まんぷく

萬平が新会社を設立する / まんぷく 第114話

本放送:2019年2月15日(金)
再放送:2024年2月16日(金)
第20週「できたぞ!福子!」

あらすじ

萬平は「まんぷくラーメン」を製造販売するための会社を設立。それを機に、福子はパーラー白薔薇のアルバイトをやめ、萬平が設立した会社の仕事に専念することに。福子は、アキラとしのぶに、涙ながらに別れを告げました。

一方、福子と萬平は、まんぷくラーメンの製造をはじめるものの、そこには大きな課題が残されていました。ラーメンづくりを行う人手が足りなかったのです。福子と萬平は、頭を下げて、鈴に手伝いを頼みました。

鈴は、やむなく手伝いを引き受け、販売するためのラーメンづくりがはじまりました。源と幸も放課後に帰宅すると袋詰めの手伝い。夕方には、仕事から帰った真一と吉乃も手伝いに加わります。

福子と萬平は、二週間、休みも取らずに大量のラーメンを製造しました。その間、世良は、大阪梅田にある大急百貨店で売り場を確保すべく交渉を重ねていました。そんな中、無理に無理を重ねてきた福子が過労で倒れてしまうのでした。

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予習レビュー

前々回と前回で即席ラーメンの完成が描かれ、そして今回は、まんぷくラーメンを製造販売するための会社の設立と、一気にものごとが動き始めました。

今回、まずは新会社の設立。

そして、その会社が事業をはじめるための資金調達。まんぷくラーメンを販売するための販売場所の確保。

福ちゃんはパーラー白薔薇をやめて、萬平さんの会社の仕事に専念。鈴さんと吉乃ちゃんも手伝いにやって来る・・・

等々、わずか15分の間に、これでもかというくらい様々なエピソードが今回の中に詰め込まれています。

さて、今回のお話の中に詰め込まれたエピソードのうち、ブログ主が気になっているのが世良さんが交渉する相手・大急百貨店です。

大急百貨店といえば、まさに今、再放送中の『べっぴんさん』の劇中に登場する、阪急百貨店が実在モデルになっている老舗デパートのことです。

これまで『まんぷく』の中には、数多くの朝ドラ過去作品ネタが埋め込まれていました。

しかし、ブログ主は、その大半を見つけることができずにいました。

その過去作品ネタが、これまでにないわかりやすさで登場。ブログ主もようやく、過去作品ネタを楽しむことができそうです。

感想

ラーメンづくりのお手伝い

販売に向けての準備がはじまった、まんぷくラーメンの製品づくりのお手伝いをめぐっての、登場人物たちの腹の探り合いが笑えました。

人手が足りない。手伝ってくれる人が必要。

ラーメンの袋詰めの人員はなんとかなりそう。源ちゃんと幸ちゃんが学校から帰ってきたら手伝ってくれる。

真一さんと吉乃ちゃんも仕事帰りに立花家に立ち寄り手伝ってくれる。

でも、昼間にラーメンをつくるのに、福ちゃんと萬平さんだけでは無理。夕方以降の袋詰めの人手は足りているけれど、昼間の人手が足りない。

昼間に動けそうと言ったら、自由業の忠彦さんとその妻の克子さん。でも、自由業とはいえ、仕事やら家事やらがあって忙しい。

そうすると残るのは一人しかいない。鈴さんです。

鈴さんに面々の視線が集まるまでに、駆け引き、腹の探り合い、最高でした。・・・それにしても鈴さん、お気の毒さま。

でも、鈴さんのことなので、いつしかすっかりラーメンづくりの作業が好きになってしまうんでしょうね。

これまでも、仕事を手伝わされることに文句を言いながらも、心を込めて働くことで、その仕事のことがすっかり好きになってしまう鈴さんのことですから。

コメントへの返信 by 朝蔵

まだ世にはラーメンの名前が出ていないはず…なぜ世良さんが知っているの?(世良さん!フライング?さん:113話)
コメントをちょうだいするまで、フライングがあったこと自体にまったく気がつきませんでした。するどいですね!

「ほかにないんかい。あるやろ。ミラノのキュッ…」『ローマの休日』のパクリ(ともあきさん:113話)
パーラー白薔薇のお店の中の壁面に飾ってある往年の名作映画のパロディをいつも楽しませてもらっています。

しかし、今回はそれが、セリフにまでそれが登場してきてブログ主も楽しませてもらいました。

人生をやり直した加地谷さんと、萬平さんはまだ再会していない(ぷーさん☆さん:119話)
加地谷さんと萬平さんの再会。ぜひとも、最終回を迎えるまでに見せてもらいたいものですね。

人生のどん底にまで一度は落ちた加地谷さんが、終戦から数年後にはチンドン屋にまで復活。

もともと実力のある方なので、あれからさらに飛躍されているかもしれませんね。たとえばチンドン屋から広告代理店の経営者になった、とか。

加地谷さんの再生の物語、スピンオフにして観てみたいくらいです。

家の近くのセロファン会社がチキンラーメンの袋を製造していたのを覚えています(Amoさん:113話)
ご近所でチキンラーメンの袋を製造ですか!?またまた、リアル過ぎる貴重なエピソードをお聞かせくださりありがとうございます。

池田の商店街では、萬平さんが即席麺を開発する際に調理器具を買い込んだ金物屋さんが、まだ商売を続けられていると聞いたことがあります。

Amoさんの思い出や、池田商店街の話を聞くほどに、萬平さんの物語は実際にこの世に存在したことなのだと実感できます。

『亡霊怪猫(かいびょう)屋敷』が元ネタ(ひるたまさん:113話)
怪談映画。今でいうホラー映画の旗手、中川信夫監督の作品の一つなんですね!さりげなく名監督の作品をネタとして仕込むあたり、相変わらずの遊び心が素敵です。

参考までに、『亡霊怪猫屋敷』が公開された年には『スターウォーズ』の原点とも言われる『隠し砦の三悪人』も公開。

日本映画の黄金時代の頃ですね。

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POSTED COMMENT

  1. ひるたま より:

    続きです。
    「いくらにするつもりや?」「10円…」「アホな事ぬかすな!30円…いや40円の価値はある!…時間も売っとんねや!」
    萬平さん達の開発に掛かった手間その他を考慮すると…「安売りするな!」という世良さんの主張は真っ当だな~と個人的には感じます。我々消費者はつい値段の安さばかりに目が行きがちになりますが、開発~販売までの消費者に行き渡るまでの手間暇を考えると、安ければ良いという訳では決してないのですよね。

  2. ひるたま より:

    福ちゃんが退職という事は…この先『パーラー白薔薇』川上夫妻の登場場面がやや少なくなってしまうのか?…些か心配です。これからも引き続き2人の掛け合いを見たいですね。

    ところで、今日最後の場面…蝉しぐれの声(関西という事で、おそらくクマゼミの大合唱だったのでは?と思われます。関東育ちの当方には馴染みが薄いですけれども)がいつしかヒロイン=福ちゃんの耳鳴りの音に変わっていました。なかなか芸が細かい演出だったのでは?と個人的には感じています。
    福ちゃんが倒れた直後の、真一さんと世良さんのチームワークが良かった…見ながら嬉しくなりました。以前のコンビ復活(坂下食品に2人で踏み込んだあの場面が今も忘れられません^^)を期待しちゃいますね。

  3. Amo より:

    加藤雅也さん 牧瀬里穂さん演じるパーラー白薔薇夫婦が牧瀬さんの仰る通り もはや 宮川大助・花子にしか見えないです(笑)
    かつては大阪府警 交通課に所属されていた花子さん 駐車違反など検挙率がトップだったとか 今でも御夫婦円満で素敵ですね

    ラーメンの量産にて 福ちゃんが倒れ込んでしまいました
    皆を幸福せにしたい気持ちが大きい萬平さん
    卵が先か鶏が先かではないですが 倒れてしまっては全く元も子もなく本末転倒でしかありません
    早速 商品製造の為の オートメーション化を出来るところからされるのでしょうか
    商売だから営利目的ではありますが 萬平さんの根底には皆を思いやる愛情がありますね
    心が温まります

  4. 瑞樹 より:

    茂くんとタカちゃんの息子くん、大介って名前になったんですね。ドラマを観てて、結婚した登場人物の名字が変わったり、子供が増えるのも好きなので、ちょっと嬉しかったです。

  5. Amo より:

    昔の宝塚劇場のポスターですが ツルタランプのところリアルはマツダランプで今の東京芝浦電気株式会社となっていました 偶然画像を見つけ 嬉しいやら
    懐かしいやら ^ ^ ランプとあることからエジソンのエピソードは前から確定してたのね
    ラーメン開発に一つの丼を二人で味わう…闇市で分けっこしてた あの量も少ない粗末なラーメンを思い出しました

  6. Amo より:

    概出ですが 大急百貨店は大阪梅田の阪急百貨店ですね デモンストレーション販売の描写がある様ですが
    キアリスの お洋服 を着た子供が あぁ〜いい匂い と云い お母さんアレなに?と問うシーンがあったらなぁ と期待してます
    パーラー白薔薇に宝塚劇場の演目ポスターが貼られてますが ノスタルジックで いい雰囲気ですね
    ただスポンサーがツルタランプとなっているのが
    若干惜しい 大急百貨店と名前まで出てるだけに
    大急電鉄としなかったのは残念に思います
    リアル宝塚大劇場のポスターには阪急電車の文字が多かったように思います
    阪急梅田駅には宝塚=タカラヅカジェンヌのポスターが至る所に貼ってありました

  7. 平岡 直子 より:

    福ちゃんの萬平さんを支え続ける姿は本当に感服します。
    納得いく麺が完成するまでの日々をずっと毎朝見てきただけに。
    『大器晩成』の言葉が響いてきます。
    本当によかったヽ(^o^)ノ
    夫を信じ、子供たちをしっかり守り育てる姿は、大きな愛に溢れていますよね。
    見ているだけで笑顔になり、幸せな気持ちになります。
    朝蔵さんの朝ドラPLUSをここまで読んで、思わずコメントしてしまいました。まだ放映は先ですが。^ ^

  8. アーモンド より:

    なぜ、岡たちは新会社に誘われなかったのか。
    まずは身内だけで出発かな?給料が融通きくから?もし、二人を雇うには、ちゃんとした給料が要るが、払えるかどうか?給料面でもめるのを回避?
    そして、恋の行方は?まだ、結婚の話はないですね。

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