蒸した麺を陰干しにする / まんぷく 第107話

2019年2月7日(木)第19週「10歩も20歩も前進です!」

あらすじ

常温保存するために麺を乾燥させる方法で行き詰った萬平は、ラーメンについてより深く理解するために図書館に足を運びました。そして、図書館で借りた麺に関する文献を読み漁った萬平は、蒸すことで水分を増やすことなく麺をつくれることを知りました。

萬平は早速、蒸した麺をつくり、陰干しをして水分を飛ばす実験を開始。麺の陰干しが終わるまでの間、福子は気分転換をしてもらおうと、萬平を散歩に誘い出し、パーラー白薔薇に連れて行きました。

パーラー白薔薇で、萬平は世良と遭遇。萬平に対して、世良は厳しい言葉を浴びせかけました。即席ラーメンなど売れるわけがない。勝ち目のない発明など早々に諦めて、即席ラーメンからは撤退すべきだと。

そんな中、ある日の夕方、岡と森本が香田家を訪ねてきました。岡と森本は、鈴に挨拶に来たと口では言うものの、香田家を訪問した目的は吉乃に会うことでした。岡と森本の本音を知る神部は、家族の前でそのことをするどく指摘するのでした。

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予習レビュー

麺にスープの味をつける方法を見出すことができた萬平さんの、次なる課題は、常温保存できるように麺を乾燥させることでした。

この課題で萬平さんはまた、大きな壁にぶち当たります。

完成された即席ラーメンを食べた経験がないブログ主から見れば、即席ラーメンを食べられる状態にするまでの所要時間はわずか数分間。

わずか数分間で食べられる即席ラーメンの裏側に、これほどの努力の積み重ねがあるとは思いもよりませんでした。

世の中の人をあっと言わせる味のスープづくりで試行錯誤。
そのスープの味を麺につける方法を見出すまでに試行錯誤。
そして麺を乾燥させる方法で試行錯誤する・・・今はここ。

麺を乾燥させる方法を見出しても、まだまだ壁は続くはず。

これまでにない製品をつくりだすことって、こんなに大変なことなのかと、今さらながら驚かされています。

話変わって、香田家の女性モデル騒動がおさまりがつかない模様。

前回の女性モデル騒動は、忠彦さんが女性モデルに対して愛妻自慢や娘自慢をしていたことが判明することで丸くおさまりました。

今回の女性モデル騒動は、どのように回収されるのでしょうか。

感想

「スルメにお湯をかけてもイカには戻らないわよ」

突然の鈴さんの訪問に対して、一体、何を言いたくてやって来たのかと、いぶかしげな福ちゃん。

今回の鈴さんの言動を時系列にならべてみると、福ちゃんの言うとおり、たしかに何を言いたのかよくわからない(笑)

立花家にやって来た鈴さんの第一声、それは・・・

「離婚の危機よ」

しかし、離婚の危機は乗り越えていると言う。それならば、はじめっからそう言えばいいとも思いますが、そうはならないのがいかにも鈴さんらしい。

離婚の危機は乗り越えたものの、乗り越えた後にやって来たのは・・・

「そのかわり、踊り出したのよ!」

いきなり踊り出したと言われても、そんなこと、その場で起こったことを知らない福ちゃんには、わかるかけがない。

踊り出したと言い出した鈴さんは続けました・・・

「あれ以来、画風がすっかり変わってしまったのよ」

はじめっから「踊り出した」などと言わず、画風が変わったと言っておけばいいものの、それをしない鈴さんは、やっぱり鈴さんでした(笑)

言いたいことが二転三転した挙げ句の果てに、鈴さんが一番言いたかったことはもしかすると次のこと?・・・

「スルメにお湯をかけてもイカには戻らないわよ」

鈴さん、なかなか気の利いたことを言うなと思っていたら、世良さんまでもが同じ発言。しかも、鈴さんと同じことを言ってしまったことが、いやでたまらない世良さん。

「スルメにお湯をかけてもイカには戻らないわよ」で、二度、笑わせてもらいました。

「即席ラーメンなんて需要もなければ市場もない」

世良さんはこれまでもずっと(そして、これからもきっと)徹底したリアリストです。

信じることは目の前に存在している現実だけ。誰かの空想の中で思い描かれている理想などは信じない。信じられない。

終戦直後のある時期の世良さんの言葉に、そんな世良さんの本質がよく現れていました。

理不尽さと不平等さであふれていた戦後の混乱期。そんな世相に腹をたてる萬平さんたち一家に対する世良さんの態度が強く印象に残っています。

良いも悪いもない。あるのは目の前の不平等だけ。

その目の前の現実を決して評価などせず、淡々とその現実を自分の都合の良いように使い倒すだけ。

世良さんのそのリアリストぶり。みごとだとすら思いました。

さて、今回の劇中で描かれた、萬平さんが開発をすすめる即席ラーメンに対する世良さんの言葉にもまた、リアリストぶりがいかんなく発揮されていました。

「即席ラーメンなんて需要もなければ市場もない」
「勝算はない」
「勇気ある撤退や」

目の前に存在するものしか信じようとしない世良さんが、まだ目の前にない即席ラーメンなど信じられないのは、世良さんの性格を考えればもっともな話です。

ということは、即席ラーメンが完成し、世良さんの目の前にその姿をあらわしたなら?

以下、ちょっとネタバレです。

一週間後の水曜日から木曜日にかけて、即席ラーメンの試作品はようやく完成します。世良さんの目の前に、目の前の現実となってその姿をあらわします。

ある製品が売れるか売れないかに対してするどい嗅覚を持った世良さんが、目の前の現実となった即席ラーメンを自分の目で見て、どんな反応を示すのか。

世良さんの反応が待ち遠しい『まんぷく』第107話でした。

コメントへの返信 by 朝蔵

三姉妹とその夫たちは、皆さん互いに「お姉さん」、「お兄さん」とは呼ばず、名前で呼んでいるのが不思議(ちーぼーさん:106話)
ブログ主も同じ違和感を感じていましたが、この違和感を感じさせるのことに狙いがあるのかなとも考えていました。

香田家の家長は一風変わった芸術家です。そんな家長がいる、普通の家庭とは異なる環境や空気感を、名前で呼び合うことで表現しているのかな、と。

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コメント

  1. うこちえす より:

    即席ラーメン開発開始以来、世良さんの萬平さんをバカにする言動が繰り返されています。
    2度や3度ではなく、何度も繰り返されるあたり、当然、『必殺・手の平返し』が期待されるわけで、
    その時の桐谷さんの演技が楽しみです。

    ところで、(既出だったらゴメンナサイ)
    現在、AmazonのPrimeVideoで朝ドラの過去作が見られます。

    純情きらり(2006)
    てっぱん(2010)
    ゲゲゲの女房(2010)
    おひさま(2011)

    現在は画家の嫁として頑張ってる克子姉さんが、漫画家の嫁だった頃のドラマが見れます。

  2. ともあき より:

    「世良さんの反応が待ち遠しい」
    管理人さんと同じ気持ちの視聴者さん、恐らく沢山いますね!
    先日、テレビの美味しそうな画に負けて、
    うん十年ぶりのチキンラーメンを食した時、
    萬平さんの苦労の積み重ねかと思うと感動ひとしおでした。
    それが、初めて見たことない口にしたこともないのであれば…。
    ミスター商売人の反応が本当に楽しみで仕方ありません!

  3. よるは去った より:

    克子「意味わからない・・・・。」忠彦「ええんや、それで。」前回、故・マルク・シャガール氏を例えに出したけど、今回出てきた忠彦君の作品の風はシャガール氏を思わせる・・・・・と感じているのは私だけかな?感じたままに描いているというのが何とも似ているように思えるんですがね。