんのみならずタカちゃんも大きく関わるのかな?(ひるたまさん)
もし、このような展開になったら、ドラマの中でタカちゃんをわざわざ大学に進学させたことに納得がいきますね。

婚期を遅らせるという忠彦さんの謀略だけのための大学進学。大学卒業後は専業主婦。たしかにもったいないです。

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