一家の家計が苦しくなる / まんぷく 第111話

2019年2月12日(火)第20週「できたぞ!福子!」

あらすじ

油で揚げた麺にお湯をかけると、麺がもとに戻ることを萬平は発見しました。麺を乾燥させる方法は大きく前進するものの、麺が均一に揚がらないことや水分が抜け切れないことに、萬平はどうしても納得できませんでした。

萬平は金型をつくり、麺の最適な揚げ方を見つけるための試行錯誤を続けました。何度も失敗を繰り返すものの、萬平は信じて疑いませんでした。麺を均等に揚げて、しかも美味しい食感を再現する方法を必ず見つけ出すことができると。

一方で福子は、パーラー白薔薇のアルバイト料だけで支える家計が日に日に苦しくなってゆくことに頭を悩ませていました。相談を受けた真一は、試作段階のラーメンを食べさせてもらうことを条件に、萬平にお金を貸すことにします。

萬平は、真一の立ち会いのもとで、新しい麺の揚げ方に挑戦。真一の目の前で揚げた麺は、福子も真一も絶賛するほどの出来栄えでした。しかし、それでもなお、萬平はさらに美味しい麺を目指すと宣言するのでした。

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予習レビュー

今週のサブタイトルでもある「できたぞ!福子!」に王手がかかりました。

麺にスープの味をつける方法はすでに発見。そしてこの度、麺を常温保存できるよう麺を乾燥させる方法も発見しました。

しかし、常温保存するには水分の抜け具合が不十分。不十分ではありますが、麺の水分を抜く方法そのものがわからなかったときと比較したら、大きな前進です。

水分の抜け具合さえ改良できれば、即席ラーメンは完成だからです。

ここで、ちょっとネタバレです。いよいよ次回には、満を持して即席ラーメンが完成します。その記念すべき瞬間が描かれます。

今回、「できたぞ!福子!」への王手がかかるわけです。

ところが、そんなタイミングでピンチ到来。立花家の家計が苦しくなる。そんな場面も今回のドラマの中で描かれるようです。

福ちゃんたち一家は、即席ラーメン販売開始でお金がまわりはじめるまで持ちこたえることができるのでしょうか。

感想

完璧主義者の萬平さん

今回の劇中で、ついに現代人に馴染みの深い、平たい立方体の形をしたインスタントラーメンが姿をあらわしました。

ようやく、即席ラーメンの完成の日が近いことが実感できました。

そして、何度か作り直した末に出来上がった即席ラーメンをお湯に戻して食べたところ、福ちゃんと真一さんは、その味わいを絶賛。

これで、麺は完成なのかなと思っていたら、萬平さんのまさかの作り直し宣言。

ところで前回。近江谷先生がやってきて、油で揚げた麺が多孔質化していること。それは、画期的な発明であることが、近江谷先生によって語られました。

このとき福ちゃんは、これで麺は完成ですね!みたいなことを言いました。

その福ちゃんの言葉を、萬平さんはキッパリと否定。たしかに、この段階で完成を叫ぶ福ちゃんは、ちょっとあわてすぎと僕も思いました。

でも、今回の、美味しい麺から逆算して、麺から作り直すと宣言したときの萬平さんには驚かされました。

普通の人ならここで開発を終わりにして、製品化をはじめるところです。

でも、萬平さんはそうはしなかった。さらなる高みを目指すと宣言した。萬平さんの最後の宣言を聞いて、この人はただ者ではないと、心の底から実感しました。

世良さんと鈴さんの思考パターンの一致

「神部くんの味覚はあてにならない」
「油で揚げた麺なんて食べたくない」

世良さんが言ったこととまったく同じことを言う鈴さんに今回も笑わせてもらいました。たしか、数回前にも、似たようなことがあったと記憶しています。

「スルメにお湯を注いでもイカには戻らない」

世良さんと鈴さん、二人揃って、別々の場所で別々のタイミングに、こんな言葉を口にしたはずです。

二人とも思考パターンがまったく同じ。

これは、この先で展開する何かのエピソードのフラグなのでしょうか。それとも、単なる笑を取るための小ネタ?

世良さんと鈴さんの思考パターンの一致、言葉の一致が妙に気になります。

コメントへの返信 by 朝蔵

キアリス売れなくて、手書きポスターを若いお母さんがみるような保育所とかあちこちに貼って(まんぷく大好きさん:116話)
コメントありがとうございます。『べっぴんさん』のヒロインが開業したお店・キアリスの開店した頃の状況の記憶が定かではなかったため、あらためて振り返ってみました。

キアリスが靴屋の片隅を借りて創業した頃。おっしゃる通りかなり苦戦してますね。お金がないのでポスターを手書きするような努力をしたりして。

その後、商売をかえりみない品質の高いものづくりの姿勢が口コミで知られるようになり、人気店に。

大急百貨店に出店したのは人気店になってからのことでした。

しかも、まんぷくラーメンの売り場が、世良さんが交渉の末にようやく確保できたのに対して、キアリスは大急百官店サイドから出店を頭を下げて頼まれた立場。

頭を下げて店を出させてもらうか、頭を下げられて店を出すか。この立場の違いはかなり大きいですね。

出店の場所や出店条件も、キアリスと萬平さんたちとでは、ずいぶん違ったものだったことは容易に想像がつきます。

ツルタランプのところリアルはマツダランプで今の東京芝浦電気株式会社(Amoさん:114話)
いつも、貴重な情報を提供してくださりありがとうございます!

マツダランプというのは初耳でしたので、早速、調べてみたところ驚きました。マツダランプの「マツダ」は「松田」ではないんですね。

アメリカで創業された白熱電球の会社で「マツダ」という社名の由来は、ゾロアスター教の最高神アフラ・マズダー (Ahura Mazdā) にあるとか。

つまり「MATUSDA」ではなく「MAZDA」です。

ちなみに、東京芝浦電気=東芝の母体となった会社の一つである東京電気がライセンスを受けて「マツダランプ」を発売したとか。

パーラー白薔薇のポスターに関するAmoさんのコメントがきっかけとなって、とっても勉強になりました。

同僚に自慢する話のネタが増えました(笑)

白薔薇で提供されるジュースは100%果汁(ちゃーちゃん:108話)
今はもう果汁100%でなければ見向きもされませんが、当時では粉を水でとくような「ジュース」が主流のはず。昭和40年代ですら、そうでしたから。

それを考えると、パーラー白薔薇は時代の先を行く。というか、時代の先を行き過ぎるレベルのお店ですね。万能調理器でつくったジュースを提供していたとしたら。

さすが、萬平さんのよき理解者だけのことはありますね。

参考までに、果汁100%でなければジュースを名乗れなくなったのは、昭和42年(1967年)なのだそうですね。

消費者の間にこの定義が定着するのは、きっと、もっと後になってからのことなのでしょうね。

日本のジュース事情を知ることで、ますますパーラー白薔薇は立派!と思うようになりました。(万能調理器でつくったジュースを提供していたとしたら、ですが)

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コメント

  1. ひるたま より:

    「僕やから、食べさせてもらえたんです」
    率直に申し上げて…殊に今回(第111話)の神部くんの態度は頂けませんでしたね。一体神部くんって何時から他人に対して‘マウント取る’嫌な性格になったのか…??と首を捻っています。今流の言い方をすれば「うざい」という所でしょうか。
    北浜食品でも、岡くんや森本くん等に対してあのような態度を取っているのかな?実際問題あの2人の事を「がさつで…」と評していた場面があったように記憶しています。おそらく岡&森本の両者も神部の態度を良くは思っていない事でしょうね。だから少なくとも2人からは‘リーダー’として見てもらえないのでは?リーダー風を吹かせて周囲を不快にさせているうちは、少なくとも人の上に立つ器ではない筈ですからね。
    そういえば泉大津時代の最初の頃からも神部くんは何故か勝手にリーダー的な態度を取って「何リーダーぶっているんだ!?」と周囲から咎められた場面があったような??
    「あの人たちは良い人じゃない」むしろ義母の克子さんや妻のタカちゃんの方が2人の良さを分かっていますね。実際にタカちゃんは泉大津時代から2人を見て来ている筈ですし。(^^)

    おそらく実際には焦げてどうしようもない味だったでしょうけれども、それでも「スープが効いて…」懸命に‘自分が特別’感を周囲そして家族にまで吹聴する神部くん…でも、香田家の面々は彼よりもずっと立花一家との付き合いが長い筈なのですけれどね(^^;)。「大阪帝大出ているから」何故か滑稽にさえ見えます。
    神部くんが食べようとしてちゃっかり(!)箸を取り出したら「私が先~」と彼を牽制した福ちゃん。しかし資金面を心配してくれた&スポンサーを申し出てくれた真一さんに対しては「どうぞ」とお箸を差し出して順番を譲っていました。
    自分が食べたのよりも格段に美味しいラーメンを真一さんが食べた、と神部くんが仮に知ったならば?…と思うと何故だか滑稽ですね。(^^;)

  2. Amo より:

    この頃は今の様にペットボトルで清涼飲料水はありませんでしたね 瓶詰めの物 例えばプラッシーとかバヤリースオレンジとかラムネ サイダーだったと思います 粉末ジュースはその中で画期的なものだったのですが人工甘味料(チクロ、サッカリン、ズルチン)が使われていたため後の食品添加物の項で発癌物質と指定され使用禁止になり砂糖使用(全糖)と表示
    が義務付けられ販売に至ったものの一般家庭の冷蔵庫の普及と清涼飲料水の新商品台頭の煽りを受け次第に衰退していきました これも時代の流れですね
    さてパーラー白薔薇では万能調理器(我が家にもありました! 形状が似ています)を使ってのミックスジュースが多分提供されてると思いますが 実は大阪周辺では割とポピュラーですよ 今でもあるかな?梅田駅地下なんかにジューススタンドが 元は大阪か発祥で
    果物屋さんが熟して美味しいのに見た目 売り物にならない果物を 勿体ないのでジュースにしたのが始まりです 勿体ない=始末する であって ケチ ではないのですね モノに感謝し知恵と工夫で新しいものを の精神は昔から伝わる大阪商人の心意気です
    なんだかね 「ごちそうさん」の近藤正臣さんの役名西門正蔵 が 始末する の定義みたいなのを言ってられたような うろ覚えです すみません

  3. きゅうぽん より:

    丸紅ではなく、角紅!お見合い相手の方はとっても良い家柄だけど…釣り合う?←当時の価値観。
    多分、鈴さんなら、「武士の娘です!」というプライドがあるから、話を聞いて来たのかもしれませんね(^_^;)
    二人のどちらかを選ぶのか…でもよく似ているから二人、よほど秀でないところを見せないと永遠に平行線な気がします(笑)