まんぷく

開発するラーメンの名前 / まんぷく 第97話

本放送:2019年1月26日(土)
再放送:2024年1月27日(土)
第17週「ラーメンだ!福子!」

あらすじ

萬平は、ラーメンの研究に没頭。図書館で関連する文献を借りてくるその一方で、ラーメン屋や屋台のラーメンの食べ歩きも続行。萬平がラーメン研究する出費は、福子が喫茶店でアルバイトすることで支えました。

スープづくりから始めた萬平は、福子の言葉にヒントを得て、鶏ガラを使ったスープを試作。さらに、スパゲティなどを使って常温で保存できる麺づくりを試みるものの、出来上がったラーメンもどきを、源と幸は酷評します。

そんな中、食事を支度する福子を観察していた萬平は、味をつけた乾麺にお湯を注ぐだけで食べることができるラーメン、という着想を得ました。鈴の発案によって、萬平が目指すラーメンは「即席ラーメン」と名付けられました。

どのようなラーメンを作ればいいのかがわかってきた萬平は、ある日、大量の材木を買い込むと、裏庭の畑に即席ラーメンを開発するための研究所を建てることを決意。かくして、萬平によるラーメン開発がはじまるのでした。

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予習レビュー

前回、萬平さんに対してラーメン作りをやめてほしいと訴える源ちゃんと幸ちゃんのエピソードが描かれました。

二人の子供たちの涙の訴えを聞かされた萬平さんが、どのように反応するのか。

萬平さんの反応に対して、二人の子供たちは納得するのか。この記事を投稿した時点で詳しいことはわかりません。

ただし、一つだけわかっていること。それは、萬平さんは、二人の子供たちに訴えられた後もなお、ラーメン開発を続けるという事実です。

二人の子供たちが、萬平さんの夢を受け入れた上で、萬平さんがラーメン開発を続行するといいのですが・・・

さて、今回、どのような経緯からなのかはわかりませんが、忠彦さんが萬平さんに、開発中のラーメンに名前をつけてくれと頼むのだとか。

忠彦さんがラーメンに名前をつけてくれと言った理由はわかりません。

ただ、わざわざこんな小さなエピソードが、事前に発表されていることが気になります。このエピソードの裏に何かありそうです。

以下、ブログ主の予想です。

萬平さんは、家庭で誰でも手軽に食べられるラーメンのイメージがつかめなかった。

そんな時に忠彦さんが、ラーメンに名前をつけてくれと一言。萬平さんがとっさに思いついた名前は「即席ラーメン」。

この「即席」という言葉が、これまで世の中にないラーメンのイメージづくりに役立つのかな?・・・と、ブログ主は予想しています。

ただし、ブログ主の予想は、はずれることの方が多いので、聞き流してください(笑)

感想

第17週「ラーメンだ!福子!」の感想

第92話(月)
萬平さんが池田信用組合の理事長を辞任し、福ちゃん・萬平さん一家が、仕事も、家も、土地も、すべてを失ったお正月から今週はスタートしました。

しかし、前週末のリアカー一台で再出発をする萬平さんの明るい表情が暗示していた通り、すべてを失ってもなお、福ちゃん・萬平さん一家は明るい顔で正月を迎えていました。

家も質素。おせち料理も質素。理事長時代の住み慣れた大きな家の裕福な空気は完全に失われましたが、明るさだけは失われないのが救いでした。

しかも、狭い家にかかわらず、家族や仲間たちがこれでもかというくらいに次々にやってくる。悲壮感がまったくない再出発の第一回でした。

第93話(火)
ついに萬平さんが、ライフワークとなる「ラーメン」にたどり着きました。ドラマの中ではこれまで幾度もラーメンが登場しました。

しかし、これまで繰り返し登場したラーメンを生業にしようと萬平さんが考えるのはこれがはじめてのことです。

さて、ラーメンを生業にしようと考えた萬平さんは発明家です。だから、目指すのは単なるラーメン屋さんではありません。

これまで世の中にない家で食べることができるラーメン。発明家・立花萬平のスイッチがついにオンになりました。

第94話(水)
誰もが手軽でつくれて、しかも家で食べることができるラーメン。当時としては斬新な萬平さんのこのアイディア、斬新すぎて誰も理解できません。

しかも当の萬平さんも、自分が目指すラーメンを言葉で説明しきれない。だから、よけいに周囲の面々は、萬平さんの考えることが理解できない。

周囲の面々は、萬平さんがラーメン屋をはじめるとしか考えることができない。あの萬平さんが、どうしてラーメン屋?

そんな中、福ちゃんだけは理解しています。萬平さんが目指すラーメンを「一夜漬けラーメン」と名付けた福ちゃん。やっぱり福ちゃんは萬平さんの最大の理解者です。

第95話(木)
前回までラーメン開発に没頭しはじめる萬平さんにフォーカスが当てられていましたが、今回から周囲の面々のドラマが始まりました。

一つはタカちゃんの妊娠です。そして、タカちゃんの妊娠が判明したことで、神部くんは満映さんの手伝いができなくなる事態に。

今一つは、源ちゃんと幸ちゃんの苦悩のはじまり。ある日の夜、幸ちゃんが源ちゃんに打ち明けしました。学校でいじめられていることを。

源ちゃんもまた、学校でいじめられているようです。子供たちまで巻き込んでしまった萬平さんの仕事の行く末が心配です。

第96話(金)
前回。ある日の夜の、源ちゃんと幸ちゃんの兄妹の会話が回収されました。二人揃って、学校で激しいいじめに遭って家に帰ってきました。

ラーメンづくりをやめてほしい。いじめられるから貧乏はいやだ。泣きじゃくる幸ちゃんと源ちゃんの声は演技とは思えないほど真に迫っていました。

子供たちがここまで追い詰められてもなお、福ちゃんは萬平さんのことを信じ抜きました。普通の妻なら、子供たちの味方になっているところでしょう。

子供が泣いても夫を信じる福ちゃん。その福ちゃんの決意に、萬平さん以上に鬼気迫るものを感じたのは僕だけでしょうか。

第97話(土)
せめて名前だけでもつけてくれよ。萬平さんのラーメン開発が目指すところがまったく見えない忠彦さんが、萬平さんに注文しました。

そして、ついに「即席ラーメン」という名前がドラマの中に登場しました。この「即席ラーメン」の名付け親が、鈴さんになるとは!鈴さん、いい仕事しました。

「即席ラーメン」という名前も付きました。お湯を注がれた昆布を見て、目指すラーメンの姿も見えてきました。

これまでになくはっきりとゴールが見えてきた萬平さんは、研究室の建設に着手。ついに萬平さんのラーメンづくりの冒険の旅が本格的にスタートしました。

次週予告映像
次週予告映像、壇蜜にすべて持ってゆかれました(笑)

忠彦さんの女性モデル騒動。克子さんが懊悩した、あの時の騒ぎは次週への序章に過ぎなかったのでしょうか。

壇蜜が登場したカット。インパクトが強過ぎて、予告映像の中に登場した萬平さんの即席ラーメン開発のカットのすべてが、記憶から消されてしまいました。

以上、今週も一週間、お世話になりました。

萬平さんは、「即席ラーメン」という明確なゴールを手に入れ、次週には、研究室での本格的なラーメン開発がいよいよはじまります。

引き続き当ブログをよろしくお願いいたします。

今週末は全国的に冷え込みが厳しくなるとのことですが、お身体に気をつけて、どうぞよい週末をお過ごしください。

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POSTED COMMENT

  1. ひるたま より:

    萬平さんが作り出そうとしているラーメンについてですが、

    ◇視聴者はどのような物なのか、答えを既に知っている。
    ◇方や劇中の登場人物達は(少なくとも現時点では)知らない。

    実際の安藤百福さんにも、当時は完成形が見えていなかった筈…改めて百福さんの偉大さを感じながら、チキンラーメンそしてカップヌードルをいただいています。はたしてどのような過程を経て完成に至るのか??
    そうそう現在(2019年1月)、全国では???ですが、少なくとも関東地方では復刻版パッケージ(といっても袋の素材はアルミ製ですが)のチキンラーメンが発売されています。(^^)

  2. より:

    チキンラーメンのパッケージは色覚異常の方でも認識できるユニバーサルデザインになっているとか。それと関係あるのでしょうか。
    https://mobile.twitter.com/mabo1113/status/1058147304438358016

  3. どんギツネ。 より:

    名前を付けて欲しい。
    忠彦さんからお願いするって事ですよね?
    ・ってことは、名前を付けて欲しい「理由」が忠彦さんの方にあると言うことではないでしょうか?

    忠彦さん、萬平さんが付けた名前からイメージを膨らませて、パッケージのデザインをしようと考えてくれてるんじゃないかなー?と思います。
    以前から、萬平さんがインスタントラーメンを発明した暁には、パッケージを忠彦さんが書いてくれたら素敵だな・・と思ってたので、そういう展開になったら嬉しいです。

  4. ずんこ より:

    名前を付ける…なるほど。
    「名は体を表す」と言いますね。
    「名はそのものの実態を表している」という意味です。
    開発に行き詰った萬平さんに、忠彦さんがラーメンに名前を付けるよう頼む。
    ラーメンの名前を考えるということは、とりもなおさずそのラーメンがどのようなものかを考えることです。
    名前がラーメンの実態を表します。
    つまり、名前を考え名づけることで、開発するラーメンの方向性が確定するのですね。
    道に迷った萬平さんの、道しるべです。
    その道しるべを見つけるように、忠彦さんは促したのではないでしょうか。

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